立教英国学院に入学して3週間。すっかり新緑のまぶしい季節となりました。中学1年生の国語の時間では「朝のリレー(谷川俊太郎)」を読み、朝と夜の対比表現について学習しました。
立教の「朝」といえば、とにかく慌ただしい。眠い目をこすりがなら短い時間で身支度を整え、起床の20分後には中庭でのラジオ体操がはじまります。天気の良い日が続く今日このごろですが、朝晩は冷え込み、日本の家族を、布団のぬくもりを、恋しく思う生徒は多いようです。

今回は3回に続けて「朝のリレー」に関する生徒作品と生徒の視点からみた「立教の朝」をご紹介します。

************************************

朝のラジオ体操が終わると、朝食の時間です。朝食はまずコンフレークを一番最初に食べます。コーンフレークは四種類出るのですが、その中でも私が好きなコンフレークがあります。それは『weetabix』です。初めて食べたときは、少し驚いたけれど、蜂蜜を掛けたりして毎日食べていたら朝は『weerabix』だなと思うようになりました。コーンフレークスが食べ終わると次はメインを食べます。メインは、卵やハムなどが主に出ます。ちなみに、日曜日にはチョコドーナツが出ます。とても美味しいです。日曜日だと、最後に礼拝が行われます。礼拝は、聖歌などを歌ったりお話を聞いたりします。お話してくださる先生が違えば様々なお話を聞くことができるので面白いです。(M1・女子)

朝の15分間はいろんなことをやらなくてはいけないため大変です。でもまだ眠いし、寒いので布団からでるのは寂しいです。日本では親に起こされても布団からでられませんでした。でもここに来てから親がいないからか自分で起きなければいけないということに緊張感があって、鐘がなったらちゃんと起きるということができていると実感しています。
朝起きてまずはじめにやることはベッドメイキングです。これは二段ベッドの上なので結構大変です。そしてそのあと身支度をしなければならないため朝からハードです。今でもネクタイを結ぶのに手こずってしまうことがあるので急いでシャツを着てネクタイをできるだけ丁寧に結ぶようにしています。その後、毎回急いで階段を降りるけれど、だいたい何かを忘れてしまいます。例えば、マスクをつけていなかったり、靴ではなくスリッパを履いていたりなどです。だからすごくバタバタしています。
そして、その後中庭に行くけれど、スカートだからすごく足が寒くて、ラジオ体操のときに強い風が吹くととても辛いです。その時、本当に布団が恋しいと感じます。このように、立教の朝は鐘がなったら15分間の勝負の時間です。今はそうだけれど、もっと余裕を持って身支度をできるように改善したいです。(M1・女子)b

4月9日に、初めて、イギリスの地に足を踏み入れました。

立教英国学院は、何もかもが日本と違っていて、驚くところがいくつもありました。特に風景です。田舎ということもありますが、うさぎがいたり、蜂が教室の中に入ってきたりとても自然豊かです。
ドミトリーでは、すべてのことを自分でやらないといけません。整理整頓、洗濯ものの片付け、ベッドメイク、時間を意識して行動すること、こんなにもすることがあって、はじめは大変でした。そんな中でも様々な人に教えてもらい、みんなで助け合いながら、過ごすことができました。

食事も日本とは全然違いました。まずは食べ方、特にフォークとナイフを使うこと。カトラリーを置く向きや食器を回すこと。誰かがほしいと言ったら、近くの人が、必要な調味料やナプキンを回していくこと。日本では考えられないことばかりで、隣の先輩に教えてもらいながら、食事をするだけでも大変でした。今では、様々なことが自分でできるようになりました。クラスの全員と話すこともできるようになり、先輩とも仲良くなりました。ですが、最近は新型コロナウイルス感染症の拡大で他の学年の人たちと一緒に食事を食べられなくなり、悲しいです。

はじめはネクタイも自分で結べなかった自分が、1週間でこんなにも成長できたことが、嬉しいです。

学校が始まって、感染が拡大して、クラスを休んで会えなくなる子もいました。まだ数日しかたっていないのに、、と思うこともありましたが、それでも頑張ることができました。

