日常生活の喜怒哀楽、大きな行事から小さな出来事まで、生徒達が書いた生の文章で立教生活を生き生きと綴ります。

 

 「 Cambridgeへ行って 」

私は今月の20日にケンブリッジへアウティングに行った。

ケンブリッジでは、ショッピングなどを楽しみつつ、英人ガイドさんが案内して下さったツアーを通じて町の名物に関するエピソードなどについて学んだ。

数学橋やニュートンのリンゴの木、銅像となっている様々な偉人達について…。

なかでもガイドさんに聞いて衝撃を受けたことは、アップルコンピューターの有名なロゴとなっているリンゴが、実は毒リンゴである、ということだ。

 

私は英語が得意な方ではないので、ガイドさんのして下さる説明を理解するのは至難の業だったが、クラスメイトが質問をしている時に少し参加させてもらったりして英語に触れ、ツアーの時間を楽しむことができた。

ツアーの他にも、ホットドッグスタンドでお昼を食べたり、ショッピングモールで必要な物、欲しい物を買ったりと楽しい時を過ごした。

その間も、自分の食べたい物を注文してお金を払ったり、店員さんがくれた割引カードの使い方がよく分からなかったので質問したりして英語に触れることができていたので、ただ遊んで楽しんだだけでなく、有意義な時間を過ごすことができたと思う。

 

その後、帰りのバスに乗車するまでのほとんどの時間は、夕食をできるだけ安く済まそうということで入ったマクドナルドで過ごした。

そこで1日を振り返ってみたり、その他色々なことをクラスメイト達と話し、新入生でまだあまり話ができていなかった私は、少しだけまたクラスに溶け込めたような気がしてとても嬉しかった。

 

次の日にあったECの授業では、ケンブリッジについて学んだこと、ケンブリッジで遊んだことなどについて先生からの質問に答えたり、先生からもまた別の知識を教えてもらったりした。

今回私はケンブリッジへアウティングに行って、とても良い経験をすることができたと思う。

初め、「英語を結構使う。」と聞き、尻込みしてしまっていた私だったが、他のクラスメイトに手伝ってもらったりしながら、いつも以上に沢山の英語に触れることができた。

また、そういったことなどを通して、クラスメイトと話す機会も増えた。

 

3学期には、ロンドンへアウティングに行く行事があるらしい。今回の経験を生かして、次はもっと積極的に英語を使ってみようと思う。

(高等部1年 女子)

 

 立教英国学院最大のイベント、オープンデイが間近に迫りました。

日本で言う「文化祭」ですが、学校はもちろん、生徒たち一人一人を見て頂こうという主旨の「オープン」デイです。

 

地元の英国人を始め、普段から交流のある現地校の生徒達、そしてロンドンやヨーロッパからの大勢の保護者の方など毎年数百名の方々が訪れて下さいます。

準備は既に1学期から始まっていますが、10月に入ると生徒会、オープンデイ本部・係の生徒達が中心となって本格的な作業に入り、毎晩自習の合間を縫ってクラス毎に少しずつ準備を進めてきました。

 

昨日は会場作りのため全校の教室移動。生憎の雨でしたが、生徒会/本部/係の生徒たちが手際よく指示を出し、全校生徒が協力して予想以上に早く作業が終了しました。

体育館ではペンキ塗り用の大きなシートを敷き詰める作業が行われ、教室棟ではオープンデイ当日に合わせて教室の再配置がなされました。

全ての教室から机や椅子が運び出されると各教室には広々とした空間が出現しました。

 

これから1週間は授業もなくなって朝から晩までオープンデイの作業です。

模造紙をいっぱいに広げて英語原稿や日本語原稿を書いたり、針金やダンポールを使って模型を作ったり、裏紙を何枚も貼り合わせて大きな大きな背景用の紙を作ったり… 

この空っぽの教室がこれから8日間、少しずつ彼らの作品で埋まり、ついには教室であることさえ分からなくなってしまう、そんなオープンデイ準備期間の始まりです。

 

 

 

 

すがすがしい秋晴れ。広がるまっ青な海と空に、船の白い帆がひるがえります。

秋のアウティング、小・中学生は英国の歴史的な軍港・ポーツマスを訪れました。

 

到着したのはヒストリック・ドックヤード。

バスから降りた生徒たちは、巨大な帆船の姿に歓声を上げました。

船の名はヴィクトリー号。

大英帝国の繁栄華やかなりし頃、海軍の不敗神話を生んだ戦艦です。

トラファルガーの海戦でネルソン提督が指揮をとり、英国に勝利をもたらした船として知られています。

桟橋を渡って船内に入ると、当時の様子がさながらに再現されていました。

航海のこと、船員の生活のことなど、ガイドさんが船内を案内しながら、詳しく説明してくれます。

時には何ヶ月も海の上で過ごす乗組員たち。

水分補給のためにワインやビールを大量に支給されていたとか、壊血病を予防するためにフルーツをたくさん食べたとか、興味深い話がたくさん聞けました。

 

