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今回のハーフタームは、この中1のクラスにとっての初めてのハーフタームでした。日本の家に帰ったり、イギリスの家にホームステイをしに行ったりする人が大半でしたが、ぼくは、母にイギリスに来てもらい、ホテルでハーフタームを過ごしました。

様々な所へ行きましたが、その中でも良かったのが、ロンドンアイです。ロンドンアイに行く時には、タクシーと電車を使って行きましたが、その乗り継ぎの時に、沢山英語を使って、行く道を聞いたり、タクシーの予約を取ったりしました。そして、ロンドンに着き、そのあとは地図を見て行きました。ロンドンアイの近くでは、沢山の人が列を作っていて驚きましたが、ファーストパスのおかげで先に乗ることができました。

日本の観覧車と大きく違うところは二つあり、一つ目は、とにかくゴンドラの中が広いということです。そのため、ゴンドラの中を歩くこともできるし、なにより何人もゴンドラに乗れることです。少し混んではいましたが、その広さを堪能することができました。二つ目は、ゴンドラのつるし方です。日本は、一ヵ所でつるしていますが、ロンドンアイは、レールに合わせてゴンドラの周りを360度回転することです。そのイメージは乗らないと分かりづらいので、乗ってみると分かると思います。

ロンドンアイの醍醐味でもある頂上からの眼下に広がる光景は、とても美しかったです。テムズ川やビッグベンなどの観光名所も一気に見られるので、一度は体験するとよいと思います。

このハーフタームで英語を話したり、様々な経験ができて最高に楽しかったです。これからもこの経験を生かして生活していきたいです。

(中学部1年生 男子)

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今回は立教に来て初めての、ホームステイをしました。ホームステイ自体は初めてではないのですが、グループでのホームステイは初めてなので、けんかなどをしてしまわないか心配でした。

初日、みんなで自己紹介をしました。その時、ホストファミリーのお母さんのジョアンナが言うには、ここに来る立教生はいつも名前で呼んでくれないので、できる限り名前で呼んでほしいとのことだったので、名前で呼ぶようにしました。

次の日に、初めてホストファミリーの子供、ルーブンと話しました。その日は遊園地に行く予定で、一緒に遊んだり、説明してもらっているうちに、だんだんと仲良くなることができました。最初は、もし間違えた英語を話していたらどうしようなどと心配していましたが、話しているうちにそれはなくなってきて、思い切り話せるようになりました。

一番楽しかったのは、クライミングです。もともと得意でなかったのですが、ルーブンに教えてもらい、苦手を克服することができました。そして、みんなでアイスクリームを食べて、お化け屋しきに行き、その他いろいろなことをしました。どんなアトラクションをしたいかや、楽しかったよ!などの感想を英語で言って通じた時は、とてもうれしかったです。

最後の日の夜、ゲームをしました。ゲームで使えるフレーズを覚えていたので、それを役立てられて、とても楽しい最後の夜として終わることができました。

夏休み、来年のハーフタームもホームステイをしますが、今回よりももっと会話をつなげたいと思いました。

(中学部1年生 男子)

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このハーフタームは僕にとって初めてであり、イギリスから帰国するのも初めてだった。日本に帰国するとき、入国審査などでとめられないかなどの心配はあったが、無事に帰国することができた。

日本では、イギリスとはまったく違うところがあった。一つは、食文化の違い。イギリスはポテトが主食で、いろいろな料理にふくまれる。日本は米が主食で、いろいろな時に出てくるが、食文化の多様化が進んでいて、米以外の小麦粉などを使った食べ物が出てくることもあった。

もう一つ大きく違っていたことは、ルールや礼儀、作法だ。食事の前に日本は、「いただきます」と言うが、イギリスは、お祈りをする。日本のタクシーは決められた料金を払うことになっているが、イギリスでは、「ありがとう」という気持ちを込めて、チップをつけて払うことがある。

ハーフタームが終わってイギリスに帰ってくる時に、気づいたことがある。それは、英語の大切さ、重要さだ。イギリスに入ったら英語しかつかえない。入国審査なども、すべて英語で行わなければならない。今回は、係員の人に助けてもらったが、もし一人の時に何かがおきたら、自分で対処しなければいけないことに気づいた。

このハーフタームで、いろいろなことを知り、気づくことができた。ここで気づくことができたことを生かしていきたいと思った。

(中学部1年生 男子)

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僕は、生まれて初めてホームステイをしました。小学校で一回、ホームステイを申し込んだ事があったけれど、男子がほかにいないため、一人になってしまうそうだったので、やめました。小学校でホームステイを申し込んだ時は、不安でいっぱいでした。でも、行かない事になったので、その時は少しほっとしました。そして今回、初めてのホームステイで、やっぱり不安になりました。

