3月17日付West Sussex County Times紙に、地元Horshamの消防団員4名が日本の被災地で活躍中との記事が掲載されました。

これまで大船渡で救助活動にあたっていたこの団員達は、現在釜石に移動して作業を続けているとの事です。

 

この大災害が起きると直ぐに本校にも沢山の励ましのメッセージや問合せが来ました。

この新聞社からもインタビューがあり、記事の最後には本校校長の言葉が紹介されています。

 

「日本での大地震と津波の発生以来多くの方々からお気遣いのメッセージや励ましのお言葉を頂戴し、大変ありがたく思っております。

地元の方々がこれほどまでに私達のことを思ってくださり、支えてくださることに深く感謝いたします。

現在のところ本校の生徒および教職員の家族は皆無事と聞いておりますが、余震や放射線の危惧もあり、毎日日本からの情報を注視しています。

未曾有の大災害ではありますが、忍耐強く常に希望を持ち続けることができる国民性によってこの状況を克服していけると信じています。

イギリスを始め世界中の方々からの励ましが日本人に大きな希望と勇気を与えてくれることを確信しております。」

 

3月11日に起こった東北関東大震災。

本校の卒業終業礼拝前日の出来事でしたが、生徒たちは皆無事に帰国しました。

英紙インディペンデント・オン・サンデーの1面には日の丸と共に「がんばれ、日本。がんばれ、東北。」とメッセージが掲載され、世界中が日本を応援しています。

本校にも近隣の人々から続々と励ましのお便りが届いています。

被災された方々に心よりお見舞い申し上げると共に、亡くなられた方々のご冥福と、祖国日本の一日も早い復興を願っております。

 

 

今学期本校を訪問したHerstmonceus 小学校の先生から頂いたメッセージ

 

To all the students and the staff of Rikkyo

 

We are all thinking of you and your colleagues and pupils at Rikkyo School during this tragic time in Japan.

Our sympathies go out to you and your families.

 

You are in our thoughts and prayers

 

All the pupils and staff of Herstmonceux school

 

 

定期交流をしている私立女子校、Woldingham School の先生から頂いたメッセージ

 

Dear Rikkyo students & staff,

 

Just a quick e-mail to let you know that we at Woldingham are thinking of you, and praying for the safety of the families of your staff and students.

 

Best wishes,

今日剣道部に、顧問の先生の友人で昔から剣道をやっていらっしゃる方が、私達を指導しに来て下さった。

私は今学期剣道を始めたばかりだったので、まず基本である「摺り足」という歩き方を上手くやるための練習方法や、実際に竹刀を振る時の気合いの入れ方、また面などを打つ時に、どのようにすれば、相手に自分の手を直前まで読ませずに打てるか、などを教えて頂いた。

久々に激しく身体を動かしたり、声を出したりしたので多少疲れたが、とても充実した時間を過ごせて楽しかった。

来学期からもずっと剣道を続けて、今回学んだことをしっかりと身につけられるように頑張ろうと思う。

 

(高等部1年女子)

 

先日14名で4年ぶりに本校を訪れた29期生。

そのうちの一人、加賀君からお礼のメッセージが届きましたので以下にご紹介致します。

 

   *   *   *   *   *

 

先日は4日間大変お世話になりました。ロンドンでの旅行も終え、昨日無事スイスの実家に帰りました。

 

立教では全てが懐かしく感じられ、本当に楽しい時間を過ごすことができました。

学生の皆さんもすれ違う度に挨拶をしてくれたり、ドアを開けておい てくれたりし、また様々な面白い話が出来て非常に気持ちの良い滞在でした。

同時に、社会人生活を目前に、大学受験を控えていたあの頃を思い出し、改めて身の引き締まる思いがしました。

4年振りに立教に帰り、ベッドメイキ ングからテーブルマナー、ネクタイは緩ませることなく締めること、友達との付き合いまで自分の生活や考え方の至る所の根幹に立教の生活があること を強く実感しました。

 

このような最高の学びの機会と掛け替えのない友人との出会いを実現してくれた立教に本当に感謝しています。

私は4月から父と同じ証券業界で働くことになりました。立教で学んだことを胸に、仕事に邁進していきたいと考えています。

まずは取り急ぎお礼を伝えたく、メール致しました。本当にありがとうございました。

 

