先学期のEC(English Communication)の授業で訪れた Smithbrook Kilnの陶器屋さんから、その時製作していた大きなプレートが届きました。丁度、戦没者を追悼するRememberance Dayの頃だったので、そのプレートには薄ピンク色のきれいなポピーの花と「平和」」「花」「愛をこめて」「記憶」などの漢字がデザインされました。あの時実際にお店の人が生徒たちの目の前で描いていたプレートが、竃で焼かれて送られてきた完成品。先学期の体験を思い出しながら、感謝の意を込めてお店の人にサンキューレターを書きました。そのうちのいくつかをご紹介します。
Dear Mrs. McKenna,
Thank you for showing us how to paint flowers on the plate.
I really enjoyed your demonstration. It looked extremely difficult, but you said, “It’s easy”. I was surprised at that. And the things in the shop were lovely!
You were really kind to all of us, so it was easy to talk with you, and ask some questions.
I hope I can come again and next time I’m going to buy the lovely things!
Yours sincerely
Shungo
(High School 1 boy)
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Dear Mrs. McKenna,
Thank you for the beautiful plate!
I’m going to tell you about what I enjoyed the most about the trip.
I actually enjoyed watching you painting the plate because when you were painting you looked like you were enjoying painting to me.
When I paint or draw I am always thinking what to paint and how to decorate, but when I saw you, it just looked like you had everything in your mind that you were going to do. It was also impressive that you added some Japanese writing on the plate!
Finally, thank you very much for the plate!
Sincerely
Mayu
(Middle School 1 girl)
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Dear Mrs. McKenna
Thank you for showing how to paint a plate.
The plate that you painted was very nice.
The plate was painted with a lot of beautiful flowers and a few cute bees. I loved it very much.
I thought I want to paint the pottery, too. I want to take my family or my friends to your shop and paint a lot of pottery. Then I want to give them to my grandmother because her birthday is coming soon.
From Mana
(High School 1 girl)
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To Mrs. McKenna
I saw the pottery which you made in November yesterday. It was very nice.
The poppy drawn on the pottery was beautiful, and thank you very much for giving your time to talk us. I really enjoy it.
There was a lot of pottery in your shop. They were all so nice but I like a pottery with a baby’s footprint pattern best.
Thank you very much.
From Mizuki
(Middle School 3 girl)
1月27日、高等部2年生の生徒11名がEC(English Communication)の授業の一貫として地元Ingfield Manor Schoolで行われた演劇を鑑賞に出掛けました。
毎年この学校のSchool Fete(学校祭)では、本校剣道部がデモンストレーションをしたり、有志の生徒達が漢字をあしらったブックマーク制作などを行っています。身体の不自由な子ども達の為の学校なので、今回の演劇もそのような生徒たちによって行われたものでしたが、皆心打たれて帰ってきました。何人かの感想をご紹介します。
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イギリスの現地校に行く機会は何度もありますが、Ingfield Manor Schoolのような身体に障害を抱える子どもたちの学校に招待して頂く機会はなかなかないことなので貴重な体験をさせて頂いたことにとても感謝しています。
劇はBugsy Maloneというもので、歌って踊ってとても明るくておもしろいものでした。最後にキャストとお客さんで泡の出るスプレーなどをかけ合ったりもして、狭いホールの中は明るくてHappyな空気に包まれました。子どもたちは、話すことさえうまくはいかないのに、ボタンを押したり大きく手を叩いたり、ひたすらにこの劇を成功させるために一生懸命に頑張っている姿に心打たれました。
最後に拍手をもらっている時の、それ以上にないような喜びの笑顔がとても印象的で、心から感動しました。
子どもたちを支えるスタッフの方々のうれしそうな表情も、見ている人々の表情も、会場が温かい空気に包まれている感覚も、世の中がいつもどこでもこんな風であったらいいのにな、という思いにさせるものでした。
学校では、ウガンダの貧しい子どもへの支援募金活動なども行っていたようで、この学校をサポートしてくれる人々が居て、その学校がサポートする子どもたちがアフリカに居て、そのようにして人と人は支え合っていることも改めて実感しました。
人の温かさや ”一生懸命”になることの大切さを感じた時間になりました。
立教からまた何かできることがあれば良いなと思います。
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彼らの演技は、ただの演技ではなく、一人一人の協力が集まってできたもので、最後には観客も飲み込んでしまうほどの素晴らしいものでした。
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It was difficult for me to understand the play, but I was encouraged by actors and interested in the play.
I had a lot of fun. If I have a chance, I would like to go and see it again.
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It was interesting how they proceeded the play.

