夏に逆戻りしたのではないかと思うほど好天の日曜日、5人の立教生がロンドン日本人学校の文化祭を訪れた。

今回訪れた5人の中には、ロンドン日本人学校を卒業した生徒たちもいる。

彼らにとっては久々の母校である。

かつての後輩たちが織りなす合唱や劇をとても楽しみにしていた。

そして今回の外出を最も待ち望んでいたオープンデー劇企画の生徒たち。

ロンドン日本人学校の文化祭の大きな見所は、なんといっても中学生全員で行う合唱と劇である。

中学3年生にとっては最後の大きな行事となるため、1学期から一生懸命に準備していたとのこと。

上演前のロビーは人で溢れていた。

劇を見て、大人としてもぐっとくるものがあった。

何度も練習したであろう合唱、それぞれに一生懸命なキャスト、音響、照明、大小道具係。

別れや死という難しいテーマを扱った作品であったが、その中に感じられた中学生らしい元気さや頑張りに思わず感動してしまった。

立教生にとって、演技や裏方など技術的なことも参考になったであろう。

しかし何より、クラスや部活で一丸となってひとつの物を作り上げることの素晴らしさを再認識したに違いない。

立教も、オープンデーまで後一ヶ月。

他校の生徒たちが作り上げた作品を見て、彼らは何を思っただろう。

かつての先生方や後輩たちに再会し、今は立教で頑張っていると伝えることができた卒業生にとっても、数年後には立教も母校となる。

振り返ったときに、充実した日々だったと思えるようにまずは目前のオープンデーに向けて全力投球してほしいと願う。

                              
昨年も行われている大英博物館での茶道の講演に、私は初めて参加しました。
そこには英国人関係者、日本人の参加者の方がたくさんいて、お客様のお持て成しがされていました。
講演は裏千家の前お家元ご本人が来られていて、とても貴重なお話を聞くことができました。
英国の地での講演ということもあり、まずは日本と英国の文化などにおける共通点などを挙げながら楽しいお話がありました。どちらも女王、天皇の下でできた国家で、お茶を飲む習慣があること。「お茶でもいかがですか」 “May I serve you tea?” そのお茶を出して相手をもてなす心の清らかさ、大切さを改めて知りました。

同じペットボトルの水を飲むにも片手で飲んでしまうのではなくて、コップに移したりして、両手を添えて飲めば何倍も恵みに感謝できるし、おいしく頂けるはず・・・。作法というのは相手を思う心、感謝を表す方法なのであると教えて頂きました。

デモンストレーションの中でも、袱紗で清める動作、お茶を飲む作法など、とにかく動きそのものではなく”心”を込めているか、表しているのかが大切であると強調しておっしゃられていたことが、とても印象的でした。

今回は3月の東日本大震災が起こったことで、相手を思いやる気持ちの大切さ、自分の人生を生きる心得、今ある生活を見つめなおす機会がありました。ステージ上にセットされた茶室の中の掛け軸には「無」という文字が書かれていました。
大宗匠ご本人が書かれたという”無”の文字には、人間は無からはじまり、生きて行く中で欲が出ていろいろなことが苦しくなる、常にいつ”無”になるかわからない覚悟を持って生きることの難しさや大切さを今、震災後の日本が考えるべきではないかという問いの意味が込められていました。

そのようなお話を聞いて、キリスト教との共通点などがあることを考えると、武士の時代仏教的価値観の中に生まれた”茶道”というものも精神的な部分が重要であるため、一種の宗教のようなものだとも言えるのではないかと思いました。

追求すればするほど奥深い茶道、初めて聞いた御点前の動作の意味などもあり、もっとお話を聞きたいと思うほど時間はあっという間に過ぎました。
いろんなものが単純化されていく中で守るべき日本の伝統を守り、問うべきことを問い、異文化とのふれあい、理解し合えている姿は”現代”らしさを感じると同時に強いあこがれを感じました。

(高等部2年生 女子)
                

立教英国学院学校説明会 (926日更新)

予約は不要です。説明会の後、本校教員による個別相談の時間があります。

東京

10月23日(日) 立教大学5号館1階 〈14:0016:00

 

学校説明会情報はこちらをご覧ください。

                          

立教英国学院では、中学校3年生以上(中学校2年生以下は希望者のみ)を対象に、毎年1回、2学期に因数分解コンクールを実施しています。

このコンクールでは、特に理系の生徒の活躍がめざましく、生徒達の数学に対するモチベーションを上げる良い機会になっています。

「先生、因数分解コンクールの過去問下さい。」コンクールが近付くと、数学の教員の元に次々に生徒がやってきます。

 

2011年10月2日、今年も因数分解コンクールが行われました。

問題数は100問、制限時間は60分。生徒たちと因数分解の短期決戦です。

数学の教科書にもなかなか見当たらないような難解な問題も出題されます。

終わったときの生徒達の悔しい表情や爽快な顔に、コンクールまでの努力が垣間見えました。

夏休みにコンクールのために必死に勉強してきた生徒もいます。

今年トップになったのは高校2年生でした。

数学者ポール・エルデシュはこう言いました。

「数が美しくないのならば、他の何が美しいのだろうか。」因数分解の問題に挑戦することにより、生徒達は「数の美しさ」を存分に味わったことでしょう。

                     
16年振りに訪問させて頂きました。良くも悪くも変わらない母校の姿に改めて自分の原点を確認できました。
皆様の今後の発展をお祈りします。
(18期生 山﨑さん)

