ハーフタームに、フランスの家のとなりの川を船が通りました。
フランスでは、大きな船を買う人がいます。そこに、住所をもって、船の中に住む人もいます。そういう船が、家のとなりの川に、たくさん止まっています。その船が動いていました。
その川を少し進むと、川の高さが変わっているところが三か所ありました。その三か所には、一つずつ、信号とへいがありました。
その船に、お父さんとお母さんとついていってみました。すると、信号の所まで進んだ船が少し待っていると、信号が青になり、へいが開いたので船が進んでいきました。へいが閉まると、もう一つ先のへいが開き、船がいるところの水を増して、その先と同じ高さになると、船はまた進んでいきました。
フランスにいるから見られた、日本では見られない光景だったので、うれしかったです。最初は、水の高さが違うのにどうやって通るのか不思議だったので、ようやく通り方が分かりました。
日本にもどっても、ずっとこのことは覚えていると思います。

(小学部6年生 女子)

※募集要項や最新の情報は当校ウェブサイトよりご確認ください。

※突然の海外転勤でお困りの場合には、下記以外でも受け付けます。こちらまでお問合せください。
□小学部/中学部/高等部 編入学試験

2015年度 1月編入(海外居住者〈予定者を含む〉)

出願期間:2015年10月5日~10月16日(必着)
募集人数:小学部5/6年、中学部1/2年、高等部1/2年それぞれ若干名
選考期日:日本受験:2014年11月8日 (日)於 立教大学〈予定〉
英国受験:日程は1次試験合格後相談

2016年度 4月編入(日本在住でも受験可)
出願期間:2016年1月18日~1月27日(必着)
募集人数:小学部5/6年、中学部2/3年、高等部2年それぞれ若干名
選考方法:一次:書類審査、二次:筆記試験、面接
選考期日:日本受験:2016年2月14日 (日)於 立教大学〈予定〉
英国受験:日程は1次試験合格後相談
□中学部/高等部 入学試験(日本在住でも受験可)

中学部1年 2016年4月入学〈A日程〉
出願期間:2015年11月16日~11月27日(必着)
選考期日:2015年12月13日
試験会場:立教大学

中学部1年 2016年4月入学〈B日程〉
出願期間:2016年1月29日~2月9日(必着)
選考期日:2016年2月14日
試験会場:立教大学〈予定〉

高等部1年 2016年4月入学〈A日程〉
出願期間:2015年11月2日~11月27日(必着)
選考期日:2015年12月13日(日本受験)、2015年12月12,13日(イギリス受験)
試験会場:立教大学(日本受験)、英国本校(イギリス受験)

高等部1年 2016年4月入学〈B日程〉
出願期間:2016年1月29日〜2月5日(必着)
選考期日:2016年2月14日
試験会場:立教大学〈予定〉
□中学部 入学試験〈海外在住者枠入試〉

中学部1年 2016年4月入学
出願期間:2016年1月18日~1月29日
選考期日:一次(書類審査)2月3日に結果をEメールで通知
二次(学科試験/面接)2月14日(日本:立教大学〈予定〉)
英国本校受験は1次試験合格後に調整

 

去る5月15日は、1学期のミニアウティングの日でしたが、
ミニアウティングが始まって以来、高等部3年生は毎年学校に残って模擬試験を受験する日になっています。

今年の「高3模試の一日」は、たまたま「休息の一日」になりました。
なぜなら、日本から取り寄せていた模擬試験が予定日に間に合わず、到着しなかったからです。少し遅れて届いた模試は後日無事に行えましたが、5月15日は午前中・夜をしっかり勉強して、午後は思い切って休息の時間として解放されました。

それまで引退試合や日常の復習、受験勉強などにタップリ詰まった忙しい毎日。高3になると、毎月模試模試模試…受験生の1年が始まって、これでもか!というくらい学習行事に追いまくられます。朝は7時に起きると5分程度でサッと朝の支度を済ませて、体操の時間まで10分15分の小さい時間を教室でシュッと集中する時間に使う…そんな高3生も出てきた毎日でしたので、この意外な休息の午後は、ちょっといい時間になりました。

スポーツや休息、読書、したければ勉強などなど思い思いに過ごした午後でしたが、クラスからちょっとプレゼント。希望外出式ですが、車で40分程度のお屋敷Petworth Houseへ外出して、広い広い初夏の庭をのんびり歩いて、お茶を楽しむ。いつもロンドンやケンブリッジなど、有名処をおさえる遠足が多かったので、近場のカントリーサイドの穏やかで素敵な場所にも連れていってあげたいナァ−という気持ちを実行に移すことにしました。

