今年で10年目を迎えたJapanese Evening。地元の学校の生徒さんたちを招いて本校生徒が日本文化を紹介します。1週間前から入念に準備を進め、当日は生徒ひとりひとりがホスト役として立派に訪れる人たちにアテンドできました。
その嬉しい成果が地元の学校の生徒さんたちからのメッセージという形で届きましたので、以下にご紹介します。

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Dear Rikkyo School

I am writing to thank you for inviting our school, St Catherine’s to the mind blowing event you held last Friday evening.

As most of the other guests who attended, I enjoyed all aspects of the evening. As a self-learning Japanese student, it was very easy to follow the language and culture surrounding the event. It was very easy to understand and it was fun to learn new things.

The presentation at the beginning of the evening was very exciting and it was thrilling to learn more about the youkai’s; I would also like to thank Anane who helped me at her station.

The tea ceremony was Sugoi !! and very interesting to watch in real life, the yukatas worn were very kawaii, the kendo was also interesting and the introduction of the basic learning was very educative. Well done Kendo club!!

Again. Arigatou gozaimasu for inviting us to the event, it is an experience I will never forget, I would be very grateful if we were to be invited again next year!!

Omedetou on hosting such an amazing night.

Yours sincerely
St Catherine’s student,
Duchess
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Dear Rikkyo School

Thank you for inviting us to visit your school. This was a great opportunity for us to learn more about Japanese culture.

Every booth was nicely decorated and the students were really polite. We particularly liked the chopsticks activities. We usually use forks and knives for our meals so it was a brand new experience for us. It was quite challenging. We also got to play with the kendama and Japanese cards. From the presentations we learnt more about Japan like the climate and Japanese tales. The tea ceremony demonstration and the kendo demonstration was a really special experience for us. They were really exquisite and we enjoyed it very much.

The evening gave us a great opportunity to know more about Japanese culture. Everyone of us took joy in the evening. Thank you once again for your very kind invitation.

 

Chloe & Joyce
Students from St Catherine’s School

「みなさーん、盛り上がってますかぁー!」「イェーイ!!」
大音量で漏れてくる生徒の歌声、歓声、ライブ音。普段の立教とは全く違う雰囲気がニューホールを包み込みます。5月18日(日)ギター部コンサート開催です。

バンドメンバーの生徒たちはこの日のために、放課後や夜のブレイクの時間を使い練習し準備をしてきました。今日はこれまでの練習の成果全てをぶつける日です。生徒たちの歌声や演奏からは気迫が伝わってきます。
そんなバンドメンバーの迫力ある演奏に観客としてやってきた生徒たちも大盛り上がり。みんなして舞台の前に駆け寄り歓声を送ります。

驚きだったのは、バンドメンバーの生徒たちが舞台に立つやいなや、授業で見せてくれる顔とは全く違う顔つきになること。えっあの子もバンドをやるの!?と思わされることもしばしばでしたが、どの生徒も舞台に立てばもうバンドマン。素晴らしい演奏で会場を魅了してくれました。授業やホームルームで接しているだけでは気付くことのできない生徒たちの一面を垣間見ることができ、立教生は多才で本当に色々な顔を持っているなと改めて気づかされた瞬間でした。

コンサートは2時間ほどの短いものでしたが、演奏する側も観客として聴く側も皆一丸となって盛り上がり楽しめる、そんなライブの素晴らしさを実感できた時間でした。次回のコンサートも楽しみです。

5月17日土曜日。立教英国学院バレーボール部は、4時間目が終わるとすぐにミニバスに乗り込みました。行き先はEpsom College。毎学期に練習試合を行う顔なじみの学校ですが、今回はいつもより気合いが入ります。それもそのはず、今日は高等部3年生の引退試合なのです。この日のためにバレーボール部は忙しい学校生活の合間を縫って練習に励んできました。
会場は屋外で、慣れない芝生の上での試合です。幸い天気は曇りだったため、暑すぎることも眩しすぎることもなくゲームを進めることができました。実力はほぼ互角、一点取れば一点返される。男女ともに緊迫した試合が続きました。
結果、男子チームは一敗してしまい準優勝となりましたが、女子チームは見事優勝することができました。女子チームには、主催のEpsom Collegeから盾が授与されました。
「勝つことはできなかったけれど、1年間このメンバーでやってこれてよかった。みんな、ついてきてくれてありがとう。」
試合終了後、そう語った男子キャプテンの目には涙が浮かんでいました。
女子の方では、後輩から先輩に引退記念品が手渡され、対戦相手のメンバーも含めて記念撮影が行われました。
次の試合からは新チームで臨むことになります。新キャプテンの下、これまでのチームに負けないぐらいバレーボールに楽しく取り組み、素晴らしいチームになってくれることを期待しています。