21期生の山﨑です。久しぶりの立教は何も変わっておらず、環境の良さを改めて感じました。
今度は同期生とまた訪問したいと思います。
(21期生 山﨑さん)
                        
まだまだ英語を習い始めたばかりの中学生達が地元の町や村に繰り出して体当たりで英語を試すイギリス文化体験記。レポート、写真、集計、地図作り等分担して生徒達自らの手で作り上げた作品をお楽しみください。

     *     *     *     *     *     *

私たちM2は前回に引き続き、Billingshurstへ調査に行きました。

今回の目的は細かい地図を作ることはもちろん、もっと現地の人にインタヴューすることです。今回質問することは
1. 立教英国学院のことを知っているか
知っていたら、
2. どこにあるか知っているか
3. どうやって知ったのか
4. 立教についてどう思うか
の4つです。積極的に話しかけることが重要になってきます。

地図を専門に作る人とは別行動で、2人ずつのグループになって聞きました。前回よりは思い切って沢山の人に話しかけ、質問することができたと思います。

約20分間のインタヴューが終わり、多い人で5人、合計で15人に質問することができ、その中の9人が応対してくれました。結果をまとめると、
 1の質問にYes.と答えた人は5人、No.と答えた人は4人。
 2の質問にYes.と答えた人は3人、No.と答えた人は2人。
 3の質問にはDemonstrationで。乗馬で。通りがかって。など
 4の質問にはVery good, nice, wonderful school など
となりました。

今回Billingshurstに行ってみて、インタヴューするには気軽に話しかけることが大切だと気づきました。これから色んな町に行くと思いますが、話しかけることを苦に思わず、自分から話し掛けていきたいです。

                   
卒業以来2度目の訪問をさせていただきました。
いまだに昔教えていただいた先生が多くいらっしゃるのでびっくりするとともに感激しました。
これからも末永く学校が発展していくことを願っています。
                         
9月28日、午前中から図書館で個人写真の撮影がありました。
毎年2学期、全校生徒が一人一人プロのカメラマンに写真を撮ってもらいます。
証明写真のような白背景/正面を向いたものではなく、スタジオ風にセッティングされた中、少し斜めに身体を向けてちょっと気取ったポーズで撮る写真―イギリスの現地校でよくある写真撮影です。
立教に長くいる生徒は毎年この写真を撮るので、小・中学校時代から高校時代まで何年分かの写真を順番に並べて、自分の顔の変化を楽しんでいる生徒もいるとか… 卒業アルバムや学生証明書にも使われるこの写真、それぞれの成長がその年その年の顔に表れ、表情に豊かさを増し、最高学年の証しとしての高3赤ネクタイを締める時が来るとそれが最後の個人写真撮影になります。

この後、引き続き教員室前で卒業学年の記念撮影がありました。

小学部6年生、中学部3年生、そして高等部3年生が順番に担任/副担任の先生方と一緒に写真に収まります。
お互いに向き合いながらネクタイを点検したり、ちょっと照れくさそうに髪を整えたり、幸せそうな笑みをこぼしながらまだ実感のない卒業の予感を少しだけ感じていたようでした。これから日も短くなり、徐々に気温も下がって本格的な秋を迎えます。
でもこの日はこの季節にしては珍しく暖かな陽気で、スッキリと晴れ渡った青空の下、思い出に残るワンショットを撮ることができました。
                          

皆さんはイギリスに来たら何をしてみたいですか?

 ロンドン観光?

 それともフィッシュ&チップスの食べ歩き?

 それともホームステイ?

 

立教生となった新入生が挑戦してみたいもののひとつが「乗馬」です。4月の英国王室の結婚式でもたくさんの騎馬隊が登場しました。ロンドンを歩くと、騎馬警官の姿をしばしば見ることができます。北京オリンピックでも英国チームは入賞を果たしていますし、立教構内を通過するパブリック・フットパス(公共の散歩道)を乗馬で散策する人も見掛けます。

 

そう、イギリスならではの乗馬!挑戦してみたくなりませんか。

 

イギリスでは乗馬は一般的。会員制でもないのでそれほど高くなく、気軽に始めることができます。立教で乗馬に挑戦できるのは金曜日。フライデースポーツの種目の一つなのです。初心者は馬場内での練習に始まり、馬上で身体を回して慣れることから、WALK(なみあし)、TROT(速歩)をじっくり学びます。

 

基本ができると、すぐハッキング(外乗-馬場を出て、馬に乗って外を散歩すること)です。

完璧にできなくても、ある程度乗り方を飲み込むと、ハッキングに出るのがイギリス流。実践で本当に乗りこなしてゆきます。ハッキングではCANTER(駆歩)で走ることも。立教生が好きなのは、このキャンター。馬でイギリスの草原や森の中を駆けるのは最高に気持ち良い!羊たちがのんびりと草を食むフィールドを駆けたり、今シーズンは青い栗の実やどんぐりに季節を感じ、背高く伸び収穫を待つとうもろこし畑を眺め、カントリーサイドののどかな遠景をとても美しく望むことができます。乗馬部を望む生徒の声もあるものの、兼部であちこちのスポーツに積極的に参加することが多い立教ではちょっと難しい。けれども、今学期からはちょっと新しいことも計画中です。

 

イギリスで乗馬。のどかな野山と自然の美しさと、もこもことかわいらしい羊たち。素晴らしい体験です。みなさんもいかがですか。

 

こちらで乗馬の写真がご覧になれます。

ページ
TOP