コロナで長らくの間オンライン授業やバブル生活を強いられていた学校生活でしたが、この9月から諸活動が徐々に再開し生徒たちもにわかに活気づいてきました。

毎週金曜日、全校で行われる「フライデースポーツ」も先週から始まり、校内のスポーツ施設はもとより、ゴルフや水泳、ダンスなど、地元の施設の利用も再開しています。

以下、そんな「フライデースポーツの再開」についての高校生女子生徒の「つぶやき」をご紹介します。

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校長先生!
フライデースポーツを開始してくださってありがとうございました。
去年からずっと再開してほしいと先生に職員室まで言いに行った甲斐があって良かったです。
他学年との交流もとても楽しみにしていました。このようにスポーツを通して他学年と交流ができるということがどんなに幸せなことか改めて実感できました。
あのフラスポの前に中庭でみんなで並ぶ光景が懐かしくて、もう自分が高3として一番右の列に並んでいるという事実が少し寂しいような感じがしましたが、もとの生活に段々と戻れて、立教に戻ってきて良かったなと思います。
これから食事がみんなで食べられるということでとても緊張していますが、高校3年生として頑張っていきます!

2022年度高等部入学試験〈A日程〉(12月実施)で、英国会場の実施を中止することになりました。
『在外日本人学校在籍者枠 単願推薦入試』『海外在住現地校在籍者枠 特別入試』に変更はありません。

入学試験のページをご確認下さい。https://www.rikkyo.co.uk/admission/admission/

ムービーギャラリーにある「オンライン学校説明会」を最新版に更新しました。

また、同ページには校内の様子や生徒の生活がわかる「キャンパスツアー」も新たに掲載しています。

こちらからご確認ください。https://www.rikkyo.co.uk/gallery/movie-gallery/school-introduction/online-school-introduction/

6月19日(土)に開催されたオンライン国際シンポジウム『緒方貞子さんの思いを受け継ぐーアフリカと日本を結んでー』に本校の生徒が参加をしました。

本シンポジウムを終えた高校3年生と中学2年生の感想をご紹介いたします。

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緒方貞子さんの思いを受け継ぐ、国際シンポジウムに参加して

僕が今回参加した国際シンポジウムは、国連難民高等弁務官として世界の難民のためにご尽力され、92歳で亡くなられた緒方貞子さんの想いを若い世代へ引き継ぐためのシンポジウムだった。このシンポジウムで僕が特に印象に残ったのはWFPの物流担当に勤務されている金田さんのお話だった。

国連唯一の食料機関であるWFPは必要な人に栄養のある食事を提供しているそうだ。彼女が、このような職業につくことを考えるようなきっかけは東日本大震災で、物流の専門性が社会の役に立つと考え、人道支援協会、物流に携わろうと思ったからだそうだ。彼女の話の中でも、一番心に残ったのが、自分の大切なもの・人が書かれたカードを5枚書き、自分が難民になった体ですすめるゲームの話だった。このゲームは難民であるというシチュエーションで、先程作ったカードを一枚ずつ後ろに捨てていくというゲームだ。その時のクラスの生徒の中にガザから来ていた方がいて、その方が最後まで残していたのは「お母さん」というカードだった。彼女はもともと難民だったそうで、彼女の実体験から、どうしても捨てられないと涙ぐんでいたそうだ。先進国から来ていた人の目線からは、ゲームを楽しんでいただけだったが、彼女は、自分の体験から、このゲームを純粋にゲームとして楽しめなかったのだと思う。僕も以前通っていた学校でこのようなプログラムがあった。そのときには、ソマリアの同じ年齢の学生と、ZOOMでつないで話したのを覚えている。実体験とシンクロする生徒と同じ時間を共有した経験は、今の自分の国際協力に対しての考えをガラッと変えたと思う。例えば、彼の国では、雨季になると車が通れなくなるほど、道が湿気てしまい飛行機でないと食事を運べないことがあったと聞いた。食料の空中投下のときには現地住民の方々が協力して、食料を安全に確保することができるそうだ。

