夏休みの旅行

私はこの夏、母と姉と旅行に行った。場所はアメリカのフロリダ州。私はアメリカの本土にはあまり行ったことがなかったので今年の春から楽しみにしていた旅行だった。予定としては順に、2日間USA、2日間ショッピング、2日間ディズニー、1日休憩、最終日ケネディ宇宙センターというハードながらも夢のような計画だった。

空港に行くまでの車内は宿題や時差ボケなどの不安なことは、女子会のような賑やかさにかき消されていた。

しかし事が起こったのはそれから約一日後だ。私達は東京からフロリダまでの約17時間の飛行機に乗っていた。フロリダに到着する4時間前、もう少しでやっと腰が伸ばせると思っていた私は信じられないアナウンスを聞いて、呆然とした。アナウンスでは「機内に急病人が出た。ただちに近くの空港へ緊急着陸する。」とのことだった。キャビンアテンダントの方々が機内を小走りで移動する。とても怖かった。自分と同じ場所にいる誰かがそんな目にあっていることも、自分が予定もしていなかった空港へ降りてちゃんとフロリダまでたどりつけるのか分からないということも。結局、私達の乗った飛行機は近くの空港に着陸をし、2時間後にフロリダの空港へ向けて再び離陸をした。とうとう私達はフロリダから乗り換えの飛行機には間に合わず、ホテルに着いたのは翌日の夕方だった。

半日ほど時間をロスしてしまった私達は、それを取り戻してやろうという執念により、朝早くからUSAに向かい、喉が枯れるまで、体が動かなくなるまで疲れてホテルに帰ってきた。

そして夕ご飯をまともに食べる余力もなく、みんな死んだように眠った。

しかしそんな予定を続けること3日目、私の姉がケホケホとおかしな咳をし始めた。次第に私にもその症状はうつり、とうとう3人中2人がダウンしてしまった。私が思うに、あれは疲れのたまりすぎによる風邪だったと思う。何せフロリダの夏は日本のように高温多湿だった。

このようにディズニー2日目から私と姉は布団の中で最終日の宇宙センターに備えてこもった。悪いことばかりではなかった。母が看病してくれるので私達は小さい頃に戻ったみたいで嬉しかった。私達は何とか食べものを得ようとUber を活用した。Uber では韓国料理や日本食、中華なども頼め、すごく充実していた。今回の経験でUber がどれほど便利か身にしみて分かった。

しかし、そんな努力も虚しく最終日の朝は姉も私も動ける体ではなかった。どうにか体を奮い立たせて、車に乗り、センターに到着したが、少しだけ館内を周りお土産を買うのが限界だった。私と姉はすごく母に対して申し訳なかった。なぜかというと、母は子供の頃から、天体が大好きで将来はNASAで働くのが夢だったという話を聞いていたからだ。実際にこの旅行を何よりも楽しみにしていたのは母だった。自分の夢だった場所よりも私達を優先してくれた母はとても強い人だと思った。そんな母の背中を見て、次は私が母をここに連れてこようと心に決めた。

散々な旅行ではあったが問題解決能力を高め、新たな目標を見つけることもできた良い旅だったと思う。

(高等部1年女子)https://www.rikkyo.co.uk/new/studentsblog/summer-memory-5-2023/

夏

いつもはあっという間に終わる夏休みですが、今年は今までで一番長い夏休みでした。

私が夏休みで一番印象に残っていることはギリシャに行ったことです。初めてギリシャに行きましたが、真っ青な雲ひとつない空ときらきらと輝いている海と白と水色で色が統一された建物の組み合わせは本当に綺麗でした。特にサントリーニ島では、とても現実離れした景色が広がっていました。建物や風車が崖の上に建てられていてイギリスや日本ではありえない光景だと思いました。また、歴史的な建物も多くあり、有名なので言えばパルテノン神殿、第一回オリンピックが開かれたスタジアムなど、街のあらゆるところに古代の遺跡が見られました。どの建物も大昔に立てたとは思えないほど大きく、頑丈であると感じました。私が行ったときは観光客が多く、街では英語が聞こえましたが、ギリシャではギリシア語が使われていて、見たこともないような記号や字体が街中にあふれていて、興味深かったです。街の人もとても優しくて、キャリーバックを持ってくれたり、日本語で話しかけてくれたりとても嬉しかったです。

