「高2にもなってお城!?」
これが、アウティングでウィンザー城に行くと聞いた時の私の素直な感想だ。だから、行く前もなんだか憂鬱な気分だった。
しかし、コーチの窓からウィンザー城の外観を見た瞬間、テンションが一気に上がった。想像していたよりも、遥かに立派な城だった。

コーチを降りて城に入るとすぐに衛兵交代のセレモニーを見た。バッキンガム宮殿の衛兵交代は柵と柵の間に顔を入れて遠くからしか見られないのに、ウィンザー城では至近距離で見ることができた。衛兵は黒く長いベアスキン帽をかぶり、赤と黒の長袖長ズボンを身にまとっていた。真夏のような日差しが照りつけるアウティング日和で、見ている私は今すぐにセーターを脱ぎたいと思うくらいなのに、衛兵はもの凄く険しい顔をしてピシパシと動いているのを見て感心した。セレモニーが終わると衛兵と写真を撮った。先生が、彼らは任務中だから笑わないとおっしゃっていた通り、まったく笑わず、撮った後に溜め息までついていた。暑さと多勢との写真撮影でお疲れのようだった。

ウィンザー城を見渡すと、一際高いラウンド・タワーが見える。この日はこのタワーの上に旗が揚がっていた。これは、エリザベス女王がこの城にいますよ、という印だそうだ。女王は普段、バッキンガム宮殿とウィンザー城のどちらかにいるそうだ。この日、そう遠くない距離でウィンザー城の美しい緑や建物、清々しい空気を女王とともに味わえたかと思うとなんとも特別な気分になった。

(高等部2年生 女子)

私が立教英国学院に来てわずか1週間と少しで、球技大会の練習が始まった。運動はあまり得意でなく新しい生活にもまだ慣れきっていない私だったが、学校の雰囲気が大会に向けて徐々に盛り上がって行くのを感じて、なんだかわくわくした気持ちになった。

バレーボールやバスケットボールは経験のある、運動好きな人が集まりそうだなと思い、みんなで楽しめそうなドッチボールに参加することにした。しかし、練習が始まると私の考えは間違っていたと思い知らされた。参加者の後輩達の目が皆本気だったのだ。ただボールをよけるだけではない。投げられたボールを受けとめ、そして相手に向かって本気で投げてぶつける。強い信念を感じて、私も気を引き締めて練習に励んだ。
「新入生の先輩」という立場は、少し大変だったが、しっかりした後輩達と、頑張ってくれたキャプテンに助けられ、真剣に練習に取り組むことが出来た。

本番ではいきなりジャンプボールをまかされとても緊張した。練習で相手チームと対戦することは出来なかったので、相手の実力が分からず、私達のチームは苦戦した。なんとか頑張って、1ゲーム勝ち取ったが、午前中の試合は負けてしまった。このまま午後も負けてしまうのは悔しい…。気合いを入れ直して、午後の試合に挑んだ。

昼食後はチーム全体のテンションが上がった状態で試合をすることが出来た。声出しも皆でできたし、真剣かつ笑顔でドッチボールができて楽しかった。
ここまで本気でドッチボールに取り組んだことがなかったので、新鮮な体験が出来た。それぞれ多少の悩みや大変さもあったかも知れないけれど、それを忘れてしまうほど熱中できた、いい試合だったと思う。
結果は引き分けだったが、午後の試合で勝てたことはとても嬉しい思い出になった。

(高等部2年新入生 女子)

オランダは長い冬が終わるとクロッカスや水仙、チューリップが咲き乱れ、春つまり花のシーズンが始まる。春休みに入り、アムステルダムに帰ると街路も公園も黄色の水仙や青色のヒヤシンスがまぶしいくらいに咲いて迎えてくれた。そんな春の一日。花の国として有名なオランダを象徴する世界最大の花取引所アールスメア生花中央市場(Flora Holland)へ行ってみた。

まず最初にビックリしたのは設備の大きさだ。総面積百150へクタール、サッカー場で二百五十面以上という巨大な規模に度胆を抜かれる。そしてその巨大な空間にさまざまな種類の花がある。バラ・ガーベラ・蘭・ひまわり・チューリップ、名前もわからない花たち。赤・黄色・白・オレンジ色と色とりどりの花、その花をトローリーが運ぶ。トローリーの数もすごい。「よくぶつからないな」と心配になるくらいのスピードでお互いにうまくすりぬけていく。市場の活気を感じた。

見学コースから窓越しにオークションを見た。大教室のような部屋でスクリーンが前にあり、業者の前には一台ずつコンピューター。声を発することもなく、システマチックに競りが行われる。ここで扱う花の八十パーセント以上が輸出されているらしい。取引が成立すると、ただちにスキポール空港へ運ばれ空輸されるため、その日の午後にはパリやロンドンの花屋の店先に並べられる。前にアウティングで見た花屋の花も、ここで競りおとされたものだったのだろうか。

