学校説明会情報
2011年度 学校説明会日程 (4月23日更新)
学校説明会の後はそれぞれ本校教員による個別相談の時間があります。
5月31日(火) マニラ日本人学校
海外子女教育財団主催「海外学校説明会・相談会」
6月 2日(木) シンガポール日本人学校
海外子女教育財団主催「海外学校説明会・相談会」
6月 4日(土) バンコク日本人学校
海外子女教育財団主催「海外学校説明会・相談会」
6月 6日(月) ホーチミン日本人学校
海外子女教育財団主催「海外学校説明会・相談会」
6月24日(金) パリ日本人学校
7月21日(木) 大阪 毎日ビル オーバルホール〈13:00~16:30〉
海外子女教育財団主催「帰国生のための学校説明会・相談会」
7月22日(金) 名古屋 名古屋国際会議場〈13:00~16:30〉
海外子女教育財団主催「帰国生のための学校説明会・相談会」
7月23日(土) 名古屋 プライムセントラルタワー名古屋〈13:00~17:00〉
立教英国学院学校説明会
7月24日(日) 大阪 追手門大阪城スクエア〈13:00~17:00〉
立教英国学院学校説明会
7月29日(金) 東京 国立オリンピック記念青少年センター〈13:00~16:30〉
海外子女教育財団主催「帰国生のための学校説明会・相談会」
7月30日(土) 東京 立教池袋中高ホール〈13:00~17:00〉
立教英国学院学校説明会
今年で何回目になるだろうか?
ふと思って上を見上げると、その緑と差し込む光が眩しすぎて、目を細めた。 指折り数えるほど何度も行ったことのあるブルーベルは今年もよく咲いていた。‘
立教の森‘の辺り一面に咲くブルーベルは小さな紫色の花ではあるが、集まると見事な紫色の絨毯が敷き詰められているように見える。そんなものが見られるこの季節に合わせたかのように、当日は雲一つ無い青空だった。 空気が美味しく感じられ、日々溜めたストレスもすぅっと消えていく。日を浴び、辺りをよく見渡して見れば、そこには神秘が備わっていた。 青い空、茂る草木の間から差し込む光。その中に鮮やかに存在する紫は異端ではあるが、それが逆に美しく映る。 今回はこの背景に鹿を入れることができた。すぐ目の前で清清しく優雅に走っていくその様は、その背景とマッチングしすぎて、思わず溜息を漏らしてしまうほどであり、写真でもビデオでもその先に残していけないのが惜しいと思ってしまうほどであった。 一年に一回くらいは、こんな散歩もいいかもしれない。そうして帰ってきた時には前よりもいっそう軽い気持ちになっていたのだった。
(高等部2年 女子生徒)
チャペルにて、昨年度の当直の表彰と今年度の当直の任命が行われました。
立教の当直は、起床や朝の体操、食事などの前に鐘を鳴らして一日の生活を円滑に進める役割を担っています。
昨年一年間頑張った高校3年生の当直12名には、表彰とともにとても素敵なミニチュアの鐘が贈られました。
なんと、ビッグ・ベンの鐘も作った由緒あるイギリスの鐘製造会社のものだそうです。
貴重な朝の時間、他の人より15分も早く起きだして鐘を鳴らすことは容易なことではありません。
これを受け取った昨年度の当直の生徒たちは、達成感いっぱいの表情でした。
その後、高校2年生の中から選ばれた新しい当直の任命が行われました。
これから一年間、全校生徒が毎朝お世話になることになる12名です。
どうぞよろしくお願いします。
新入生の皆さん、入学おめでとうございます。そして在校生の皆さん、進学おめでとう。
はじめに先月の大震災で被害にあわれた方々に心からお見舞いを申し上げたいと思います。あわせて、ここでイギリスの人々から寄せられたあたたかい励ましについて、皆様にお伝えしたいと思います。