1月22日(日)に第三回新春かるた大会が行われました。
3学期が始まってから、国語の授業や自習の時間を使って小倉百人一首を覚えます。また、各H.R.の時間などに練習をしました。はじめは乗り気でなかった生徒も、少しずつ覚えていき、大会が近づいてくると、食事の席などで、クイズ感覚で上の句を言って下の句を答えるといった会話をしばしば耳にするようになりました。
いざ大会の日。P6-M1、M2-M3とH1、H2は二組に分かれてチームを作り、5グループに分かれての対戦。会場は剣道場。札を囲んで緊張の空気が漲ります。読み札を校長先生と国語科教員が朗々と読み上げると、上の句でバシッ、また下の句に入ったところでバシッという音が板張りの道場に鳴り響きました。特に「秋の田の」などの有名な一首ともなれば、読み上げた瞬間に3、4人が一斉に札を争います。百人一首を完璧に覚え、決まり字から札を取る子もいれば、反射神経にまかせて札を取る子などそれぞれに全力を尽くした真剣勝負。熱のこもった大会となりました。
4回戦勝負で、1回の試合に30札を読んだのですが、優勝グループはH2で、一人平均7.8枚を取り、また個人成績ではなんと一人で25枚も取った生徒もいました。
今年のかるた大会も楽しみつつ、日本の伝統文化に親しむ良い機会となりました。

 

私の冬休みの思い出は、二つあります。まず一つ目は、バスケットボールの試合を観に行ったことです。私は、四年生の時に初めて地元のバスケットチーム『リンク栃木ブレックス』の試合にお父さんと一緒に行きました。バスケット選手たちがシュートを軽々と入れるのを目の前で見てそんな選手たちにあこがれてバスケット観戦が大好きになりました。それから五年生の時もホームの試合をたくさん観に行き、六年生の時はアウェイにも行きました。このように毎年毎年行っていた試合を今年も二回だけですが行きました。二回だけだったのでとても良い席で観ました。その二試合のうち一試合は、東日本大震災チャリティーマッチでした。宇都宮の体育館で12月24日のクリスマスイブに開催されました。ブレックス対JBL選抜で試合をしたのですが、JBL選抜の選手たちは東北や被災した県出身の選手たちが選ばれ、試合後にはそれぞれの選手たちが被災地に向けて応援メッセージを送ったり東北に対する気持ちなどを話していました。試合結果はブレックスの勝ちでした。試合終了後、選手たちが帰るのを待っていたらいろんな選手が写真を撮ってくれたりサインをしてくれたりしました。いつもコートで走っているかっこいい選手たちが目の前にいたので本当にうれしかったです。日本人初のNBAプレイヤーの田臥勇太選手や全日本のエース川村卓也選手などブレックスには有名な選手がたくさんいるので、写真を撮ってもらえて本当にうれしかったです。また春休みになったら試合を観に行こうと思っています。なのでたくさん応援して、二度目の優勝を目指してもらいたいと思います。
二つ目は、おおみそかに無料でくばり続けた甘酒です。私はおおみそか家にはいませんでした。なぜなら東照宮や輪王寺などの二社一寺におまいりに来ている人たちに無料で甘酒をくばるためです。日光にあるお店が東照宮に近いので、お父さんがお店の中でお菓子を売って私はずっーと外で通りかかるお客さんに「甘酒はいかがですかー」と言いながらみなさんに甘酒をくばっていました。12月31日の夜10時から1月1日の朝方の4時までお店をあけて甘酒をくばり続けました。私はおおみそかに甘酒をくばるのはこれで三回目になりますが、私が毎回甘酒をくばっているということを知っている人がたくさんいて、いつも声をかけてくださいます。あるお客さんが「いつもおいしくいただいています」と話してくれて本当にうれしかったです。毎回やっているかいがあるなと思いました。私が五年生の時を覚えていてくれた人もいて、本当にうれしかったです。これからも毎年続けていきたいと思います。今年の冬休みは今までの中でも特に楽しかったです。
(中学部1年生 女子)

