5月1日(日)夕食後、全校生徒向けにCollyer’s College短期留学報告会を実施しました。

現高等部3年生6名が、2022年3月7日から11日までの1週間、Collyer’s Collegeに短期留学に行ったときのものです。報告会では、それぞれが履修した科目の内容を中心に現地での経験や、日本の教育との違いについて語ってくれました。発表後には在校生との質疑応答を実施し、予定していた時間を過ぎてしまうほど、双方にとって大変充実した時間になりました。今後、最高学年として、進路実現に活かしてくれることを願っています。

以下、6回に分けて、生徒のレポートを掲載します。(5/6)
7/Mar/2022 (Mon)
今日は二時間目と三時間目があったので一時間目は図書室で自習をしていました。しかし、初日の緊張で自習できず、その時間は次の授業のクラスに下見に行ったり、単語帳見たとしても何も頭に入らずあっという間に二時間目を迎えました。授業が始まったら自己紹介も無く始まりぬるっと授業が始まりました。続きの授業に途中参加した形だったので内容を理解するまで時間がかかり、電子辞書とパワーポイントとノートの行ったり来たりの繰り返しでした。二時間目が終わりブレイクに入って、教室に残っているのは先生と一人の静かな男の子と私の三人でした。先生が一度出ていき二人になったときに喋りかけようと思い、勇気を振り絞ってHelloと言ったが、ガン無視。心がズタズタにやられました。けれども来たからには話しかけないとと思い先生に話しかけました。その時にバックに忍ばせていた日本のお菓子コアラのマーチを出して、食べてもらいその流れで静かな男の子にもあげて少しでしたがお話できました。そのような感じでブレイクが終わり三時間目が始まりました。言ってることは何となくわかるが、自分の意見が言えず言いたい単語が出てこないことがありました。そんな自分の問題点がわかり、少し気持ちが落ち込んでいましたが、授業が終わりみんなと集合してお疲れ様って言ってもらって仲間の大切さも感じました。お昼は感染の心配をしてお外で食べました。パスタをみんなと喋りながら食べるのは楽しかったです。その後はずっと図書館で今日扱った教科書を借りて頑張って取っていたノートを復習したり、英語の勉強をしました。

濃いようであっという間に過ぎた一日でした。明日は一時間目から連続で授業があり、授業と授業の間の放課がないので焦る気持ち且つ、迷子になりそうで怖いという気持ちでいっぱいで寝れるかわかりませんが、楽しみたいです。
8/Mar/2022 (Tue)
Collyer’s College二日目。やはり緊張はすごかったです。朝タクシーに乗るときから口から心臓が出るんじゃないかってほど緊張して教室に入りました。そこには二人の女の子がいてどこに座るか戸惑っていたら一人の子が私の後ろが空いてると言ってくれてそこに座りました。後から来たその子のお友達と三人でグループディスカッションをしました。ほんとに優しくてせっかく話を振ってくれたのにその時は何もアイデアが出ず、終了。あとから発表してるときに自分のアイデアがどんどん浮かんできて申し訳無さと後悔と悔しさで今日も気持ちが落ち込みました。明日こそ、話します。二時間目、犯罪学。興味だけでとったのでどのようなものかドキドキとワクワクでした。初めに先生に挨拶したところクラスの子に自己紹介してくださり、とても良い雰囲気で授業が始まりました。嬉しかったです。心理的な犯罪学のTheoryや社会的な犯罪学のTheoryから学びました。初めての科目だったので新鮮で楽しかったです。

二回目のブレイクになりました。前回のように教室にいるのが、私一人と男の子だけなので話しかけたいと思い、けれどもその子はゲームをしていました。昨日のトラウマがありますが、勇気を振り絞って、コアラのマーチを片手にHello。なんと返してくれました!!そのまま犯罪学を選択している人はどのような職業につくのか質問したり、ほかには何の科目をとっているのか、またその子のアクセントがなまっていたのでどこの出身なのか聞いたりしました。喋るかけて良かったなと思いました!三時間目は英国の犯罪が起こる理由の一部について考え学び、映像や図を実際にみて日本じゃこうはならないだろうなという部分があったのでとても印象的でしたし、興味深かったです。