立教英国学院の益々のご発展ご繁栄と、先生方及び生徒の皆さんのご健康とご活躍を心よりお祈りしております。

今週、立教からから少し離れたDorkingという町より剣道の指導者が来校されました。

本校教員の知人であり、昔から剣道をやっていらっしゃる日本人の方です。

 

放課後、剣道場からは気合いの入った大きな声が響き渡りました。

道場では、外部コーチの熱の入った指導のもと、生徒が真剣に稽古に打ち込む姿が真っ先に目に入りました。

基礎的な動きや気合い入れ、面の打ち方など普段の稽古以上に剣道について学ぶことが出来たようです。

 

イギリスにいるからこそ日本の心を忘れない。

剣道を通して技だけでなく日本の文化、日本の心を学び育んでいくことが、将来の国際人として成長していくきっかけとなることでしょう。

 

ストップウォッチを持った教員の開始の掛け声、「よ~い、スタート!」。

その途端、生徒達の表情はがらりと変わり、真剣に問題に向き合います。

 

小学校6年生と中学校1年生のクラスでは、毎日かけ算のテストを実施しています。

「カリカリカリ」と、答えを書き込む気持ちの良い音から彼らの熱意が伝わってきます。

級友と競い合うことを楽しみながら、日々緊張感をもってこのテストに取り組んでいます。

 

やればやるほど計算の速さと正確さが上達していく生徒達は、自己新記録を更新していくことに喜びを感じているようです。

自分の限界に挑戦する姿勢をこれからの生活でも大切にして欲しいものです。

 

体育科の教員が3日間の教員研修に参加しました。

本校はイギリスにある日本人学校ですので、日本ほど研修に参加出来る機会は得られません。

先日バスケットボールで対戦したMichael Hall校で体育科教員の研修会を実施することがわかり、今回の参加が実現しました。

教官は20年以上、Michael Hall校に勤めているMr.Martinという方。

その方の指導の下、金曜日の夜から日曜の昼過ぎまで、3日間のコースがスタートし、ウェールズやアイルランドなどイギリス各地やドイツから約50名の参加者が集結しました。

 

Michael Hallという学校はシュタイナー教育を取り入れている学校です。

シュタイナー教育は

・芸術教育

・自由への教育

などと呼ばれています。

1919年ドイツで始まったシュタイナー学校は現在、ドイツ、イギリス、アメリカ、日本など世界中に存在します。

ペーパーテストをやらない、担任教員が8年生まで持ち上がる、ある教科の授業を毎日2時間×4週間のブロックで学習するという主要教科の周期集中制(エポック授業)など、独自の教育方法をとっています。

体育の授業では、世界中の多くのシュタイナー学校でボートマ体操、いわゆる空間ダイナミクスを行っています。

 

今回の研修もボートマ体操を中心に発達段階に合わせたチルドレンゲームやスポーツをMartin氏の指導の下、メンバー全員で行いました。

体一つ一つの動きに着目し、世界中の伝統的な遊びや器械体操などあらゆる角度から体を動かすことに関して学んでいきました。

また、運動の苦手な子どもに対してどのような用具を使用し、補助していくかなど実際に参加者が体験し、習得していく機会も多くありました。

最終日には体育教員が集まり、学校現場での悩みや教員としての考えを共有する話し合いの場も設けられ、充実した研修期間となりました。

 

3日間という短い時間の中で得たものは多く、大変貴重な経験ができました。

本校では、教員間の研究授業や教科内での週1度のミーティング等を行い、授業の質の向上に取り組んでいます。

今回のような外部での教員研修はイギリスではなかなか困難なことではありますが、今後もこのような取り組みが教育現場では必要となってくると思われます。

 

2月中旬に男子バレーボール部はEPSOM COLLEGEと試合を行いました。

 

毎学期練習試合をしている相手ですが、今回は相手に新しい顔ぶれが見られ、新学期でメンバーが少し入れ替わった様子でした。

本校は前の試合でのポジションを入れ替え、より攻撃的な布陣で臨みました。

 

第一セットはセットポイントを握りながらも逆転され落としてしまいましたが、第二セットは気持ちを入れ替えて大きな点差で取り返し、その勢いで第三セットも取って勝利を手にしました。

 

ミスが少なくなり、しっかりとした攻撃も多くなってきましたが、それだからこそ次の新しい課題が見えた試合でした。

ページ
TOP