ブレイク中の最大の楽しみ。それは、アウティング。しかも今回はロンドン。そして、ミュージカル「マンマミーア」とナショナルギャラリー。

中学生の頃、美術の試験のために一生懸命に覚えた名画とその歴史、画家たちの一枚一枚に込めた思いや時代背景など。苦労して覚えたことが役立つ日が来るなんて、思いもしなかった。思い出しながらナショナルギャラリーをまわってみると、絵ってこんなに楽しいものなんだと思った。資料集で見た絵が実際に自分の目で見られる。日本だったら、美術展には行かないけど。これは私にとって初めての体験だった。

そして夜はミュージカル「マンマミーア」。とても楽しかった。日本と海外とでは、やっぱり迫力が違う。劇場の雰囲気も全然違う。でも、だからこそ楽しく、面白かった。初めて観賞したマンマミーアが今回の公演で、本当に良かったと思う。

ただ一つ悔しいことがある。というか身に染みて思ったことがある。それは自分の英語力の低さだ。もっと勉強していればミュージカルが何倍も何十倍も楽しかったことだろう。卒業まであと二年。どこまで伸ばせるだろうか。せっかく英国で学ばせてもらっているのだから、もっと頑張ろう。もう一度、同じのを見た時に自分の英語力が本当にどこまで成長したのかが分かるのかもしれない。この思いを忘れずに日々、成長していこうと思う。

(高等部1年生 女子)

待ちに待ったアウティング。ミュージカルも見られるし、ロンドンも行けるし、外食も出来るし、楽しみで仕方がなかった。

まず着いてからしたのは、昼食。どこに行っていいかわからず、とにかく行ったり来たりして、やっと見つけたバーガーキングで食べた。久しぶりに食べたファストフードは美味し過ぎて班の子と感動にひたった。

大英博物館は思ったより十倍広かった。置いてあるものの価値とかは細かくよくわからなかったけれど、それでもすごいと思えるものはいくつかあった。最古のミイラは特に衝撃を受けた。何千年も昔の遺体がこんなにもきれいに残っていて、すごく不思議に感じた。他にも驚いたのは、他の国の文化まで展示してあったこと。日本のブースまであってすごく嬉しかった。でも、私たちが感じている日本とは違う雰囲気をまとっていて、外から見るとこんな風に見られているのかな、と違和感を覚えた。もっと色んなところを見てほしいとも思った。

一番思い出に残っているのは、やはりミュージカル。母にも「こんな機会めったにないよ」と言われていて、すごくワクワクしていた。唯一英語だという点に不安を感じながら見た。まず、舞台との近さ、音の大きさからして迫力がすごかった。舞台の人が歌っている歌が聞いたことのあるものばかりで、目の前の人がそれを歌っていることにすごく感動したし、歌の意味はなんとなくしかわからなかったけれど、心に届いた気がした。役の悲しさや楽しさが全身で伝わって、ミュージカルにとにかく集中できたし、楽しかった。

アウティングは前日までと違い過ぎて、夢みたいで、一瞬で終わってしまった。最後で最高のアウティングだったと思う。

(中学部3年生 女子)

2月9日(日)は3学期の漢字書き取りコンクール。
立教の学校生活の中で、そして卒業してからも、強く印象に残るに違いない行事のひとつ。
なんといったって、50分で100題を「とめ・ハネ・はらいまで正確に」書くという厳しさ(ハネなどが間違っていると失点!)もさることながら

今年のウルトラC問題

が注目の的となるから。2013年度を閉めくくる今回のウルトラCのテーマとは?

『加工食品』

であった。
加工食品ってナンダ?!
という探りから始まるウルトラC。各クラスで、発足したばかりの新生徒会で、予想お題の突合せが行われる。
ウルトラCはほどほどに、「漢字練習問題集」を重点的にやるぞ。と頑張る生徒も多い。
おとなになっても書けるだろうか? 【 】の部分が書き取り。

1.朝の気温を【 はかる 】。
2.百科【 じてん 】で調べる。
3.友人の【 ごかい 】をとく。
4.適切な【 そち 】を講ずる。
5.【 だんがい 】裁判。

いずれも今回の出題から。ではウルトラCは?