今まであまりギリシャという国に興味を持ったことはありませんでしたが、この旅行を通してとても感慨深いなと思いました。また大人になったときに行きたいです。

(高等部1年女子)https://www.rikkyo.co.uk/new/studentsblog/summer-memory-4-2023/

他言語を学ぶ意味

私は夏休みの間、現地のサマースクールに4週間通いました。そこには、世界中からいろんな人が集まりました。例えば、ロシア、ウクライナ、ブラジル、イタリア。その中でもイタリアからはたくさんの人が来て、ときには教室の半分以上がイタリアから来た人で埋まることもありました。イタリアから来る人は知り合いも多いようで、なかなか輪に入ることができず、自分は初めて会う人に戸惑ってなかなか自分から話すことができませんでした。

でも、私はそこで一人だけですが、友達を作ることができました。アリというサウジアラビアから来た男の子です。彼の歳は同じ16歳で、はじめはどちらも話すことができませんでしたが。4週間一緒に英語を使って、発表やポスターを作ったりなどの一緒に活動をしていくうちにだんだんと仲が良くなって行きました。彼の家族の写真を見せてくれたり、道でばったり会ったときには握手をするようになり、授業以外でも話すようになったりしていきました。しかし、自分の思っていることを正しく伝えるのはとても難しくて、もどかしい気持ちになりました。そしてもっと、「喋ってみたい」、「自分の思っていることをもっと詳しく伝えたい」と思うようになっていきました。

私は今まで英語を勉強する時、特に何も考えずに授業を受けたり、宿題をこなしたりしていました。また、ときには何で他の言語なんか勉強するのだろうかと考えるときもありました。しかし、今回現地のサマースクールに行って自分と同じように英語が母国語でない人達と一緒に活動することで、どうして英語を勉強するのかということが分かったと思います。

(高等部1年男子)https://www.rikkyo.co.uk/new/studentsblog/summer-memory-3-2023/

夏休みの思い出と頑張りたいこと

“私は夏休みに友人とプールに遊びに行った。この数年、新型コロナウイルスが蔓延していたということもあり私はあまり大きなプールに行っていなかったが、久しぶりに行かないかと友人たちが誘ってくれたため、数年ぶりにプールを楽しんできた。朝早くから集合し、開園前に並び入場し、ワクワクした気持ちを抑えながらテントで場所取りなどをした。元々泳ぐのが得意ではないが苦手な方ではないため、不安などは全く無かったが久々に冷たいプールに入る感覚に少し違和を感じた。たくさん遊んだあと、帰る前にみんなで温かいラーメンを食べた。今まで食べたラーメンの中で一番美味しく、楽しめたような気がする。

私が2学期に頑張りたいことは、オープンデーの準備だ。毎年、オープンデーの準備は楽しいが大変なことも多いので頑張りたいなと思う。特に、クラスが団結しながら何かひとつのものを作りあげるには信頼関係が必要だと思っているので、今学期はそれぞれがそれぞれ頑張れるようにお互い信頼関係を築けていけたらいいなと思う。また、頑張ることの楽しさを感じると同時に苦しさも感じることがあると思う。しかし、そういった感情も含めての楽しさであり、自分がそう感じたときは自分自身でコントロールできるように、友人がそう感じたときは自分がサポートし嫌だなと感じる時間を楽しめるようにできたらよいなと思う。そして、友人と一緒に乗り越えること自体も自分自身が楽しいと感じられるようになれたら、とも思う。

(高等部1年女子)https://www.rikkyo.co.uk/new/studentsblog/%e5%a4%8f%e4%bc%91%e3%81%bf%e3%81%ae%e6%80%9d%e3%81%84%e5%87%ba%e3%81%a8%e9%a0%91%e5%bc%b5%e3%82%8a%e3%81%9f%e3%81%84%e3%81%93%e3%81%a8/

私は夏休みにギリシャ、ブルガリア、トルコ、そしてオランダの合計4カ国に旅行に行った。

まず初めにトルコに行った。中東に行ったのは初めてだったので、ヨーロッパとの違いに驚いた。例えば、町並みや人、食べ物など。トルコは芸術品のような、繊細な柄のついた陶器のランプなどがお店の中など至る所にあったのが印象に残っている。このランプを購入しようと思いランプのお店に行ったとき、店主の人がトルコのランプはすべて職人が一から手作りしていて、全ての柄が違うなどと、熱意のこもった説明をしてくれた。