そのあとはランチを食べて、ずっと図書室で今日やったことを復習しました。コリアの図書室はきれいで教科書もおしゃれなのでモチベーションが上がりあっという間に時間が過ぎました。明日も話しかけて得られるものをたくさん得たいです。
9/Mar/2022 (Wed)
今日は朝から犯罪学があって、初めは昨日の復習から始まって先生が出した質問の答えがノートに書いてあったのに勇気が無く言えず心の中で唱えていました。答えがやはり自分が思っていたものでそれがわかった瞬間にああああってなって発言すればよかったと後悔でいっぱいでした。そんな悲しい気持ちで一時間目が終わり、残る授業は心理学の二時間で最後の心理学でした。話しかけてもらって仲良くなった子たちとなんとしてでも写真を撮ってインスタを交換すると決めました。10分前に行って心の余裕を持ちながら待っていました。前回の授業の最後に課題のようなものが出されたのでそれをやっていて、あっているか見てほしいとお願いしてそこからなんと先生が、前まで私は一人で座っていましたが、横にその仲いい子を座らせてくれて二人で話せる機会を作ってくれました。こうなったらもう私の勝ちです。友達の勉強を邪魔しないようにしながらも積極的に喋りました。二人で話し合う時間のとき自分の意見をがんばって出して話して最後に時間が余ったときもくだらないことかもしれないけど喋って、インスタ持ってる?交換したい!!と言いました。OKしてくれて交換できました。

一度お昼休憩があり離れてみんなとご飯を食べていると竹内さんのお友達の人が声をかけてくださって喋って、インスタ交換して、写真を撮りました。そんな楽しいランチが終わり、心理学をもう一時間受けました。楽しく受けることができてあっという間に授業が終わってしまいました。帰りに仲良くしてくれた子達と写真撮って別れを告げました。今日になって凄い仲良くなれたのに今日お別れしないといけないのが悲しくてそれなのにみんな優しくてフライト無事にできること日本につくこと祈ってるねと言ってくれたりもう本当に心が暖かくて涙が出ました。まだこれからも会いたかったけど無理なのでインスタで連絡するねといって今日が終わりました。

仲良くなって気づいたことはみんな自分のことを恥じていないことです。発言のときも思ったことはすぐ手をあげて間違ったとしても恥ずかしいと思わずにそして写真を撮ったときには私達可愛い〜!!!と連呼してました。とても面白かったですし、そうすることで一日一日が明るくなるなと思いました。新しい気づきと自信がつきました。

今日はほんとに楽しくて友達ができて、the留学ということを感じることができました。明日は何があるんでしょうか!?!とても楽しみです。
10/Mar/2022 (Thu)
今日は2科目だけで、残りは図書館で過ごしました。コリアでの生活に慣れたと思います。犯罪学は今日が最後でした。最後だったから何か特別なことがあったという訳ではありません、普通に前で男の子たちがペン投げて笑ってたり、tiktokを見過ぎてるだとかたわいもない会話をしてて親近感が湧きました。勝手に私たちのような高校生ではないんだろうなと思っていたけれどあまり変わらず、微笑ましかったです。しかし最後授業が終わって教室を出るときに一人のクラスの男の子が「今週帰るの?」とわざわざ話しかけてくれて、もちろん驚きましたが嬉しくて色々笑顔で話せました。インスタ交換もできてその後の自習時間でも会話できて本当にコミュニケーション力、積極性が初日と比べて変わったなと思いました。昨日に引き続き友達が増えて非常に嬉しかったです。

そして今日の夜は焼き餃子パーティーでした!初めての立教での焼き餃子、美味しかったです。少人数だったのでまるで本当に大家族でご飯を食べてるようでした。温かい気持ちになりました。

明日も誰かと話して笑って仲良くなれるかも?と夢を見て、ドキドキ楽しみながら、最終日を過ごしたいです!
11/Mar/2022 (Fri)
Collyer’s最終日。ここまで今思うとあっと言う間でした。今日は最終日にして初めて英語の授業がありました。そこではイギリスのスラングと基礎の歴史を学びました。現地の人が使うと思う、ある程度知った方がいいと思うものが学べてこれは役に立つなと思いましたし、ここならではの学びなので授業を受けれて嬉しかったです。ラストの社会学では前に仲良くなった子のお友達がいてその子から話しかけてもらい、自然と笑顔になりましたし、すごく私にとって何故か話しやすかったので自分の紹介に加えて、日本の印象とか何の芸能人が好きかなど、たわいもない会話でしたけど、楽しく話しました。Collyer’sにいる人は優しい人ばかりですし、昨日夢に見てたことが叶って嬉しかったです!

