先週の火曜日、女子バスケットボール部は新チームで初めての試合を行いました。対戦相手はBEDE’S。昨年度は2試合行い、一勝一敗という対戦結果でした。今回の試合会場となる相手校までは、ミニバスに乗って1時間以上の長い道のり。バスに乗った生徒たちは緊張の中、きれいな夕日や、勢いよく車道脇の草原を走り抜ける馬、牧場の羊たちなどイギリスらしい風景を楽しむこともできました。

1ピリオド、コートに入った選手たちからは緊張の様子が強く伝わってきます。今回初めて立教英国学院のユニフォームを着て、初めて現地の生徒と試合をする選手もいます。緊張は当然のことでしょう。最初に得点を決めたのは、本校。その後相手に4点決められましたが、1ピリオド終了時には6対4でリード。その後、2ピリオド13対12、3ピリオド27対23と接戦ながらも本校がリードを守っていました。しかし、4ピリオド終了時、スコアを見ると35対35。同点。3分の延長となりました。

新チームになってから人数が決して多くない中で上級生を中心に一生懸命に練習してきたこと、試合中に相手の隙や自分たちのプレーを学年を越えお互いに指摘する姿、この試合に勝ちたい思いは十分に伝わってきます。しかし、試合に勝ちたい気持ちは相手チームも同じです。延長では両チームともシュートが決まりません…。両者譲らない接戦の中、最初にシュートを決めたのは立教英国学院の生徒でした。その後も油断せず、落ち着いて合計6点を決めることができました。結果は41対35、立教英国学院の勝利です。

試合後は相手選手と、”How do you say thank you in Japanese?” 「ありがとう」とお互いの健闘をたたえ感謝を伝え合う姿がありました。現地の学校との試合は国際交流の機会でもあります。3学期も同校と試合を行います。次回は本校を会場とするので、たくさんの立教生に女子バスケットボール部のチームワーク、活躍を見せられるといいですね。

11月13日木曜日の放課後、体育館にはたくさんの生徒たちが集まりました。この日の昼食後に男子バスケットボール部の部長より全校生徒へ連絡があったからです。「僕の好きな言葉は、結果オーライ、終わりよければすべて良し、本日の試合は今学期最後の試合、高校3年生に見せることのできる最後の試合、必ず勝ちますので応援よろしくお願いします」と。

男子バスケットボール部は地元のリーグに所属しており、今学期には多くの試合に臨んでいます。しかし、惜しくも敗退といういう結果が続いていました。この日の対戦相手はBEDE’S。6時間目の授業後、体育館にやってきた選手たちはやはり背が高く、体格が良い。試合が始まる時間には、たくさんの生徒たちが応援に駆けつけました。1ピリオド終了時、立教対BEDE’S 15対6、2ピリオド 35対13、3ピリオド 54対23、4ピリオド 75対37。今学期最後の試合で毎日の練習の成果を発揮し、大勝を収めることができました。仲間たちの声援も大きな力となったことでしょう。

応援に来た生徒たちは選手たちの普段教室や食事の席、寮生活で見せる姿との違いに驚き、同時に感激していました。立教英国学院の仲間たちが全力でバスケットボールの試合に向き合う姿からよい刺激を受けることができたことでしょう。受験勉強で忙しい高校3年生たちの姿も多くありました。試合の合間に見せる体育館で英単語を覚える姿は異様でしたが、後輩への気持ちが強く伝わってきました。3学期にも試合がたくさんあります。生徒たち一人ひとりの活躍に期待しています。