6.ご飯を【 のり 】で巻く。
7.焼き鳥屋に行って【 つくね 】をたのむ。
8.【 きしめん 】をゆでる。

ウルトラCのフリー問題(テーマなし)は難しかった。

9.心は【 ずたずた 】だ。
10.「【 へなちょこ 】野郎」とののしる。

一体、こんな語句に漢字が充てられる、ということを誰が知っているのか?さすが国語の先生だ。
「こんなものも漢字で書けるんだ。」「こんな字をあてるのか。言われてみればなるほど!」
お金関係の漢字はなぜ部首が「貝」なのか?
『つくね』は、なるほど、捏ねてつくるから。
音読みだと、旁の部分が音なんだよな。
漢字の学習とは、語彙力の学習でもあると思う瞬間だ。

各クラス平均点は、高2から小学生まで、学年順にきれいに並んだ。それぞれが学年相応に頑張った結果だ。

毎年恒例となった地元ミレースクールとの短期交換留学。今年も1月末に7名の生徒が来校し本校の生徒と1週間寝食をともにしました。この3月には、本校生徒がミレースクールを訪れ、バディー(交換留学プログラム中のペア)の家にホームステイをしながら現地校体験をします。早速そのバディーたちからメッセージが届きましたので、以下にご紹介します。

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This school is amazing. Everyone works so hard and is so enthusiastic about their school work here. The atmosphere is like a family and everyone is so polite and kind. I am so glad I got the opportunity to come here and would do so again, given the chance. (Lucy)
Being at Rikkyo has allowed me to see and understand how Japanese students get on at school and also to understand more about the culture. During my stay here, I have met the most amazing people and because of that, I really don’t want to leave. I want to move here! There are so many people who I have met and become friends with, and this has been the best week of my life. It’s a really great opportunity and it has been really enjoyable. (Olivia)
I have thoroughly enjoyed my stay at Rikkyo; everyone was so welcoming and kind to us and I loved being able to embrace the Japanese cultures and styles. I would like to thank all the teachers who organised the exchange, our exchanges- who were so helpful and kind and all the lovely students at Rikkyo who made our stay great! Going to Rikkyo is a memory I’ll never forget; I have had an amazing time. (Amber)
Thank you very much for letting me stay. It was the most fun I’ve had in a long time. I loved meeting new people and I really wish I didn’t have to leave. I wish I could stay at Rikkyo forever. Everyone had been so friendly and nice! Thank you so much. (Nia)
Thank you so much for allowing us to stay at Rikkyo for a week. It was so much fun learning more about Japan and its culture, as well as meeting so many genuinely lovely and welcoming people who now feel like a part of my family. Everyone’s been helpful and has put up with our very poor Japanese, for which I apologise greatly! I wish we could stay forever, it’s been the most amazing experience ever, and that’s down to the brilliant staff and students here at Rikkyo. (Phoebe)

立教を卒業して4年も経っていることが信じられないです。
生徒・先生は変わっていても、同じ空気が流れていて何かほっとしました。
期末直前でバタバタしている時に温かく迎えて下さり、ありがとうございました。
また来ます!
(吉田さん)

約4年ぶりに立教を訪れて、とてもなつかしい気持ちでいっぱいになりました。
在校時と変わらず接して下さった先生方、本当にありがとうございました。
設備等は少し変わっていましたが、先生や生徒の立教らしさはいまだに残っていて嬉しかったです。
いつになるかは分かりませんが、また来たいと思います。
期末前にお邪魔してしまってすいませんでした。
See you later!
(谷口さん)

今年で3回目となるHerstmonceux小学校の児童たちの訪問。今回は36名の小学生が来校し、EC (English Communication) の授業に参加しました。
「文化交流」を正に地でいくこの行事の様子を、本校EC主任のシャープ先生が報告します。

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Herstmonceux Primary School visit Rikkyo

Herstmonceux Primary School came for their third visit to Rikkyo on Tuesday 28th January. Each year their Year 4 children do a project on Japan and then come to Rikkyo to experience Japanese culture firsthand. Their initial trip was so successful that they asked if they could come every year; of course, we were happy for this to happen as it is a great opportunity for both sets of students.

We spent the first part of the morning in the library where our students had set up various activities: counting to 10, writing to 10, drawing Manga, writing your name, Kendama and Koma. Outside we gave Double Dutch displays and helped the children to try some basic skipping, and when the weather turned to rain, we came inside and taught them how to do the Rikkyo morning exercise routine.

After a snack break, we all went to the Kendojo and watched a short Kendo exhibition. The Herstmonceux pupils then had a chance to try on the Kendo uniform and talk to our students about the sport. Fukuwarai, Hashi, Ayatori and Origami were also on offer for the young children to experience.