球技大会では、バドミントンをすることになりました。高校生が多く、大変ですが、頑張って練習していきたいです。そう思っていましたが、球技大会は、感染拡大のせいで延期になってしまいました。仕方がないことですが、「やりたかったなー」とも思いました。

委員会は、学級委員とスクールショップ委員になりました。学級委員では、クラスのことを考えて、クラスのみんなをまとめていaきたいです。スクールショップ委員では、みんなが購入したものをしっかりと配れるようにしていきたいです。

最近は、今の状況に左右される事が多く、毎日同じことの繰り返しで大変ですが、何事にも積極的に取り組んで行けるようにがんばります。

(中学部1年 女子)

5月1日(日)夕食後、全校生徒向けにCollyer’s College短期留学報告会を実施しました。

現高等部3年生6名が、2022年3月7日から11日までの1週間、Collyer’s Collegeに短期留学に行ったときのものです。報告会では、それぞれが履修した科目の内容を中心に現地での経験や、日本の教育との違いについて語ってくれました。発表後には在校生との質疑応答を実施し、予定していた時間を過ぎてしまうほど、双方にとって大変充実した時間になりました。今後、最高学年として、進路実現に活かしてくれることを願っています。

以下、6回に分けて、生徒のレポートを掲載します。(2/6)

7/Mar/2022 (Mon)
今日は、短期留学の初日でした。今日は1コマしか授業がなかったので、殆どの時間を図書館で過ごしました。

英語の本が並んでいる景色や吹き抜けになっている景色が海外の学校にいることを実感させました。

唯一あった授業は社会福祉の授業だったのですが、立教とは全く異なる複雑な構内で少し迷子になりかけました。授業内容は自分の興味あったこととかぶっていて、とても楽しく身になる時間を過ごすことができたと思います。先生が何度も理解しているか確認してくださり、丁寧な説明でなんとか授業についていくことができたと思います。それでも、ふとした一言が出てこなかったり、教科書が難しかったりと自分の英語力の無さを思い知らされました。

先生とお話していて、水曜日のボランティア活動に参加させていただける事になりました。そのボランティアは、障害のある子どもたちの料理のサポートをすることだそうで、不器用な私には少し不安がありますが、とても楽しみです。
8/Mar/2022 (Tue)
今日は、私が取っている全教科の授業がありました。社会福祉の授業では、看護師として働くときに必要なスキルについてのポスターを作成したり、観光の授業では、チョコの新商品を考えたり、英語の授業では、文学などでよく使われる表現などを学びました。私の授業は比較的講義というよりはクリエイティブな作業が多く、とても楽しみながら授業に取り組むことができました。初めての授業が多くわからないことが多かったのですが、これまでのワークを見せてくれたり、教室の入り方を教えてくれたり、すごく助けられたな、と感じた一日でした。

せっかく話しかけてくれたのに話を繋げられなかったり、授業の所々しか理解できない授業もあり、自分の英語力の無さにすごくもどかしい思いもしました。
9/Mar/2022 (Wed)
今日は、ボランティアがありました。日本でもなかなかボランティアをやったことがなく、最初はとても緊張して、どうすれば良いのかよくわからなかったのですが、みんなとても優しく、私のつたない英語を笑顔で聞いてくれたり、私がサポートする立場なのにも関わらず、様々なことを優しく教えてくれたりしました。みんなで作ったオムレツはとても美味しかったです。片付けを始める前に男の子がなにか言いたそうにしていて、先生が「どうしたの?」と聞くと、「来週はみんなでお寿司作りたい」と言ってくれました。どこまでサポートすれば良いのか、という問題がとても難しく、ところどころ後悔する部分もありましたが、この言葉を聞き、「居ていいよ、楽しかった」と言われた気がしてとても嬉しかったです。どうすれば良いかわからず行動できないもどかしさも嬉しさも、この経験を通して感じたすべてのことが将来を考えるうえで大切な部分になっていくと思いました。