最終日にホーシャムで少しお買い物をする時間を作ってくださり放課後にお出かけをしました。雨が降っていたのですがそんなことをポジティブに捉えて信号機を渡るのでさえ、公園を歩くのでさえなんだか楽しかったです。先生がいない、携帯も使えないなか地図だけをもとにショッピングモールに行って食べ物を買ったり、雑貨を買ったりOutingより全然時間がないし行けるところも少ししかなかったのにすごくCollyer’s組と行くのが新鮮で、終始笑顔で特別な思い出になりました。

五日間という期間で色んな景色をみて、真似してみたり、挑戦したり、自分の出来なさに落ち込んだり、悩んだり、自分の些細な変化に嬉しい気持ちになったりしました。そして私とCollyer’s子達の違い、そして気づく点が多々ありました。これらはこの短期留学に参加したからこそ感じたことで自分にとって成長になりました。この機会に参加したからといって今すぐ自分が大きく変化したり、英語力が格段と上がったわけではありません。しかし、自身を大きく成長するにあたっての特別なポイントになることは確かです。これらを大学や将来の自分の生活、そこでの周りとの共存に活用したいと思います。このCollyer’s Collgeでの短期留学に参加して本当に良かったです!b

立教英国学院に入学して3週間。すっかり新緑のまぶしい季節となりました。中学1年生の国語の時間では「朝のリレー(谷川俊太郎)」を読み、朝と夜の対比表現について学習しました。
立教の「朝」といえば、とにかく慌ただしい。眠い目をこすりがなら短い時間で身支度を整え、起床の20分後には中庭でのラジオ体操がはじまります。天気の良い日が続く今日このごろですが、朝晩は冷え込み、日本の家族を、布団のぬくもりを、恋しく思う生徒は多いようです。

今回は3回に続けて「朝のリレー」に関する生徒作品と生徒の視点からみた「立教の朝」をご紹介します。

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立教の朝はたたかいだと、思っています。朝、ベルで強制的に起こされたらそこからが始まりです。
起きてから意識をきちんとするのに2分かかります。そのあとダッシュで顔を洗いに行きます。ここまでで3分かかります。そのあとに服を脱ぎ、制服に着替えますが、そこで、ネクタイをうまく結べなくて7分かかります。そこから寝癖を直すのにいろいろやり、5分かかります。そして、時計をつけたり、マスクをつけたりで2分かかります。中庭まで走っても1分はかかります。そうするともう始まりそうで気まずくなります。まだ、ときどき遅刻もしてしまいます。
この20分で何ができるか、どう工夫するかで変わってくるかと思います。とにかく朝起きたら、すぐに行動に移すことが大事だと思います。僕にはきついけど、がんばります。(M1・男子)

立教の朝は、毎日鐘で起きます。これは、立教特有では無いでしょうか?目覚めるとカーテンから朝日が漏れてとっても気持ちいいです。日曜日以外は、毎日7時起床なので規則正しい生活をおくることができます。目覚めてベットから起きたら、顔を洗ったり制服に着替えたりして朝の準備をします。朝の準備は、7時20分までに終わらせなければいけないので、私の場合、準備の時間配分を決めています。例えば、「7時〜7時5分までに制服を着替える」などです。時間配分を決めることで、次にやらなければいけないことに遅れずにすみます。しかし、やっぱり時間が無いので毎朝大変です。
朝の用意が終わったら中庭に行ってラジオ体操をします。7時20分までに用意をしなきゃいけないのはこのためです。普通、日本にいるときにラジオ体操をやったことがなかったので毎朝やることにびっくりしました。イギリスなので寒いとやりたくないときはありますが、朝にラジオ体操をすると、目がとっても覚めて気持ちよくなります。なので、「日本にいても毎日やったほうが良いかな?」と、思いました。
ラジオ体操が終わったら次は、朝食です。今は、コロナによってなくなりましたが、当番の人がご飯をよそってくれます。とってもできたてみたいに温かいので美味しく食べられます。朝食と一緒に「紅茶、りんごジュース、オレンジジュース」を、飲むことが出来ます。種類は少ないですが、自分の気分によって何を飲むか選ぶことが出来るので嬉しいです。
朝食を食べ終わったら、自分の部屋に戻り、教室または、礼拝に行く準備をしたり、同じ部屋の子達と喋ったりします。とっても楽しく過ごせます!この時間を終えると授業を受ける時間になり、「立教の朝」は終了です。(M1・女子)a

5月1日(日)夕食後、全校生徒向けにCollyer’s College短期留学報告会を実施しました。

現高等部3年生6名が、2022年3月7日から11日までの1週間、Collyer’s Collegeに短期留学に行ったときのものです。報告会では、それぞれが履修した科目の内容を中心に現地での経験や、日本の教育との違いについて語ってくれました。発表後には在校生との質疑応答を実施し、予定していた時間を過ぎてしまうほど、双方にとって大変充実した時間になりました。今後、最高学年として、進路実現に活かしてくれることを願っています。

以下、6回に分けて、生徒のレポートを掲載します。(4/6)
7/Mar/2022 (Mon)
今日は、初日ということもあって緊張していましたが、校内を散策したり、様々な日本の学校との違いを見つけることができました。人生で初めての現地校の体験ということで、たくさんの人とのコミュニケーションを取ろうとしました。授業がなかったため、現地の学生と会話をすることができました。