次にギリシャ。イギリスの家はレンガ造りで所々に彫刻が施されているのに対してギリシャのアテネの家は白と茶色で角ばっていて装飾が少ないという印象を受けた。パルテノン神殿も見た。イギリスの有名な建築物は11、12世紀頃にできたものが多いのに対して、パルテノン神殿は紀元前432年頃に建築されたと知り、とても驚いた。なぜなら、何回も修復されているとはいえ、約2500年前に建設された建物の彫刻の部分などがはっきりと見えるのはすごいと思ったから。

次にブルガリア。ブルガリアはロンドンや今回行った国の中では、1番モダンな建物が多い国だと思った。私は町並みがスイスに似ているという印象を受けた。街中の至るところに遺跡があり、触れられないための囲いや、閲覧する際に料金がかかるなどということはなく、ごく普通に町並みに紛れていた。そのため、ガイドブックなどを見ないとそれが遺産だとは分からないほどだった。ブルガリアヨーグルトが有名だと思ったので買って食べてみたが、いたって普通の無糖のヨーグルトだった。また、バラが有名らしく、バラの石鹸や香水などが沢山売られていた。

最後にオランダ。オランダのアンネ博物館では、アンネの部屋の壁に貼られた写真や隠れ家の入り口の本棚などが当時のまま残っていて、見ていて痛々しい気持ちになった。

ゴッホ美術館、アムステルダム国立美術館にも行ったため、沢山の美術作品に触れることもできた。オランダは日本が鎖国をしていた時代にも交流があった影響で、美術館に行った際に日本の作品も沢山見ることができた。また街中にも浮世絵の描かれた壁などがあり、イギリスではそういった物を見ないためとても新鮮だった。

今回の夏休みでは様々な国に短期間で行くことが出来たため、色々と比較をしながら観光をすることができた。国によって食事や人柄、建物などが全く違うということを、教科書上ではなく身を持って学ぶことが出来た。イギリスに住んでいる間しかヨーロッパを気軽に回ることは出来ないと思うので、今後も休みを有意義に使ってヨーロッパの他の国に行き、様々な文化に触れていきたい。

(高等部1年女子)

Oxford Junior Programme④2023年度夏休み(7月9日-7月15日)、ハーフタームに引き続き、国際交流プログラムを実施しています。

中学生は、3つのプログラムのなかの1つである「Oxford Junior Programme」に参加しました。

中学2年生2名、中学3年生14名、合計16名の生徒たちが、ホームステイ先に滞在しながら、Wychwood Schoolでの英語レッスンをはじめとする様々なプログラムに参加し、毎日貴重な体験をしています。

引率の先生の視点から、日々の様子をレポートしていきます。

Day7 7月15日(土)

今日でホストファミリーともお別れです。昨日までよりもゆっくりと朝の時間を過ごし、ホストファミリーとお別れをしました。生徒たちは一週間の感謝の気持ちを込めてThank You Card を書いて渡し、出発の準備万端! と、ここで迎えのタクシーがなかなか来ないというアクシデントが発生。生徒たちから「先生、タクシーがまだ来ません!」「もう30分も待っています!」と電話がひっきりなしに掛かってきます。もちろん、教員のステイ先にもタクシーは来ていません。これもまた「イングランド」?

なんとか集合場所にやってきた生徒たちをバスに乗せて、空港へ出発です。この日はセキュリティのストライキが予告されていたため、念には念を入れて早めに到着したのですが、ストライキは中止となって安心したと同時に、手続きが開始となるまでかなりの時間を待つことになりました。荷物をカウンター前に置いて昼食をとり、自動カウンターでチェックインを済ませます。待っている間、OxfordやCambridge の大学研修に参加していた高校生の先輩たちの話を聞いて「いいなー、楽しそう!」という声や、ホームステイなど自分たちの体験を自慢する声が聞こえてきました。これから約14時間のロングフライト。日本に帰ったら家族の方に、学んだことや思い出話をたくさん聞かせてあげてくださいね。

Oxford Junior Programme③Oxford Junior Programme③Oxford Junior Programme③

2023年度夏休み(7月9日-7月15日)、ハーフタームに引き続き、国際交流プログラムを実施しています。

中学生は、3つのプログラムのなかの1つである「Oxford Junior Programme」に参加しました。

中学2年生2名、中学3年生14名、合計16名の生徒たちが、ホームステイ先に滞在しながら、Wychwood Schoolでの英語レッスンをはじめとする様々なプログラムに参加し、毎日貴重な体験をしています。

