私は、今回のホームステイが二回目でした。一回目は中学一年生の夏休みでした。その時はまだ英語が上手に話せず、自分がしたいことや食べたい物、行きたい場所を言うことができませんでした。だから、いろいろなことが出来ずつまらないホームステイになってしまいました。でも今思えばこれは良い経験でした。なぜなら、このホームステイでもっと英語が話せるようになりたいと思うようになったからです。それからたくさん勉強してECの授業もいつもよりまじめに受けました。
そして今回迎えたホームステイ。私は今まで頑張ってきた英語の成果が出れば良いなと心の中で思っていました。ステイ先の人々が迎えに来てくれた時に、少し英語の話し方がこわく、聞き取れなくて不安でした。でも、日付が変わっていくにつれてどんどんステイ先の方が何を言っているのかがよく分かってきました。そして一緒にその家庭に行った子と行きたい場所をステイ先の方に言うと、「OK」と言ってくれて、いろんな所へつれて行ってくれました。自分たちが食べたい物をわざわざ買いに行ってくれたりもしました。
前回のホームステイと比べて、今回のホームステイはとても充実していたなと思います。理由はただ一つで、自分の気持ちをステイ先の方々に伝えることができたからです。全ての成果は出すことができませんでしたが、私がこのホームステイのために勉強したたくさんの単語と文法を使うことができ、そのおかげで今回のホームステイがとても楽しいものとなりました。次にホームステイする時は、さらにもっと英語を上達させてステイ先の方々といろんなことを話して、日本の文化のことなど教えたいです。

正直に本心を言うと、「絶好調だった。」
立教に来て初めての交流イベントで、緊張していたけれど、私はこの日が内心楽しみだった。
私は、地域交流委員だった。先輩に声を掛けて頂いた時、自分でも驚くくらい元気に「やります!」と言ったのをよく覚えている。高校で英語の力に自信を持てるようになりたいと思っていたので、本当にやる気は人一倍あったつもりである。
こうして私は、地域交流委員として、日本文化のプレゼンテーションをすることとなった。テーマは「針なしホチキス “ハリナックス” 」。たまたま友人にもらった物があったから、それを見て面白そうだから、これはどうかと提案してみたのだ。結局提案はそのまま通った。多分、ちょっとドヤ顔になる気分だった。
さて、そのように見つけた日本文化を発表する直前、絶好調どころか変な汗をかくぐらい、私はもの凄く緊張していた。
山口先輩が挨拶して、和服の紹介があって、和服の最後はまた山口先輩で……と考えていたら、出番がきた。後のことは、本当によく覚えていない。
けれどプレゼンテーション終了後、何人かの人から話しかけられ、ハリナックスについて何度か話をした。ハリナックスが相当興味深かったのか、実際にその場で注文して買ってしまった人もいたので驚いた。でも一番は、英語でした説明を理解してもらえ、それを種にして会話することが出来たことが驚きだったし、嬉しかった。
このイベントで、私は「自分からチャンスを掴むこと」の大切さを感じた。地域交流委員に入ることを決めたのは、結局自分の意志だし、Refreshmentの時間に英人に声を掛けたのも自分である。ナルシスト感たっぷりだが、受け身でいるだけではいけないと痛感した。自分からやろうとするからやる気も出るし、それこそ英語を組み立てるのも「絶好調」になる。今回学んだことは、高校での英語力アップの第1歩として心に留めておきたい。これからも「自分から」という挑戦を続けていこうと思う。
(高等部1年新入生 女子)

 

今回の初めての球技大会は少し悔しい思い出となった。私の青組はほんのわずかな差で赤組に負けた。それから今回の球技大会で立教生たちの絆の強さを実感した。手作りのTシャツに敵、味方関係なく応援メッセージを書き合ったり、他の人がプレーをしている時に応援したり、優勝目指して一つになっているんだと思うと気持ちが高まった。
私はドッヂボールに参加した。私は攻撃はできないから、そういう点ではチームに貢献できなかったけれど、ドッヂボールは最終的にどれくらいの人数が残っているかで勝敗が決まる種目なので、全力で逃げることにした。逃げを極めた結果、当日5試合やって一度しか当たらずに逃げきったので達成感があった。プレーをしながら声を掛け合ったり、仲間の応援をしたりしてとても楽しくプレーできたと思う。
私は運動はあまり好きではないが、こういった球技大会のような大会の雰囲気は大好きだ。一生懸命やっているみんなの姿を見て、よし自分も頑張ろうと思えた。まさにみんなは一人のために、一人はみんなのためにだ。
つい最近まで授業が終わったらすぐ練習だったのに、球技大会が終わってしまいなんだか少し寂しい気もする。来年の球技大会が待ち遠しい。
(中等部3年生 女子)