午前中は、図書館で本を読んだりして、昼には食堂で昼食をとりました。そこでは、沢山の人が行き交い、あまりの人の多さに驚きました。
8/Mar/2022 (Tue)
今日は初めての授業でした。一限目は物理だったこともあり、楽しみな気持ちに半分緊張していました。授業を受けてみるとあまりの難しさに、英語で理解することの大変さに改めて驚きました。隣の生徒に助けてもらい、何とか授業は乗り切りましたが、自分の英語力の無さに悔しい気持ちが残りました。

2限目の数学では、積分をしました。既に習っていたこともあり、且つ得意な分野でもあるため、簡単な授業でした。周りの友達に教えることで現地の学生とのコミュニケーションを取りました。

数学の授業で驚いたことがひとつありました。それは答えを全て帯分数で表示していました。小学校から習っていましたが、高校二年生になって初めて使いました!!これには驚きと感動がありました。帯分数を使うことは、日本ではほぼないとされていて、これから先使うことは無いと思っていましたが、イギリスでの価値観の違いに再度驚きました。
9/Mar/2022 (Wed)
今日は6時間全てに授業があったこともあり、とても大変でした。一時間目は、数学で同じく積分をしていたのですが、初日とは打って変わって、あまりの授業スピードの速さに驚きました。先生は、授業をするというよりは問題を提示し、それに生徒が答えていくという授業方式で特に解説をするということはありませんでした。

生徒の質問には答えるのですが、先生からは進んで教えるというより、生徒自身の勉強が大事であるということがわかりました。日本の授業ではまずない光景に自分にとっての大きな刺激となりました。
10/Mar/2022 (Thu)
今日は、英語と最後の授業である物理と数学でした。英語では、シェイクスピアの詩を読みました。日本では漢詩を詠んでいたので、韻を踏むなどルールなどが少し似ており、とても面白い授業でした。

数学ではなんと、突然テストを始めると言われました。何も告知がされてないのにも関わらず50分間のテストが始まりました。そこで、驚いたことに、解答用紙がなく、自分で好きな紙に答えを書いていくという形式でした。日本ではまずない光景に驚きつつも問題を解き進めていくうちにある一つの問題に直面しました。それは、手計算で答えが出ないということです。初日の授業では積分であったので、問題はなかったのですが、試験では角度がすべて小数点や見たことのない大きさで、電卓なしでは到底解くことはできない値でした。そのため、計算の式は作れても肝心の答えが出ないということが終始続きました。最終問題では、数学のテストのはずなのに物理の問題が出てきました。イギリスで力学は数学の範囲として扱っていたということです。とても興味深く、イギリスにいなければ知ることはないと思います。

日本では電卓を使うことはなく、計算力も必要としていますが、イギリスでは電卓はすでに常識になっており、計算力ではなく、答えに至るまでのプロセスを重視しているため。計算はすべて電卓に任せる、そこの価値観の大きな違いがこの現地校に来て感じることができた一番大きな経験です。
11/Mar/2022 (Fri)
今日は最終日です。授業は英語のみで、なんとスラングを学びました!

これは、日本では必ず学ぶことはないだろう生きた英語を学びました。教科書英語とは何もかも違うその授業は終始僕の興味を引き立て続けました。

現地校の経験は僕の人生において英語に対しての気持ちや、テストで高得点を取るために勉強するのではなく、現地の人達とコミュニケーションを取りたいという気持ちが新たに自分にとっての勉強のモチベーションになりました。はじめは行くことに抵抗があるかもしれませんが、その第一歩を踏み出すことができれば、自分にとって大きな経験と力になると思います。

私が立教英国学院に編入してからあっという間に一年が経ってしまいました。今までの時間を振り返ってみると一日一日がとても早く、とても昔のように感じてしまいます。

去年の一年間を振り返ってみると、成長したなと思ったところがいくつかあります。

まず、自分でも一番びっくりしているのは、初対面の人とある程度の会話ができるようになったことです。小学部に編入したばかりの去年の時点では、嫌われないかと不安になってしまい、曖昧な返事をしすぎてしまった結果、相手ときちんと話せるようになるまで時間がかかっていました。しかし、今年は新入生がたくさん入ってくることを小六のときに知ってから、「どんな子が来るんだろう?」と楽しみにしていました。少し大げさですが、興奮してあまり寝れない日もありました。そして新入生たちを迎えた当日、最初は去年みたいに戸惑っていましたが、同学年の子に自ら話しかけることに成功しました。