日本の学校では、なかなか経験できないような経験をすることができる、これが海外の学校の大きな魅力だな、と感じる一日でした。
10/Mar/2022 (Thu)
今日は1教科しかなかったので、殆どの時間を図書館で過ごしました。明日は、チョコレート工場に行き、授業を受けられないので、今日が最後の授業となりました。今まで受けてきたどの授業も面白く、まだまだ授業を受けたいと思いますが、もう受けられないと思うと、とても悲しく思います。欲をいえば、他の立教生が受けているような座学なども受けてみたいと思うとともに、もっと現地の子と交流したいとも思います。授業は今日で終わりますが、明日は、他の生徒と交流する良いチャンスだと思うので、「挑戦」という言葉を胸に最後の日を楽しんで過ごしたいと思います。
11/Mar/2022 (Fri)
今日は、キャドバリーワールドというチョコレートの工場に行きました。最初に説明などを聞いてから工場の中に入ったのですが、工場内がディズニーのような雰囲気があって、とても楽しかったです。工場内では、チョコレートが作られていく過程を歩き回りながら学んでいく形式だったのですが、遊園地にありそうなアトラクションがあったり、実際にチョコレートを食べれたりと、ワクワクするような出来事が多く、日本ではなかなか味わえない経験をすることができたと思います。

今日で短期留学は終わってしまいますが、この短期留学で学んだことや感じたことは、たくさんあり、これからの生活で活かしていきたいな、と思います。d

 私は今、気がついたらイギリスにいます。立教英国学院に入学して一週間が過ぎました。一週間前はわからないことだらけで毎日が不安でした。
食事の席は隣が先輩で、どんな風に話しかければいいのかわかりませんでした。けれど、先輩は優しく話しかけてくれたため、わからないことや楽しかったことなど普段の生活のことをいろいろと話せてとても楽しいです。

また、朝鐘が鳴ったら起きるという習慣も身につきました。ネクタイを自分で結ぶこともできるようになりました。はじめよりもきれいに、そして速く結べるようになったと思います。

私が一番気になっていたのは友達です。どんな子がいてどんな子と仲良くなれるのか本当に心配でした。でも今私は楽しく学校生活を送っています。それはたくさんの人といろんなことを話して笑いあったりしているからだと思います。この一週間でこんなに仲良くなれるとは思いもしませんでした。もう今ではかけがえのない友達です。

はじめは親と離れ離れで生活することに不安を感じていました。親なしで生活するのはまず不可能だとも思っていました。でもこの学校に実際に来てみて、ここで生活する人みんなが家族だと思えました。たくさんの人と向かい合って話をしながら食べる食事ほど、楽しい食事の時間はありません。

そして、この学校は自然が豊かです。日本ではありえない広さだなと思いました。今はまだ全ての建物の場所がわからないくらいです。この間は、小うさぎを見ました。こんなに身近で見られるなんてすごい貴重な経験だと思います。また、たくさんの花が咲いていてきれいです。

この一週間いろんなことがありました。この作文に書き切れないくらいです。私は、これからもっと人間関係を広げていきたいです。せっかくイギリスにいるのだから英国人の先生達とも積極的に話をしたいです。また、このイギリスでしかできないことをたくさん経験したいです。そして日本に帰ったら家族にイギリスで過ごした時間についてたくさん話をしたいです。

(中学部1年 女子)

 僕は小学校を卒業してから立教英国学院に入学しました。春休み中はあまり実感していませんでしたが、イギリスに来る日の前の夜とお別れのときに、僕は寂しさというよりも「ありがとう」という気持ちが高まって、泣いてしまいました。