今回私は立教で初の男子生徒同士の交換留学としてThomas Hardye という英国の学校の生徒と交流をした。
土曜日の昼前、私はとても緊張していた。その日の昼食から交換留学が始まるからだ。私はいままでこのような同年代の外国人たちといっしょに何かをするということをしたことがない上に、英会話は自慢できるようなものでもないので、不安しかなかった。
4時間目が終わり、職員室でバディとの初対面となった。昼食時私は簡単な自己紹介をしたが、会話を続けることができなかった。昼食後バディとスクールショップに行き、その後茶道部に協力してもらい、日本の茶道について紹介をした。苦いのであまり好みではないかなと思ったが、何人かおいしいといっていてすこしうれしかった。正座がつらそうで、すこしくずしていたが、私も正座は久しぶりにしたので、やせ我慢をしていた。終わって立ち上がるとThomas Hardeyの生徒だけでなく立教生も何人か足がしびれていて辛そうにしていておかしかった。
その日の夕飯は日本食でバディは箸に挑戦していた。箸の使い方をつたない英語で説明していると、自分があっているのかわからなくなり不安になった。
夜の自由時間は体育館でスポーツをしたり、映画を観たりした。一番盛り上がったのは、体育館でやったサッカーだった。体を動かすことは言葉を使わずともできるので、あちらも思いっきりできていたのでお互いに楽しむことができた。折り紙などの日本の昔遊びのようなものをやろうかという意見も出たが、アクティブな子がいたのでそれでは少し退屈かもしれないとやらなかった。
普段の授業では、英語の授業なら一緒に参加してもらい、漢文や物理など私が説明できないものはどんなことをしているか少しだけ説明し、あとは自分の宿題をしてもらった。
今回の交換留学であらためて自分の英語力の未熟さを思い知った。もし授業を説明できたら、もし立教生活についてもっと上手く説明できたら、もし相手の話をもっと上手くきけたら、もっとこの交換留学を楽しんでもらえただろうと、少し悔しかった。次の三月の長期休暇の最初にはあちらの学校に行くので、間違えなどを恐れず、話しかけたり、意見を述べたり、積極的にいきたい。

(高等部2年生 男子)

交換留学プログラムに参加する1人に選ばれた時、夢が叶って沸きあふれる喜びと、学校代表として関わりを持つ責任感に満たされた。バディが来る日が近づく度に、どのような交流をすれば楽しめるかどうか考えながら、そして緊張感も沸きながら当日が来てしまった。
僕は去年と今年の夏に現地のサマースクールへ通った。そこでは国際的な交流ができたので、特に日本の文化を伝えようというこだわりはなかった。しかし、今回の相手は日本の全てに興味を持つ他校の生徒との交流だったので、自分のベストを尽くして、日本の文化など、たくさんのことをバディに教えて、相手を楽しませるように努力した。僕のバディは、来る前と比べて明らかに日本語力が増し、日本人との交流を楽しんでいるように見えて、彼が立教生の一員として生活しているように感じ取れた。
毎晩の交流の時間では、体育館でスポーツをしたり、映画を観たりして、バディと楽しいひと時をすごした。充実した毎日で、5日間があっという間という言葉では言い表せないくらい早く過ぎた。
来年、また彼らに会えると思うと、待ち遠しくて仕方がない。この学校での経験は日本ではできないことであり、そして今回はとても貴重な経験で今までの学校生活で1番の思い出となった。
毎日英語と触れ合うというのは、とても英語が上達するし、日本語以外の言語を使っているので現地校に行っているような気分にもなった。たったの5日間であったが、僕にとっては結構ためになる英語のトレーニングになったと思う。僕は、まだまだ読解力が足りないので、これからも積極的に英字新聞やECの授業に取り組んでいきたいと思う。そして英語という言語を将来の良い武器にしていこうと決心した。
今回このプログラムに参加できて、小さいころからの夢が叶ったことを本当に誇りに思っている。このプログラムを実現につなげてくれた先生方に感謝したい。
そして、これからもこのプログラムが続いて、他の生徒が1人でも多く英語に興味を持って、英語を好きになってくれることを願っている。

(高等部1年生 男子)

昨年のオープンデイは本当に何もわからないまま時が過ぎ、さらっと終わってしまった感じで、正直あまり関心がなかったです。でも、今年、私は学級委員になり、クラスをまとめる立場でした。「今まで学校行事などに関心が少なかった私が、オープンデイを引っ張っていけるのか?」と思いながら、今年のオープンデイの話し合いを進めていきました。

なんで学級委員になったのか。それは、昨年のオープンデイなどで、あまり積極的でなかった自分が嫌だったからです。いつもいつも「面倒くさい」「だるい」と言っている自分が嫌だったからです。学級委員として前に立つことで、そんなことを安易には言えなくなり、必然的に様々な行事に真剣になれると思いました。