この1ヶ月の間に、いつも本校の生徒たちがお世話になっているヘルスセンターのドクター、ホームステイ先の家庭、先学期来てくれた小学校、劇を見に行った女子校など、交流先の学校やこの近くの小中学校、日曜日に教会で会う村の人たち、立教で教えたことがある昔の先生、クリスマスキャロルを歌いにいく老人ホームの人たち、学校出入りの業者さん、その他数え切れない方々から沢山のお見舞いと励ましの言葉やお手紙をいただきました。学校に荷物を届けにきた宅配便のおにいさんが、車からもどってきて「これ募金に入れてください。」と言って10ポンド札を差し出したのには本当に感動しました。いかにイギリスの人たちが日本と日本人を応援してくれているか、いかにこの学校が地元の方々に支えられているか、そしてまた、いかにこの学校が日本とイギリスを結ぶ架け橋としての使命を負っているか、感動と共にそれらのことに深く想いを抱いた1ヶ月でもありました。
この学校は1972年、縣康(あがたやすし)先生によって創設されました。世界で最初の全寮制私立日本人学校です。このあと新入生の皆さんにお渡しする胸のバッジには、この1972の数字が記されています。当時わずか19名の小学生だけでスタートした学校は、寮も教室も食堂も、すべて今、女子寮になっている本館だけで成り立っていました。第4代校長の宇宿昌洋先生の時代に、在英の各企業や多くの方々のご支援を得て、食堂ホールや教室棟、体育館や図書館などが完成し、今の学校の形ができあがりました。
本館の前には、創設者縣先生のレリーフが立っています。縣先生は私が高校生の時の立教高校の校長先生でした。第4代校長の宇宿先生はその時の私の世界史の先生でした。本館前のあのレリーフを制作したのは私が小学生のとき美術の先生だった三坂先生の工房です。またさきほど皆で歌った立教英国学院の校歌は縣先生の作詞に私の小学校のときの音楽の先生だった立教小学校の波多野先生が作曲したものです。
このように本校は創立の時から日本の立教学院と深く結びついています。立教学院は今から137年前、イギリス国教会の宣教師であったウィリアムズ主教によって創立された学校です。イギリス国教会の歴史をさかのぼれば、今から500年前のヘンリー8世に行きつき、そしてさらに、2000年前のイエス・キリストにつながっています。
ヨハネによる福音書の第15章1節以下に、次のようなイエス様の言葉が記されています。
わたしはまことのぶどうの木、わたしの父は農夫である。
わたしにつながっていなさい。わたしもあなたがたにつながっている。ぶどうの枝が、木につながっていなければ、自分では実を結ぶことができないように、あなたがたも、わたしにつながっていなければ、実を結ぶことができない。わたしはぶどうの木、あなたがたはその枝である。人がわたしにつながっており、わたしもその人につながっていれば、その人は豊かに実を結ぶ。
この学校が2000年の時を超えてイエス様につながっている存在であること、そしてまた、1万キロの距離を超えて日本とイギリスをつなぐ存在でもあること、このことを覚えておきたいと思います。
さて、ここで生徒の皆さんにお願いがあります。前からいる生徒諸君は、先学期の生徒会の選挙のときに、去年の生徒会から各立候補者に対して、「立教の良いところは何だと思いますか?」という質問があったのを覚えていると思います。 あのとき、立候補者全員が答えていたのが、上級生が優しい、ということです。上級生が優しい、ということは、実は学校にとって簡単なことではありません。とてもすごいことなのです。あるとき突然急に上級生が優しくなる、ということはありえません。よく耳にする話は、先輩からいじめられる、だからその時はずっと我慢して、自分が上級生になったら今度は下級生に同じことをやり返す、これはまさに負のスパイラルです。一度こうなってしまうと、その負の連鎖を断ち切る、というのはとても難しくなります。今の立教はまさにその正反対、正の連鎖が続いている状態です。あのとき先輩から優しくしてもらった、あの上級生が面倒を見てくれた、だから自分が上級生になったら今度は自分が下級生に優しくしてあげよう、後輩の面倒をよくみてあげよう、この状態、正の連鎖を断ち切らないで守り続けていってください。一度切れた鎖を元にもどすのはとても大変です。これは上級生だけのことではありません。気をつけなければいけないのは下級生の方でもあります。先輩が優しいからといってそれに甘えすぎないように。ちゃんと礼儀を守る、けじめをつける、言葉遣いに気をつける、そういうところをきちんとできなければいけません。それができたときに初めて、優しい上級生という存在が成り立っていくのです。このことを忘れないでください。
