約2年ぶりの立教!!すごく懐かしい感じがして、生徒だった頃はそんなに気にしていなかった礼拝もすごく大切な時間になりました。またいつか戻ってきたい!!!
(金子さん)
2年ぶりの立教は、なつかしくて知っている後輩たちの顔や、先生方と話す事ができて、すごく嬉しかったです。またいつか戻ってきます。
(竹中さん)
日本大使館で僕たちはノーベル物理学賞を受賞した梶田先生のお話を聞いた。
会場はおしゃれな雰囲気で、そこにいる人たちもそれぞれの分野で活躍中の人に見えた。特に研究職の人が多く見られた。僕たちは前日にニュートリノについて調べ、できる限りの準備をしていた。それでもやはり、梶田先生が目の前で話し始めると、なんともいえない感動が身を包んだ。
お話が終わると、質問タイムが始まった。僕たちはこの日、直接聞きたい質問がいくつかあった。しかし、緊張のせいで結局その場で質問することはできなかった。後ろで質問している人たちをうらやましく思うことしかできなかったのだ。
梶田先生を囲んでサイエンスワークショップに参加する日英の高校生が記念写真を取った後、少しだけ梶田先生に直接質問できた。しかし、そこでもすべての質問をすることはできなかった。少し心残りがある中で、三人でしゃべっているときだった。クイーンメアリー大学で物理を教えていて、梶田先生の研究チームに入っている香取先生に話しかけてもらえた。僕たちはわからなかったことをすべて質問することができた。僕たちの聞きたかったことがすべてが解決したのは、その人のおかげだ。
最後、帰る間際になっていろいろな人たちに話しかけられた。その中には、立教からとても近いクランレイという村に住んでいる方もいた。UCLロンドン大学の学生らしき人もいた。これだけ多くの種類の人が集まったことで、改めて梶田先生の行ったことのすごさを実感した。
今回何よりも驚いたことがある。それは想像以上に多くの人が、海外で仕事をしていて、梶田先生は、そんな人たちの中に身をおいて研究しているということだ。そして同じ国の人でも、さまざまな考え方をしていることに改めて気づかされた。グローバル化とはただ海外との交流をするのではなく、いろいろな考えを理解することから始まるのだなと思った。
(高等部2年生 男子)
一学期も無事に終わり、二ヶ月もある長い夏休みが始まった。あと数日で八月となるが、そんな中僕は母と弟二人の四人で日本に帰った。
僕はイギリスに来るということで、まず「英語」にたくさん触れて、少しでも英語を上達させようと決めていた。これは英語圏の国に住むということになった人なら誰でも思う事であろう。また逆に日本に住んでいる人達はこういった留学している人や英語圏の国に住んでいる人は皆英語が話せるようになると思っている。そのため、よく聞かれるのがこの言葉。
「英語話せるようになった?」
実に痛い言葉である。
実際にはどうなのか。四ヶ月前に比べると単語や英熟語の数は多くなっていると思う。しかしそれは日本の人達も一緒。イギリスにいるからこそ養えるのは「耳」と、もう一つ「話しかける勇気」である。特に二つ目の事に関しては大きく進歩した、と自分では思っている。学校で英語にふれる事が多かったり、もちろん日常で使うこともあったからである。日本人はよくシャイだと言われるが、こっちではそんな事はかまってもらえない。また友達にイギリスの事を聞かれると、「自分てイギリスに住んでいるんだな」としみじみ感じる。英語ももちろん少しでもみんなの思っている理想に近づけるように頑張りたい。
長々と英語のことを書いたが、英語は目的ではないと思っている。あくまでも手段。英語ともう一つ、英語を使って何か別のことをする。それが僕の目標である。
(高等部1年生 男子)
私はこの夏休み、一週間携帯を使わずに過ごした。親戚の家で過ごしている間に故障してしまい、修理するまでに時間がかかったのだ。私は特に自分が携帯に依存しているとは思っていなかったし、少しの間くらいなくても困らないだろうと思っていた。けれど、それは間違っていたようだ。
