2015T3M1M2work22月3日、中学1年生と中学2年生は学校近くのクランレーへ社会科フィールドワークに行きました。クランレーは学校から車で15分程の所にある村。小規模な村ではありますが、クランレーにはイギリスで有名なスーパーマーケットがなんと3つもあるのです。そこで今回のフィールドワークで取り組んだのが『クランレーにある3つのスーパーマーケット調査』。3つのスーパーマーケットがそれぞれどのような特徴を持ち、小さな村の中で共存できているのかについて中学生の生徒達の視点から調査をし、考察してみることにしました。
まずはそれぞれ割り当てられたスーパーマーケットに行き、お店の雰囲気を視察。「落ち着いている」「高級感がある」「入りやすい」などなど、生徒たちはお店の第一印象をメモします。それから、顧客の数や顧客層をチェック。「にぎわっている」「お客さんが少ない」「子供が多い」。お店のだいたいの雰囲気を確認すると、今度は商品を調査し始めました。まずは扱っている商品の品揃えをみます。紅茶、シャンプーはどのような種類があるのか。日本料理やインド料理などのエスニック料理は扱っているのか。一見同じような商品を揃えているようでも、よく調べてみると、品揃えに大きな違いがあることに気がつきました。「このスーパーにはオリジナルブランドの商品ばかりある!」「このスーパーは品揃えが他よりずっとある!」などなど、ただ紅茶やシャンプーコーナーをみるだけでも違いが見えてきました。
次に価格の調査。3つのスーパーが共存するためには価格にどのような違いがあるのか調べなくではなりません。今回は卵の値段、牛ひき肉の値段を細かくチェック。この2つの商品だけでもサイズや鶏の飼育方法の違いで沢山の種類があります。1つ1つ確認する作業はなかなか大変。他の店舗と比較するために、重量も記録しました。
他にも、営業時間やレジの数、お店の広さや立地、パッケージデザインなども確かめました。
最後に、スーパーの出入り口でお客さんへのインタビュー調査をしました。「このスーパーに頻繁に来るのか。」「どうしてこのスーパーを選んだのか。」などと英語で質問。皆とても親切に回答してくださいました。スーパーを選んだ理由は人それぞれでしたが、製品の質と立地をあげている人が多くいました。
学校に戻ってから各班が調査した結果をみていくと、各スーパーの特徴が見えてきました。「自社製品が多い」「レディーミールが多い」「品揃えがいい」「子供が入りやすい雰囲気」「自社製品の値段が激安」「自然派食品が多い」。それぞれの特徴を把握した上で、自分のお気に入りのスーパーを考えます。「お菓子が多いからスーパーAがいい。」「お母さんと行くならスーパーB。価格が少し高いから!」。自分のお気に入りを考えた後には、客観的に○年後に最も繁盛していると考えられるスーパーを考察。「スーパーA。立地の良いおかげで、一番にぎわっていたから。」「スーパーC。品揃えがとてもいいから。」普段なにげなく利用している3つのスーパーですが、こうやって調査をしながらスーパーをまわると、それぞれの特徴がみえてきて興味深い。これからクランレーで買い物をする時は、目的に合わせて3つのスーパーの利用を上手にできることでしょう。

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放課後、選手達は勇んでバスに乗り込んだ。
毎学期恒例となっている、Epsom collegeとの試合。勝ったり、負けたりを繰り返している、いいライバルである。先学期の試合では、男子チームは負け、女子は勝った。今回は、なんとしても両方勝ちたい。

バレーボールのチームワークは、本当に難しい。来たボールを正確にレシーブし、正確なトスを上げ、正確なタイミングでジャンプとアタックをする。それらの歯車にひとつでも狂いがあれば、きちんとした攻撃にはならず、相手のチャンスボールとなる。バレーボールとは、いかにして自分たちの攻撃をするか、そして相手のチームワークを乱せるかの勝負であると言える。

男子の試合は拮抗していた。1セット目は先取したが、2セット目で追いつかれ、3セット目はシーソーゲームとなった。プレッシャーから、サーブやなんでもないレシーブでのミスが目立ってきた。

キャプテンがタイムを要求した。「もう一度、いつもの俺たちの攻撃をしよう。そこに集中しよう」。バラバラだったチームの意思がひとつにまとまったのを感じた。レシーブ、トス、アタック、それぞれの役割に一人ひとりが集中した。動きは明らかに変わっていた。劣勢からの連続ポイント。そこに、試合が終わった女子達が応援に来た。その声が、さらに男子チームに力を与えた。最後は1点差を競り勝ち、見事男女とも勝利することができた。