We finished the morning with a group photo of smiling faces; both sets of students had spent an enjoyable morning with each other. There was plenty of talking and laughing and, after lunch, the Herstmonceux students thanked us for our hospitality, but were sad to leave.

We look forward to their next visit in January 2015.

七分間で三失点。引き分けに終わった試合後のみんなの悔しそうで苦しい顔を見た時は後悔と申し訳なさのトゲが心に突き刺さった。ディフェンスリーダーとしての重責を背に負い臨んだこの一戦で流れを相手に完全に掌握されラスト七分で三失点。ディフェンダーとしての任務を果たせず、責任感の崩壊と自己のふがいなさに支配された自分を引き戻してくれたのは後輩の存在だった。試合後すぐに水を汲み手渡し、「お疲れ様です。先輩がいなかったら三失点じゃ済まなかったです。」と声をかけてくれた。何故だか分からないけれど涙が溢れそうになった。

僕らの守備に不満を持っていた仲間も間違いなくいた。声をかけてくれた仲間の中にももしかすると心の中では不満があった人もいたかもしれない。しかし、そういった事を理解した上でもこの一言は僕にとってとても大きな意味を成した。

後輩が今回、僕にかけてくれた言葉。何気ない一言にも感じられるかもしれないが間違いなくその言葉に救われた。今度は自分が、「人を救える言葉」をかけてあげられるような先輩になりたい。

(高等部2年生 男子)

【お知らせ】3月29日(土)に東京国際フォーラムで開催される中学高校進学相談会「よみうりGENKIフェスタ2014」に本校もブース参加します。詳しくはこちらをご覧下さい。

「百人一首大会」私はこの行事があると知った時、少し嫌だと思った。なぜなら、中学2年生の時に、1、2回国語の授業でしかしたことがなかったからだ。その時は、ほとんどの人が百人一首を覚えておらず、下の句対決だったので、私でも取ることができた。立教での百人一首大会はどのようなものなのか聞いてみたところ、「上の句で取れないと取れないかもしれない」と聞いた。私は2首しか覚えていなかったので、百人一首の小テストではあまり良い点数ではなかった。テスト前に勉強したものの、覚えられないと正直少し諦めかけていた。

そんな時、百人一首大会でのチームのペアがHさんだと決まった。Hさんは練習の時や、小テストでも上位にいる人だった。その時席が隣だったので、小テストの前に
「今日は10点中7点取ってね」
と言われた。私は6点しか取れなかった。それが悔しくて本格的に百人一首の勉強を始めた。次の日のテストで、勉強の成果があったせいか、スラスラ解けた。テスト返しの時、そこには「10」と書いてあった。私はそのテストをHさんに見せ、二人で大喜びした。そのおかげで、百人一首を覚えようと一生懸命頑張った。

当日。私は2回戦目で少し緊張していた。しかし、自分の番が回ってきた時には、「緊張」ではなく、「楽しみ」という思いがあった。私は百首は覚えていないので、自分が覚えた札を必死に探し、場所を把握した。すぐに取れるように。結果、そこそこ自分の中では枚数が取れたと思う。

今年度は、一週間前くらいから覚えたために、焦っていたが、来年度はたくさん覚えて挑戦したいと思う。何もせずに苦手意識を持ってはいけないと改めて感じることが出来た良い大会になったと思う。

(中学部3年生 女子)

3学期といえば1年で最も短い学期ではありますが、バレーボール部にとっては最も試合の多い学期となりました。試合相手は英国の現地校であり、相手校を立教に迎えるホームの試合と、立教側が相手校へ行くアウェイの試合のどちらも行われました。特にホームで行われた試合では、部員以外の沢山の生徒が応援に駆け付け、体育館が賑やかになりました。

3学期最後の対外試合は、Epsom Collegeで行われました。授業が終わると、部員は車に乗り込み相手校に向かいました。久しぶりのアウェイの試合ということで、生徒はわくわくしていて、車内はまるで遠足のようです。

今学期の戦績は上々で、男女ともにこれまでの試合は全勝していました。限られた時間の中で、体育館に足繁く通い練習した成果が出たようです。果たして今回の結果は……男子は3-0のストレート勝ちでしたが、女子は1-2と、惜しいところで負けてしまいました。
試合後はお茶を飲みながら、相手校の生徒と交流します。一年に何度か試合で顔を合わせるメンバーなので、中には名前も覚えて近況を話し合っている生徒も見受けられました。
「試合には負けちゃったけど、友だちに会えたし、楽しかった。」
そんな高校二年生の女子生徒の言葉が印象的なある日の放課後でした。

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