イギリスについて、家族に「ついたよ」とメールを送った後、すぐにバスに乗りました。その後、寮に着いて教室に入りました。ラッキーなことに、僕はもうこの頃に、友達を5人作っていました。学校に到着後は、その友達たちから学校のことを紹介してもらいました。学校についてすぐ話せる人がいることに安心しました。最初の方はできることも限られていましたが、先輩と仲良くなったり、体育館が開放されたりするにつれて、毎日が楽しくなってきました。礼拝もはじまりました。しかし、学内でも新型コロナウイルス感染症が広がり、友達も感染したりして、普通とは違う生活の中で、授業が始まりました。最初は自己紹介ばかりでしたが、最近は、ちゃんとノートを取りながら教科のことを学ぶ授業が始まりました。他にもbiologyや、art、musicなどの英語を使う授業も楽しいです。僕は英語も話すことができるので、英語の授業と日本語の授業の両方を受けることができる立教英国学院では、先生たちと英語や日本語で話すことができ、それがこの学校の最高のところだと思っています。

他にも「ご飯は美味しいかな」と思っていましたが、和食も洋食も、おかわりするぐらい美味しいので良かったです。

僕は飛行機の中や、空港、学校で、先輩や後輩、同学年の人たちと知り合うことができ、一週間でこんなにも仲のいい友達が作れてよかったです。ドミトリーの生活や毎日の流れにもすっかり慣れて、友達と最高の学校生活を送ることができてよかったです。

最近では委員会決めがあり、僕は「キリスト教のために」という気持ちを込めて、チャペル委員会と、もう一つ、広報委員に入りました。委員会の活動を含めてもこれからの学校生活も頑張ろうと思います。

(中学部1年 男子)

5月1日(日)夕食後、全校生徒向けにCollyer’s College短期留学報告会を実施しました。

現高等部3年生6名が、2022年3月7日から11日までの1週間、Collyer’s Collegeに短期留学に行ったときのものです。報告会では、それぞれが履修した科目の内容を中心に現地での経験や、日本の教育との違いについて語ってくれました。発表後には在校生との質疑応答を実施し、予定していた時間を過ぎてしまうほど、双方にとって大変充実した時間になりました。今後、最高学年として、進路実現に活かしてくれることを願っています。

以下、6回に分けて、生徒のレポートを掲載します。(1/6)

7/Mar/2022 (Mon)
Collyer’s College留学初日の今日は授業のコマ数がhealth&social careの1つだけでした。最後の時間のコマだったので8時半に学校に到着してからその授業まで図書館で勉強をしていました。Coller’s Collegeは日本で言う大学のようなもので一人一人授業が異なり全く同じコマの人がなかなかいないので授業に参加するごとに新しい出会いがあり、それはそれで楽しいなと感じました。私が今日受けたhealth&social careの授業では将来医師や看護の道に進む人のための授業で医師や看護師になるうえで大切なこと、必要なスキルなどを学びました。主に私は医師になるために必要な6Csを学び、患者さんの気持ちに寄り添うことや「知識」の大切さを知りました。今回の授業は担当の先生がお休みだったため代わりにサリー先生が担当してくださったということもあってとても英語が聞き取りやすく、教科書も読んで理解することができたのでとても楽しかったです。明日からはポスター作りやディスカッションなどもあるそうなので現地の人の中に入っていくのは少し不安ですが今の自分の持っているスキルをできるだけ発揮して、ついていけるように頑張りたいです。
8/Mar/2022 (Tue)
今日はコリアカレッジ留学の中で一番忙しいスケジュールの日でした。まず1時間目にmediaの授業がありました。mediaは今日が初めての授業だったのでドキドキしながら教室に入りました。mediaでは映画を見て1actionずつ止めていきカメラのアングルや何が怒ったか、どのようなシチュエーションか、大切なところはなにか、などを説明していきました。普段さらっと見逃しているシーンでも、衣装や小道具に注目してみてみると意外にも新しい発見がありとても興味深かったです。また、映画の世界と現実世界での違う部分を探したりしました。この1時間でわかったことがいくつかあります。1つ目は授業への参加の仕方です。立教をはじめ日本の学校では制服を着て先生に指された人が答えるのに対して、コリアの学生は授業中黙ることがありません。これは騒がしいというわけではなく、先生が問題を出す前にそれを想像し自ら積極的に手を上げている生徒がたくさんいました。立教生ももっとラフに、リラックスして授業が受けられれば意欲的になるんじゃないかなと思ったりしてました。2つ目はスマホの向きです。どうでもいいことですが変なところに気が付きました。スマホの使用が認められてるコリアの生徒はみんな授業中に机の上にスマホを置いています。私の知る限り日本人はスマホの裏側を表に置いている人が多いなと感じますが、今日見た生徒さんは全員画面の向きを表にしていました。そこもなにか国によって違うのかななど考えていました笑