僕は、この2つの話を聞いてから、自分がいかに恵まれた環境に生きているかを改めて痛感した。また、自分の今後の生活の中でクラスメイトや寮の中で協調性を持つことの大切さと、この世界に難民や困難の中にある方々が沢山いることを再認識することもできた。今後もこのシンポジウムを忘れずに、この様な恵まれた環境で学べているのだからこそ、しっかりと勉強し、いろんなことを深く理解し、世界の問題を解決できる大人になれるように努力しようと強く思った。

“Carrying on Sadako Ogata’s thoughts”, participating in the international symposium

The international symposium I attended this time was to pass on the memory of Sadako Ogata, who died at the age of 92 after working for refugees around the world as the United Nations High Commissioner for Refugees, to the younger generation. What particularly impressed me at the symposium was a speech by Ms Kaneda, who works in the logistics department of the WFP.

She said that WFP, the only food agency in the UN, provides nutritious meals to people in need. She was inspired to work in this kind of profession after the Great East Japan Earthquake, when she thought that her expertise in logistics would be useful to society, and wanted to be involved in the Humanitarian Aid Association and logistics. The most memorable part of her talk was a game in which you write five cards with your important people and things and play as if you were a refugee. In this game, you have to throw away the cards you have just made one by one. One of the students in the class was from Gaza, and the card she had left until the end was “Mother”. She had originally been a refugee and her real life experience had left her in tears as she could not leave it behind even so. From the point of view of someone who had come from a developed country, she was just enjoying the game, but I think her own experience prevented her from enjoying this game purely as a game. I used to go to a school where we had a programme like this. I remember talking to a student of the same age from Somalia via ZOOM. I think the experience of sharing the same time with students who were in sync with my actual experience completely changed my current thinking about international cooperation. For example, he told me that in his country, during the rainy season, the roads were so damp that cars could not get through, and food could only be transported by plane. When food is dropped in the air, the local people work together to ensure that the food is taken safely. After listening to these two stories, I realized again how fortunate I am and how important it is to cooperate.

This symposium made me realise that there are many refugees and people in difficulties in this world, and has changed my mind about international issues in the future. I will keep this symposium in my mind and try to study hard, understand many things deeply and become an adult who can solve world problems.

(中学部2年 男子)

オンライン国際シンポジウム『緒方貞子さんの思いを受け継ぐーアフリカと日本を結んでー』

6月19日(土)に開催されたオンライン国際シンポジウム『緒方貞子さんの思いを受け継ぐーアフリカと日本を結んでー』に本校の生徒が参加をしました。

本シンポジウムを終えた高校3年生と中学2年生の感想をご紹介いたします。

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今回私が参加した国際シンポジウムは、亡くなられた緒方貞子さんの思いを受け継いでいる平和の作り人の活動や考え方について学ぶ会であった。特に、アフリカで起きている問題に対して講演者の方々がどのような活動をしていて、何を考えているかを学ぶ機会になった。私が特に印象に残ったのは、貧しい子どもたちに対する「教育」の重要性と「和解」についてだ。

「教育」は貧しい子どもたちに将来の夢を与え、また学ぶことで結果的に次世代へとつながるため、教育は未来を切り開く扉になっていた。環境や金銭的な問題から子どもたちが不当に教育の機会を奪われているということは、それ自体にも問題があるが、彼らの将来の可能性を奪いかねない点でも問題であると考えた。教育を受けたルワンダの子どもが、将来は医者になりたいと話したというエピソードがあった。これは教育のおかげである。もしその子どもが教育を受けていなければ、将来の目標を持つことはなかったかもしれないし、その子どもが将来、社会に貢献する機会も奪われていたかもしれない。そういう意味で、教育の機会をすべての子どもに与えて、生きる道を開くことは未来の世界を支える上でも重要だと考えた。

アフリカのルワンダで活動する佐々木さんが語った「和解」についての話も大変興味深いものだった。昨年度に本校では、ルワンダで起きた大虐殺を乗り越える現地の人たちについての講演会を2回行って頂いた。今回は実際に夫が大虐殺の加害者になってしまった方の話を聞くことができた。彼女は、夫が加害者になったことについて周りからの目を気にして生きていたが、被害者の妻たちと一緒に働くという機会を通じて、加害者・被害者のそれぞれの立場を超えて、幸せや悲しみを分かち合うことができたと語っていた。過去の事件について和解をし、心から許し合うということはなかなかできない。しかし、許し合うことができた女性たちは、今もお互いを尊重し合いながら一緒にコロナウィルスという壁を乗り越えている。過去の出来事を許しあって共存していくには、コミュニケーションをとって互いに理解することが一番大切なことなのだと感じた。時間はかかるが、このプロセスこそが、今世界で起きている様々な対立の解決の鍵になるのだと学んだ。