(高等部2年生 男子)

「球技大会…。」その言葉の「球技」に反応してしまうほど、他の人より球技に自信のない私。今年は高3のもとでゆっくりと私の持てる力でチームに貢献しよう、そう考えポートボールを希望した。
しかし、そこには高3は誰一人いなかった。高2もまさかの、私を含めて2人だけ。私達はそれぞれのチームのキャプテンに「必然的」に選ばれた。

「どうしよう…。」
この5文字が私の体中を駆け巡った。実は去年、体調不良で球技大会に参加できなかった。実質今年が初めての球技大会。何も分からない。「どうしよう」の波は次第に大きくなってますます私を球技大会嫌いにした。まだ1度も経験していないと言うのに。

そんな不安に今にも打ちのめされそうな状態で「私なんかが…」と申し訳なさと共にメンバーの顔合わせをした。もちろん全て後輩。小学生もいる。そこでいきなり彼女達は、
「何か手伝う事があったら言ってください!」
と私に言ってくれた。中には4年目の大ベテランもいて、初歩的なルールから分かりやすく教えてくれた。
その時私の心に火がついた。この子たちに喜んでもらえる球技大会にしよう!Tシャツ作りも高3には劣ってしまうけど、あるもので精一杯頑張ろう!楽しもう!ーそう思った。

他の競技よりスタートダッシュは遅れてしまったけれど、加速は凄かった。練習を重ねていくうちに運動が大嫌いだった子も、その子が一番輝く特技を見つけ、みんなのやる気もどんどん高まっていった。

ある日の練習後。疲れ果て、グランドに寝転がり、キレイな夕日だね…と言っていたら、
「勝ちたいな。」
そうつぶやいた子がいた。その一言を皮切りに練習の合間合間で「勝ちたい!」「勝とうね!」と聞こえるようになり、チームの結束も強くなっていった。

少ない時間と材料で一生懸命仕上げた暖かみのあるチームTシャツに身を包み、限りある時間で精一杯練習しきった笑顔で本番を迎えた。全員が持てる力を出し切り、一人一人が「私だってやれば出来る!」と自信を持ってプレーした。結果は引き分けだったけど、大切なことはそれだけではなかった。初めは乗り気な子が少なかったこのチームが、ここまで本気になってこんなに達成感に溢れている。そして口々に「楽しかった。」そう言ってくれた。それだけで十分だった。
「キャプテンありがとう。」
その一言で、今までの迷いと苦労はどこかへ行ってしまった。嬉しかった。キャプテンをやって良かった。

真剣に取り組めば、答えてくれる人がいる。そんな環境にいることができるということに改めて感謝の気持ちが湧いた。

(高等部2年生 女子)

基本的に人は意欲のない物事を行う時、どうしてもその速度は落ちてしまう。これまでの人生において、例外には未だ出会っていない。しかしその状態は、まるで考えつくされたかのように、意志とは裏腹に、たびたび僕に襲いかかるのだ。意志、という言葉には少し語弊があるかもしれない。その時点での意志は確実にその物事を拒絶しているが、ここでの意志とは、その時点より前の意志なのだ。

このような自分の中での、立志への逃避行はこれまで様々な形で僕の前に立ちはだかってきた。ないものねだりという言葉にまとめる事さえ可能なこの現象は、例を挙げるとするならば、一つの学期において起こりやすい。部活動が行えて、試合があって、まるで、今は部活動に専念しろと言わんばかりの状況下では、どうしてか勉強への意欲が湧いてくる。これならまだ良いが、ないものねだりと表したように、この現象には相互関係が存在する。

期末考査直前のある日、気がつくとふだんは面倒臭がる部屋掃除をしていた、ということはないだろうか。これはあくまで極端な例ではあるが、いざ勉強をせねばならない時に、他の行動への意欲が湧いてしまうことはきっと誰でもあるだろう。そして期末考査が終わり、返却されたテストを見て、何故だか勉強がしたくなるのも、この現象の一部であることは間違いない。

極々一般的ともいえる一連の感情の移行をわざわざ自分の中で勘考したのは、無論自分がこの「魔物」を取り払いたかったからである。高校二年へと進級して、これからは勉強に更に力を入れる、と心の中で高らかに宣誓した矢先にそれに襲われた僕には、憎くて仕方がない敵であった。まだ春休みではあったが、意気込みは完膚無きまでに潰されて、これまでと同様に、長期休暇をただぼんやりと過ごしてしまったのである。これから少しずつ現実味を増してくる大学受験を前に、まず争うべきは全国の受験生ではなく、この自分の中の魔物なのかもしれない。

(高等部2年生 男子)