2,3時間目はbiologyでしたが、教室が分からず10分ほど遅れて入って行きました。授業内容は高1の時にバイオでやった範囲のplants cell やgas exchang in insectsなどです。進みが早くてついていくのに必死でしたがなんとかノートを取っていました。

4,5時間目は昨日に続いてhealth&social careの授業でした。今日の授業では昨日学んだ6Csのナースについてのポスターを作成しました。

書いていく中で一つ一つの役割を理解することができ、とても楽しく感じました。

コリアでの生活は今日が2日目でしたがとても楽しく過ごせています。普段の授業時間より15分も長い65分授業ですが、気がつくと終わっていて、時間をチェックする暇もないくらい授業についていこうとしていたからかもしれません。明日はキッチンのボランティアをする予定なのですごく楽しみです。私が今回取った授業の中ではmediaが一番楽しかったなと思います。


9/Mar/2022 (Wed)
今日は元々の予定ではbiologyとmediaの授業があったのですが、学年末のテストや先生の急用などで授業がありませんでした。なので1時間目から図書館で英検勉強をしたり授業で扱った内容の復習などをしていました。

13時からはサリー先生に勧められてボランティアに参加しました。内容は子どもたちと一緒に料理を作るお手伝いをすることです。

今回私達が一緒にやった子たちは発達障害やダウン症の子供たちでした。子どもたちと言っても私達と年齢の近い子たちでした。私は今回が初めてのボランティア経験で何をしたら良いのか分からず正直難しいなと感じたことが幾つかありました。

1つ目はやはり言語の壁です。料理ができてもこれをどう彼らに伝えたら良いのか、計量カップや泡立て器は英語で何というのか、全く分からず大変でした。2つ目は知的障害のある彼らへの接し方です。今まで私は知的障害を持った方のことは授業やテレビなどでよく見ていたので知っているつもりでしたが、実際に直接会ったのは今回が初めてでした。私達にとっては普段からやる当たり前のことでも彼らにとっては難しいことなんだと知りました。だからこそ彼らのペースに合わせることが難しかったです。卵をボールの中に割る、だとかチーズをお皿に25g出す、だとか私達であればほんの僅かな時間で行うことができますが彼らはとても慎重で倍以上の時間がかかります。そんなときに私はそのくらいすぐ出来るのに、とふと考えてしまいました。でも速さが大切というわけではないと先生方の対応を見てすぐに気が付きました。先生方はどんなに時間がかかっても自らやろうとしている彼らを優しく見守っていたからです。

そんな先生方をみて私はすごく温かい気持ちになりました。みんながみんな自分と同じように出来るのが正しいというわけではなく、お互いを認めあっているように感じたからです。

私は今回トムくんという男の子とペアを組みましたが、料理が完成したときのトムくんのクシャッとした満面の笑みに心がじんわりとまた暖かくなりました。お別れの時にトムくんが次の授業ではお寿司を作りたいと言ってくれたことがすごく嬉しかったです。

今回のボランティアに参加して先生方の優しさや他者への愛情を身に染みて感じることができ、とてもいい経験ができたなと思います。また、生徒さんたちの人柄の良さも感じることができました。すごく貴重な体験で良い思い出になりました。
10/Mar/2022 (Thu)
今日は留学最後のbiologyとmediaの授業がありました。

