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本校の特色の一つに、兼部可能なクラブ活動があります。バスケットボール部、バレーボール部、テニス部、サッz部、バドミントン部などのスポーツ部が、現地校との対外試合やトーナメントに出場したり、フラワーアレンジメント部や、茶道部、剣道部などが地元のコンクールやフェイトに参加したりしています。

スポーツや同じ趣味を通しての交流は生きた英語を使う機会になるばかりでなく、同世代の仲間として文化の違いを乗り越えて触れ合う貴重な機会でもあります。1回きりの交流ではなく、回数を重ねるごとに感じていく文化の違いや共感などがやがて真の国際人として社会に出て行くときの素養に繋がっていくのかもしれません。

本校では兼部が可能ですので、文化部とスポーツ部を掛け持ちすることは勿論、複数のスポーツ部に所属して幾多の対外試合に参加することもできます。イギリスの現地校では日本のようなクラブ活動は存在しませんので、本校のクラブ活動は、上下関係が厳しく兼部が認められないことが多い日本のクラブ活動とイギリス現地校の丁度中間をいくような、和気藹々とした雰囲気で沢山のことを楽しむことができる活動です。

説明だけではわからない本校のクラブ活動の様子が少しでも伝わるように、本校ホームページに掲載されているクラブ活動関係の映像や記事・作文を集めてありますのでどうぞご覧下さい。

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私が交換留学プログラムに参加してみて感じたことは、二つあります。

一つ目は、言語の違いについてです。やはり、自分のバディは英語を母国語と
しているので、バディが興奮して話している時などは何を言っているのかよく分か
りませんでしたが、二人で会話が盛り上がった時はとても嬉しかったし、私が伝え
ようとしている事を一生懸命聞き取ってくれて、たくさんコミュニケーションをとること
が出来ました。また、私が、バディの伝えたいことを理解出来ず、あなたが伝えた
いことがよく分からないと言った時には、話すスピードをゆっくりにしてくれたり、分かり
やすい単語にしてくれた為、たとえ自分達が話す言語が違っても、たくさんの話題に
ふれることが出来、自分に伝えたいという意志があれば会話を楽しむ事が出来ると
改めて感じました。

二つ目は、英語に自信が無くても話しかけるということが大切だという事です。
私は、ミレーの人達は、一週間周りに外国人がたくさんいる状態でとても不安なのに、
食事の席などで日本語を使って話してしまうと、相手は悪口を言われているように感じ
ているかもしれないという話を聞き、それからは恥ずかしがらずに出来るだけたくさん
話しかけるということを心がけました。英語を使って会話をすることは私にとって、とても
勇気のいることだし、大変だったけれど、自分が少し勇気をだすだけで、英語で会話を
することがどんどん楽しくなり、もっと話したいと思うことが出来ました。

今回の交換留学に参加してみて、最初の方は、何を話したら良いのか分からないし、
相手も緊張していてなかなか上手く話す事が出来なかったけれど、次第に、会話が
弾むようになり、英語の楽しさや、自分の伝えたいことが伝わったときの嬉しさなどを
改めて実感する良い機会となりました。また、たくさんの事を学び、バディとたくさんの
事を共有する事が出来、充実した一週間を過ごすことが出来ました。これからは、この
一週間で得た能力をいかして、生活していきたいと思います。

(高等部1年生 女子)

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高校2年生のアウティング(遠足)は、ロンドンで、グローブ座に行き、ミュージカル「オペラ座の怪人」を見ました。

ロンドンに着き、昼食を終えてから、グローブ座へ。グローブ座とはかつてシェークスピアの戯曲が数多く初演された場所であり、当時の舞台をそのままの形で復元したものです。
大きくはないですが、木造の、円筒形型の白い建物の中に入ると、英人のガイドさんが待ち受けていました。
このガイドさん、奥さんは日本人だそうで「こんにちは」と日本語で挨拶してくれたりととても気さくな方でした。
また、ゆっくり話していただけたのでとても分かりやすく、さらに話の内容も、歴史や建物の話から、当時のお客さんの様子などを冗談交じりに面白く解説してくださったので、皆食いついて話を聞いていました。
「今までのガイドさんの中で一番面白くて、しかも内容もほとんどわかった!」
と生徒たちは大満足の様子でした。