私はこの春休み、自分が生まれ育った街について考えてみた。

私の住む広島県福山市という所は、瀬戸内海の中央部に位置し、年間を通じて非常に住みやすい気候にも恵まれている所だ。そして緑も多く、ハッキリ言って田舎だ。

その南部に位置する「鞆の浦」は風情残る城下町で、「日本で最も癒される港町」とも称され、宮崎駿監督の映画「崖の上のポニョ」の舞台にもなっている。映画の中では江戸情緒たっぷりの町並みや風景が鮮明に描かれていた。ここは、380年続く伝統行事「鯛網漁」も行われ、今では全国各地から観光客が集まる名所となった。瀬戸内海で獲れる魚は本当においしく、週末には朝市が開かれ大量の魚がとれたてのまま並んだり、テントの下や路地で魚を捌く姿が見られ、焼いたり煮たりする匂いが漂っている。私も朝早く起きて家族で新鮮な魚を買いに行ったものだ。

幕末に坂本龍馬指揮の舟が「鞆の浦」沖で紀州藩の軍船と衝突、沈没した事件「いろは丸事件」に関わる史跡も多く残っている。それだけではない。室町時代には、将軍・足利義昭が拠点を鞆の浦に移したり、江戸時代に朝鮮通信使が度々寄港し、福禅寺から眺めた風景を「日東第一形勝」と賞賛した。

そして街のシンボルでもある「薔薇」だ。1945年、広島原爆投下後の8月8日、ここ福山も空襲に遭い市街地の約八割を焼失した。荒廃した街の復興を願い、人々の心に安らぎを取り戻そうと、住人の植えた一本の薔薇苗が今では七十七万本となって、街中の至る所に凜と美しく咲いている。

当時を思うと育てるのは大変だったろう。しかし、その花が人と人とをつなぎ、街や人々の心に自信と安らぎを与えてきたのではないかとも思う。

クリスマス前になると、ボランティア活動の一環として千個の折り薔薇を使った「祈りのばらツリー」製作に参加していた。これもまた、市民が考えた幸せを願う祈りのプロジェクトだ。

私は学校に居て見ることはできないが、今年の5月も薔薇の花が咲き誇ることだろう。一本の薔薇から始まった美しい花々を思いだしながら、今年もそっと祈りを捧げたい。

(高等部2年生 女子)

初の乗馬は入学したその週の金曜日に始まった。
イースター直前だったこの日は、ちょっと乗ってみて、まず馬に慣れるようにする。初めは乗り降りひとつひとつがコワゴワだった。
それからの2回のレッスンは雨だったから、屋内の馬場での練習になった。

まずは歩くことから。
馬がポクポク歩くと、背で体がゆれる。
まっすぐ歩くこと、まっすぐ歩かせることは意外にカンタンじゃない。意識しないうちに手綱を曲がって持っていて、馬がどんどん左や右に寄っていってしまったり、ポクポクあるく馬のリズムに合わせてやらないと、荷物(乗っている人のことだ)の揺れが居心地わるくて、止まってしまう。
「Heels Down!」 靴のかかとを下げるよう、インストラクターのおばさんの声が飛ぶ。鐙をしっかり張って、靴のかかとを下げていないと、鐙から足が外れて危ないのだ。この英語は真っ先に覚えてしまう。

「言うことをきかなーい」
見ていると、馬に少しからかわれて戸惑っていたりもする。首を左右に振ったり、前にかたむけたり。
馬は生きものだから、たとえば、自転車のようにはゆかない。乗り手は馬に誠実に、友好的に、そしてシッカリ騎手としてイゲンも示さねばならない。
難しい!
「Tap、Tap!」 おばさんが教えてくれる。
ちゃんとできたら、馬の首筋をたたいてねぎらってあげるのだ。コミュニケーションが大切。

「傘をさしちゃダメよ」 雨の日、馬たちがこわがってしまった。
こうして少しずつ、馬のことも英語の言葉も知ってゆく。

地道な屋内練習のあと、真っ青に晴れた日に外に出て馬と散歩した。久しぶりに晴れた金曜日だった。春のあたたかさ、さわやかさ、新緑が気持ちいい。遠くのマスタードの、レモンイエローに広がる畑もみえた。ちょっとTrotも出来るようになってきた。

来週も晴れるかな?