引率の先生の視点から、日々の様子をレポートしていきます。

Day5 7月13日(木)

午前中の1クラスでは家の構造についての説明をし、理想の家を描く授業が行われました。授業の様子は外から伺うことしかできませんが、生徒たちは積極的に発言をしているようです。他の学生もいるため、写真を撮ってお見せすることができず残念です。休み時間には、生徒たちがジェンガのブロックを抜く様子をいろいろな国の学生も見守るなど、微笑ましい場面もありました。

本日の午後のアクティビティはスポーツ。バドミントンやバスケットボールなど、いろいろな国の生徒たちとの交流を楽しみました。交流する中で学生たちの年齢を聞いて「私たちと2歳しか変わらないのに大人っぽい」と驚く生徒たち。バスケットボールのゴールが高くて苦戦する生徒たちの横でスッと点を決めるスペインの学生に、思わず歓声を上げてしまいます。生徒は「背が高すぎる!」と悔しがっているようでしたが、なかなか良い時間だったのではないでしょうか。

今日は解散が1時間ほど早かったので、ホームステイ先に帰るまでの間にOxfordの街を散策した生徒も多かったようです。中には日本に帰国するまで待てずラーメンなどを食べる生徒も。ステイ先で出る夕食を食べられるのか心配でしたが、さすが中学生男子、「ラーメンはおやつ」だそうです。友達と学校帰りにラーメンというのも、全寮制の学校生活を送る生徒たちにとっては憧れのシチュエーションかもしれません。

Day6 7月14日(金)

今日の授業は道案内の仕方やロンドンの街の紹介をしました。生徒たちは明日、日本に帰るため参加はできませんが、この学校ではロンドンにアウティングに行くようです。行きたかったという生徒の声もありましたが、習得した英語は2学期のアウティングで活用してもらいたいと思います。プログラム最後の授業の授業を終え、体育館で修了式を行いました。生徒たちは自分のクラスの先生から修了証を受け取り、笑顔で握手を交わします。他国から来た学生からの歓声や指笛に照れながら、みんなそれぞれ誇らしげな顏をしていました。

午後はNational History Museumを訪れました。イギリスでは珍しく朝から強い雨が続いていたため移動が少し心配でしたが、案の定傘を持っていない生徒が多く、博物館に着いた頃にはかなり濡れてしまっていました。一度入り口まで集まって集合場所を確認して、入場の予約時間までは自由時間です。ひとまずシティーセンターへ向かってカフェを探す生徒たち。肌寒い天気のためか、きっかり1時間後にはミュージアム入り口に全員集合していました。

やっと入ることができた生徒たちは、骨格標本や剥製、工芸品の数々に圧倒されつつも貴重な時間を過ごすことができました。中でも、ここNational History Museumには、人間が絶滅させてしまった動物として有名なドードーの剥製の一部が、世界で唯一残されています。Oxfordならではの見学を終え、生徒たちはホームステイ先へと帰って行きました。「今日はホストファミリーに日本食を作るんだ」とバッグから味噌汁の具材を覗かせている生徒も。ホストファミリーと過ごす最後の夜です。良い夜になりますように!https://www.rikkyo.co.uk/new/latestnews/oxford-junior-programme-3-2023/

Oxford Junior Programme②Oxford Junior Programme②Oxford Junior Programme②Oxford Junior Programme②

2023年度夏休み(7月9日-7月15日)、ハーフタームに引き続き、国際交流プログラムを実施しています。

中学生は、3つのプログラムのなかの1つである「Oxford Junior Programme」に参加しました。

中学2年生2名、中学3年生14名、合計16名の生徒たちが、ホームステイ先に滞在しながら、Wychwood Schoolでの英語レッスンをはじめとする様々なプログラムに参加し、毎日貴重な体験をしています。

引率の先生の視点から、日々の様子をレポートしていきます。

Day3  7月11日(火)

3日目も、まだイギリスのバスに慣れず、何人かの生徒が遅刻していました。遅れて教室に入った際に、先生に英語で、なぜ自分が遅刻したのかを説明している様子が見られました。生徒は、多少恥ずかしさは見られましたが自信を持っているように見えました。英語で言い訳をする経験はとても貴重で、学習目標の達成のために必要なものだと思います。ここでの経験全てを糧にして、さらに成長してもらいたいと思います。