私は、自分がすぐに諦めてしまい、投げ出してしまう性質があることを分かっていながら、今まで何も変わることができないでいたことが、オープンデイを通してわかりました。正直、「もういいや。」と思って適当に投げ出して今年のオープンデイも過ごそうかと思ったことが何回もありました。でも、それでは無責任だし、自分勝手だなと思いました。だから、私は私なりにクラスをまとめ、かつ誰よりも一番働いて、誰にも何も言われないようにしようと思いました。でも、その完璧主義が高まりすぎ、オープンデイ準備期間中、どうすればいいのか分からなくなり、泣いていた時もありました。そんな時、高野先生が「そんなに完璧じゃなくていいんだよ。」とおっしゃって下さったり、悩みを聞いて下さったりして、自分の考え方に一つ新たな考え方が付け加わった気がします。

私は、何も分からないなりにクラスにとって利益になる行動は何なのか考えながらオープンデイ準備期間を過ごしていました。結局自分の行動が良かったのかなど全くわかりませんでした。でも、私はこのオープンデイを通して、一生懸命物事を行うこと、でも完璧を目指しすぎないこと、周りに頼ること、周りの意見を受け入れること…。たくさんの事を学べたと思います。

皆本当はもう分かっていることを、私は今学んだだけなのかも知れないけれど、何事にも真剣になれなかった自分が、少しとは思われるかもしれないけれど、真剣に取り組めていて、一歩進めたかな、と思いました。

(高等部2年生 女子)

今年のオープンデイ。我々高等部2年生にとって、クラス企画やフリープロジェクトで活躍できる最後のものになった。

今年は最後なのでクラス企画で何か違うものに挑戦したと思い、模型班として活動することにした。高2になり、僕は理系に進んだので、設計や組み立てなどが主な模型班に決めた。オープンデイ準備期間初日、さっそく僕は大きな模型の設計図を描き始めた。数Bで学習したことを所々で使った。組み立ては非常に難しく疲労がたまることばかりだった。

まずは木材選びから。木材庫の中にある限られた木材の中からその模型にあったものを厳選しなければならない。そして選び抜いた木材を自分たちの好みの長さ、大きさに切断。組み立てるときにはトンカチと釘を使い、木材と木材を結合。これには腕の力を鍛えさせられた。それから金網と新聞紙で形と立体感を作り出し、その上から白い紙を水のりで付着させて色を塗って完成させた。最終日のギリギリのところまで作業に集中していた。途中、自分が何をすべきかわからなくてボーッとしていた時もあり、周りの班も進んでいない時期もあったが、最終的に一つ一つのピースが繋がって一つの作品にまとめ上げることができた。

閉会式での投票の結果発表。我々高等部2年1組は総合優勝は惜しくも逃したものの、模造紙部門とお客様賞は獲得できた。2年1組のテーマは「LIFE」。命の大切さをお客様に十分に伝えることができた。それこそ最高のクラス企画にすることができたのだと僕は思う。

(高等部2年生 男子)

2014年 立教英国学院学校説明会

・予約は不要です。イギリスから担当教員が参ります。スライド・ビデオによる説明があります。説明会の後、個別相談も受け付けます。

12月13日(土) 14:00 – 16:00 東京(立教大学14号館 D301教室)

※詳しくは本校HPをご覧ください。

僕は今年の1学期に立教に入学したので、今回が最初で最後となるOPEN DAYでした。準備期間になる1週間前までは、全く実感が湧かなかったけれど、準備期間に近づくにつれてクラスでの話し合いが増えたり、「清書原稿の提出期限が!」なんて声をクラスのあちこちで聞くようになったので否応なしにOPEN DAYが近づいているんだと感じました。
準備期間に入って初日、どんなことをするのか全く分からず、立ち往生してしまうこともあったけれど、日が経つにつれて、徐々に自分が今何をすればいいかということが分かるようになりました。日々の作業を通じて、普段あまり関わりのない級友と話す機会が増え、今まで表面でしかわからなかった人の性格や長所を知ることができたので良かったと思います。また、久しく体を動かしていなかったので、体を動かすことの良さを再認識できました。準備期間に入る前の週は勉強面でもやる気が落ちてきて、小テストの点数なども悲惨なものでしたが、この準備期間はそういう意味でもいいリフレッシュの機会になりました。
OPEN DAYを通じて、今まで学校で習った数学の公式や雑学を使って作業することがあり、これまであまりそういった機会がなかったので新鮮でした。それだけでなく、みんなで一つのものに向かって動く中で、これから社会に出るまでに身につけておかなければならないことが少し見えた気がしました。