一方、生鮮の野菜や果物の調査班。
調べたものは…
■みかん&オレンジ        ■トマト
■ぶどう             ■ねぎ
■りんご             ■じゃがいも
□バナナ
など。
日本だと、■は青森や山梨、静岡、埼玉など国産品が多いけれど、□のバナナはフィリピンからの輸入品、と行きの車の中で、すでに教養として入っていた知識を再学習。
で、改めてイギリスの野菜・トマトを見てみると…

意外に輸入品ばかりなのだ。

◇みかんもオレンジもスペインから輸入
◇ぶどうは南アフリカ共和国から輸入
◇バナナはブラジルなど南米から輸入
◇トマトはスペイン、ポルトガル、イタリアなどから輸入
◇ねぎはなんと、エジプトとセネガルから輸入
(思わずセネガルってどこだっけ?と考えてシマッタ)

対して国産品は、りんごやじゃがいも。

面白かったのは、買いやすい価格のりんごはイギリス産ばかりだけれども、
ちょっと「質のいいもの」はフランス産。(えっ!国産品じゃないのか!)
トマトはほとんどスペイン産だけれども
「TASTE THE DIFFERENCE」や「オーガニック」で質や味の良さを売りにするトマトは
ポルトガルかイタリア産。
へぇぇぇ、面白いな。

帰って来てから、KJ法で特徴や理由を学習。
『全体的に輸入品多いんだねえ』
『りんごは日本でも青森でつくるじゃない。涼しい気候でもオッケーだから、イギリスは国産品が多いのかもね』
「日本だとバナナはフィリピン。場所が変わると、近い地域から輸入するのね。なぜだと思う?」
『遠いと運ぶお金がかかりすぎるから?』
「野菜は露地栽培も温室栽培もあるけど、温室栽培がけっこう多いよね。」
『イギリスは全体的に涼しい気候だし、夏・冬で日照時間の差も大きいから、温室栽培って大丈夫なのかな』
いろいろと勉強になります。

他の野菜・果物も調べてみたところ、
どちらもイギリスはスペインからの輸入が多い傾向がありました。
スペインは農産物の生産も輸出も大掛かりな国なのかもしれない。

今度から、夕食のデザートの果物。よく見ると面白いかもしれません。
生徒諸君はいつも、果物についているシールをこっそり誰かに貼って遊ぶけれども、
次はシールをはがして集めてみると?
果物がどこからやってくるようになっているか、「おっ!」と思う発見があるに違いないでしょう。

去年、中2で行った価格調査ワーク。
今年は経済テーマをそのままに、路線をちょっと変えてスーパーマーケットで商品調査をしました。
テーマはずばり
コーラはいくらの商品か?

イギリスの生鮮の野菜・果物はどこからやってくるの?
です。

英国のスーパーでコーラの売り方をよくよく観察すると…?
◇冷蔵品で売っているのは、
ペットボトル500mℓ型だけ。
しかも1本ずつの個別売り。
◇常温で売っているのは
2ℓの大型ペットボトル。
…もあるけれど、
300mℓくらいの小型缶か、小型ペットボトル。必ず6本以上のまとめ売り。
◆冷蔵品はℓ当たり高め。
◆常温売りはℓ当たり安く買える。
ふ~ん、なぜ?
ここが今回の考察のテーマ。

よくよく観察すると、常温売りはスーパーの奥に陳列。
冷蔵500mℓは、スーパーの入口で販売。
近くに小型のチップスやサンドイッチも売っている。
「あっ、そうか。すぐ食べるからちょっとでいい、のがここの売り方。」
ということは常温販売のコーラが、量や数で一度にたくさん買う型になっているのは
「買う目的が違うってこと?」
「すぐ飲まないし、家で飲むんだったら多い方がいいし、そのぶん安いってこと?」
云々。
同じコーラでも量の違い、売り方の違い、スーパーの商品の置き方、
を学習しました。

全校生徒の視線がある一枚の紙に向けられる中、「ビリッ」と音をたててめくられた一枚の紙の裏にあった数字。それを見て、全員が真剣な表情から笑顔になった球技大会の閉会式。そう、それは誰も想像していなかった結果、同点だったのです。

昨年は優勝の組が決まった瞬間、嬉しさのあまり、とても大きい声で同じ仲間と共に喜びあっている先輩の姿もみられました。もちろん優勝したチームがあるのなら負けてしまったチームもあります。それでも、

「皆、がんばってたよ。楽しく試合が出来て良かった。次は勝てるよ。」

などと、周りの後輩をはげましている先輩がいました。私はその先輩の姿がいまだに印象に残っています。

なぜそんなに印象に残ったかというと、それは、「次がある」と、先輩が言った一言でした。優勝したチームは、次もがんばろうと言って翌年の球技大会をやると思いますが、負けてしまったチームは、負けてしまったから次はがんばって優勝しようと、「次がある」という一言で次へのやる気がどんどん増えていきます。もちろん次も絶対に勝つと思う人もいると思いますが、自分のチームが負けても前向きに次がんばろうね、と言える先輩はとてもかっこよくて、そんな先輩がいてくれたからこそ、昨年負けてしまったチームも今回はがんばろうと思え、この同点という結果になったのだと思います。

高校生から小学生までが、ある自分が決めた種目に仲間のためにも自分のためにもがんばろうと思える球技大会は、立教でしかあじわえないとても良いイベントだと感じました。

(中学部1年生 女子)

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