rikkyo school in england

 

球技大会が終わって3日目。そろそろ疲れが見え始めた火曜日は午後ブレイク。午後以降の授業をカットして皆それぞれが思い思いにくつろぐお休みになりました。

小学生はこの午後を利用して学校から車で20分ほどのところにあるNewlands Cornerに外出しました。小高い丘を尾根伝いに車で登り、その道がぐっと曲がったところに駐車場があり、ここから丘を散策するコースがあちこちに続いています。日差しもすっかり春らしくなって正に散策日和の午後でした。あたりを一望できるこの丘からの眺めはなかなかのもの。パッチワークのようにはるか彼方にまで広がる田園風景に皆すっかり心を奪われたようでした。元気に丘を歩き回りたっぷりリフレッシュできた散策の様子はこちらのギャラリーでご覧下さい。

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5月19日(日) 10:00 – 16:00 に東京国際フォーラム(東京都千代田区丸の内3-5-1) B2F 展示ホール 1・2で開催されるベネッセ進学フェアに本校もブース参加を致します。当日はイギリスから担当教員が参ります。会場内の本校ブースにて個別相談に対応します。フェア詳細につきましてはベネッセのホームページでご確認ください。

rikkyo school in england僕はこの四月で高校二年生になった。とは言っても、周囲の環境はあまり変わっていない。教室も、机の場所も、担任の先生も高一の時と同じため、そこまで実感はしていない。でも、これから過ごす一年間は明らかに去年度までとは違うということが先生達の口振りからよく伝わってきました。今までは僕達を様々な所で引っ張ってくれた「中心学年」の先輩達と同じ位置に、僕はとうとう立ってしまいました。

展示本部長、当直、球技大会の委員など今までは見ていただけの先輩達の役割を受け継いだのだと思うと、なんだか様々な重圧が自分にのしかかってきそうです。これからの一年を無事に過ごせるのかどうかも本当に不安になってきました。勉強のことまで考えると頭が爆発しそうなくらいです。

だけど、僕はこの中で楽しさを見出していけたらいいなと思います。一所懸命に目の前の物事に取り組んでいければ、きっとどの活動にも楽しさが生まれて笑顔でやり抜くことができると思います。その先にはきっと大きな達成感もあることでしょう。それを味わって「最高に楽しかった!!」と言えるような、そして胸をはって後輩に自分のつないできたバトンを渡せるような、そんな充実した高校二年生を送れるようにしていきたいと思います。

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ある晴れた気持ちのいい午後、生徒会のメンバーを中心に高校生10名あまりが駐車場脇の芝生の上に集合。青い空に高く立つポールをゆっくりと倒して何やら楽しげな作業が始まりました。何年も前に日本から送られてきた鯉のぼりのセッティングです。
毎年この時期になると駐車場脇の桜並木の中央と、池のほとりの2カ所に鯉のぼりが気持ち良さそうに泳ぎます。
この鯉のぼり、一つは以前立教に勤めていた飛田先生のお父様が、そしてもう一つは第27期卒業生の岩﨑君のお父様が学校に寄贈してくださったものです。
サラサラと気持ちのいい感触の布を手にして嬉しそうにはしゃぐ生徒たちの手で、カラフルな吹き流しと大きな大きな3匹のコイが順番にロープに固定されていきました。
「イッセイのセッ!」と皆で気合いを入れて真っ白なポールが再び空高く立ち上げられると、スルスルとロープが送られ、まるで生命の息吹を受けたかのように「立教のコイ達」が一斉に泳ぎ始めました。生徒たちの歓声があがると、桜並木で囲まれたこの一角がまた賑やかな季節になりました。

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四ヶ月ぶりの立教、不思議と久しぶりな気がしない。礼拝、食事のマナー、朝のベッドメイク等で、久しぶりだからといって惑うことはなかった。この四ヶ月間、春に帰った際、自分が高三として、ちゃんとできるのか不安でたまらなかった。しかし、立教で今日一日を過ごし、日常の事柄をしっかりこなすことができ、不安が一気に半減した。これまで立教で過ごし培ってきた習慣が、私を支え、三学期に生じたブランクをなくしてくれるのではないかと思う。
二年前入学した当初、赤ネクタイの高三生が格好良く、とても頼もしかったのを覚えている。慣れない生活に、心身共に疲れていた私を元気づけてくれたのは、同学や当時の高三達だった。立教において、高三という存在がどれほど重いものか、この二年間を通して強く実感している。廊下で移動しながらも、時間をおしむように勉強する、何かの行事では率先して行動する、そして食事の際には、面白い話で後輩を笑わせてくれる、そんな姿を間近に見てきた。後輩は、先輩を良く見ているように思う。だからこそ、高三がいなくなった三学期には、皆どこか物足りない気持ちを抱くのだろう。
今学期からは私が高三だ。果たして、これまでの高三達のように、後輩から卒業を惜しまれるような先輩になれるのかわからない。けれど、自分なりに努力し続けようと思う。
昔から「努力は報われる」と言われているがこれは本当だと、私は自身のこれまでの立教生活を通して確信している。だから、後輩達にも、たとえ挫折したとしても、決してあきらめず努力し続ける精神をしっかり持ってもらいたい。それにはまず、高三になった私が、手本となるようにしなければいけない。残り約半年の立教生活で、私を通して後輩達が「努力の大切さ」を少しでも感じ取ってくれる、そんな高三になることが、高三としての私の目標だ。
他人から認められるような自分になるためには、まず自分で自分を認められるようにしなくてはいけない。夢見た赤ネクタイを身に付けている以上、私は自分の限界を定めずに様々な事に一生懸命取り組みたい。そして、立教を卒業する時には、達成感に満ちた笑顔で卒業したい、と思った。