授業2日目になるこの日も、午前中は授業に参加しました。生徒は昨日同様、多少の戸惑いと不安があるようでしたが、グループワークでは率先して英語を使って会話をしたり、意見を交流させたり、授業内の課題に勤しんだりしていました。昨日の昼にプレイグラウンドで砕けた会話ができた分、同世代の違う国籍の生徒と話すことに多少リラックスできているように見えました。また、Oxfordの街中でお店に入っておやつを食べたり、バスを間違えて人に聞いたりした経験から、英語で話すことに自信がついて来ているようです。「すごいよ、ホストファミリーとめちゃくちゃ会話してるよ」と言っていた生徒もいました。

午後はChrist Churchに向かいました。学校から約5km、川沿いを歩いた先に、500年の重みを感じる建物を見ることができました。長い道のりでしたが、普段の学校では歩くことのない長い道のりを、友達と楽しみながら歩いている様子が見られました。流石に長い道のりだったので泣き言を言う場面もありましたが、クラスで仲良くなった他の国籍の生徒と、英語で文句を言う貴重な機会になっていたようです。

Christ Churchでは、生徒は大きな建物の中を、音声ガイドの指示を頼りに進みました。ガイドを用いることで、歴史深い建物とイギリスの歴史について学ぶことができました。特に幸運なことに、ハリーポッターのロケ地として知られているダイニングに入ることができました。事前指導の際に岡野校長先生から「見られたら本当にラッキーだ」と言われていた、「不思議の国のアリス」のステンドグラスも見ることができました! たくさんあるステンドグラスのうち、たった一つだけにアリスが施されており、生徒たちは上を見上げてアリスを探しながらゆっくりとダイニングを進みました。ダイニングの正面にはヘンリー8世の肖像画が大きく飾られ、生徒はイギリスの歴史を感じることができました。

またChrist Church内の広い中庭の景色は本当に美しく、5kmという長い道のりを歩き、広いChrist Churchを散策し疲れが見えてきた生徒たちも、感動してパシャパシャと写真を撮っている様子が見られました。
Day4 7月12日(水)

午前中の授業は各先生によってさまざまなテーマで行われています。日本語を使うと罰ゲームで英語の歌を歌わなくてはならない、といったクラスもあるようで、ある生徒は「同じ歌を歌っちゃダメって新ルールが追加されて、もうレパートリーが尽きた!」と空を仰いでいました。生徒たちはユニークな授業で楽しみながら英語を学んでいます。今日、あるクラスでは日本の文化を紹介するポスターを作ったようです。クラスには私たちと同じように学校の研修としてプログラムに参加しているスペインの学生の団体がいて、生徒たちは彼らのスペインのアクセントが混じった英語を難しいと言いながらも、頑張って聞き取っていました。みんな同じく、世界共通語としての英語を学びに来ている仲間です。

午後のアクティビティはミニゴルフです。学校から離れていたため公園までバスに乗りました。生徒たちはホームステイ先からバスで通学をしているため、慣れた様子。イギリスらしいダブルデッカーのバスに乗り込み、迷わず二階に上がっていきます。Oxfordの街並みが眺められる、なかなかの見晴らしです。カーブの揺れに倒れたりはしないかと不安になる大人をよそに、生徒たちはおしゃべりをしています。

公園に着くと前半と後半のグループに分かれてミニゴルフをしました。待っている間に、生徒たちは遊具で遊んだり、おやつを買って食べたりと各々の時間を過ごしていました。中には公園の水場で遊んでびしょ濡れになった生徒たちも。あまりにも良い笑顔で、思わずこちらも笑ってしまいました。

途中、雨が降ったり止んだりして、その度に生徒たちは傘をさしたり、雨宿りをしたりしていました。苦い顔の生徒たちに、アクティビティを引率してくれた学生さんが「イングランド!」「UKにようこそ!」と言っていたのが印象的でした。天気も含めて、イギリスの生活を楽しんでもらいたいと思います。公園に着くまでは日本人同士で固まってしまっていた生徒たちも、雨宿りの最中には他国から来た学生と会話をしているところが見られました。この調子でプログラムの後半も充実したものにしていってほしいです。https://www.rikkyo.co.uk/new/latestnews/oxford-junior-programme-2-2023/