出発する日になって、少し不安が消えて楽しみになってきました。時間になって、ホームステイ先の家族が来た時に、車二台で来ていたので、家が豪邸かなと期待しました。家に着いて中に入ると、期待通り豪邸でした。僕の部屋は、二階でした。着いてから家の案内をちょっとして、一週間の予定の紙を見て、教えて下さいました。その紙に、朝食、昼食、夕食の内容も書いてありました。双子のかわいい男の子がいたので、うれしかったです。

一週間の内に、動物園に行ったり、遊園地みたいな所に行ったり、ピクニックにも行きました。買い物にも何回も行きました。この一週間の間にいろいろな所に行けました。双子の男の子と一緒に、テレビを見たり、遊んだりもしました。

ハーフターム中に、沢山の思い出が出来ました。それは、ホストファミリーが笑顔で楽しそうだったからと、双子の男の子と一緒にゲームやレゴなどをしたりして楽しかったからです。いい思い出が出来たのは、ホストファミリーのお母さん、お父さん、それに双子の男の子のおかげだと思います。

(中学部1年生 男子)

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今日、初めてバレーの大会に出た。高校3年生の引退試合だった。Aチーム、Bチーム。2つのチームにわかれておこなった。私は中学2年生なのでBチーム。同じチームの人は皆、私より学年が高くとても緊張した。当然バレー部の中には大会に出られない人もいた。私はその人の分までがんばらないといけない、そのような気持ちでがんばった。

Bチームは6人中5人が新人な中、とてもよくがんばった。勝つことは出来なかったが皆で声をかけあい共に汗を流し笑い涙した。ものすごく楽しかったしこのチームで大会に出てものすごく嬉しかった。正直に言って試合前は皆イライラしてしまいケンカになりかけたことなど様々なハプニングがあった。とても苦しかったし、涙することもあった。けれど高校2年生の先輩や周りの人が相談やアドバイスをくれた。とても頼りになったし、先輩に対しては憧れの気持ちが強く芽生えた。

私は昔から人を信頼することが苦手だった。誰かがなにかを口にしても本当かなと疑ってしまう悪い癖や、ウソをその人がついてしまうのではないかと、なかなか人に相談は出来なかった。しかし、立教に来て毎日ずっと友達がいることでその人を信頼し自分の悩み事をうちあけることができたのだ。

最後の大会がおわった後に皆で写真を撮り、高校3年生に前前から高校2年生が準備していた色紙を渡した。その色紙にはバレー部一人ひとりが先輩にあてるメッセージを書いた。とても喜んでいたのでものすごく嬉しかった。

私はバレー部で、また今回のエプソンカップで大切なことをたくさん学んだ。人を信頼すること、尊敬すること。同じチームの人と戦う喜び。さまざまな経験ができた。試合前の涙はあまり流したくない涙だったが大会後の涙は、とても清清しいような嬉しいようなたくさんの思いがつまった涙だった。

(中学部2年生 女子)

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期末試験が終わっていよいよ夏休みを迎えようとする6月30日(木)、約80名の地域の方や保護者をお迎えして、立教英国学院チャリティーコンサートが開かれました。

これは毎年1学期末と2学期末に行われるもので、音楽の授業やプライベートレッスンでの練習の成果を発表します。今回は19組の生徒が歌や楽器の演奏を披露しました。
今年は特に、クラシックだけでなくジャズや現代風の音楽をとりいれたり、ピアノ演奏に衣装や振り付けをいれて趣向を凝らしたものにしたりするなど、出演者自身もこのコンサートを心から楽しんでいる様子が伝わる、とても楽しい会になりました。今回が最後の出場になる高等部3年の生徒たちの心を込めた演奏は、特に胸を打ちました。小さいころから練習を続けてきた腕前を披露する生徒もいれば、立教に来てから始めた生徒もいます。経験の有無にかかわらず、200名を超える聴衆の前で発表するというのは、生徒にとって大きな挑戦であり、大きな糧となることでしょう。

また、ステージの裏方、照明係、会場設営や受付といった、陰で開催を支えてくれた生徒たちの頑張りも、このコンサートの成功に大きく貢献してくれました。
会場のお客様にも、「今日はとても幸せな気持ちで眠れます」と言っていただけ、心温まる会になったようです。出演者、応援する仲間たち、そして来てくださる地元の方々、その場にいる全員で素晴らしいときを共にし、音楽が作り出す空間を共有する喜びを感じる一夜になりました。

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6月27日月曜日、午前4時半、当番日直である生徒が、起床の合図である鐘を響き鳴らせ、生徒たちが一斉に起床し出します。土曜まで期末試験期間で疲れを隠せない様子であった生徒達ですが、早朝のホームルームに集まる生徒達は、どこかワクワクとした明るい雰囲気でした。予定通り、午前5時に学校を出発し、バスでウィンブルドンに向かいます。