(高等部3年生 女子)

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(画像はイメージ画像です)

昨年末に実施された東アジア医学生会議に参加した高校2年生からのリポートをお届けします。東アジア医学生会議は、アジア各国の医学生の国際交流、相互理解の促進、および将来のアジアにおける国際協力の基盤作りを目的としてアジア医学生連絡協議会が開催するもので、第26回目となる今回は、「災害医療」をテーマに、約30カ国から総勢300名の医学生が参加して東京医科歯科大学で行われました。

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東アジア医学生会議に参加して

僕は、今回の冬休みに東アジア医学生会議に参加してきました。
この会議は、最近アジア諸国で多発する災害にそれぞれの国の医療機関がどのような対応をしているのか、などのそれぞれの国の医療問題を医学的知識を交え、話し合うというものです。そして、今回は日本の学生を中心に災害医療について知ってもらうという主旨のもと行われたイベントで、僕はそのイベントに参加し、イベントを通して「トリアージ」というものを体験してきました。

「トリアージ」とは、多くの傷病人が出る災害や事故において、その傷病者に優先順位をつける行為のことです。しかし、これだけを聞くと少し差別的行為のように思えませんか?僕も初めて内容を聞いたときは、大学生に異議を申し立てようとしたくらいです。なぜなら、傷病者に対し四色のタグをそれぞれ治療が必要な順につけるというものなのです。でも、この「トリアージ」の持つ一つの理念は、『ひとりでも多くの傷病者を救いたい」というもので、さらにこの会議の実行委員であり、我らが立教英国学院の卒業生である中村さんが言うには、「このトリアージは専門医による迅速かつ簡便かつ適切な治療を行い、もちろん優先度の高い順に治療はするが、他の傷病者も見捨てず、後で必ず治療する。」ということだそうで、そのような一分一秒を争う現場で傷病者に対し、識別を行うスタッフに驚きを感じずにはいられませんでした。人に優先度をつけて、必ず助かるはずだった人がもし、死んだらと思うと少しだけこの「トリアージ」に対し不安を感じずにはいられないという気持もありました。また、この迅速な識別を行えるようになるのに、たくさんの被災地を見てきたのだと、僕は思います。

ところで、このトリアージ体験の内容は、患者の状態が書いてある紙を見て、患者にどのトリアージタッグをつければよいかを当てるクイズのようなもので、それを六人のアジア医学生と行いました。さらにその場では、アジアの医療問題についての話もしてくれたり、各国の医学生が普段どのようなことを学んでいるのか、など将来、医者になりたいと思っている僕にとっては、医者になるということがどうゆう事なのかということを聞いている気にもなりました。

こうして、会議は終わり、その会議で学んだことについて考えてみると、東日本大震災の時、どれだけの医療に携わる人々が多くの傷病者を救えず、つらい思いをしたのか、少しだけわかった気がしました。そのためにこのような会議は、今の地球において、すごく大切なものだと心の底から思い、僕も将来、ひとりでも多くの人の命や健康を支えられるような人になれるように、大学生になったら、このような会議にもたくさん参加していきたいと思っています。

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桜が咲き誇る快晴の日に行われた球技大会。新入生達が2週間の練習を通して同輩はもとより、先輩・後輩と交流を深め、より立教生らしくなっていきます。そしてそのエネルギーのすべてがこの球技大会で惜しむ事なく発揮され、新しい大家族の絆が深められていく… そんな一日の軌跡を映像でお送りします。英国の田園風景の中にゆったりと広がる本校キャンパスの様子もあわせてご覧下さい。ギャラリーへのリンクはこちらです。

 