試合後は、相手チームをたたえ、エールを送る。その後は相手チームが用意してくれたティータイム。試合後のこうした交流もとても大切である。

学校に帰り、夕食の席で皆に結果を報告。全校生徒からたくさんの拍手をいただいた。次回の試合に備え、よりチームワークを磨き、強くなって欲しい。
また、その中で、勉強では学ぶことのできない、多くの大切なことを学んで欲しいと思う。

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2月13日(土)にはダンス同好会の発表が、また14日(日)にはミュージカル同好会の発表が行われました。

ダンス同好会の発表は全部で7曲。
オープニング曲は、女子2名によるもので、その次の曲は男子2名によるものでしたが、どちらもキレのあるダンスでそのクオリティーは高く、観客を引き付けていました。
しかしその後はうって変わって、ファンシーな曲調となり、キティちゃんの衣装を着た男の子の登場。
この男子はやせて背も高いため、キティちゃんとは似ても似つかず、シュールなダンスで観客を沸かせた後に、「猫仲間」と称して猫の着ぐるみを着た他の男子を呼んで、一緒に「ようかい体操」を踊っていましたが、その中の一人の愛くるしい小学生のダンスに、場は一気に盛り上がりを見せました。
その後、再び女子2人がかっこよくダンスを決め、猫のコスチュームのまま、男子2人による「バレンタインデーキッス」、そしてエンディングに突入しました。
人数は6名ほどで、時間は20分程度でしたが、濃厚な時間であり、観客も楽しんでいました。

ミュージカル同好会は2時間を超える超大作「レ・ミゼラブル」に挑戦しました。
実は、この公演をするためにミュージカル同好会が結成されたと言っても過言ではありません。
2学期後半から、練習を重ねていましたが、勉強や他の部活動との兼ね合い、そして様々な行事によりとにかく忙しい中での練習であったため、順調には行かず、何度も部員同士がぶつかったり、顧問の先生とも話し合ったりを繰り返していました。
リハーサルでも、セリフや英語の歌詞が飛んだりと、うまくいかなかったこともありましたが、「楽しみにしてきたお客さんを魅せたい」一心で短時間でセリフや歌詞を覚え、役になり切れるよう一人ひとりが努力したためでしょう。本番は大成功。
全ての場面で、とはいえないまでも、一場面一場面では本場のミュージカルを思わせるシーンと重ね合わせることができるような感動があり、拍手が鳴っていました。

この公演で高等部2年生は引退をします。
一年間、同好会を引っ張っていった力強い高2が引退するのは、やはり一抹の寂しさが残るものの、今後はこれらの経験を生かして、縁の下の力持ちとして立教を支える高等部3年生となってくれることを期待しています。

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毎年恒例、イギリス南部の海辺の町で行われる2つの音楽フェスティバルに今年も合計15名の生徒が出場した。

一つは2月7日の日曜日にBognor Regisという町で開かれたクラシカルギターのコンクール。本校からは7名の生徒が出場した。本校でギターのレッスンを担当するMr Levtovが開催に関わるギターフェスティバルであるが、今回はクラシカルギター界で活躍中のイギリス人ギタリストであり、ロンドンのRoyal College of MusicのFellowでもあるGary Ryan氏が審査員の一人として加わり、生徒達も少し緊張気味。それでも普段の練習の成果を発揮し各種の賞を獲得した。

そしてもう一つはそれよりもう少し西にある海沿いの街、Worthingで開かれたフェスティバル。このコンクールでは約1週間にわたり様々な楽器演奏者が出場する。本校からはバイオリン、ユーフォニウム、ピアノの演奏者、合計8名が参加した。
毎学期末に校内で開かれるスクールコンサートで舞台上の演奏には慣れているものの、いざ審査員の前で演奏となると初めは緊張の面持ち。でも演奏が始まると皆一様にいつもの調子で堂々と自分の演奏が出来たようだった。練習の甲斐あって、このうち3名は翌日に開かれるチャンピオンシップ大会に出場。連日の外出となったが、チャンピオンシップでも見事な演奏を披露し、ピアノのオープンクラスで本校の生徒が見事優勝、ピアノ部門最高の栄誉、Pianist of the Year に輝いた。