私は、12月24日から28日までフランスの「シャモニーモンブラン」という場所で、家族とスキーをしてきました。私はスキーを一度だけやったことがあるのですが、三年前のことなので止まることぐらいしかできませんでした。また、兄は今回が初めてだったので二人で一日だけ、スキー教室に入りました。
スキー初日、ゴンドラに乗って着いたゲレンデは見たことのないような絶景が広がっていました。雪はパウダーでとてもさらさらしていました。スキー教室に入ったら、フランス人の先生が丁寧に優しく教えてくれました。最初は、なだらかな坂をゆっくりと曲がったりしてコツをつかんでいきました。途中からは、やや急な坂も「ストック」などを使って滑ることができました。最後の方には、一度も止まることなく簡単なコースを滑ることができました。また、先生は思いっきり転んでも大丈夫だよということをとても急な坂を滑って教えてくれました。このスキー教室に入ったからこそこの旅行が楽しめたのではないかと思いました。
二日目は、簡単なコースとやや簡単なコースを滑りました。何回か滑っていくうちに慣れてきて、風も感じられるようになり、スキーがこんなにも気持ち良いのだと初めて知りました。午前中は、このような感じでとても楽しかったのですが、午後、父が簡単なコースだからといって滑りに行ったコースが上級者向きでとても難しく、でも気が付いた頃にはもう戻ることができず、大変な思いをしながら、滑りました。
三日目は、私と兄が簡単なコースを滑っている間に、父と母に私達が滑れるようなコースを見てきてもらい、午後滑りました。そのコースは少しこぶがあったり、谷や小さな山もありましたが、曲がったり、ストックを使い滑りました。このコースは距離が長いので、一回滑るのに疲れましたが、四回滑りました。このコースの最後の方はなだらかなため、真っ直ぐに立ち両手を上げて遊びながら滑ることができ、楽しかったです。
私は今回のスキーをしてまたやりたいと思いました。また、ほぼ初めてのスキーが絶景の場所だったので思い出に残ると思いました。日本では、あまり経験できないようなことができてうれしかったです。
(中学部1年生 女子)

私は23日、24日、25日と立教新座キャンパスにある聖パウロ教会で行われたクリスマス礼拝に行きました。私の両親はここ数ヶ月教会に通っていてこのクリスマス礼拝にも行くことは知っていたのですが、どんなものなのかわからず、すごく楽しみでした。23日はキャンドルサービスというたくさんのキャンドルに囲まれながら行なうとても幻想的(?)な礼拝でした。普通の礼拝とは違い、オルガンだけではなくオーケストラが聖歌を演奏してとてもすばらしかったです。そして聖歌の時にはクワイヤーの人たちの歌声もあり、一層すばらしい聖歌になっていました。次に24日は深夜ミサとその前にあったクリスマスコンサートに行きました。クリスマスコンサートでは立教新座中・高のクワイヤーの人達が30分程歌いました。立教英国のクワイヤーの人達もすばらしいですが、新座のクワイヤーの人達の歌声もとてもすばらしかったです。そして深夜ミサ。2011年前のイエス・キリストがお生まれになった時と同じ時に礼拝をしました。この礼拝でも新座の中・高生の楽器演奏が聖歌の時にあり、やはりクリスマス礼拝では豪華な演奏があるんだなぁ~と思いました。でもなによりイエス様がお生まれになった時間に誕生をお祝いできて本当に神聖な気持ちになりました。遅い時間でしたが行ってよかったです。そして最後の25日のクリスマス礼拝。この礼拝はいつもの日曜礼拝と同じような時間にありましたが、やはりクリスマス礼拝。例のごとく新座の人達の楽器演奏とクワイヤーがありました。25日の礼拝はクリスマス礼拝のしめとも言えるような礼拝だと思いました。
私はこの三回のクリスマス礼拝に行き、感じたことは、まず初めての私にいろいろ教えてくれた教会の人や信者の方のやさしさ、そしてやはりキリスト教への気持ちが変わったことです。今回の経験はとてもいい刺激になりました。これからもっとキリスト教について勉強していきたいです。
(中学部1年生 女子)