高校2年生の5月15日は、高校生活最大のイベントの1つ、I.G.C.S.Eの試験の日だった。

長い間勉強を続けてきた試験が木曜日に終わって、翌日はアウティング。
「気がかりな試験が終わってから行けるって本当にうれしい!」
ぎりぎりまでノートを見直し、生物の英単語を確認し、模試を解いて解いて粘った試験勉強。
試験終わってアウティング、本当に晴れ晴れとする。
行き先は、午前中は”女王陛下の週末の城”ウィンザー城、午後はロンドン也。

アウティング・デイは今年一番の夏日となった。
気温は20度までぐんぐんあがって、ウィンザー城で衛兵交替を見る頃には、みなシャツ一枚になってゆく。ふさふさの黒い帽子(ベアスキン帽)をかぶった衛兵は見るからに暑そうだが、誰も暑そうな顔はしていなかった。汗ひとつ流していない。さすがは輝ける大英帝国の衛兵。

ちなみにこのベアスキン帽。カナダ生まれの熊一頭をつかって帽子をひとつ作るのだ。
衛兵は、警護兵と楽隊で構成されるということも発見した。「女性の衛兵が何人もいる」と女生徒たちがガヤガヤ。意外だ。21世紀に生まれた子供たちにとって、女性の進出はもっと身近で一般的だと思っていたのに。彼らが社会人生活に慣れてリーダーシップを発揮する頃、もっと女性の衛兵が多くなるに違いない。彼女達が働く世界ももっと女性が活躍しているだろう。

ウィンザー城内(厳密には城内と礼拝堂)はワークシートを使って、ポイントを抑えて見学する。
ワークシートがあると、『謎解き』のようで楽しめる。H2生たちにとって面白かったのは何だったろう?

◇ウィンザー城修復費の捻出がきっかけで、バッキンガム宮殿が一般公開されたこと?

◇ウィンザー城がもう1000年もの歴史を持つ建築物であること?

◇トラファルガー海戦でネルソンを死に至らしめた銃弾?

◇”MDCCXCIX”−ヨーロッパ風の西暦表示が読めるようになったこと?

◇緑色のクジャク石でできた杯が自分よりも大きかったこと?
(ロシア皇帝から贈られたものだ)

見学とは新しいものを発見することだ。新鮮な驚きを得ることだ。高2生の印象に何が残っただろう?

午後ロンドンに移ってからの、1時間半のウォークラリーはちょっと大変だった。
先生たちが知恵を絞ったウォークラリー観光。ヒントを元に次々に場所を探し当てるのだ。
はじめの『首相官邸ポイント』は皆が一斉にやってきた。ダウニング通り10番地。
その辺の人に英語で聞くよう伝えてあったこの住所。ロンドンっ子なら誰でも知っている。
先生からもらったクイズも意外にすらすら。だいたいキャメロン首相の名前は知っていたし、彼の顔もわかった。(ただし、ジェームズ・キャメロンとデイヴィッド・キャメロンにはみごとに引っかかってしまった)

ところがなかなか見つからない、『ローマ人と戦ったブリテン島の女王ポイント』と『3つのヒントを元に場所を探し当てるミレニアムポイント』。
首相官邸近くは警備員のいる建物が多いから、ちゃっかり警備員をつかまえて尋ねる生徒たちもいた。天気のいい中、あちこち探し回って「せ〜んせ〜ぃ、みぃ〜つけた〜」と走る生徒たち。

ラストポイントは、全ポイントで1つずつヒントを貰って探す『ナイチンゲール像ポイント』。「疲れた」と文句言いながら嘆きながら、わいわい探して歩き回ったウォークラリーは、忘れられない出来事の1つになるだろう。

この日、ウィンザー城には女王旗がひるがえっていた。
姿は見られないけれども、在位60年以上にも及ぶエリザベス女王と同じ場所にいた1日。
天気がよくて暑くって、ロンドン内を駆け回った1日。
思い出のページにくっきり刻まれたことだろう。


5月16日(金)いよいよ待ちに待ったアウティングの日です。天気は見事なまでの快晴。コーチに乗り込み、さあ出発です。
小学生と中学生は、かの有名な大政治家ウィンストン・チャーチルの生家でもあるブレナム宮殿と、オックスフォードへ行きました。

お昼頃ブレナム宮殿に到着。門をくぐると、大きな湖とその上にかかるヴァンブラの大橋が出迎えてくれました。その美しい景色に皆自然と「おーっ」「わぁー」と感嘆の声が漏れます。
宮殿に入る前にまずは腹ごしらえから。途中で寄ったサービス・エリアで買ったランチを持ってピクニックです。ナイフとフォークで食べる食事も良いけれど、青空の下で芝生の上に座り、手づかみで思い切り頬張るランチはまた格別です。食事の後は、宮殿のガーデン内にある大きな迷路へ。最初は「迷路なんて子供っぽーい」などという声も聞こえてきましたが、いざ入ってみるとこれがなかなか抜け出せません。皆汗だくになりながら迷路内を駆け回りました。