biologyでは日本の学校との違いにギャップを感じる出来事がありました。それは時間のルーズさと授業の自由度です。授業開始時間を過ぎても先生が来ることがなく、来たと思ったら立教のように挨拶をすることもなくぬるっと授業が始まります。そのことにも驚きましたが、10分後ホワイトボードに教科書のページを記入したあと先生はどこかに行ってしまいました。生徒たちは騒ぎ始めどうしたら良いか分からず教科書をながめていましたが授業終了20分ほど前になると生徒たちは続々と教室から出ていってしまい、そのまま終わってしまいました。このようなことは立教では絶対に起こらないことなのでとても新鮮で、海外らしい大胆さを感じました。でも先生がいなくなった瞬間に騒がしくなるのはどの国でも同じなんだなと日本の学校と海外の学校の小さな共通点を見つけ、少し嬉しかったです。笑

mediaの授業では前回に続いて映画の続きを見ながら状況や構成を説明する授業をしました。今回の授業ではmedia languageを学び、作品を作る上で大切なTechnical Codes、 Visual Codes、 Genreの3つについて学びました。

1つ目のTechnical Codesとはカメラアングル、動き、ライトの位置、役者の立ち位置、音声などのことです。2つ目のVisual Codesとは服装、環境、色合い(作品のパターンやシーンに応じて、悲しい場面であれば色合いの薄暗い服装を用いる)のことです。最後のGenreとはどのような種類の作品か(コメディ、サスペンスなど)、登場人物の人物像、ナレーションによるフラッシュバックのことです。これら3つのCodeの上に作品が成り立っているということを学びました。例えば悲しいシーンであればTechnical Codesでライトは暗くし、Visual Codesで服装の色合いを暗めに調節します。また、Genreではフラッシュバックなどを暗い音楽とともに演出します。

私達が普段見ている映画やドラマでも私達視聴者の心を掴むために様々なところで工夫がされていることを知りとても興味深く、楽しかったです。
11/Mar/2022 (Fri)
今日はコリアカレッジ短期留学最終日でした。最終日の今日はhealth&social careとEnglish &cultural studiesがありました。

health&social careでは前回看護師になるための6Csを学びましたが、今回は医師になるためのTHE HIPPOCRATIC OATHを学びました。THE HIPPOCRATIC OATHとは医師になるために必ず満たさなければいけない条件のようなもので、25個の条件があります。私は今回、その中でも最も大切だなと感じた8つを取り上げ、ポスターを作成しました。まず初めにこれを学んだ時、看護師と医師の条件の数の違いにとても驚きました。また、それと同時に直接患者さんの命を扱う医師としての大きな責任を実感しました。前回の授業では2コマを使ってポスターを作成しましたが、今回は1コマということもあり、時間が足りず私が思うような出来栄えのポスターを作成することが出来ず、悔しいです。でも、医師になる為の大切なことを学べたのですごく興味深く、自身での知恵と知識が増えたのでこの授業を選択することが出来てすごく良かったと思います。

今日初めて学んだEnglish&cultural studiesでは学校では教えてもらえないネイティブの方が良く使う言葉や、文化、歴史などを教えていただきました。

興味深かったのは会話の中で軽めのニュアンスで使う言葉を学べた事です。日本語で言う『それな』とか『略語』と同じようなものだと思います。色々な新しい単語を学ぶことが出来て、ああ私って今海外にいるんだ!という実感が最も湧いた授業でもありました。

また、次の2コマ目ではイギリスの文化、歴史などを学びました。英国の中にも🇬🇧⇦この国旗だけでなく他にもあることや、イギリスはpresidentはいなくてprime ministerなんだとか色々と勘違いや誤解をしていた部分があったのでみんなでクイズ形式で解いていった事で理解が深まり、とても楽しかったです。


〜短期留学まとめ〜
私は今回の短期留学で本当に本当に沢山のものを得ることが出来ました。今まで積極的に物事に参加することが苦手で有志プロジェクトからは無縁だった私が少しの勇気を振り絞って参加を希望しました。元々の私の性格はやらず嫌い、食わず嫌いで人前に立つような舞台も、ましてや今回のような有志プロジェクトに参加したことすらありませんでした。また、やると決めた夏期講習や夏のキャンプなど今まで最後までやり切ったことがありませんでした。そんなすぐに逃げ道を選択してきた自分を変えたいと思ったからこそ今回この短期留学に参加を決めました。