(高等部2年生 男子)

僕は英語で上手くコミュニケーションが取れない。発音が悪くて何回も聞き直されると、言語の壁を感じて、少しむなしくなり、英語で話す自信がなくなる。そんな自分を少しでも前向きに変えるために、と親が考えてくれたのが「語学学校に行って外国人との交流をもっと深める」ということだった。僕は親の考えに即座に賛成して、夏休みの最初の二週間に語学学校に行くことになった。行く日が近づくにつれ楽しみだという気持ちの反面、ちゃんとコミュニケーションが取れるのかなという不安もあった。

そしてとうとうその日が来た。ちょっとしたテストを受け、案内された教室に入る。そこには既に十数人の生徒が授業を受けていたが、全員手を止めて笑顔で「ハロー」と手を振ってくれた。その瞬間僕は強張っていた表情がほぐれ、「ハロー」と笑顔で返すことができた。日本人はクラスの中に僕一人だけで、あとは全員フレンチやスパニッシュなどのヨーロッパ圏の人たちだった。僕ははじめの方はそのことに不満を感じていたが、みんなが親切に話しかけてくれるから日本人が他にいるかどうかなんていうことは二日目辺りからほとんど気にならなくなった。

しかし僕の恐れていたことが起こった。やはり通じないのだ。紙に書いて見せれば通じるので文は間違っていないのだろうが、それでも伝わらないことが悔しかった。しかし、こんな思いをしていたのは僕だけではなく、話している友達もだったのだ。友達も僕に何かを伝えたいのだろうが、なにしろ発音が独特なのでなかなか聞き取れなかった。それでも友達はめげることなく僕に話しかけ続けた。そして、やっと聞き取れたのだ。僕は聞き取れて嬉しかったのと同時に、友達があんなにがんばっていたのだから、僕もがんばろうという勇気を持つことができた。

僕は、今回の語学学校を通じて、英語だけではなく、へこたれない心というものを学んだ。何回つまづいたって立ち上がって、何回でもいろいろな事にこれから挑戦したい。

(高等部1年生 男子)

ガタゴトと電車にゆられて、千葉の東端の銚子に向かっているはずなのにまだ着かない。もう1時間も立たされている、そもそも、なぜ落花生を見に行くのに、こんなに苦労しなければいけないのか、僕には良く分からない、インターネットで検さくすればすぐに見れるのに、と思っていた。しかも、一人で行くならまだしも、弟と妹をつれて行動をすればとても大変だということは、よく身にしみている。なのに、この後自分がどのような場面に出くわすかは、分からなかった。

祖父母の家に着くと、相変わらず自室でテレビを見ながら寝ている祖父に思わず笑ってしまった。この日は、旅のつかれと手のかかる弟と妹のせいか、すぐに寝てしまった。翌日は意外と大変だった。まずは、祖母の草ぬきの手伝いで、ぐう然ぬいた草の根本に付いていた毛虫の大群におどろかされ、しりもちをついてしまったり、雨が降っている中、畑へ行って落花生を盗撮する任務?があたったり、けい帯の充電がなくなってしまい、充電器を忘れたために、親との連絡がとれなくなって困ったり、色々とハプニングの連続だった。そして3日目、いわいる最終日を向かえた。この時も、けい帯の充電がなかったので、祖母が借してくれた電話がとても有り難く思えた。そして一大事が起きた。弟が隣の家とのせまいすき間に2階からあみ戸を落としてしまったのだ。しかも落とした場所には運悪くハチの巣があり、祖母がハチと闘わなければいけなかった。祖母には悪いが、「泣きっ面にハチ」とはこのことを指すのだろうか。しかしどうやったらあんなに2階からあみ戸を簡単に落とせるのか、今でも疑問に思う。

こんな感じに、落花生の撮影という宿題によって、さまざまなハプニングが起きた。ここから僕は、どんなにつまらない様な物でも実際にやってみると意外と面白いんだな、と思った。要するに、落花生みたいなものだ。つまらなさそうな種でも、まいてみると不思議なハプニングという柄が長く延びてきて、人生の土台に埋まり、何かになっていく。皆、実る実は違う。なぜならそれは、人生で一回だけの出来事であり、それと同時に人生の一つの思い出だからだと思う。

(中学部1年生 男子)

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