まず、暇な時間を潰すものがない。時間を潰そうという考えは良くないのかもしれないが、電車で一人の時などに、周りの乗客がスマートフォンをいじる中、本を持ち歩いている訳でもなく広告を眺めているのは何となく虚しく感じた。今ではすっかり本を読まなくなってしまった私だが、今思えば小学生の頃は本が大好きで、毎日読むのが楽しみな程だった。高校生だし勉強など色々あるから、と思っていたが、考えてみれば本を読まなくなったのはスマートフォンを使うようになってからだ。
また、誰かから連絡が来ていないかも少し気になってしまった。今時の中高生は急ぎの連絡ではなくてもすぐに返信することが多いので、あまり遅れると相手も気にするかな、などと考えていた。SNSが普及してから出来た友達は電話番号もメールアドレスも知らないことが多く、普段はアプリで済み便利なのだが、こういう時に連絡手段がなくなるのは盲点だった。
携帯に依存していないというのはただの思い込みだったのかもしれない。とても便利なので使うのを辞めようとは思わないが、本を読む習慣がなくなったことやアプリで全てを済ませていたことを考えると少しやり過ぎだったのだろう。便利な機械だからこそ、程よく頼れるように自分で調整することも必要なのかなと思った。
(高等部2年生 女子)
立教を離れてから9ヶ月、1年も経たないうちに戻ってきましたが、とても懐かしく感じました。2学期の最初に来たので、このまま12月までいるような気がしますが、この何も変わらないところが良いと思っています。知っている立教生が沢山いる間に来れたのが嬉しかったです。次はいつ来れるか分かりませんが、また来る日を楽しみにしています。ありがとうございました。
イギリスの学校では新学年のスタートは9月。夏休みも後半になると「Back to School」という文字が文房具や洋服を売るお店のあちこちに現れます。でもなぜか、イギリスでは「入学式」というものがありません。なんとなく新しい学年が始まってしまいます。
イギリスにある立教英国学院は日本の学校と同じ4月始まり。桜の開花とともに入学式が行われ沢山の初々しい新入生たちが入寮します。遠方からわざわざ式に参列される保護者の方もたくさんいらっしゃって、皆で新しい門出を祝います。
そして、2学期。夏の高い空はどこへやら。すっかり涼しくなって秋の気配が漂うキャンパスは「入学式」とは程遠い雰囲気ですが、本校では2学期といえどもたくさんの新入生が入学します。今学期も中学部1年から高等部2年まで、計16名の生徒が本校での新たな生活をスタートさせました。
全寮制の本校に入学することは、学校や学習環境が変わることだけではなく、生活そのものが全く新しくなることを意味します。緊張の面持ちで学校の門をくぐったのは始業式前日の土曜日。ロンドンヒースロー空港から大型バス3台と数台のタクシーで、日本やヨーロッパはもちろん、世界各地からたくさんの生徒達が帰寮しました。新入生の保護者の方も心配そうな面持ちで付き添って来られますが、担任の先生と面接をしたりキャンパスを案内されたり在校生と昼食をともにしたりするうちに、本校の様子が少しずつ分かってきたようで、少し安心した様子でお帰りになりました…… そして新入生にとって初めての立教生活がスタート。ナイフとフォークを使ったテーブルマナーを教わりながら夕食をとり、持ってきた沢山の荷物を部屋で整理し、初めての夜を友達と過ごし… 長い一晩が明けて始業式となった訳です。
始業式では校長先生が新入生一人一人にブレザーの胸につける校章を手渡します。「先学期の新入生は37名でしたが、もう君たちは立派な立教生。今度は新入生に教えてあげる立場です。しっかり生活していきましょう。新入生諸君、最初の1週間は新しいことばかりで大変かもしれませんが、一つ一つしっかりやっていけば大丈夫ですよ。」校長先生からの励ましの言葉に、生徒一人一人が入学した時のことを思い出し、身を引き締めたことだと思います。