もう一つは、時間を見て行動することです。前の学校ではチャイムが鳴ったり、誰かが時間を知らせてくれたりしていたため、なんとかなっていました。でも、全寮制であるこの学校では、沢山の人がいっしょに暮らしていているので「時間厳守」が大切です。もし遅れたら、待っている人たちを困らせてしまうので、ここ立教に来てからは更に時間に気を使うようになりました。

できるようになったことのほうが多いですが、去年の間にやらなかったことがあります。それは、勉強です。小六まではあまり勉強をしなくてもなんとかなっていましたが、中学生になると教科が増えて、内容が一気に難しくなってしまいます。例えば、「社会」が「地理」と「歴史」に分かれたり、「算数」が「数学」に変わったり、だんだん難しくなっていることを実感しています。実は、中一から勉強が大変になると聞いたため、今回の春休み中に、両親に「今年から勉強を頑張る」と宣言をしました。しかし、授業が始まった現在、やる気はあるものの、まだ内容が簡単な方だからなんとかなると思ってしまい、まだ何もとりかかれていません。だから、まずは自習の時間で分からないところややり残したことをしっかり終わらせ、それでも間に合わなかったら、パソコンの使用時間などのルールを決めて制限を設けたり、放課後の自由時間を削って、今まで習った部分の復習や予習、自分が興味のある分野の勉強を頑張りたいです。

実際に行動に移すのは難しいかもしれませんが、できる限りのことをやろうと思います。

(中学部1年 女子)2

この学校に来て、たった1週間の間に生まれて初めての体験をたくさんしました。親のいないところで過ごす、全て自分で決めて行動するなどといった経験です。こんなに多くのことを一度に経験するのは小学校に入学したとき以来で「もう中学生になったんだ」と思いました。日本では入学するときに見ていた桜も、イギリスにはありません。体育館に集まった全校生徒の前で名前を呼ばれて緊張するのではなく、チャペルで席から立ってバッジを受け取る入学式に参加しただけでも、日本の学校とは全然違っていて、不安とドキドキの気持ちでいっぱいでした。バッジを自分で縫いつけたブレザーを着てみると、これで僕も立教英国学院の生徒なんだと感じました。

食堂でみんなと食べるご飯。日本で調べたとおり、味は少しうすかったです。でも火曜と土曜の日本食が美味しくて救われました。シャワーは個室型です。もともと小学校からいた人に、蛇口をひねってからドアを閉めると冷たい水が出ないと教わり、暖かいシャワーを浴びることができました。教えてくれたことに対しての感謝と気持ちいいシャワーに入れたことの快適さでとても嬉しく思いました。放課後は、体育館で友達と卓球をやっていると高3の先輩が話しかけてきてくれて、とても嬉しかったことを覚えています。夜の就寝時間は、最初は準備が間に合わなかったり、次の日のことが楽しみすぎて、ワクワクする気持ちを抑えたりしながら寝ていました。新しいことをたくさん経験した、はじめての1週間です。これからも様々な経験できると思うので、その一つ一つを大切にしていきたいです。

(中学部1年 男子)1

5月1日(日)夕食後、全校生徒向けにCollyer’s College短期留学報告会を実施しました。

現高等部3年生6名が、2022年3月7日から11日までの1週間、Collyer’s Collegeに短期留学に行ったときのものです。報告会では、それぞれが履修した科目の内容を中心に現地での経験や、日本の教育との違いについて語ってくれました。発表後には在校生との質疑応答を実施し、予定していた時間を過ぎてしまうほど、双方にとって大変充実した時間になりました。今後、最高学年として、進路実現に活かしてくれることを願っています。