 

「暇」そんな言葉が脳裏をよぎる。カルタコーナーは忘れ去られているような感じだった。
1週間前、5人という極端に少ない人数で企画は始まった。楽しくて割と簡単だと思っていたカルタ。実際はとても大変だった。市販のものではもちろん英人に理解してもらえない。一から手作りである。パソコンや資料から英語のことわざを探し、1枚ずつ仕上げていく。正直、面倒臭いと思う部分もあった。前日、先輩からいきなり英語で原稿を書いてくれと頼まれ、急いで書いた。もっと早く言ってくれればいいのに… そんな思いが込み上げてくる。そして、そんな思いをよそに当日がやって来た。
「Hello!」
まずは声をかける。最初に遊びに来てくれたのは年老いたおばあさん3人組だ。簡単にコミュニケーションをとり、早速説明を始める。しかし、いざ始めようとすると、いきなりカードをとり、
「取ったわよ!」
と言われてしまう。困った。そこから僕は言い方を変え、5回近く言い直した。汗ぐっしょりだ。暑い。なんとか伝わったみたいだ。良かった。安心する。その後、プレゼンテーションが始まり、僕らは暇になった。誰も来ないのだ。刻々と時間だけが過ぎる。茶道が終わり、人波が来た。チャンス!そう思い、目のあった人、誰でも構わず宣伝した。もう汗どころではない。
しかし、意外と来てくれた。嬉しかった。それに、英人と会話を交わすのも楽しい。また違った視点から景色が見えた。
ドイツと比べると英人はどこか消極的だ。しかし、文化の交流は境目の交わりであり、とても楽しく新鮮だ。会話の成り立つ嬉しさもある。長い海外経験を活かして、もう1歩踏み出して、異文化交流、そして会話をもっと楽しみたい。
(高等部1年新入生 男子)

 

昨日の天候は雨で、球技大会には最も適さない天気となった。当日に雨が降るなんて誰も望まなかったはずなのに。
「雨だけど、楽しんで勝ちに行こう。」
先輩のその言葉は、少し雨が降っていた私の心を晴天にした。午前の部での最後は女子ソフトボールだった。私達赤組は先攻だった。最初のうちはあまり緊張していなかったけれど、バッターボックスに立った瞬間に一気に緊張がピークへと達した。だがその時、先輩方が応援して下さったのが私の緊張を和らげた。何度か失敗してしまったけれど無事打つことが出来た時はとても嬉しかった。先輩方の打ったボールは、私達の気持ちが入っている様で遠くへ飛んでいった。ホームベースを踏んだ瞬間、私の心に達成感があった。時が経つにつれ雨は強くなっていった。だが、雨など物ともせず敵チームとの点差を広げていき無事、勝つことが出来た。
午後の部でもやはり女子ソフトボールは最後だった。体育館を貸し切り状態で行った。午前の部が先攻だった為、今回は後攻だった。午前の部の何倍以上も緊張していた。皆で円陣を作り気合いを出していった。だが今回は1回目とは違い中々点を取ることが出来なかった。そればかりか7点も差をつけられてしまっていた。最終回、喉が枯れるくらい皆で励まし合った。その為か2アウトだった状態から勝つ事が出来た。感動と喜びの気持ちが私を、いやチームの皆を包んだと思う。
私は、球技大会でソフトボールをするのが3回目だったのだが、初めて自分の居るチームが勝つことが出来た。そして試合が終わり、「私の為にこのチームで戦ってくれてありがとう。」と最後に言った先輩の言葉が頭に焼き付いている。
(中等部3年生 女子)

 

以下、ホームステイをした先から手紙が届きましたので、ご紹介します。
このご家庭は今回が初めての受け入れだったようですが、立教生の様子がとても好印象であったことが手紙から伺えます。
June 11th 2012
My husband Paul and I hosted Keita, Yoshiki, Satoshi and Yuhei during half term week.  As this was the first time we had taken part as hosts for the Rikkyo School, we did not quite know what to expect during their stay.
Firstly, they were all very polite.  Secondly, they were punctual when going out or returning home, and thirdly, they were a joy to cook for.  We had some good conversations round the table about their families, Japan and school.  Together, we enjoyed a Japanese dessert sent by Satoshi’s father.
Despite the appalling weather all week, they shopped in Guildford and London and visited the Spectrum.  Here at Plum Tree Cottage they played billiards, watched tennis and football, were delightful with our cats and dogs, and bravely swam in the pool one sunny but cold evening.
We wish them all well for the future, hope Keita and Yoshiki pass the English exam, and praise them all for their mature conduct.