立教生一人一人が、学校をよくしていくためには何をしたらいいか、友達のために何をしてあげられるか、先輩のため、後輩のため、一緒に生活している人のために何ができるのか、いつもそういうことを考えながら、これからの生活を送っていってほしいと思います。
君たち一人一人の成長を祈って、本日の入学・始業礼拝式の式辞といたします。
天候に恵まれた4月17日日曜日、多くの保護者の方にもご参列いただき2011年度入学始業礼拝式が本校チャペルにて執り行われました。35名の新入生を迎え、全校生徒116名での新学年スタートです。
新入生はひとりひとり名前を呼ばれ、校長先生から制服の胸につけるバッジ(スクールエンブレム)をいただきました。受け取る新入生の面持ちからは不安と緊張の様子が伝わってきます。
それを見守る在校生も自分がバッジをもらったときの初心を思い出しているのでしょう。
自分が先輩たちに優しくしてもらった感謝の気持ちは新入生に同じようにしてあげることで返していくことが立教生の一番いいところだという校長先生の言葉に胸の中でうなずく生徒は多かったはずです。
特に昨年入学した生徒は今や自分が新入生の面倒をみる立場になったことに改めて気が付き、誇らしさと責任を感じているようでした。
式の終了後、それぞれの新入生はバッジを胸に縫いつけ立教生活の第一歩を踏み出しました。
夕食のテーブルでは先輩たちにテーブルマナーを教えてもらったり、食器の片付け方など当番の仕事を教えてもらったり、新しい生活に慣れようとしている新入生とそれをサポートしようとする先輩たちの姿が見られました。
この新入生達も来年にはしっかり後輩の面倒を見てあげられる立教生となることでしょう。
(入学始業礼拝 校長祝辞はこちらでご覧になれます。)
毎年新入生が本校に入学する頃、キャンパスのあちこちで新しい命が誕生します。
今年も中庭の花壇の茂みの中で卵を温めるマガモの母鳥の姿が見られました。
教員室入口の花壇の茂みの中では雉の母鳥がやはり卵を温めていて、生徒達にも、「花壇には近づかないように。」とホームルームで連絡がありました。
生徒達が入寮した丁度翌日、「駐車場の横の池でマガモの雛たちがたくさん遊んでいますよ!」との報告がありました。
中庭の茂みを確認すると、昨日まできれいに並べられて温められていた卵が、みな2つに割れてその殻がひっそりと茂みの中に残されていました。
池に近づいていくと、孵ったばかりの雛たちのかわいい鳴き声が聞こえてきます。
10羽、いや、20羽近くの雛鳥たちが、ふさふさの毛をきらきら輝かせながら水の上を忙しそうに行き来していました。
与えられた新しい命を嬉しそうに謳歌しているようにも、何をしていいのかそわそわと困っているようにも見えましたが、ひとつ確かなことは、いつも母親の近くで動き回っているということ―それぞれが思い思いに遊んでいるようにも見え、それでいて母鳥がスーッと水の上を移動すると、雛たちもまた忙しなくその後をついて行きます。
卵から孵ってまだ数時間なのに母親を追う本能というのは凄いものです。
何羽かの雛が時々水から上がろうと試みていましたが、結局ズルズルズルとまた水の中へ逆戻り。
小さな体ではまだそれは無理なのかな、思わず吹き出してしまいそうなくらい愛らしい光景でした。
が、突然、母鳥が水から上がって岸の上へ。
すると雛鳥たちは母親について一斉にバタバタと水から上がろうとします。
何度も何度も失敗する雛もいて、思わず「頑張れ!」と声を掛けたくなりましたが、しばらくすると、皆無事に上陸完了。
母鳥の後ろにお行儀よく並んで、今度は駐車場の方へ行進を始めました。
なるべく音をたてずにゆっくりついていきますが、思いのほかマガモ親子の足どりは速く、気がつくとあっという間に車の間を通り抜けて体育館前の芝生まで移動。