学校から離れて過ごす、自然に囲まれた空間の中では、生徒たちの顔はいつもとちょっと違った晴れやかさに満ちていて、自然に癒されて伸び伸びとした表情をたたえていました。ちょうどシャクナゲや躑躅が満開だったとき。落花をひろって、髪に挿して、綿毛を取って仲間に吹きかけて、シャボン玉を次々とつくる。他愛無いけれど、ふっとゆるんだ素直な姿に、共に外出した先生たちの気持ちも温かくなりました。お屋敷のキッチン付きの広間を改造した、高い天井の空間でのティータイムも素敵でした。

いつも頑張っているからでしょうか。宝石のように小さな心温まるひとときでした。明日からまた頑張ろう。

サイエンスワークショップ(@ケンブリッジ)2015

今年の夏も、7月19日(日)〜25日(土)まで、ケンブリッジ大学で行われる日英高校生のためのサイエンス・ワークショップ「UK-Japan Young Scientist Workshop」(主催:クリフトン科学トラスト、共催:ケンブリッジ大学・立教英国学院)に参加します。

これはケンブリッジ大学で研究する最先端科学者の指導のもと、幅広い科学分野で日英の高校生が協力し、実験、調査、討論を通じて科学による国際交流を行うことを目的として開催するもので、最終日には参加者がテーマごとに英語によるプレゼンテーションを行います。

この日英サイエンス・ワークショップは今年で11年目、ケンブリッジ大学での開催は6年目となります。

今回は日本から東北の被災地域の高校生を英国企業等の支援により招待します。参加者は福島県立福島高校、相馬高校、磐城高校、宮城県古川黎明高校、仙台第二高校の5校より生徒22名と教員5名。ケンブリッジ大学でのワークショップの前に、本校に宿泊して本校生徒と共にロンドン研修を行います。

このロンドン研修では、近代生物分類学の礎を築き、進化論について討論が行われた場でもあるリンネ学会や、科学と市民との対話の始まりである王立研究所などを訪れ、ダーウィン、ファラデーなど近代科学の偉人の足跡をたどります。

また7月16日には立教英国学院の提携先であるロンドン大学UCL(ユニバーシティカレッジ)にて開催される福島復興シンポジウムに参加する予定です。
特集ページはこちらから

立教英国学院(イギリス・サセックス州)は8月23・25・28日に、福島・京都・東京でグローバル人材育成のための日英教員研修フォーラムを開催します。

英国より5名の教員が来日し、基調講演の後、日英の教員によるワークショップを実施します。
教育のグローバル化のために国際的感覚を持つ教職員の養成に向け、日英の教員間で意見交換、経験の共有を行うことを目的としています。
このフォーラムは外務省が企画する「女性が輝く社会に向けた国際シンポジウム」の公式行事としても認定されています。

現在参加者を受付中。日程および会場は下記の通り。

8月23日(日) コラッセ福島 9:00〜17:00
8月25日(火) 京都市国際交流会館 9:00〜17:00
8月28日(金) 立教大学 9:00〜17:00
参加費:5000円(昼食、飲み物を含む)

募集要項、参加申込用紙はこちらのページからご確認下さい。

先日、中学1、2年生は社会科のフィールドワークでシャルフォード・ミル(Shalford Mill)に行ってきました。シャルフォード・ミルは学校近くのシャルフォード村にある18世紀に出来た粉挽き所であり、かつては付近一帯の小麦を挽いていたほど栄えていた所です。粉挽きの機械のしくみを観察して当時の機械技術を学ぶ。そんなことを目的に私たちはミルへ向かいました。

車に乗って約20分、お花が咲きほころぶ初夏のシャルフォード村に到着。景色を楽しみつつ5分ほど歩くと、古いお家に着きました。少し珍しい形の瓦がついていて、一見可愛らしい家ですが、なんとここが粉挽き所。確かに普通の家と違って建物の下に小川が流れています。

“Hello!”イギリス人の優しそうなボランティアのガイドさん2人が私たちを出迎えてくれました。私たちは学年ごとに分かれて粉挽き所の見学をすることになりました。まず初めにガイドの方が建物の作りや立地について説明してくれました。ミルが水車の力を利用して作動するために小川の上に建っていること。出荷しやすいように屋根裏に、外に続くドアがあること。気になる瓦の話もしてくれました。