夕食を済ませ、待ちに待ったミュージカル「オペラ座の怪人」。
「オペラ座」が舞台というだけあって、大迫力のヒロイン、クリスティーヌや主役の怪人の歌声に、みな圧倒されました。
また、オペラ座で行われる華やかな舞台がオムニバスに見れて、そこでの劇中の衣装やダンスの華やかさに皆目を奪われました。
しかし、その華やかさとは対照的に繰り広げられる、不気味で異常な怪人の行動と奇術。
その明と暗の中で、語られる怪人の純粋すぎるほどの愛。
美しく不気味な幻想の世界に浸りながら、その中に垣間見える苦しいほどの怪人のクリスティーヌへの想いにみな感情移入し、涙する生徒もいました。
話の設定といい、その歌声と演技、ダンスなどのパフォーマンス、どれを取ってもすばらしく、
100年以上の歴史を持ち、ロンドンの人気ナンバー1ミュージカルというのも頷けました。

アウティングは、実はもう後一回となります。
最後のアウティングでは、さらに英語を聞けるようになることを一つの目標にしてもらいたいと思います。
また、英国の文化を少しでも吸収し、次回も実のあるアウティングにしてくれることを願っています。

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2月2日(火)、立教英国学院では生徒会選挙が行われました。
生徒会役員は高等部生徒会長1名、高等部男子副会長1名、高等部女子副会長1名、小・中学部副会長2名で構成されます。今年は立候補者が多く、高等部女子副会長のみ信任投票が行われ、残りは複数の候補者の中から投票により役員が選出されました。

昼食後、全校生徒がホールに集まり、立会演説会が始まりました。これまでは掲示やポスターで見てきた抱負や公約について立候補者から実際に話を聞きます。
立教英国学院の全校生徒は160人程度ですから、生徒同士が顔馴染みで、立候補者について全く知らないということはありません。しかし、改めて立会演説を聞いてみるとこの候補者はこんな風に考える人だったのか、と新たな発見があります。どの生徒も学校の代表になろうと意気込んでいる。小学生は小学生なりに、中学生は中学生なりに、そして高校生は高校生らしく、今の学校には何が足りなくて、どうすれば良くなるのかを真剣に考えている。そんな演説ばかりでした。

立会演説会では、立候補者や応援演説者に全校生徒が質問できる時間が設けられています。立教英国学院の選挙では、ここで質問が出ないことはありません。まずは1年間生徒会役員を務めた生徒から、その経験を踏まえた質問が各立候補者に投げかけられます。何を質問されるかわからない状況ですから、立候補者はかなり緊張していたことでしょう。堂々と答えていた立候補者には頼りがいを感じました。

立教英国学院史上最長とも言える4時間以上の立会演説会の後、投票が行われました。
投票が終了するとすぐに選挙管理委員が開票作業を開始し、その結果は夜、小学生の就寝準備が始まる頃に掲示されました。結果を見てみると、生徒会長は何と1票差で決まっていました。生徒には、1票の重みを感じる機会になったでしょうか。

こうして生まれた新生徒会は、5日(金)の礼拝後に任命式が行われ、前生徒会からの引継ぎが完了し、本格的に始動しました。これから1年、伝統を守りつつ、新たな立教英国学院を作っていってくれることを期待しています。

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「花は花は花は咲く……」

小学部と中学1年生は全校合唱コンクールで「花は咲く」を歌いました。
歌の練習のときに、歌詞を覚えてきてと言われたので頑張って覚えようとしましたが、一番と二番が混ざってしまいました。放課後も歌って練習しました。まちがってしまった時は次に活かそうと思いました。次の練習の時は一番を楽譜を見ずに、歌うことができました。初めの方はチャペルで練習があったけれど最後の方はニューホールで練習があったので、本番のように歌えました。ニューホールで歌っている時にブレイクに来ていた先ぱいが「上手だね。」と言ってくれたので、やる気が出ました。だから次はもっと良くしようと思い、二番を楽譜を見ずに歌いました。最後の方の練習の時に入場と退場の練習をして、終わりました。

いよいよ本番の時、私はすごく緊張して舞台に出ました。舞台に立った時は太陽の光を浴びているようでした。笑顔で歌えるようにしていたけれど、歌うことに必死で笑顔でできませんでした。終わった時は、
「練習よりも本番の方が上手に口を大きく開けて歌えていたよ。」
と言われたのですごくうれしかったです。私は全体を見て、高等部2年2組が一番上手だと思いました。なぜなら、大きな声だったし、手をつないで楽しそうに歌っていたのですごく良いと思いました。

結果発表の時に、まちがえずに歌えていたので、何かの賞を取れると思ったけれど高等部2年と1年で終わってしまいました。小中学部は賞をもらえなかったけれど、来年は今年よりも笑顔で口を大きく開いて歌いたいです。

(小学部6年生 女子)