以下、6回に分けて、生徒のレポートを掲載します。(3/6)
7/Mar/2022 (Mon)
今日は授業がありませんでした。なので自由時間がたくさんあったため、図書館で自習したり中庭にいる生徒に話しかけたりしていました。生徒と話しているときにはイギリスで有名なサッカー選手の話など立教で生徒同士が話す内容と似たようなものをCollyer’s でも話していました。インスタグラムのアカウントを交換したのでこれからも連絡を取りたいです。また、図書館では自習環境が整っていて、本を読む場所というよりも空きコマで勉強するという空間で立教のテスト前のような雰囲気が漂っていました。
8/Mar/2022 (Tue)
今日は自分が取った三教科すべての授業がありました。tourismの授業では、自分でチョコレートの味や外箱、デザイン、どの年代に対して売るものなのかをマーケティングの分野的に考えました。木曜日に発表があり、金曜日に実際に工場に行くらしいのですが、僕は金曜日の授業はスケジュールに入っていませんでした。。。businessの授業ではNISSANの工場がBusiness的に良い仕組みをしているなど褒められていて自分には全く関係ないですが日本の企業が認められていてとても嬉しかったです。Englishでは歴史的な面から英語の発音などを勉強しました。日本語でも想像しやすい内容だったのでわかりやすかったです。今日は昨日のように中庭で話しかけるなどの時間はありませんでしたが、授業で横になった生徒に話しかけるなどして友達をつくることができました。
9/Mar/2022 (Wed)
今日は立教生が以前Collyer’sに行っていたときのお友達と話す機会がありました。ブレイクの時間に一人でピザを食べていると「君日本人?」と聞かれ、会話が始まりました。彼らは香港人だったのですが英語がとても上手で長い間海外にいるのかなと思ったのですがなんとイギリスに来て半年だそうです。Instagramを交換したのですが、一人に交換しただけで30人ぐらい知らない人も含めてフォローが来ました。また、その殆どが公開アカウントだったので外国人との意識の違いなのかなと思いました。Tourismの授業では、Cadburyの社員だったらどういうチョコレートを作るかなど考える授業がありました。現地の生徒はチョコの味よりも見た目に拘っていましたが、僕はチョコの味に抹茶を入れたりとそこでも考え方に違いがあるんだなと思いました。
10/Mar/2022 (Thu)
今日はtoutrismの授業で作っていたDocumentの提出があり、先生に印刷してもらい提出しました。他の生徒は明日のCadburyの工場に行ってそこでの経験も含めて自分の案をまとめて提出して、プレゼンをするというものでしたが、私達は明日で短期留学が終了するために先に提出させてもらいました。日本の抹茶を含めたチョコレートだったので日本の文化を紹介することもできました。Businessの授業ではStockの内容を勉強しました。stockとは在庫のことで在庫は常にある程度持っておかないといけなく、クリスマスやテレビで紹介された後などの急速な需要に対応できるようにいつ在庫を多く持つべきかなどを学習しました。専門用語が多い授業だったので内容理解が大変でしたが、翻訳などを駆使して授業についていくことができました。
11/Mar/2022 (Fri)
短期留学最終日でしたが、今日はCadbury Worldという有名チョコレート会社の工場見学に行きました。ロンドンとリバプールのちょうど間ぐらいにあり、Collyer’sからは3時間ほどかかる遠いところでしたが、そこでは実際にチョコレートを作っているところはもちろん、自分たちが解けたチョコレートを使ってデコレーションしたり、4Dの映画館のようなところで実際に自分たちがチョコレートの原料であるカカオであるという目線で解けられたり、パッケージに入れられるところまで映像で見ることができたのでチョコレートの作り方について理解できました。また、お土産コーナーでは実際にヒースローなどで売られている免税品よりも安く買うことができ、一緒に行った生徒もたくさんチョコレートを買っていました。日本ではあまり有名ではないCadburyのチョコレートですが、よく注意してみると時々コンビニに置いてあったりするのでまた買って見たいと思いました。
短期留学を終えて
今回のCollyer’s collegeの短期留学ではCovidの関係でホームステイができず、立教からの通学で学校に行っていました。今まではホームステイ先の子供と一緒に学校に行きそのこと同じ授業を受け、同じ時間に帰るという生活を行っていたようですが、今回はその子がいないため自分が受けたいと思う授業を受けることができました。私はBusiness (経済学)、 Travel and Tourism (観光学)、 Englishの授業を受けましたが、どれもとても面白く立教ではあまり専門的に学ぶことが出いない大学の教科だったためとてもおもしろかったです。どの教科も専門用語がたくさん出てくる教科でしたが、H1のときに受けていたBiologyの授業のようにすべてを理解しようとするのではなくある程度専門用語のみ翻訳で理解し、授業を受けることで全体の流れを理解することができ結果的に授業の内容が理解することができる。というように勉強することができました。しかし、ホームステイができないということで友達を作るということに苦戦しました。出発前に岡野先生が1週間だけだから友達を作るというよりも授業の雰囲気や学校の生活のリズムを学んできなさいとおっしゃっていましたが、私としては友だちを作りたいと思っていたのでホームステイではなかったのが残念でした。しかし、初日は授業がなく暇な時間がたくさんあったためできるだけ友達を作ろうとおもい積極的に話しかけようと思いました。やはり言語の壁があるのかなと思い緊張していましたが、実際は目が合うと手を降ってくれるし、どんなときでも自分が挨拶をするとしかえしてくれるひとが大半だったため特に緊張せずに話しかけることができました。また、話しているとその人の友だちが話しかけてくれたり、授業の先生が話しかけてくれたりととても雰囲気のいい学校なのだなと思いました。Covidがあり、いろいろ制限された短期留学でしたがたくさんのことに挑戦でき自信もつき、楽しく有意義な一週間でした。c