今回の冬休み中には、休み前に行った担任の先生との個人面接での話し合いをもとに、英語の長文問題とリスニングのトレーニングを中心に行いました。長文問題については、中学生時代に通っていた塾の問題集やテキストが大量に眠っていたのを発見したので、(結果的に、通算一週間分ほどやり過ごしてしまったのですが)一日一問解くようにしました。リスニングのトレーニングに関しては、「勉強のため」と胸を張って堂々とテレビ部屋に籠り、イギリスのドラマや映画、スポーツ中継等を眺めました。テレビリスニングは急に成果があらわれるものではありませんでしたが、一ヶ月間で少しは力も伸びたと思います。学校で毎日小テストを行っている英単語帳も、一学期の範囲から全てをやり直し、次のレベルの単語も最後までやり終えました。冬休みがゆっくりと勉強できる最後のチャンスだということを念頭に置き、英語についてはよく集中して学習できたと思います。
また、三学期に全校生徒を対象に行われる漢字コンクールに向けて、漢字練習帳にも一通り目を通しました。同じく三学期に学校全体で行われる百人一首大会に向けて、百人一首も少しは覚えました。

この冬休みには、ロンドンの街に幾度か出かけていって、あてもなく旅をしました。クリスマスが近づいたイギリスの街の雰囲気を味わいたかったからです。日本では考えられませんが、イギリスでは25日にはどこのお店も早々と営業を切り上げ、残りの時間を家族とゆっくり過ごすのが一般的です。そのため、近所の商店街も25日にはがらんと静かで、寂しさを感じました。
また、元旦はポルトガルで過ごしました。海の近くの港町のホテルに泊まりました。新年早々旅行をする人もそう多くはないらしく、町もホテルの中も何の音もしないほどでした。今年の正月はとても静かに楽しく過ごすことができました。
(高等部1年生 男子)

日本より、立教学院の理事長で、本校の理事会議長を務める糸魚川理事が、本校東京事務所の橋場所長と共に先週末来校しました。丁度日曜日だったので、主日礼拝で生徒たちにお話をして頂きました。

「人との出会い、本との出会い、そして自然との出会いを通して人間性を高め日々成長していってほしい。」
ご自身も学生時代に寮生活をされていたとのことで、その日々が人生にかけがえのないものになっているというお話は同じ寮生活を現在進行形で体験している生徒たちにとって大変ためになるお話でした。

久しぶりの寒波でキャンパスには真っ白な霜が降りた朝でしたが、きれいに晴れ渡った青空のもと、文字通り「自然に溢れた」キャンパスを見て頂き、昼食前には先生方との懇談会も持つことができました。
日本とイギリスとの架け橋という本校設立の主旨を確認し、海外在留の方の子弟をお預かりすることはもちろん、日本からも広く生徒を受け入れ、イギリスにある全寮制の学校という恵まれた環境の中で「自分で考える」ことの出来る真の国際人を育てていきたいという思いを熱く語って下さいました。

本校は立教大学系属校として立教学院と教育連携を強め、立教女学院、香蘭女学校、立教小学校など関係各校とも生徒の相互受入れについての申し合わせを交わすなど、イギリスの地にある「立教学院関係校」としての可能性を最大限に生かす努力を続けています。

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