2学期は一番長い学期。学校行事のメインイベントであるオープンデイ(学校祭)もあります。それぞれがまた新しい自分の力を見出して一回りもふたまわりも大きくなれるような、そんな学期になることを期待しています。
会場内に本校ブースを設け、個別相談に対応します。詳細は各ホームページでご確認ください。
※本校の学校説明会情報はこちらから
当該校の生徒・保護者以外で参加をご希望の方はイギリス本校までお問い合わせ下さい。
※本校の学校説明会についてはこちらから
ウィンブルドン初日、曇り時々雨。そんな中私達は、午前4時半に起床、朝7時から列に並んでいた。自分のいる位置から見えるのは、人、人、とにかく人。ものすごい数の人が並んでいた。この並んでいる人たち全員テニス好きで、今日を楽しみに来ているのかなぁ、なんて他人事を考えながら、淡々とただ時間が過ぎるのを待った。正直、私は今井君のようにテニスが大好き!という訳でもないので、イチゴ食べに行くかーくらいにしか思っていなかった。
やっと中に入れたと思ったら、そこも人だらけ。凄まじい数だった。他の人達がウィンブルドンに興奮している中、イチゴに大喜びしていた私はどのように映っただろうか。だけどさすがに少しは試合を見よう、と皆で話して決めた。選手の名前が出ているボードを見ても誰がどんな人かもわからなかったので、近くの人のを見ることにした。その試合は衝撃だった。テニス経験が全くない私でもわかる選手の上手さ。自由自在にボールを打っていて、まるで魔法がかかってるみたいだった。そして何より、観客の熱気。最初はみんな耳鳴りがするほど静かなのに、選手が点を決めた瞬間歓声が湧き上がる。それに穴が開くほど選手を見つめ、一瞬でもボールの動きを見逃すまいとボールを追いかけ首を動かしている。とにかく圧倒的だった。これがウィンブルドンか。私は今までここに何をしに来てたんだ、と思うくらい目の前の光景は私を魅了した。試合が終わって、歩いている時もあちらこちらで歓声が聞こえてきて、ウィンブルドンの雰囲気を楽しむことができた。
最後のウィンブルドン、私なりに充実した時間を過ごせたと思う。思い出がイチゴだけでなくて本当に良かった。あんなに素敵な思いができて嬉しい。大人になって来れるか分からないけど、また来たい。朝4時半に起きる価値があった。そんな風に思わせてくれた1日だった。
高3になってまた一つ行事が終わった。少し悲しいけど、またちょっと成長できたと思うと前向きになれる。勉強はこれから大変になっていくけれど、前向きな気持ちとウィンブルドンでもらった元気で頑張っていきたい。
(高等部3年生 女子)
私は学校の遠足で、ウィンブルドンへテニスを観戦しに行った。
学校に帰り、時刻は、だいたい7時半だった。食事の席に着くと、日焼けで真っ赤になっている皆の顔が見えた。隣の席に座る中学1年生の男の子に今日は楽しかったかと聞くと、楽しかったと言い、今日見た選手の名前や、どのプレーが良かったかなどを話してくれた。男の子は続けて、日本にいるテニスが大好きな友達がウィンブルドンに行くことをすごく羨ましがっていたことを教えてくれた。
日本の中学、高校生の中でこんな高級な体験ができる人は、どれくらいいるのだろう。どうして親に感謝せずにいられるだろう。私の心の中は、かけがえの無い思い出が作れたことへの満足感と親への感謝の気持ちでいっぱいになった。
就寝時間になり、先生が部屋の電気を消した。目をつむると、暗さのせいか、私はだんだん不安になってきた。自分の子供にも、私がしてもらったように、こんなに楽しませてあげられるだろうか。
この不安が、厳しい受験勉強の支えになってくれるといいなと私は思った。
(高等部3年生 男子)
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