
今回の講演を聴いて、私の持っていた茶道に対する心構えが間違っていたことに気付きました。私にとって茶道は、ただ自分が楽しむだけのものでした。ですが、本当に茶道で大切なのは、「もてなしの心」なのだと感じました。長年茶道をやっている人にとっては、理解しているのがあたり前のことなのかもしれませんが、茶道を始めたばかりの私は、そんなことを気にしたことがありませんでした。だから、私にとって茶道では自分が楽しんでいるというのはもちろんですが、相手のことを考え、もてなす気持ちが大切だということを学べたのは、これから茶道をやっていく上できっと役立つと思います。また、今の私には、相手のことを考えられるほどの技術はないので、いつか相手のことを考えられるくらいにまで技術を磨けたらと思います。
(中学部3年生 女子)
桜井宗梅先生は初めてのお茶の先生です。それ以来私はお茶が好きで、習ってきました。呈茶の時、お茶を運んできてくださる人たちがとても丁寧に気を使ってくださり心があたたかくなりました。裏千家の、前代のお家元の方と小さい頃に一度ぐらいお会いしたことがありました。その時は私が小さかったので、あまり記憶にはありませんが、とても楽しかったのを覚えています。今回はこの間の時よりも難しい言葉がたくさんありましたが、大宗匠がおっしゃった掛け軸に書かれていた「無」についてはなんとなく理解しました。「無」ははじめて聞いた言葉だったので、私の心に響きわたりました。
(中学部1年生 女子)
小さい頃茶道を少しやっていました。ですがもう小さい頃すぎて覚えていませんでした。茶道企画としてやっていけるのかと心配しているそんな時に、この講演会がありとても勉強になりました。お茶のすばらしさを改めて感じました。今後も茶道企画をがんばっていきたいです。本当に今回はとてもすばらしい講演会に行かせていただいて感謝しています。ありがとうございました。
(中学部1年生 女子)
再びこの地を訪れる機会を得られることができ、大変嬉しいです。
また、当時の先生方にもお会いすることが出来て、一生徒に戻ったような気になりました。
夕食の慌ただしい中お邪魔させて頂き、すみません。
でもいつも新鮮で楽しみです。
また来られるよう日本で頑張りたいと思います。
10月9日(日)午後3時よりギター部によるコンサートがNew Hallで行われました。
2学期は一番長い学期ですが、行事も目白押し、そして数週間後には立教最大のイベント「オープンデイ」もあるので、一年で一番忙しい学期でもあります。この日も地元Rudgwick村で行われたアップルデーや野外研究会の外出がありましたし、前日土曜日にはバレーボール部が地元の学校との対外試合で外出してきたばかりです。
「やっと長い一週間が終わりました。」
とは、ギター部とバレーボール部を兼部する高校2年生O君の弁。今週はギター部のリハーサルとバレーボール部の練習で超多忙な毎日だったそうです。そしてギター部部長のJ君も別の意味で大変でした。部長として各バンドの練習を調整することは勿論ですが、今年はバンド数が少なかったので一時間以上に及ぶコンサートを成立させるのにも苦労していたようです。結局彼はギター、ボーカルと12曲全部の演奏に加わり、他のメンバーも数曲にまたがって出演するなど、今年のメンバーは皆、通常の何倍も練習しなければならなかったようです。
その甲斐あって、当日はアップルデーに外出していた生徒たちも帰校するや否やコンサートに駆けつけてくれたり、受験勉強で忙しい高校3年生、オープンデイ活動中の高校生や中学生も聴きに来てくれました。
演奏の完成度は決して高いものではありませんが、気持よく演奏に乗ってくれた観客とメンバー一人一人の意気込みで、いつも通りの楽しいコンサートになったようです。
今回の大英博物館での講演で、まず感じたことは、お茶とお菓子が美味しかったことです。
私がお茶を点てようとすると、絶対に、すぐに手が痛くなってしまい、上手く点たないことが多いので、呈茶で出してくださったお茶の泡を見たとき、とても感激しました。
お菓子の甘さも、甘すぎない、ちょうどいい味で、見た目もきれいで、見ていて楽しいし、食べても美味しくて、お茶とお菓子を食べている間、とても癒されました。
講演の内容は、私には少し難しかったですが、ほとんど理解できました。
掛け軸に書いてあった「無」の話が特に印象的で、「武士である人達も、全てを忘れて安らぐ空間」というのを聞いて、「やっぱり武士も人間なんだ・・・。全てを忘れて『無』になりたい時があったんだなあ…。」と思いました。
デモンストレーションの時は、実演なさっている皆さんの動きのなめらかさに感動しました。
茶道での儀式的な動きは、「動き」として覚えるのではなく、その動き方をする「理由」で覚えなければならないのが頭では分かっていても、つい「動き」だけで覚えがちな私は、次に何をするのか分からなくなって、動きが「さびついてギシギシいっているロボット」のようになってしまうことも多く…だからこそ、「私もあんなふうにきれいなお点前が出来るようになりたいな。」と思いました。
今回のオープンデイまでに、少しでも上手くなれるように頑張ろうと思います。
上に書いたこと以外にも、いろいろと感じたことの多い充実した一時を、今回の講演で過ごすことが出来ました。
出来ることなら次の機会にも行きたいな…と思いました。
(中学部1年生 女子)
10月7日(金)の7限、川畠成道さんのバイオリンコンサートがありました。川畠成道さんは、視覚障害を持つ天才バイオリニストとして知られています。
舞台は、普段は食堂として使用しているNew Hall。
しかし、その夜は全校生徒と教職員162人と近隣の英人のお客様150人以上が集まり、New Hallは満員状態。
ステージに川畠さんが立つと、そこはもうコンサートホールそのもの。
柔らかな調べのLiebesfreudの曲から始まり、Schoen Rosmarin 、Ave Mariaなど生徒たちにも親しみやすい曲を次々に演奏され、そこはまさに贅沢な空間。
絹のような演奏をするといわれる川畠さんの奏でる繊細な弦の音色の一つひとつは、私たちを非日常の世界へと誘います。
それは例えば、美しい星の下の夜のように幻想的であり、また荒い海の波しぶきを目の当たりにするごとく力強く、またある時は春の淡い風が頬を触れるような優しさを感じるような、そんな世界へと連れて行ってくれました。
生徒もまたその美しく優雅な調べに酔いしれ、勉強や部活、またオープンデーの準備に追われる日々の忙しさを忘れる時間となったことでしょう。
演奏の終わった後はティータイム。
おいしいクッキーやお茶を飲みながら、近隣の英人との会話を楽しむひと時。
また川畠さんにサインをもらいに行く生徒の姿も。
やがて、旋律の酔いも覚めやらぬまま、生徒たちは教室へと帰って行きました。
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