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高等部1年のロンドン外出は、ナショナルギャラリー見学から始まりました。古今の絵画が所狭しと並ぶナショナルギャラリーは、大英博物館同様、無料で入場できます。イギリスの懐の広さを感じながら、班別行動開始。事前に「これは観ておこう」と指示された先生特製パンフレットを片手に、名作を中心に観ながら回ります。私も、せっかくだから何かを伝えようと、レオナルド・ダ・ヴィンチの作品『岩窟の聖母』について事前に調べ、その目の前で生徒達を待ち伏せ。訪れた生徒達に覚えたての知識で説明しました。生徒達は「本当?ウソっぽい」などと時折チャチャを入れながらも、きちんと聴いて楽しんでくれたようです。このひとつひとつの経験が、「もっと知りたい」という好奇心を育ててくれると考えています。

話の最後に「ダヴィンチの作品は、この美術館にもう一つだけ、向こうにあるよ」と、パンフレットには載っていない情報を与えてみると、皆興味をもってその方向に歩いて行きました。

ナショナルギャラリー見学の後は班行動。各自買い物や食事を楽しんで、夜はお楽しみのミュージカル鑑賞。今年度から立教に来た生徒にとっては、イギリスで観る初めてのミュージカルとなりました。タイトルは「WICKED」。オズの魔法使いに悪役として登場した西の魔女、エルファバと、南の良い魔女、グリンダの知られざる友情を描いたスピンオフ作品です。会話、歌はもちろん英語。イギリスに来て間もない生徒達にとっては、歌詞は会話以上に聞き取りの難易度が高く、事前に渡したパンフレットを読んでストーリーを一生懸命理解しようとしていました。そんな生徒達でも、ぐっと引き寄せられるようなシーンがいくつもありました。本場を感じさせる圧倒的なパフォーマンスと舞台演出、そしてそれに拍手で応える観客。会場全体の雰囲気の中でイギリスらしさを感じたことでしょう。公演の終わりには、皆でスタンディングオベーション。帰りのバスでは感想を話し合う声が聞こえてきました。

3学期の大きなイベントを終え、後半戦が始まります。今度は勉強で満足できる結果になることを期待しています。

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1月30日〜2月2日まで、立教は小さなブレイク期間、3学期の真ん中の、ちょっとしたお休みの4日間です。’楽しみ’として、アウティング(遠足)も入ります。
土曜日はその初日。朝食と礼拝が終わると自由時間!
午後にはギター・コンサートもあり、それぞれに日中の時間を楽しんだ後、夜にはちょっとした社会勉強の時間が待っていました。立教大学の観光学部で教鞭をとっていらっしゃる庄司教授が来校され、大学とは何か、学ぶとは何か、をテーマにお話をして下さったのです。

庄司教授は気さくな方。
最初から「君たちが普段授業してもらっている先生方は、君たちをひきつけるためにうまい話し方をするだろうけど、大学の先生は好きなようにしかしゃべらないから、おもしろくないかもしれないねぇ」とざっくばらんな人柄に、初めから興味を刺激されました。
「学ぶ」とは何か。
与えられて「勉強」することと、自分から進んで学んで深めてゆく「研究」の違い……これから先の学び方が変わってゆくこと、そのために今から、勉強しながら、自身で深めてゆく学び方をしてゆくことを、改めて示してくださいました。
「世の中にはいろいろなものがある。その中から『何をやろうかなぁ』と考えるんだよ」
「君達が社会で仕事をするころには、今はない新しい仕事が生まれている。」
先の先の人生を見据えて、そのためには大学で何をしておこうか、それには今何をすべきか。
以前、交換留学に行った女生徒が「バディの子たちは、将来のためにひるがえって今何をする、と考えていた」という言葉を思い出しました。

庄司先生の大学での実践も具体的に伺いました。
それは、志賀高原での町おこし。
町役場と教授・学生が協力し合って、プロジェクトを起こし、そのひとつとしてワインやおいしい食べ物の地場産業を生かして、すてきなカフェを開くというもの。どんなメニューを置くか、誰がつくるのか、場所探し、開いたカフェで働くのは?…いやぁ、面白い面白い!
移動が必ず自家用車である町で、アルコールを楽しむ取り組みが成功するのか?の問いかけを気にしつつ、それでも沢山のお客さんが楽しみに来てくれ、夫婦や親子など様々な関係のお客さん達が交わす会話をもれ聞いて、人と人とのあたたかさを感じたエピソードも、思わず心がほっこりしました。