背の高い男子中学生たちが閉口したのは、船内の天井がとても低いことです。

気をつけていても、しょっちゅう頭をぶつけてしまいます。

こんなことからも、当時の船員たちの苦労がしのばれました。

ネルソン提督がフランス側の銃弾を受けて戦死したのは甲板の上でしたが、ガイドに「ネルソンが倒れたのはそこですよ」と教えてもらうと、戦闘の様子が目に浮かぶようでした。

 

ドックヤード内ではほかに、15世紀の沈没船メアリー・ローズ号の発掘作業について展示した博物館や、海軍のトレーニングを体験できるアクション・ステーションも訪問し、大いに盛り上がりました。

 

夕方からは近隣のショッピング・モールに移動。

日本の小・中学生とは違って、日頃寮生活を送っている生徒たちにとっては、自分で何かを選んで購入する機会は大きな喜びとなります。

足の向くままにお店をのぞいては、思い思いに買い物や食事を楽しみました。

 

歴史を学び、体を動かし、おいしいものを食べ、買い物を楽しんだ一日。

最高のリフレッシュになりました。

 

 

H3のアウティングは、内閣官房大臣のFrancis Mude 氏が保証人として申請書にサインをして下さったことで、国会議事堂見学が実現しました。

国会議事堂に到着してバスを降りると、あまりの気温の低さに生徒達はびっくり!

しかし、ゴシック・リバイバルとよばれる中世風のデザインで再建された国会議事堂を目の前にすると、皆寒さを忘れて夢中で写真を撮っていました。

国会議事堂内では、ガイドの方が歴史の裏話をしながら案内をしてくれました。

「もっとしっかり世界史を勉強したくなった。」と言う生徒達もいました。

この国会議事堂見学は、教科書で学んだことを現実の世界の出来事として身近に感じることができる良い機会にもなったようです。

 

 

  

 昼食を含めた自由時間の後、16:10にテムズ川沿いの公園に集合。

そしてその後はいよいよ25人乗りのロンドンアイに男女別れて搭乗しました。

巨大なカプセルはすべてシースルーで足元まで見える造りになっていて、最大高度135メートルに達すると生徒達からは歓声の声が上がりました。

高所を怖がっていた生徒達まで楽しめたようです。クラスメイトと一緒にそこから眺めた夕暮れ時の綺麗なロンドンの町並みはきっと思い出に残るワンシーンとなったことでしょう。

 

 アウティングの締めくくりはミュージカル。

今回鑑賞したのは「オペラ座の怪人」でした。

オープニングから迫力あるシャンデリアが現れ、誰もが知っているあのテーマ曲が流れると、会場全体が1870年代当時へと一気に引き戻されました。

英語があまり得意ではない生徒も、迫力のある美しい歌声と一瞬の隙もない細やかな演技にひきこまれていきました。

休憩時間には、ミュージカル鑑賞恒例のアイスクリームを食べながら購入したオペラ座の怪人グッズを見せ合い、ミュージカル終了後は「ファントム最高!かっこよかった!!」「私はラウルの方が好き。」などと大興奮で感想を語り合っていました。

高校生活最後のアウティングーー厳しい受験勉強の束の間の休息を生徒達は存分に楽しんでいたようです。

 

イギリスでしかできないことを精一杯楽しめた今回のアウティングは、生徒達にとって生涯忘れない最高の思い出になりました。

 

高校3年生のロンドンアウティングの写真はこちらからご覧下さい!

                                                   
  
 

 高等部二年生は世界屈指の学問の都市、オックスフォードに行って参りました。

オックスフォードといえば、その名を冠するオックスフォード大学。

今回、私たちは40近くあるカレッジの中でもニュー・カレッジ、クライスト・チャーチの二つのカレッジをより詳しく見学する機会に恵まれました。

クライスト・チャーチといえば、学長の娘アリスのために「不思議の国のアリス」を著したルイス・キャロルが数学の教鞭を執っていたカレッジ。

彼は晩年、立教英国学院の近くの町ギルフォードで余生を過ごしました。

ニュー・カレッジのチャペルとダイニングホールは圧巻。

ハリー・ポッターの映画のファンには見覚えのある場所がそこここにありました。

凍えるような寒さの中、生徒達はガイドの方のお話に熱心に耳を傾けていました。

オープンデイを2週間後に、大学受験を1年後に控えた高校二年生に交流と内省のよい機会となったことでしょう。

 

 

 

 

第1位!!

 

 先学期からスタートした写真部主催のフォトコンテスト。

今学期も先日第2回目が行われました。

今回のテーマは「夏休み」。

自分の住む国の風景、家族との写真、旅先の思い出など、様々な趣の写真38点が集まりました。

約2週間これらの写真が教室棟の入口に貼り出され、生徒たちや学校スタッフに公開された後、日曜日に全校で投票が行われました。

 

 

 第2位

 

 

 第3位

 

第4位 

 

 木曜日に上位10作品が発表されましたので、こちらのギャラリーでご覧下さい!

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