週明けのスタッフルームではMusic Departmentのヘッド、Mrs Suttonも大喜び。それもそのはず、彼女の机の横には、生徒達の獲得したトロフィーやメダル、賞状などが所狭しと賑やかに並んでいた。
今年もまた立教生大活躍のフェスティバルであった。

*   *   *   *

本校生徒が獲得した主な賞は下記の通り。

Chichester Guitar Festival
Solo First Prize Cup / Second Prize Cup

Worthing Festival
Winner of Senior Championship Class & Worthing Festival Pianist of the Year, the Harold Dandridge Cup & Trophy
Runner up of Intermediate Championship, the Nora Guildford Cup & Medal
Solo Piano Baroque Class 1st Prize, Festival Cup & Medal
Solo Piano Classical Class 1st Prize, the Doreen Newman Cup & Medal
Solo Piano Romantic Class 1st Prize, the Sydney Clinch Cup & Medal
Solo Piano Baroque Class 1st Prize
Solo Piano Recital Class 1st Prize, the St Mary’s Cup & Medal
Solo Violin Strings Solo Class 1st Prize Medal
Solo Euphonium Recital Class 1st Prize Medal

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2月7日(日)に行われた全校漢字書き取りコンクール。
卒業生なら誰もが思い出す、『立教名物』です。
現役の生徒たちは、「漢字コンクールだよ…」と語尾がしぼみます。そのくせ、直前になると一生懸命勉強します。「勉強してる?」と食事で集まると、つい隣の子に聞きます。友達と賭けて、点数を競っちゃいます。そして速報に載るほどの高得点にやっぱりあこがれます。

そんな苦と楽にくるまれた思い出に育ってゆく漢字書き取りコンクールですが、このところ進化しています。

実は、従来の漢字コンクールは、なんと中学校卒業程度の漢字までの出題でした。漢字学習としてはちょっと甘いかもしれませんが、小学校5年生〜高校3年生までの全校生徒が取り組むことに配慮したもの。しかし、ここのところの出題範囲は高校卒業程度レベルにまで拡大。新しい問題集を用意して、これに基づいて勉強しています。この問題集は漢字検定の級に対応していますし、冊子の後ろの方は、対義語・類義語・四字熟語・慣用句・故事成語などの問題もついていて、非常に勉強になります。

筆者の漢字に対するポリシーは「本当に重要なのは、漢字テストを通じて語彙力を養うこと」です。なぜなら、漢字は「意味を形」にしたもので、問題文を見て適切に意味を推測し、漢字を書かねばなりませんから。ものを考え、表現する時、言葉をより広く知って使える状態にあること。これこそ大切なことなのではないでしょうか。

今年もがんばって漢字書き取りコンクールを受験した生徒たち。
100題が出題され、92〜100問は「ウルトラC」といって、本校では昔から難題の漢字が出題される部分です。今年は、漢字の学びに重みを置いて、「対義語」と「副詞」のお題で出題されました。より語彙力を養い、広く思考する人間へ成長すること。たかが漢字コンクール。されど漢字コンクール。丁寧に真剣にがんばって毎年取り組みます。

漢字書き取りコンクールは、立教英国学院では、1学期と3学期に行われます。
★みなさんも挑戦してみて下さい。「 」が書き取り部分です。

1 「ロクショウ」を顔料に使う。
2 「ナゴヤカ」に話し合う。
3 大山「メイドウ」、ねずみ一ぴき。
4 「ユウビン」局へ行く。
5 日光を避けて「ボウシ」をかぶる。
6 ほろこびを「ツクロウ」。
7 小さなことに「コウデイ」するな。
8 大臣が「コウテツ」された。
9 小説の「コウガイ」に目を通す。
10 【ウルトラC】「簡潔」の対義語は(    )長。
11 【ウルトラC】「イヨイヨ」状況が悪くなってきた。

「おっ、けっこう書けるぞ」という方は、ぜひ今回の漢字書き取りコンクール100題に挑戦してみて下さい。こちらからです

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今回のミレースクールとの交換留学の目的は、
・英語で積極的に話すこと
・英語力を高めること
でした。
交流期間中は留学生4人と様々なコミュニケーションをとることができました

一番印象的だったのは、2日目のクラス交流の時間です。
ミレーの希望者だけでなく、中学3年のクラスメートと一緒に留学生との交流を深めました。
最初はどうやって楽しませようか、話そうか。とても不安で怖くて喋りかけられませんでしたが、
ミレーの子達から話しかけてくれて、安心するとともに、自分も頑張らなくてはとおもいました。
その日遊んだ内容は、
スプラウトゲーム、いすとりゲーム、バランスゲームでした。
スプラウトゲームはミレーの子が教えてれました。
日本では見たことのないゲームでとても楽しかったです。