 

僕にとって初めてのホームステイ――今回得られたものはたくさんあったと思う。 一番大きかったのは、英国人との接し方や、対応の仕方だと思う。最初は緊張していて何を言っているのか分からなくて上手く返事が出来なかった。それでも僕を気遣ってくれて分かりやすく話そうとしてくれた。ステイ先のホストファミリーの人はとにかく優しくて親切だった。僕らの全ての間違いやミスに、
” Don’t worry.”
と言ってくれた。
一度僕たちがギルフォードに遊びに行った帰り、反対方向の電車に乗ってしまい、その結果、迎えに来てくれたホストファミリーの人を3, 40分待たせてしまった。迷惑を掛けてしまい本当に申し訳なかった。駅に着くとホストファミリーの人が、
“Hello!”
と笑顔で言ってくれた。謝ったら、また、
“Don’t worry.”
と言ってくれた。
そんな優しい家庭の中で生活していくうちに緊張もとれて落ち着いて接する事が出来るようになっていった。落ち着くと英語も耳に入ってきやすく、対応も楽だった。何よりホストファミリーの人が言う冗談とか面白い話を理解できて一緒に笑えた時はとても嬉しかった。また、自分が喋った英語が通じた事は、僕にとってとても自信になった。
最後にメッセージカードを渡した。見て笑顔になってくれて嬉しかった。別れる時は、1週間という短い間しかいなかったけど、とても悲しくなった。それは僕自身がホストファミリーと仲良くなれたからだと思うし、ホームステイという英人の暮らしに身を置く事を好きになったからだと思う。
今回のホームステイで次のホームステイがとても楽しみになった。
(高等部1年生 男子)

 

4月15日、私は立教英国学院に入学しました。前からパンフレットやDVDを見ていて、「しっかりした学校」という印象を持っていました。入学して思ったのは、「しっかりした学校」でも「皆優しくて、面白い学校」とも思うようになりました。先輩も同級生も後輩も優しく、わからないことを教えてくれました。しっかりした、優しい人達とさらに仲良くなるために、私は三つの目標を立てました。
一つ目は「遅刻しない」です。気持ちをしっかりとさせるためには、生活をきちんとする、と考えました。起床や食事の時間を伸ばしてしまうとだらだらとしてしまい、なによりも皆に迷惑をかけてしまうと思ったからです。
二つ目は、「勉強をしっかりする」です。前から勉強はやっていたのですがやる気が出ず、まあまあな順位で、と考えていました。しかし、せっかくの立教生活をゲームなんかで潰してはもったいないので、どうせなら勉強しよう、どうせやるなら上位を狙おうと思い、目標を立てました。
最後に「優しさ」です。これは先輩や同級生など色々な人を見習って吸収していきたいです。
これらの目標を達成したら私は「憧れの立教生」になれます。そのためにも、日々努力して頑張ってあこがれの立教生になりたいです!
(中学部3年新入生 女子)

 

久々の快晴の日曜日!野外研究会で海にでかけ、楽しい時を過ごしました。
5月27日、快晴の日曜日に、野外研究会の生徒10名はWorthingの海へ出かけました。
5月になっても冴えない天気が続いていた英国でしたが、この一週間はTシャツ一枚で過ごせるほどの気温に恵まれ、急遽行き先を海に変更しました。
学校を出発すると、道が混んでいてびっくりしました。日曜日、そして久々の晴天ということで、きっとみんな海やピクニックに行くのでしょう。
途中のスーパーで昼食を購入します。サンドイッチやお寿司、おやつを買ってウキウキしながら海に向かいます。
Worthingの海に到着すると、生徒たちの何人かはすぐに海パン姿になって泳ぎだしました。海水は冷たくなく、泳ぐつもりはないといって水着を持ってこなかった生徒も、海に入ってはしゃいでいました。
それから約2時間、浜辺で気持よく日向ぼっこをしたり、貝殻を探したり、ソフトクリームを食べたり・・・と楽しいときを過ごしました。
遊び疲れたのか、帰りのバスではみんな心地よさそうに眠っていました。
以下は、生徒の感想です。
*   *   *
日曜日の午後に野外研究会の活動で海に行って来ました。海に行くのは3年ぶりぐらいなので、テンションが自然と上がりました。浜辺には、大きい石や小さい石や貝がたくさん落ちていました。チョークになりそうな石や真ん中に穴があいている指輪のような石もありました。私は偶然、浜辺で小さいけれど化石を見つけました。こんなところにもあるんだとびっくりしました。化石を自分で見つけたのは初めてだったので、とても嬉しかったです。
野外研究会と聞いて、最初は外に出て外の自然を観察するのかなと思っていましたが、楽しくて、ちょうどいい息抜きになったので良かったです。
(中学部3年 女子)
今回行ったところは、去年の10月に行った海(ワージング)でした。私はこの海が大好きで本当に楽しみました。今回は、前回とは違い、昼食前に出発したので、とてもゆっくりと過ごすことができました。また機会があれば行きたいと思っています。
(中学部2年 女子)