今回紹介していただいた全てのプログラムを通じて、緒方貞子さんの「自分が、現場に行ってみることが大切」という想いが根底にあることを強く感じた。今日では、インターネットが普及して、現場から離れているところでも何がおきているのかを簡単に知ることができる。しかし、現地に行かないとわからないことが多くあり、実際に経験したり、その問題を経験した人から直接、話を聞いたりしなければわからないものがある。そのような、現地に行かないとわからない情報を知ることで初めて、問題解決の第一歩になるのだと思う。大学生のディスカッションの中で、現場に行って行動することの大切さが取り上げられていたが、そのなかで、どのように行動すればいいのか、という議論が印象的だった。大学生が目の前の課題に全力で取り組むことで、進むべき道が鮮明になると語っていた。私は、社会問題に強い関心を持っているが、わからないことが多くありどのような道に進むべきかまだ鮮明になっていない。今回のシンポジウムで学んだ、現地に行って問題に取り組むことの大切さと、目の前の課題に全力で取り組むことを意識しながら、今後も知識の深化に励みたい。

(高等部3年 男子)

オンライン国際シンポジウム『緒方貞子さんの思いを受け継ぐーアフリカと日本を結んでー』

「あつーーい!」
「おいしーーーーい!」

広いキャンパスのあちこちで今日はこの叫び?が何度も何度も響き渡りました。
先週までの天気が嘘のような快晴で、昼間は温度も急上昇。
底の抜けるような青空を見上げると眩しい日差しに顔をしかめながらも笑顔が止まりません。
中庭の片隅に設けられた特設テントには漁の網や釣り船の浮きをあしらった海の演出?!
そう、今日の昼食はイギリス伝統の味、フィッシュ&チップス・スペシャルバージョンでした。
普段の昼食でも時々出るメニューですが、今日は特別。演出だけではなく、味も絶品!
キッチンから揚げたてが出てくるたびに大歓声で迎えられるフィッシュもさぞかし幸せだったことでしょう。

「今日は芝の上でも、ベンチでも、外で食べていいですよ!」
校長先生からバブルごとに分かれればどこで食べてもOK!の特別オファー。
広いキャンパスのあちこちで「おいしーーーーい!」の声と子どもたちの笑顔が溢れていました。

例年のハーフタームは、ほとんどの生徒がホームステイや英語研修に参加するので、キャンパスは1週間ひっそりと静まり返っているのですが、コロナ禍で全校生徒がキャンパスに残って過ごす今年のハーフタームは立教史上「初」。
キッチンや父母の会の方々と先生方が協力して、この特別な一週間を子どもたちが思う存分楽しめる工夫が目白押しです。
そして今週の天気予報は「晴・晴・晴・晴・晴・晴・晴」、連日の晴天。神様まで味方をしてくれている素敵な1週間の始まりました。

(本日の夕食はホグロースト、豚の丸焼き。朝から海演出のテントの隣で2メートルもある大きなホグローストマシンの中で特大の豚がぐるぐると回っています。)

ハーフターム中の各種イベントの写真は下記リンク先からご覧になれます。
2021年度ハーフタームは校内で思う存分 Enjoy!!

https://www.rikkyo.co.uk/gallery/latestphotomovie/halfterm2021-enjoy/

2022年度中学部・高等部入試用 過去問題集(問題のみ・解答は非公開)の配布が始まりました。受験をお考えの方は、英国の立教英国学院、もしくは本校東京事務所へお問い合わせ下さい。配布は郵送になります。お問い合わせ先はこちら

2022年度中学部・高等部入試の募集要項は、近日中に公開予定です。

junior-high-school-and-high-school-entrance-examinations-20222022年度中学部・高等部入学試験の募集要項を発表しました。
詳細は、こちらのページからご覧になれます。

Covid-19の影響により、変更となることもあります。変更の場合は、本校ホームページ上で発表致します。https://www.rikkyo.co.uk/admission/admission/

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