ウィンブルドンに到着してからは、いつも使っているゲートが使えず、回り道をしなければならなかったり、天候が悪く小雨の中、試合会場に入るまで先の見えない長い列に並ばなくてはならなかったりと一筋縄ではいかない道のりでした。しかし、このような中でも生徒たちは友達と話したり、写真を撮ったりしながら、楽しい時間を過ごしていました。列に並んでいる現地の方と交流している生徒達も見掛け、このようなコミュニケーションを国籍の異なる方と怖気づくことなく取れることは、立教で教育を受けるということの1つの意義なのではと感じました。

幸運なことに途中で雨も止み、晴天の中、12時半頃ようやく試合会場に到着しました。会場には試合のコートだけではなく、食事ができる場所やお土産ショップなどがありましたが、どこも多くの人で溢れており、活気や熱気を感じました。生徒たちは、グループに分かれ、自由行動を行います。生徒の中には、試合スケジュールを念入りに調べ、試合観戦を楽しみにしている生徒もいました。日本から来ている選手の試合も行われており、観戦を楽しんだという話も聞いています。集合時間である17時半まで、グループごとでそれぞれの時間を楽しめたようです。

早朝からの外出で、その夜の就寝は、疲れたように熟睡している様子が見られましたが、いつもの立教学院の中の生活とは異なる充実した1日を過ごし、生徒達の満足そうな顔を見ることができました。

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私は親と3人でこのハーフターム中アイスランドへ行った。3泊4日の小さな家族旅行だが、受験シーズンに突入した高校3年生の私にとっては、「なんでこのタイミングで行くのかなぁ。」と嫌に感じるものがあった。
しかし、初日から、レイキャビク空港に着いた時点で、私はそこにある圧倒的な自然に心を奪われて、そんな気持ちは無くなっていた。
無限に広がっているかのように見える草原、遠くから見ると柔らかそうに見えるけれど、近くに来ると、全身が鼓動しているかのように感じる滝、建物の少なさによって隅々まで強調される青い空。
私は地球に生きているんだと感じた。そんなハーフタームだった。

(高等部3年生 男子)

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小学5年生の9月、私は立教に入学した。当時は見るもの全てが新鮮で、どんなに些細な事でも感動していた。そしてその感動を与えてくれる先輩方に、強い憧れを抱いていた。
中学1年からは、クラスメイトがうなぎ登りに増え続けた。教室は徐々に賑やかになっていった。それにつれて先輩との関わりは減っていった。しかし先輩たちへの憧れの気持ちは、無くなるどころか、増す一方だった。

中学を卒業し、高校生になった。憧れていた高校生活は、今までの生活と何も変化がなかった。今まで通りの毎日に落胆した。同時に焦りと不安を感じた。しかしその気持ちの理由は、当時の私にはわからなかった。

そして2016年春、ついに学校の最高学年になった。「あんなに輝いて見えた高校3年生の生活も、結局はほとんど変わらないな。」最初はそう思った。しかし、違った。私が変化に鈍感だっただけで、実際は変化は徐々に着実に起きていたのである。自分より上の学年がいない。頼れる人がいないのだ。そして自分たちが後輩に頼られる側になっていた。こんなに当たり前のことに私は気付けなかったのだ。後輩の面倒を見たり、注意したりしている同学年の子を見てやっとわかった。そしてその瞬間、初めて自分が高校3年生になった実感が湧いた。抱いていた不安も消えた。

「今まで憧れて追いかけてきた高3に、本当になれるのだろうか。」今思えば、これが一番の不安の要因だった。良いか悪いかは知らないが私は誰が何と言おうが高3だ。そしてあと1年しないうちにここを去る。限られた時間を最大限に使って、「最高の高3」になりたい。そしてその姿から後輩が何か感じ取ってくれるならこれ以上の幸せはない。

(高等部3年生 女子)

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授業が終わり、シャワーに入り、30分後には、また教室にいる。ギターの音、後輩たちが部活に向かう声、小学生たちが仲良く遊び楽しんでいる声、こんな音を耳にしながら僕は教室で放課後、勉強をしている。

よく、1年前を思い出す。自分たちが部活に行く途中で教室で勉強を黙々としている高校3年生の姿。そんな姿と今の僕は、重なっているのだろうか。そう思うとなんだか不安だ。刻々と時間が過ぎていき、受験という壁に当たるからだ。

ハーフターム後、模試の結果が返ってきた。これもまた、僕を不安にさせてくる。
しかしそんな中、先輩たちは、壁を乗り越えていった。
尊敬する一方、自分もという気持ちが出てくる。こう思うと不安よりも期待の方が大きい。

母親から、一通のメールが来た。
「自分の努力というパワーで高い壁を乗り越えていきなさい。」
受験を反対していた母からのメールだった。
涙が出た。よりいっそう、スイッチが入った。

今後、おそらく、家族にはいろいろな迷惑をかけるだろう。だからこそ、自分が決めた道を進みたい。
そんな事を思った今日であった。

(高等部3年生 男子)

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