生徒たちは、面白い、と刺激されていったでしょうか。こういった学びも、社会で活躍する様々な人の話をたくさん心に蓄積して、やがて見通せるようになってくるものもあります。
庄司教授はイギリスで1年間勉強されている最中だそう。いらっしゃる間にまたお話をうかがいたいものです。
「知」を求めることは人としての大変なよろこび−庄司先生はこういう言葉では仰ってはいないけれど、そういう思いがにじみ出ていました。生徒と一緒に聞いた先生も深く感じ入ったものです。

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1月23日(土)、24日(日)の二日間に渡って、今年度最後の英語検定試験が行われました。初日は準一級を受験する24名の生徒が本会場、ロンドン大学のインペリアルカレッジへ。まだ辺りが暗い中、眠い眼をこすりながらコーチに乗り込み、車に揺られること一時間半。会場に着いた生徒たちは緊張した面持ちでしたが、早々に受付を済ませ、いざ試験開始です。約一時間半に渡る筆記試験を終えて、生徒たちは口々に難しかったと言って試験会場から戻ってきましたが、みんな試験が終わってほっとした表情を浮かべていました。

翌日曜日は二級、準二級、三級、四級の試験が立教を会場にして行われました。約80名の生徒が受験をしましたが、小学五年生から高校二年生まで、それぞれの受験級合格を目指して本番に臨みました。前日の夜はかるた大会、英検受験後の夜は合唱コンクールと行事が立て続けにあっても、試験にはしっかり集中して切り替えができているのはさすが立教生。試験終了の合図の後、張り詰めていた空気から一気に教室が賑やかに。終わったという開放感はがんばったからこそ。みなさんの結果に期待です。

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私は東京に住んでいるのに、東京のことを全然知らないんだ。

私は夏休みに研修を受けた。それは2020年に行われる東京オリンピックに来る外国人を、観光スポット等に案内するボランティアだ。私たちのするべきことは、旅行者に東京の魅力を伝えること、東京を好きになってもらうこと、そして何よりも相手の立場に立って行動することである。

まず人を案内するためには、相手の立場に立ってみなければ相手が何を欲しているのか分からない。そのため夏休みは、すでにボランティア活動をしている方々に東京を案内してもらった。
そして、冬休みは、実際に自分たちが街中に出て、困っている人を道案内した。偶然にも東京でサッカーのFIFAクラブワールドカップが行われているため、スペインの人が日本を訪れていた。私は新宿の駅近辺で活動をした。最初は人が多すぎて、困っている人を見つけることさえ一苦労だった。困っている人を見つけても、単に待ち合わせしている人や、どこで昼食を食べようか迷っているだけの人のケースもあった。たいてい迷っている人は、スマートフォンを片手に画面を見ながら、街を歩いている人だ。ようやく困っている人にめぐり会えても、近づくと不審に思われてしまう。「ボランティアです。」と言って心を許してくれる人もいるが、やっぱり断られる時もある。「このお店どこですか。」と聞かれても私が現在地からの行き方を知らなければ意味がない。私は新宿をあまり知らないため、教えるのに時間がかかってしまった。

冒頭の文は私の感想だ。特に海外のお客はオリンピックなどのイベントの時だけ日本に来てもらうのではダメだ。「また来たい」と思ってもらうために日本の魅力を伝えるのが私たちの務めである。そのためにはその場所を知る、日本を知るということの重要性に気づかされた。

私たち高校生の5年後は、大学生か社会人だ。そんな私たちが日本をリードしなければならないのだと改めて実感した。

(高等部2年生 女子)

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1月23日の土曜日に全校百人一首大会が行われた。私は、百人一首など少しも興味がなく3学期になってクラスの自習の時間で練習を始めた時は正直、面倒くさかった。

でも1〜10の札を覚えて百枚の札を並べて練習を始めると目をつけていた1〜10の札だけでもとれて、だんだん楽しくなってきた。

「あしびきの」–「長々し夜を」、「田子の浦に」–「富士の高嶺に」、「奥山に」–「声聞く時ぞ」、「かささぎの」–「白きを見れば」、「天つ風」–「乙女の姿」の5句を覚えて残りは軽く覚えて大会にのぞんだ。メンバーは、高等部2年の1組二人、高等部1年の1組二人、中学部3年生が二人と中学部一年の私で計七人だった。

私は、自分が完全に覚えていた5句の場所を探して、自分なりの集中をした。

そして、40枚の札が読み終わった時。私が持っていた札は5枚だった。「あしびきの」はとられてしまい、「かささぎの」は出なかったが、軽く覚えていた2枚を取って計5枚を取った。

練習する前は面倒くさくて何も覚えていなかった自分がこの場で5枚も取れたことに、少しうれしかった。来年は10枚くらいを目指して覚えていきたい。

(中学部1年生 女子)

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