立教英国学院に入学して3週間。すっかり新緑のまぶしい季節となりました。中学1年生の国語の時間では「朝のリレー(谷川俊太郎)」を読み、朝と夜の対比表現について学習しました。
立教の「朝」といえば、とにかく慌ただしい。眠い目をこすりがなら短い時間で身支度を整え、起床の20分後には中庭でのラジオ体操がはじまります。天気の良い日が続く今日このごろですが、朝晩は冷え込み、日本の家族を、布団のぬくもりを、恋しく思う生徒は多いようです。

今回は3回に続けて「朝のリレー」に関する生徒作品と生徒の視点からみた「立教の朝」をご紹介します。

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朝のラジオ体操が終わると、朝食の時間です。朝食はまずコンフレークを一番最初に食べます。コーンフレークは四種類出るのですが、その中でも私が好きなコンフレークがあります。それは『weetabix』です。初めて食べたときは、少し驚いたけれど、蜂蜜を掛けたりして毎日食べていたら朝は『weerabix』だなと思うようになりました。コーンフレークスが食べ終わると次はメインを食べます。メインは、卵やハムなどが主に出ます。ちなみに、日曜日にはチョコドーナツが出ます。とても美味しいです。日曜日だと、最後に礼拝が行われます。礼拝は、聖歌などを歌ったりお話を聞いたりします。お話してくださる先生が違えば様々なお話を聞くことができるので面白いです。(M1・女子)

朝の15分間はいろんなことをやらなくてはいけないため大変です。でもまだ眠いし、寒いので布団からでるのは寂しいです。日本では親に起こされても布団からでられませんでした。でもここに来てから親がいないからか自分で起きなければいけないということに緊張感があって、鐘がなったらちゃんと起きるということができていると実感しています。
朝起きてまずはじめにやることはベッドメイキングです。これは二段ベッドの上なので結構大変です。そしてそのあと身支度をしなければならないため朝からハードです。今でもネクタイを結ぶのに手こずってしまうことがあるので急いでシャツを着てネクタイをできるだけ丁寧に結ぶようにしています。その後、毎回急いで階段を降りるけれど、だいたい何かを忘れてしまいます。例えば、マスクをつけていなかったり、靴ではなくスリッパを履いていたりなどです。だからすごくバタバタしています。
そして、その後中庭に行くけれど、スカートだからすごく足が寒くて、ラジオ体操のときに強い風が吹くととても辛いです。その時、本当に布団が恋しいと感じます。このように、立教の朝は鐘がなったら15分間の勝負の時間です。今はそうだけれど、もっと余裕を持って身支度をできるように改善したいです。(M1・女子)b

4月9日に、初めて、イギリスの地に足を踏み入れました。

立教英国学院は、何もかもが日本と違っていて、驚くところがいくつもありました。特に風景です。田舎ということもありますが、うさぎがいたり、蜂が教室の中に入ってきたりとても自然豊かです。
ドミトリーでは、すべてのことを自分でやらないといけません。整理整頓、洗濯ものの片付け、ベッドメイク、時間を意識して行動すること、こんなにもすることがあって、はじめは大変でした。そんな中でも様々な人に教えてもらい、みんなで助け合いながら、過ごすことができました。

食事も日本とは全然違いました。まずは食べ方、特にフォークとナイフを使うこと。カトラリーを置く向きや食器を回すこと。誰かがほしいと言ったら、近くの人が、必要な調味料やナプキンを回していくこと。日本では考えられないことばかりで、隣の先輩に教えてもらいながら、食事をするだけでも大変でした。今では、様々なことが自分でできるようになりました。クラスの全員と話すこともできるようになり、先輩とも仲良くなりました。ですが、最近は新型コロナウイルス感染症の拡大で他の学年の人たちと一緒に食事を食べられなくなり、悲しいです。

はじめはネクタイも自分で結べなかった自分が、1週間でこんなにも成長できたことが、嬉しいです。

学校が始まって、感染が拡大して、クラスを休んで会えなくなる子もいました。まだ数日しかたっていないのに、、と思うこともありましたが、それでも頑張ることができました。

球技大会では、バドミントンをすることになりました。高校生が多く、大変ですが、頑張って練習していきたいです。そう思っていましたが、球技大会は、感染拡大のせいで延期になってしまいました。仕方がないことですが、「やりたかったなー」とも思いました。

委員会は、学級委員とスクールショップ委員になりました。学級委員では、クラスのことを考えて、クラスのみんなをまとめていaきたいです。スクールショップ委員では、みんなが購入したものをしっかりと配れるようにしていきたいです。

最近は、今の状況に左右される事が多く、毎日同じことの繰り返しで大変ですが、何事にも積極的に取り組んで行けるようにがんばります。

(中学部1年 女子)