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今までは、休み中は勉強があまりできなかった。自分への甘えがあったのだろうか。何か計画するはいいものの、それを実行に移すことができていなかったと思う。しかし、今回の長期休暇に入る前に、私はある目標を立てていた。それは、集中力をつけることだった。今まで勉強をする時、私は集中力を維持することができずにいた。
休暇中、まず時間を決めて勉強をし、5分の休憩をとって、また勉強を繰り返した。その結果、確かに集中力はついたかもしれないがまだそれを何時間も持続させることは少し難しい。なので、今学期は集中力を維持することを目標とする。
そして、休暇が明けて学校に帰ると、赤ネクタイが待っていた。赤ネクタイをもらった時、ふーんと軽く思っていた。しかし、翌朝いざネクタイをしてみると、緊張を感じることできた。これをつければ自分は高三です。というのが外部からもはっきりわかってしまうし、何より自覚することによって改めて、責任感も感じることができた。そんな色々な意味で重い赤ネクタイをこれからずっとつけていく。
今の私はまだ未熟者だ。社会の常識も、ルールも完全には分かっていない。しかし、この1年ちょっとの生活で確実に得たものが一つだけある。それは、「協調性」だ。この学校にいる以上、寮生活をしなくてはならない。初めは不安や戸惑いがあったが、この一年で友人と一日を共に過ごすことによって、一つの共同社会での過ごし方がわかった。寮生活である以上、時には周りに合わせなくてはならない時はある。前までの自分だったら、不満を抱いていただろうという事も、今はそんな事は少しも感じない。つまり、自分で言うのには少し気が引けるが、心が広くなったと思う。そして何より、友人がいることに感謝しなくてはならないのかもしれない。今の私を作り上げてくれたのは、間違いなく周りの友人である。
今年から高校三年生。高校生活最後の年が始まった。これから自分がまたどれほど成長するのか。そして、この一年が終わった時、少しの後悔も残っていないような充実した高校生活を送っていきたい。もし終わった後、後悔がなければ、その時の自分は今の自分より一回りも二回りも成長しているだろう。
(高等部3年生 男子)

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今年のイギリスは例年より春が遅かったため、キャンパスに満開の桜が咲き誇る中、4月27日(土)に球技大会を開催しました。

生徒たちはこの日のために、入学式から間もなく練習を始めます。種目は、男女バスケットボール、男女バレーボール、ソフトボール、サッカー、ネットボール、ポートボール、ドッヂボールがあり、それぞれの種目に分かれて、毎日毎日放課後の時間全てを練習時間に費やします。体育館、テニスコート、サッカー場からは、夕食前まで生徒たちの熱い声が聞こえてきました。
そして本番前日。夜のブレイクの時間に各チームが中庭に集まり、高等部3年のチームリーダーを中心として、士気を高めます。生徒たちの鼓舞する声が中庭に響き渡りました。

いざ本番。開会式を終え、まずは全体競技。4人編成の騎馬でリレーを行い、その次は「台風の目」です。その後は、各種目に分かれて試合を行います。そして昼食。お手製のTシャツに友達への応援メッセージを書く姿があちこちで見られます。昼食後は、各チームのリーダーが中心となり、応援合戦へと続きます。今年の色は、オレンジとエメラルドグリーン。「ジャイアンのTシャツの色はー?」「オレンジ!!」、「五月の誕生石はー?」「エメラルド!!」など立教恒例の応援合戦で自分のチームの色を言い合い、お互いのチームの絆を見せつけました。午後の部は綱引きが行なわれた後、また各種目の試合が行なわれました。

閉会式は夕食後。結果発表が読み上げられ、勝利したのはエメラルドチーム。歓声の声と落胆の声が入り混じる中、各種目のMVPも発表されました。
それぞれに練習の成果を出し尽くし、全力で闘った生徒たち。その中で、友情を深め、また身心ともに成長していく姿を見ることができました。

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まだ夢の中にいるようだ。この間の受験の時にはなかった「立教生」の証である校章を胸につけ、この作文を書いている。今はまだ立教のリズムに慣れなくて、みんなについていくのが精一杯。しかしクラスの子も、食事の席の先輩も、同じドミトリーの子もみんな優しい。まだ、何も分からなくて右往左往してしまう私を優しく導いてくれる。人間は変化に弱い、なんて言うけれど、それは周りの人たちの優しさで救われるものだな、と身をもって感じている。
私はこの立教での3年間を通じて「社会に必要とされる国際人」とは何かを考え、知る努力をしたい。私の父は幼い頃をアメリカで過ごし、英語が堪能だ。そして今では日々世界を飛んで仕事をしている。もちろん、英語力も世界で働く為の大きな鍵である。しかし、父はいつも「自分の意見を持ちなさい。そして、怖がらずにその意見を言いなさい。」と私に言っていた。そのお陰もあり、何に対しても大なり小なり自分の意見を持つことができた。小・中学校生活でも学級委員や生徒会執行部員など、たくさん努めさせて頂いて沢山のことを経験し、その中でも一番身を持って感じたことは人にものを伝えることの難しさだ。このこと抜きでは日本人はおろか、世界の人などとは渡り合っていけない。そのために、私はたくさんの国から来ている立教英国学院の仲間と過ごす中で、互いの文化を学び合い、語学も習得し6年目となる英国生活を充実させたい。
周りの仲間が温かく迎えてくれ、良い高校生活のスタートが切れたと思う。しかし、今までとは180度違う環境にはまだ慣れないことだらけで悲しくなんかないのに少し気を抜いたら涙が出そうだ。両親に感謝し、一刻も早く立派な立教生になり、かけがえのない高校生活を送りたい。
(高等部1年新入生 女子)

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