お腹もいっぱいになり迷路でひとしきり遊んだあとは、機関車に乗って宮殿へ。ガイドさんの説明を聞きながら、豪華絢爛なお城の中を見学しました。皆壮麗な内装に目を奪われ、説明を聞く表情は真剣です。映画の撮影に使われたなどの裏話も聞くことができ、充実した時間を過ごすことができました。

宮殿見学の後はオックスフォードへ。お楽しみのショッピングの時間です。お小遣いを握りしめ、めいめいお目当てのお店へ向かいます。ディズニーのアリスグッズ販売店Alice’s Shop、アイスクリーム店、クッキー屋さん。オックスフォード大学のパーカーを買った生徒もいました。夕飯もオックスフォードで。マックに行ったりカフェに行ったり班ごとに自由に過ごしました。日本食屋で久しぶりの日本の味を満喫した生徒もいたようです。

夕方、オックスフォードを後にして学校へ。友人たちと一緒にたくさん遊び、学び、素敵な一日となりました。皆さん、おつかれさまでした!

交換留学は、あっという間の一週間だった。学校は違えど現地校。私は自分が通っていた前の現地校のような様子を想像し、少し緊張していた。
しかしいざ学校に行ってみると、周りの子はとても私たちに興味を持って話しかけてくれた。一緒に写真を撮ろう!とカメラを持ってきてくれた子さえいた。
そんなミレーの生徒に最初は少し戸惑ったが次第に打ち解けて一緒にお菓子を食べたりした。

ステイ中に印象に残ったことは2つある。
1つは夜にエスターのお父さんが入ってるバンドの練習演奏を聴きに行ったことだ。
私がColdplayというバンドが大好きだと知ったお父さんが招待してくれたのだ。
本当に帰れるのか心配になるほどの山奥に、そのコテージはあった。色々なコテージがあるなかで、お父さんたちがいるコテージに入ると、すでに練習は始まっていて、コテージ内には大きな音が響いていた。Coldplayの曲を歌うお父さんがとても素敵で感動していると、エスターは自分のお父さんが歌う姿なんて恥ずかしくて見ていられないわ!と私を引っ張り外に出た。
外では、来た時には気づかなかったとてもきれいな星たちを夜空に見つけた。

2つ目はエスターの誕生日パーティーだ。
誕生日は金曜だったから2人で木曜日にケーキを作った。レシピ本に載っていた、ピザ型のケーキだ。彼女はピザが好きらしく、とても楽しみにしていたのをよく覚えている。
当日、エスターと仲が良い子たちが6人くらい来た。パーティーは楽しく、みんなでピザとピザ型ケーキを食べたりした。
もっと楽しかったのは、パーティーの後だ。2人でエスターの部屋に行き、プレゼントを渡した。友達や彼女の両親にも聞いたりして決めたプレゼントだったのでとても喜んでくれた。
初めて会ったときに一言で終わってしまったようなはずまなかった会話も、今ではその面影すらなく、お互いに話すのをやめなかった。遊んでいる途中で、日本語だけで話すようにしたり、英語だけで話したりした。彼女の日本語もまた、とても上達していた。

帰るときにまた会う約束を何回もした。日本からお土産を持ってくることも。
まだ彼女の両親に渡せていないThank you カードを手渡せる日が待ちきれない。
[ English ]

The exchange has finished very quickly. Because it was a local English school, I was a little concerned. However, when I went to school, it was completely different from the local English school I used to go. (I’m not talking about Rikkyo.) Some girls brought a camera and said to me, ‘Let’s take selfie!’ At first, I was confused. But gradually Millais girls and I got closer, and we ate snacks together.

I had two impressive things in this exchange. One of them is that I went to listen to Esther’s dad (Richard) playing in band at night. Richard invited me because he knew I love Coldplay. The place was in the mountain. It was so dark and I wondered if we could go home safely. There were many cottages. We entered Richard’s cottage. Some people were already practicing and the sound was so loud. I was so impressed by Richard’s singing and playing the drums. However, Esther said she was embarrassed to see her dad’s singing in front of her, and she took me out of the cottage. Then I realized that there were many beautiful stars in the night sky.

The second thing was Esther’s birthday party. Friday was her birthday. So we made cake on Thursday. The cake was shaped like pizza. She seemed to like pizza very much. Some girls came to the party and we ate pizza and the pizza cake. And we saw a movie. After the party, I gave her presents. I asked some of her friends and parents before I decided what to buy for her. She seemed to be very happy with my presents. We didn’t stop talking. At first, we couldn’t talk much. And her Japanese got a lot better.

