
アウティングのロンドン、とても楽しみにしていた。街の様子や何より現地の人々が見られるからだ。前回のアウティングではイギリスの人を見ていると、シュッとしていて紳士的だという印象があり、それは生活スタイルからきているのか、ああいう歳の重ね方ができたら良いな。と漠然と思った。
昨年のオープンデイの時に僕はロンドン市内に1泊できたが、その時はあまり時間の余裕がなく時間との戦いで焦ってしまい街に浸ることができなかった。
今回、レ・ミゼラブルというミュージカルを観劇させて貰えた。海外でのミュージカルは初めてで圧倒された。迫力があった。歴史を感じさせるカッコいい建物の外観から想像をすると、内観は少し手狭だったが、それが臨場感があって良かった。舞台と客席が一つになれて気づいたら前のめりになって鑑賞していた。こういった距離感も演出なのだろうと思った。
ロンドンの街並み、建物も伝統が感じられて居心地が良かった。それはイギリスの人々が建物を長く使えるように初めから耐久性が高くなるよう設計してあるからだと思う。日本ではレンガをあんなにふんだんに使って建物を作るイメージがない。メンテナンスをしっかりして大切に使っていると感じられた。自然と大切に扱える習慣ができていて良いと思った。僕は古いものこそ価値があるとされていることに魅力を感じる。
カルチャー一つとっても日本と英国では異なる点が多く、楽しい。もっと現地に触れるチャンスがあれば良いと思った。
(高等部2年生 男子)https://www.rikkyo.co.uk/new/studentsblog/london-outing-h2/



入学してから初めてのロンドンへのアウティングはずっと楽しみにしていました。ロンドンにはCollyer’s Collegeへの学期留学中に何度か行ったにも関わらず、制服を着て学校の友達と行くのは新鮮で、全く違うものに感じました。






高校三年生を目前にしたアウティング。片手で数えられるほどしか外出が残されていないことに少しの寂しさを感じながら、私は今回のアウティングに出かけた。今回の目的は主に2つだった。1つ目はナショナル・ギャラリーの見学、そしてもう一つはレ・ミゼラブルの鑑賞だ。ナショナル・ギャラリーには数々の有名な絵画があり、ゴッホの「ひまわり」があるといえば分かる人も多いのではないだろうか。私達は三人のグループだったので、みんなで絵画について話しながら美術館を回った。私はイギリスに来てからたまに美術館に来るようになったのだが、その時はだいたい親と一緒で、あまり感想を言い合ったりはしない。しかし今回は近くに友達がいて、なにか気になることや思ったことを言うことができる美術館巡りもいいな、と思うことができた。また飾られている絵画を見ていると、この作品は私達と同じ人間が書いたのか、といちいち感動していた。レ・ミゼラブルを見た感想としては「感動」の一言でしか表せない。私は去年同じものを見たことがあったのだが、それでも新鮮な気持ちで物語を鑑賞できた。特に良かったのは音だ。映画も見たことがあるのだが、その音響を遥かに上回る迫力と壮大さはミュージカルにしか出せないものだと感じた。役者の歌声も素晴らしく、全員が全員聞き入ってしまうほどの表現力と歌唱力で、翻弄される当時のフランスの人々がそこにいるように思えた。ミュージカルはまだ多くは見れていないのでイギリスにいるうちに沢山見ておきたいと思う。