「この瓦は面白いことに建物全体ではなく、片方の側面にしかありません。どうしてだと思う?」なぜだろう…考え込む生徒たち。答えは意外と単純でした。それは「建物を作った人が自分の屋敷から見える側面だけ高級瓦をつけたから」。それくらい高級な瓦だったようです。生徒達はしっかりその高級瓦の写真も収めました。建物内に入る前に、機械のしくみを理解するために手動の粉挽きも体験しました。重い石でできた粉挽きはなかなかの力が必要です。もともと手動の粉挽きは女性の仕事だったようですが、女子生徒たちは重さに苦労していました。なかなかの力が必要だったことが分かります。

それから私たちは建物の中に入って行きました。外観は普通の家でしたが、中に入ると大違い。まず目についたのが水車。この水車が回り、3階まで続く粉挽き機全体が動き、手で挽いた小麦の何倍もの小麦を一気に機械が挽いていくのです。

「歯車が動く向きは?」「原料の木はどこから来ている?」
学校で用意されたワークシートの質問に答えを記入しながら、生徒達はガイドさんのお話に耳を傾けます。どのように脱穀したのか、どうやって粉を分けたのか。どんな人が働き、どこに出荷されたのか。そしてどうしてこの建物が保存されるに至ったのか。ガイドさんがゆっくり、丁寧に説明してくれました。英語の解説は確かに難しいですが、質問しながら通訳を交えながらみんなガイドさんの話に耳を傾けました。

1階、2階、3階と登って最後に屋根裏部屋に到着しました。そこは薄暗くて狭い所でした。ここでは小麦が保存されていたとのこと。昔、この場所で小麦の出荷のために12歳程の少年が一日中働いていたそうです。当時の作業服のスモッグも展示されていました。服が機械に絡まって大けがに繋がる悲惨な事故もあったようです。今の自分たちとは全くちがう一日を送っていたことがわかります。一日中、この建物の中でどんなことを考えながら働いていたのでしょう。

学校に帰ってきてからはシャルフォード・ミルについてまとめた新聞の製作を行いました。今回は粉挽き所の機械のしくみを学ぶことが出来ただけでなく、当時の人々の働きぶりや暮らしぶりも学ぶことが出来て、充実したフィールドワークとなりました。

僕のホームステイは今回で7回目となった。
最初のホームステイでは全く英語がわからず、appleが言えたかなというぐらいだった。ホームステイ先の人が、英和、和英辞典のアプリを見つけてきてくれて、それを使って話すという日々だった。2回目、3回目ではジェスチャーだけでもいいから、とりあえず自力で話すことにした。

4回目、中2の1学期のホームステイでは、ちょっとした文法なら授業で習い、少しはイギリス人とコミュニケーションをとれると思ってホームステイに参加した。イギリス人に自分から話しに行くことはできた。だが、質問を返されたり、聞いたこともないような単語を言われてしまうと黙り込んでしまう状況だった。黙り込むたびに苦しんでいたのを今でも覚えている。ホームステイが終わった後に振り返ると、それは仕方がないことじゃないかと思った。自分はこれだけ言って終わろうと思っていたのに、急にまだ慣れていない言語で話しかけられたら、焦ってしまいろくに話なんか聞けないと思うからだ。だから、これからはそういった状況に慣れるためにも積極的に話そうと、この1年間やってきた。

そして今回、中3になった僕にとって初のホームステイ。特に緊張はしていなかった。とりあえず何でもいいから話そうと思っていた。そのため、僕は朝起きたらまず挨拶をしにリビングに行った。そこで、もしホストファミリーとの予定があればそれを確認し、自分たちの予定であれば、何時にどこに行き、何時に帰ってくるかなどを話した。食事中には、立教の話や日本の話、1日の流れなどを話した。時には難しい単語を言われ黙り込んでしまうことがあった。しかし、その数は確実に減ったと思う。そして、ホームステイ後半になっていくにつれて、朝の会話や食事の時に「通じた」と思う回数が増えていった。特に僕が印象的だったのは、「サッカーを5年間やっています」というのが通じたときだった。少し前に英語の授業で習った現在完了を実際に使えたのだ。それが、僕にとって1番嬉しかったときだ。

少しずつではあるが、この3年間を通して自分の英語を話す力が成長しているとわかるホームステイだった。確かにまだ少ししか英語は話せないが、恐れずにこれからもがんばっていきたい。

(中学部3年生 男子)

週末に日本英語検定協会の実用英語技能検定が行われました。
土曜日は1級、準1級、合わせて18名の生徒達がロンドン本会場で受験。
日曜日は2級以下、合計41名が準会場となっている本校で受験しました。
今回も全校の半数近くが受験したことになりますが、これは勿論希望制。
それぞれの目標や目的に合わせて、年に3回実施される英検に毎回多くの生徒達が挑戦しています。