また、毎日の食事もとてもいい経験になりました。
食事中
「どんなアーティストが好き?」
とか
「日本のアニメは見る?」
などと沢山の質問をしあってより留学生のことを知ることができました。
そのときに、エリーという子が日本のアニメである「進撃の巨人」を見ていると知って
共通の話題ができ仲を深めることができました。

ミレースクールの紹介も興味深かったです。
まず学校にメイクをして行けるということや、お昼ご飯は家で食べられるということに驚きを感じました。
こうやって日本の文化との違いを見つけられることも、留学の醍醐味なんだなと心から感じることができました。

この一週間の交流を終えて、目標だった2つを十分に達成できたと思います。
立教に居るだけでは体験できないことを一歩踏み出して経験することができて、とても楽しかったです。

春休みには念願のミレースクールに行くことができるのでとても楽しみです。
気を引き締めて頑張ります。

(中学部3年生 女子)

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後10分・・・。後5分・・・。もう少しでエミリーが来る。
進んでいく時計の針を見ていると、どんどん心臓の鼓動が早くなっていくのがわかる。
私は今回、ミレー・立教交換留学プログラムに参加した。1年前から決めていたから決断に躊躇はなかった。
昨年、このプログラムに参加していた先輩たちを見ていると全員英語が話せるわけではないのに、とても楽しそうに話し、最後はみんな泣いてお別れをしていた。
私はどうしても英語が話せない、ということでつまずいてしまっていたが、先輩たちはそんな事関係ない、という感じで、それを見ているとそんな事でつまずいていないで、とにかくやってみよう、と思えた。
そして迎えた交換留学の1週間。エミリーと私はカチカチの挨拶を交わして始まった1週間だったが、最後はその挨拶が信じられないほど笑いあって話していた。
伝わらないときもあったけど、それはみんな同じ。笑って頑張っていたらどうにかなる。それが次の会話に生かされて私の英語に対する気持ちはたったの1週間で驚くほど変わった。気づけば英語なんて怖くない。それどころか、伝わった時の達成感が嬉しくて沢山の話をした。
また、私たちが英語を学ばせてもらう一方で、彼女たちは最後の日にあるプレゼンテーションを全部日本語でしたいと言った。10分間のプレゼンテーションを全部日本語というのは驚いたが、彼女たちが日本語や日本文化に興味を持っている事がなぜかすごく嬉しく感じた。
この1週間、とっても長くとっても短く感じた。行事も沢山あったし、毎日のスケジュールも本当にハードだったけれど、本当に楽しく、こんなに濃い1週間を過ごしたのは初めてだと思う。
そして、そんな1週間を一緒にすごしてくれたエミリーは私の英語を一生懸命に聞いてくれて、彼女とは進路の話やお互いの悩みも話し合った。自分でもよくこんな会話ができるな、と不思議なぐらいだったが、気づけば私の口は勝手に動いていた。
この1週間、沢山の経験や勉強をさせてもらったが、私たちも彼女たちの日本語などをサポートできていたら嬉しい。
本当に楽しく濃い1週間をありがとう。
3月にまた会えるのが楽しみで待ちきれない。

(高等部1年生 女子)

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本校の特色の一つに、兼部可能なクラブ活動があります。バスケットボール部、バレーボール部、テニス部、サッz部、バドミントン部などのスポーツ部が、現地校との対外試合やトーナメントに出場したり、フラワーアレンジメント部や、茶道部、剣道部などが地元のコンクールやフェイトに参加したりしています。

スポーツや同じ趣味を通しての交流は生きた英語を使う機会になるばかりでなく、同世代の仲間として文化の違いを乗り越えて触れ合う貴重な機会でもあります。1回きりの交流ではなく、回数を重ねるごとに感じていく文化の違いや共感などがやがて真の国際人として社会に出て行くときの素養に繋がっていくのかもしれません。

本校では兼部が可能ですので、文化部とスポーツ部を掛け持ちすることは勿論、複数のスポーツ部に所属して幾多の対外試合に参加することもできます。イギリスの現地校では日本のようなクラブ活動は存在しませんので、本校のクラブ活動は、上下関係が厳しく兼部が認められないことが多い日本のクラブ活動とイギリス現地校の丁度中間をいくような、和気藹々とした雰囲気で沢山のことを楽しむことができる活動です。