Oxford Junior Programme①Oxford Junior Programme①

2023年度夏休み(7月9日-7月15日)、ハーフタームに引き続き、国際交流プログラムを実施しています。

中学生は、3つのプログラムのなかの1つである「Oxford Junior Programme」に参加しました。

中学2年生2名、中学3年生14名、合計16名の生徒たちが、ホームステイ先に滞在しながら、Wychwood Schoolでの英語レッスンをはじめとする様々なプログラムに参加し、毎日貴重な体験をしています。

引率の先生の視点から、日々の様子をレポートしていきます。

Day1  7月9日(日)

前日に日本に帰る同級生を見送った生徒たちは、プログラム参加1日目の朝、6:40に起きてバスに乗り込みました。1時間半ほどの時間をかけて、プログラムが行われる先である「Wychwood School」に辿り着き、重い2つのキャリーバックを、苦戦しながら建物の中に運び込みました。

「Wychwood School」に辿り着いた生徒たちはスマホと貴重品を受け取り、早速SIMをスマホに入れてお互いの電話番号を交換していました。生徒たちはこれから始まるホームステイに、期待と不安でいっぱいのように見えました。ホームステイでは2人から3人の生徒が一緒に、同じステイ先でお世話になります。生徒からは「自分は英語がうまくないからどうしよう」「私の代わりにホストファミリーと喋ってね」「明日の朝、バスに乗れなかったら辿り着けないかも」などの声が聞こえました。「先生、電話したら絶対に出てよね」と、真っ直ぐな目で念を押されました。同時に「いやどうにかなるでしょ」「僕たちは日本食作るんだ」「犬がいるらしいから楽しみだ」などの声も聞こえました。

タクシーの用意ができた生徒からタクシーに乗り込み、ステイ先に向かいました。初日の午後は各ステイ先で自由時間を過ごしました。何度かステイ先からの電話を受け取りましたが、大きな混乱もなく、初日のステイを楽しむことができたようです。

Day2  7月10日(月)

2日目の朝から、生徒は8:45にWychwood Schoolに集合することになっていました。早い段階から教員の電話が鳴り止まず、「先生、バスが来ません!」や、「バス停で待っていたのにバスが止まってくれませんでした」、「降りる駅のアナウンスがなかったので降り損ねました。ここはどこですか?」などの混乱を受けました。結局、全員が揃うまでには時間がかかってしまいましたが、最終的に全員が、自分たちの力で学校に 辿り着くことができました。生徒たちはホストファミリーがバス停まで送ってくれたり、昨日のうちにホストファミリーと一度学校までのバスを確認したりしていました。学校に到着した生徒たちは楽しそうに、昨日ホストファミリーと過ごした時間について教えてくれました。うまくいかなかったことや戸惑っていることは特に、ホストファミリーとの対話によって良い方向に進んで行けたらいいな、と思います。

Wychwood Schoolでは、午前中は4つのクラスに分かれて英語の授業を受けます。英語の授業は、General Englishと21st centry skillの2つに分かれています。どのクラスにも多種多様な国籍の、同じ年代の生徒がいました。生徒は初め戸惑いと不安があるようでしたが、なんとか1日目の授業を終えました。

昼食は、Wychwood Schoolの食堂でとり、昼食後の自由時間はプレイグラウンドでブランコや卓球などで体を動かしていました。何人かの生徒は、違う国籍の生徒とバスケットボールをしたり、クラスで仲良くなった生徒とおしゃべりを楽しんだりしていました。

午後は、St. Mary’s Churchにバスで向かいました。バスにはOxfordの歴史を解説する媒体がついており、Oxfordをぐるりと一周しながら、古く、歴史のある建物や街並みを学ぶことができました。

St. Mary’s Churchでは、時計台の細い螺旋状の階段を登りました。歴史を感じる煉瓦造りの建物に若干恐怖を感じながら一番上まで登ると、Oxfordの街を一望することができました。階段を登っている間は恐怖と疲労の声が聞こえましたが、高いところから見渡すOxfordの街並みは美しく、吹き抜ける風に怯えながらも、生徒はキラキラした顔つきで写真を撮っていました。

St. Mary’s Churchの時計台に登った後はOxford City Centerで解散し、各々先ほど見下ろしたOxfordの街並みを答え合わせのように練り歩き、楽しみました。Oxford City Centerから生徒は各々のステイ先に自分の力で帰りましたが、途中バスを間違えたりなどのハプニングもいくつかあったようでした。生徒は自分でバスの運転手等に英語で話しかけ、無事にステイ先に帰ることができました。https://www.rikkyo.co.uk/new/latestnews/oxford-junior-programme-1-2023/

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