その間も母鳥が時々立ち止まっては辺りの状況を確認していましたが、その度に子供達もぴたりと行進をやめ、その場でそわそわと足踏み状態。
頭数を数えてちゃんと点呼をしているのかどうかはよくわかりませんが、20羽近くの雛たちが1羽もはぐれることなく数百メートルの移動をしていたのにはビックリでした。
体育館の前を通り過ぎると、一行は金網の下をくぐってサッカーピッチの芝の方へ消えていきました。
そんなに遠くまで行って、ちゃんと元の池に戻ってこられるのか心配でしたが、後で理科教員に聞いたところ、「一度出て行ったら、もうあの池には戻ってきませんよ、いつもは…」とのこと。
今度あの池に戻ってくる時には、立派な親鳥として戻ってくるのかも知れません。
こちらでマガモ親子の愛らしいムービーもご覧になれます。
2011年の春休み、私は家族でイギリス、イタリア、フランスへ合わせて10日間の旅行に行った。
そこで感じたのは、その国の歴史とその国の人々が深く繋がっている、ということである。
日本ではひとまとめにヨーロッパと言う。私はそのせいからか、ヨーロッパの国々は全て同じ、というようなイメージを持っていた。
それぞれの国の良さを分かろうともしていなかった。
その考え方が間違っていることに気づかされた。
始めにイギリス・ロンドンに行った。
都会であっても騒がしさがなく、落ち着きがある町だ、と思った。
晴れはほとんどなく、曇っている。でもその中に人々の温かさがあった。
道を歩いていたり、店に入ると、マナーであっても、親切に私たちに接してくれた。
マナー以上のことでも心がこもっている。
これは素敵なことだと思った。生真面目な中に温かさがある。
イギリスの次に行ったのは、イタリア・ローマだ。
ローマは常に晴れ、人々もがやがやしている。
同じヨーロッパの国でもこんなに違うのか、そう思える程、イギリスとはかけ離れていた。
人々はとても活発でいつも笑っている。
イタリア語のイントネーションからは、個性的であり、情熱的な国であることが分かった。
イギリスにもイタリアにもない上品さがあったのが、フランス・パリである。
生真面目ではないが、とても丁寧で静かだが上品な笑い、楽しさがパリにはあると思う。
ひっそりしていてもその中にある美しさはどこの国にもない、フランスの「個性」だ。
ヨーロッパ、その中の国々にある「個性」。
自分だけしかない個性を思う存分に伸ばしたから、そしてその個性を人と分かち合えたからこそ、イギリス、イタリア、フランスは、それぞれ違う構成を持った国になったのではないか?
積み上げた歴史、過去の先には一体、どんな未来が広がっているのだろう。
それをこれから作り上げていくのが、今の子供であり、それぞれの個性なのだと私は思う。
Graduat ing this school was an honor. I feel empty sometimes with my daily schedule.
I cannot explain what I actually learned at this school, but I feel and know that I have changed a great much in this school.
What I’d like to say to students of this school is that “reality is something annoying“.
If I could come back to this school, it would be in a blink.
Time is the most valuable asset. So use it wisely.
I wish all graduates and current students good luck.
You got one life, so don’t waste it.
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