5月1日(日)夕食後、全校生徒向けにCollyer’s College短期留学報告会を実施しました。

現高等部3年生6名が、2022年3月7日から11日までの1週間、Collyer’s Collegeに短期留学に行ったときのものです。報告会では、それぞれが履修した科目の内容を中心に現地での経験や、日本の教育との違いについて語ってくれました。発表後には在校生との質疑応答を実施し、予定していた時間を過ぎてしまうほど、双方にとって大変充実した時間になりました。今後、最高学年として、進路実現に活かしてくれることを願っています。

以下、6回に分けて、生徒のレポートを掲載します。(2/6)

7/Mar/2022 (Mon)
今日は、短期留学の初日でした。今日は1コマしか授業がなかったので、殆どの時間を図書館で過ごしました。

英語の本が並んでいる景色や吹き抜けになっている景色が海外の学校にいることを実感させました。

唯一あった授業は社会福祉の授業だったのですが、立教とは全く異なる複雑な構内で少し迷子になりかけました。授業内容は自分の興味あったこととかぶっていて、とても楽しく身になる時間を過ごすことができたと思います。先生が何度も理解しているか確認してくださり、丁寧な説明でなんとか授業についていくことができたと思います。それでも、ふとした一言が出てこなかったり、教科書が難しかったりと自分の英語力の無さを思い知らされました。

先生とお話していて、水曜日のボランティア活動に参加させていただける事になりました。そのボランティアは、障害のある子どもたちの料理のサポートをすることだそうで、不器用な私には少し不安がありますが、とても楽しみです。
8/Mar/2022 (Tue)
今日は、私が取っている全教科の授業がありました。社会福祉の授業では、看護師として働くときに必要なスキルについてのポスターを作成したり、観光の授業では、チョコの新商品を考えたり、英語の授業では、文学などでよく使われる表現などを学びました。私の授業は比較的講義というよりはクリエイティブな作業が多く、とても楽しみながら授業に取り組むことができました。初めての授業が多くわからないことが多かったのですが、これまでのワークを見せてくれたり、教室の入り方を教えてくれたり、すごく助けられたな、と感じた一日でした。

せっかく話しかけてくれたのに話を繋げられなかったり、授業の所々しか理解できない授業もあり、自分の英語力の無さにすごくもどかしい思いもしました。
9/Mar/2022 (Wed)
今日は、ボランティアがありました。日本でもなかなかボランティアをやったことがなく、最初はとても緊張して、どうすれば良いのかよくわからなかったのですが、みんなとても優しく、私のつたない英語を笑顔で聞いてくれたり、私がサポートする立場なのにも関わらず、様々なことを優しく教えてくれたりしました。みんなで作ったオムレツはとても美味しかったです。片付けを始める前に男の子がなにか言いたそうにしていて、先生が「どうしたの?」と聞くと、「来週はみんなでお寿司作りたい」と言ってくれました。どこまでサポートすれば良いのか、という問題がとても難しく、ところどころ後悔する部分もありましたが、この言葉を聞き、「居ていいよ、楽しかった」と言われた気がしてとても嬉しかったです。どうすれば良いかわからず行動できないもどかしさも嬉しさも、この経験を通して感じたすべてのことが将来を考えるうえで大切な部分になっていくと思いました。

日本の学校では、なかなか経験できないような経験をすることができる、これが海外の学校の大きな魅力だな、と感じる一日でした。
10/Mar/2022 (Thu)
今日は1教科しかなかったので、殆どの時間を図書館で過ごしました。明日は、チョコレート工場に行き、授業を受けられないので、今日が最後の授業となりました。今まで受けてきたどの授業も面白く、まだまだ授業を受けたいと思いますが、もう受けられないと思うと、とても悲しく思います。欲をいえば、他の立教生が受けているような座学なども受けてみたいと思うとともに、もっと現地の子と交流したいとも思います。授業は今日で終わりますが、明日は、他の生徒と交流する良いチャンスだと思うので、「挑戦」という言葉を胸に最後の日を楽しんで過ごしたいと思います。
11/Mar/2022 (Fri)
今日は、キャドバリーワールドというチョコレートの工場に行きました。最初に説明などを聞いてから工場の中に入ったのですが、工場内がディズニーのような雰囲気があって、とても楽しかったです。工場内では、チョコレートが作られていく過程を歩き回りながら学んでいく形式だったのですが、遊園地にありそうなアトラクションがあったり、実際にチョコレートを食べれたりと、ワクワクするような出来事が多く、日本ではなかなか味わえない経験をすることができたと思います。

今日で短期留学は終わってしまいますが、この短期留学で学んだことや感じたことは、たくさんあり、これからの生活で活かしていきたいな、と思います。d

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