 

5月16日(水)の午後、毎学期行われている恒例の英語科・社会科合同フィールドワークが行われました。
今回の目的地は、学校から車で30分程、GUILDFORD近くにあるナショナルトラスト、”Hatchlands Park”です。
ここにあるお屋敷、オーナーの趣味で「あるもの」がたくさんコレクションされているとのこと・・・・。
そんな予告を聞いて、一体何がコレクションされているんだろう?!とわくわくしながら出かけた、中学2年生19名です。
まずはPark内の屋敷の前で、ガイドの方からイントロダクションを聞き、早速ワークシートを埋めていきます。
いつごろ作られたお屋敷か、オーナーの変遷とどんな人たちだったか、屋敷の設計者は・・・などという基本の情報を知ったあとは、
3グループにわかれていよいよ中へ!
真っ先に飛び込んできたのは、たくさんの絵画と「ピアノ」。そう、ここには総計40台ほどのピアノやハープシコード、オルガンのコレクションがあるのです。
全部で6つの部屋を見学しますが、ワークシートにはそれぞれの部屋のポイントやタスクが書かれています。
その一部と、中学2年生の反応をご紹介します。
◆the drawing roomでは・・・フランス革命で有名な人のピアノを見つけよう!
その人物は・・・「パンがないならケーキを食べればいいじゃない」という言葉で有名。
「マリー・アントワネットのピアノがあるの?!」皆、大はしゃぎで探します。
◆the salonでは・・・ハープシコードを見つけよう!
「ハープシコードって何だ?」 わからず部屋にいるガイドの方に尋ねます。
「これとこれだよ。」といって紹介してくださった2つのハープシコード、蓋をあけると美しい絵が描かれていました。
この部屋には大理石でできた机や、たくさんの絵画もありました。
◆libraryでは・・・シェイクスピアの肖像画を見つけよう!
さすがに有名人だけあって、生徒たちはすぐに発見することができました。
この部屋には、歴史上の人物の肖像画が多数あり、ひとりひとり、この人物は誰?と調べることもできました。
◆the dining roomでは・・・変わった形のピアノを見つけよう! & 立教のダイニングとどんなところが違う?!
「普通のピアノしかないよねー?」部屋をきょろきょろ見回すと・・・
部屋の端のほうに、半月形のテーブルのようなものが。
「まさか・・・」
蓋をあけると、鍵盤がありました。これはhalf moon pianoと呼ばれる、この屋敷の中でもとても珍しい形をしたピアノのひとつだそうです。
ダイニングテーブルは立教よりも少し豪華なものでした。
「こんなところで食べたら、落ち着かない・・・。」などという声もちらほらありましたが、現在でもオーナーファミリーはここで食事をとることがあるそうです。
◆the staircase hall・・・ショパンの使用していたピアノを探そう! & ショパンにピアノを貸し出したのはいつ?
部屋におかれている古い帳簿から、年代を読み取ります。薄暗い空間で、すでに黄ばんだノートの文字を一生懸命解読しました。
◆the music room・・・ショパン、リスト、モーツァルトなどの肖像画を探そう!
この部屋にはオルガンが設置されており、現在もコンサートなどに使用されています。
ガイドの方のご好意で、なんとオルガンを弾いてもいいとのこと!
ピアノを習っている生徒の多いこのクラス、僕が!私が!!と取り合いをしながら、しばしオルガンの音色を楽しみました。
今回のフィールドワーク、引率の教員たちがなにより驚いたのは、ピアノの数でも、ピアノの形の珍しさでもありません。
中学2年生は、ちょっとした待ち時間や見学の途中で、ガイドの方をつかまえては、
「あの机の素材は?」
「ハープシコードはありますか?」
「この近くのもうひとつのお屋敷のオーナーは?」
「オーナーの職業は? えっ無職ですか。」
「あの絵の人物は誰ですか?」
まだ英語の勉強を始めて1年、文法や単語など知らない部分も多い彼らですが、物怖じすることなく英語で話しかけ、たくさんの情報を得ようしていました。
これを見ていて、思い出したのは去年のフィールドワーク。農業博物館を訪れたのですが、当時中学1年生だった彼らは、”What is this?” と一言いうだけでドキドキしたものです。
あれから1年も経たないうちに、こんなにたくましくなっているとは・・・。
来学期のフィールドワークを一番楽しみにしているのは、先生たちかもしれません。
すこし帰りが遅くなったので、急いでお屋敷をバックに集合写真をとり、学校へと急ぎました。
翌日の授業でナショナル・トラストについて勉強し、まとめのワークを行いました。
現在、教室棟の廊下に掲示してあります。

 

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