本校ではイギリス人による英会話やSpeaking activityの授業が週に4回必修である他、語学の個人レッスンも充実しており様々な英語学習の機会があります。英語による理科の授業や、高等部の選択授業ではHistoryやLiterature、それに英国大学進学コースのCritical Thinkingの授業もありますが、ここで培った英語の力を客観的に測り試すことも忘れていません。勿論、ケンブリッジ英検やIELTSの試験にも多くの生徒達が挑戦しますが、低学年から高学年まで受験できる日本の英検はやはり人気があるようです。数週間前から自分で問題集を解いたり、個人レッスンで対策を練ってもらったり、英会話の授業で特別に指導をしてもらっているクラスもありました。普段から使いなれている英語ですが、ただ話せるだけ聴けるだけでは通じません。自分の実力を把握して次のステップを目指すのも大切な事です。

長い夏休みに入る前に英語学習のいい刺激になればと思います。

立教があるホーシャムの市議会に見学に行ってきた。
市議会の議長に招待されて訪問することになった今回の見学、テーマは「政治」について学ぼう、というものであった。
最初に議長のオコンネルさんからお話があり、その後、パワーポイントによるプレゼンテーション、そして最後に質問タイムという流れであった。
具体的には、市議会で、ホーシャムの中のローカルな自治がどのように機能し、どのような変化を実際の我々の生活の中にもたらしているか、というところに話の重点が置か れていた。
僕自身、政治などについてとても興味があったので、今回の市議会訪問は大変興味深いものであったし、最後の質問タイムにはいくつかの質問をすることもできた。
一番印象に残っているのは、なぜホーシャムは外からの外資系産業の増加と成長を狙っているのか、という自分の質問に対する議長の答えだ。
彼曰く、ホーシャムでは雇用創出のため、また空き地の有効活用のために外資系の大手企業がホーシャム内に来ることを強く望んでいるそうで、そのための誘致なども積極的に取り組んでいるとのことであった。
何が僕の心を動かしたか、それはやはり自分の目で、生で、規模が小さいとは言え政治というもの、そして経済、地域の息に触れることができたということである。
これか ら大人になっていくその途中段階にいる自分は、今回のこの市議会訪問を通じてこれからの未来のことをたくさん学ぶことができたと思う。
自分の将来を考える上で、大変良い機会となった。

(高等部3年生 男子)

「UCL」今まで聞いたこともない学校だった。私は今回アウティングで「UCL」という大学に行った。「先生のお話、長そうだな。」そんな気分で、私は「UCL」という大学を訪れた。「UCL」に着いた時、立教の周辺とは違う都会の雰囲気と、日本の大学とは違う広大な敷地におどろいた。先生のお話は、想像とは違い、私には全然長く感じられなかった。日本人が現代のグローバル社会の中、海外に出てこようとしない鎖国化についてや、普段日本にいたらなかなか感じられない、世界から見た日本について、「UCL」の話以外の話も、興味深い話ばかりだった。海外の大学など視野に入れたこともなかった私が、心動かされたのは、先生が自分の仕事や「UCL」について自慢気に話しているのを見て、自分の仕事、働く空間に対してとても誇りを持っていると感じ、私も、誇りを持ち、他の人に自慢したくなるような仕事をしたいと思ったからだ。

自分を誇れる自分になるというのはとても難しいと思う。しかし、誇りを持つというのは、立派な職業につくとか、社会的に上の地位につくという事とは違う。自分のやりたい事、楽しい事を仕事にするということだと思う。仕事でも何でも失敗することはあると思う。でも、自分のやりたいことで失敗するのと、義務的にやっている事で失敗するのとでは、自分の感じ方が違うと思う。義務的にやらされている事では、失敗した時、きっと嫌になるだろう。しかし、自分のやりたい事で失敗するなら、それを成功させたいと必死になれる。モチベーションを高く持つという事は、きっと、自分に誇りを持つということにつながる気がする。そう考えると、自分に誇りを持つということは、難しそうではあるが、意外と簡単なことなのかもしれない。

今回の先生のお話を聞いて、考えさせられることがたくさんあった。自分の将来について、私はまだ何も決まっていない。海外の大学に行くか、日本の大学に行くかも決まってない。でも、後悔しない将来にしたいことは決まっている。これから、ゆっくり考えて自分を誇れる自分になりたい。

(高等部1年生 女子)

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