We promised to meet again. I also promised them to bring back some presents for them from Japan. I can’t wait for the day when I can give a thank-you card to Sara and Richard.

(高等部1年生 女子)

来年2015年に日本で第23回世界スカウトジャンボリーが開催されます。
先日本校で開かれた第10回Japanese evening の催しに、ホーシャム地区からイギリス代表となった3名のスカウト隊員が来校、一足早く日本文化を経験しました。
来学期には、総勢36名のスカウト隊が本校を訪れ、翌年の日本でのジャンボリーに備えて本校生徒と交流します。

以下に、Japanese evening の際、引率として来校したスカウト隊リーダーからのお礼の手紙を紹介します。

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Just wanted to say a big thank you for inviting us to the Japanese evening on Friday, the pupils were extremely polite and welcoming. We thoroughly enjoyed ourselves. The three Jamboree Scouts I took are even more excited about their trip to Japan next year – in fact I wish I was going with them! They can’t wait to tell the rest of their Jamboree Unit when they next meet.

Thank you again

Kind regards

Julie

全ての力を出し切った。

いつもと違う自分がそこにはいた。

昨年に引き続いて女子ソフトボールになった高3が自分だけだと聞いて、私はかなり焦った。チーム決めをしたものの、両チームのメンバーの中で練習内容を考えることができる人は私だけだった。どう練習すればみんなは打てるようになるのか、ボールを捕れるようになるのか。そして、ソフトを心から楽しんでくれるのだろうか。考えた末に出た答えは、大会直前まで両チーム一緒に練習をするというものだった。ソフトボールは、学校の体育でやる機会が多いとは言えない。でも私は、この球技大会で、みんなに「ガチ」になってほしかった。だから私は、キャッチボールを敵味方関係なくペアを組んでやってもらったり、チームをバラバラにして混合で試合をして、敵の情報を盗めと言ったりした。作戦会議の時間を一日に何回もとった。みんながソフトに真剣に挑んで、男子ソフトにも負けないような熱い試合をしたいと思ったのだった。

当日。一試合目は18対11で勝ち、二試合目は8対10で負けた。一勝一敗。このスコアからもわかるように、みんなよく打ち、捕り、投げ、走り、転び、叫んだ。それは、黄色チームも水色チームもどちらにも言えることだった。きっと、メンバー全員があんなに叫んだのは女子ソフトだけだと思う。

試合が終わって自分のチームを集め、みんなの弾ける笑顔、そして後輩の、「先輩がキャプテンで本当に良かったです。」という言葉を聞いた時、私は涙が出そうになった。そして、その瞬間頭の中を過ぎったのは、一年前、同じ言葉を高3の先輩に言った自分だった。
たぶん先輩と私はその時同じことを思っただろう。自分たちの役目は終わった、と。

(高等部3年生 女子)

あたりは見渡すかぎり青いブルーベルの花畑が広がっていた。

私にとって最初で最後のブルーベル見学に、私は乗り気ではなかった。ちょうど前日に体調を崩したうえ、友達には行くほどのものではない、体調が悪いならやめておけと忠告されたのが大きな原因である。しかし、一人でドミトリーに残って休んでいることに抵抗を感じたため、ブルーベル見学に行くことにした。森へはまだ行ったことがなかったため、山道が苦手な私には不安があった。まだ森に入ったころはきれいな植物はなく、期待もだんだん薄れていってしまった。

五分ほど歩くと、突然、目の前に広大なブルーベルの花畑が広がった。ブルーベルは一つ一つは小さな花だが、数え切れないほどの花が広がったその光景に私は目を奪われた。全体が青いじゅうたんのようで風に花畑全体が揺れると、絵本の中の世界にいるような気分になった。花からはかすかに甘いにおいが漂ってきて春の美しさを五感すべてを使って感じることができた。

今までこんなにたくさんの花を見ることがなかったので、ブルーベル見学に行けたことにとても感激している。あの花を見ないという選択をしていて、写真だけを見ていたら、きっと後悔していたであろう。この学校でブルーベルを見られるのは今回が最初にして最後である。このようなすばらしい体験ができたことを嬉しく思う。

(高等部3年生 女子)

4年ぶりに訪問させて頂きました。久しぶりに先生方にお会いする事が出来て、とても嬉しかったです。
立教に帰ってくると、いろんな思い出がよみがえって来て、とてもほっこりしました。
卒業して2度目の訪問ですが、イギリスに来ると帰りたくなる場所がある事をとても幸せに思います。
またお邪魔させて頂ける日を、楽しみにしております。

(高木さん)

久々の立教、懐かしい気持ちでいっぱいで、良い思い出がたくさんよみがえりました。
また機会があれば伺わせて頂きたいと思います。

(高木君)

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