説明だけではわからない本校のクラブ活動の様子が少しでも伝わるように、本校ホームページに掲載されているクラブ活動関係の映像や記事・作文を集めてありますのでどうぞご覧下さい。

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私が交換留学プログラムに参加してみて感じたことは、二つあります。

一つ目は、言語の違いについてです。やはり、自分のバディは英語を母国語と
しているので、バディが興奮して話している時などは何を言っているのかよく分か
りませんでしたが、二人で会話が盛り上がった時はとても嬉しかったし、私が伝え
ようとしている事を一生懸命聞き取ってくれて、たくさんコミュニケーションをとること
が出来ました。また、私が、バディの伝えたいことを理解出来ず、あなたが伝えた
いことがよく分からないと言った時には、話すスピードをゆっくりにしてくれたり、分かり
やすい単語にしてくれた為、たとえ自分達が話す言語が違っても、たくさんの話題に
ふれることが出来、自分に伝えたいという意志があれば会話を楽しむ事が出来ると
改めて感じました。

二つ目は、英語に自信が無くても話しかけるということが大切だという事です。
私は、ミレーの人達は、一週間周りに外国人がたくさんいる状態でとても不安なのに、
食事の席などで日本語を使って話してしまうと、相手は悪口を言われているように感じ
ているかもしれないという話を聞き、それからは恥ずかしがらずに出来るだけたくさん
話しかけるということを心がけました。英語を使って会話をすることは私にとって、とても
勇気のいることだし、大変だったけれど、自分が少し勇気をだすだけで、英語で会話を
することがどんどん楽しくなり、もっと話したいと思うことが出来ました。

今回の交換留学に参加してみて、最初の方は、何を話したら良いのか分からないし、
相手も緊張していてなかなか上手く話す事が出来なかったけれど、次第に、会話が
弾むようになり、英語の楽しさや、自分の伝えたいことが伝わったときの嬉しさなどを
改めて実感する良い機会となりました。また、たくさんの事を学び、バディとたくさんの
事を共有する事が出来、充実した一週間を過ごすことが出来ました。これからは、この
一週間で得た能力をいかして、生活していきたいと思います。

(高等部1年生 女子)

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高校2年生のアウティング(遠足)は、ロンドンで、グローブ座に行き、ミュージカル「オペラ座の怪人」を見ました。

ロンドンに着き、昼食を終えてから、グローブ座へ。グローブ座とはかつてシェークスピアの戯曲が数多く初演された場所であり、当時の舞台をそのままの形で復元したものです。
大きくはないですが、木造の、円筒形型の白い建物の中に入ると、英人のガイドさんが待ち受けていました。
このガイドさん、奥さんは日本人だそうで「こんにちは」と日本語で挨拶してくれたりととても気さくな方でした。
また、ゆっくり話していただけたのでとても分かりやすく、さらに話の内容も、歴史や建物の話から、当時のお客さんの様子などを冗談交じりに面白く解説してくださったので、皆食いついて話を聞いていました。
「今までのガイドさんの中で一番面白くて、しかも内容もほとんどわかった!」
と生徒たちは大満足の様子でした。

夕食を済ませ、待ちに待ったミュージカル「オペラ座の怪人」。
「オペラ座」が舞台というだけあって、大迫力のヒロイン、クリスティーヌや主役の怪人の歌声に、みな圧倒されました。
また、オペラ座で行われる華やかな舞台がオムニバスに見れて、そこでの劇中の衣装やダンスの華やかさに皆目を奪われました。
しかし、その華やかさとは対照的に繰り広げられる、不気味で異常な怪人の行動と奇術。
その明と暗の中で、語られる怪人の純粋すぎるほどの愛。
美しく不気味な幻想の世界に浸りながら、その中に垣間見える苦しいほどの怪人のクリスティーヌへの想いにみな感情移入し、涙する生徒もいました。
話の設定といい、その歌声と演技、ダンスなどのパフォーマンス、どれを取ってもすばらしく、
100年以上の歴史を持ち、ロンドンの人気ナンバー1ミュージカルというのも頷けました。

アウティングは、実はもう後一回となります。
最後のアウティングでは、さらに英語を聞けるようになることを一つの目標にしてもらいたいと思います。
また、英国の文化を少しでも吸収し、次回も実のあるアウティングにしてくれることを願っています。

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