参加希望書を出したときはやる気に満ち溢れていましたが、正直期末試験が終わり周りの友達が続々と帰国準備を始め、バスに乗り込んでいく姿を見送る時は私も一緒に帰りたいという気持ちが凄くありました。でも1週間を終えた今、この短期留学に参加して後悔したことは一つもありません。むしろやって良かったと心から言えるほどです。

初日、私は授業が一コマしかありませんでしたがとても緊張していました。6時間目のその授業の時間になるまで図書館で勉強をしていましたが緊張で気が気ではありませんでした。でもいざ授業に参加してみると思ったよりも現地の学校に馴染めている自分がいることに自分で驚いてしまいました。私は変な体質で、スマホなどの機器が近くにあって自由な環境に置かれるほど勉強などへのモチベーションがあがります。自由だからこそ勉強するもしないも自己責任、正直学校に来たくない生徒は来ていません。でもそんな自由な環境だからこそ周りより少しでも努力しようという気持ちになり、よりやる気が出ます。だからこそこのcollyer’scollegeの授業環境がわたしには合っていたなと感じました。

しかし、全員がネイティブで全てが英語の授業や生活は思っていたよりもはるかに厳しかったです。先生や周りの生徒が発言する言葉一つ一つに耳を傾け、理解しなければいけないからです。もしスマホでInstagramでも見ていたらあっという間に置いていかれてしまいます。でも全力でやってみたら意外にも理解できるものです。あ、この単語英検の勉強でやったところだ!とか今まで自分が習ってきた英語の内容が出てくるとやっておいて良かったと思ったことが何度もありました。特に単語が重要だと実感しました。単語がわからなければ何を言っているのか、ポジティブな内容なのか、はたまたネガティブなのかそれすらも分からないからです。一つ分からないことができてそれを考えている間にあっという間に違う話題になっています。やっぱり単語はより多く覚えていて損はないと感じました。

私が今回の短期留学が楽しいと感じることが出来たのは現地の先生方の優しい対応も大きな理由だと思います。とにかく、すごく褒めてくれます。小さなことでもlovelyとかwell doneと褒めてくださってすごく自己肯定感が上がってもっともっと良いことをやろう、前よりも良い成績にという気にさせてくださいました。正直、日本人は優しいですがフレンドリーさというか気軽さが欠けていると実感しました。もちろん私もです。でも海外の方はそれが出来て当たり前、ではなくすごい!えらい!など小さな事をはじめ全てのことに対してリアクションを返してくれます。そのことが私にとってすごく新鮮で、安心感と次へのやる気を与えてくれました。そしてもっと積極的になって失敗しても良いからやってみることが大切なんだ、失敗してもあんがいなんとかなると初めて気づくことが出来ました。有名な言葉なので当たり前と思うかもしれませんが、これは私にとってはとても大きな成長かなと思います。

また、今回の短期留学の中で海外と日本の違いやギャップに気づくことがたくさんありました。今までは海外ですが日本人の中で生活していたので気づくことのなかったことが現地の人々の中に私たち側が外国人として入ってみると気づくことがたくさんありました。

まず1つ目は服装の違いです。とにかく日本人とは違って海外の人は寒くても雨が降っていてもかなり露出度の高い服装をしています。キャミソール1枚のシンプルな格好でもお顔の彫りが深くて鼻も高いし足も長いのでとにかく映えます。ここはやはり日本人がどんなに頑張っても真似できないことだなと思いました。

2つ目は食器の洗い方です。私は3日目にcookingのボランティアに参加しましたが食器を洗う時に驚いたことがありました。普通、日本だったら一つ一つ石けんをつけて洗っていきますが現地の人はまず初めにシンクにたくさんの水を貯めてそこに石けんを垂らします。そこにそのまま食器を入れてすすいで終わりです。なので洗い終わったお皿を見るとまだ石鹸が付いているものもありますがそのまま拭いて終わっていました。正直少し不衛生なのでは…と思ってしまいましたが、これが環境や文化の違いなんだと実感しました。

3つ目はやはり自由度の違いです。生徒はもちろん食堂で働くスタッフの方々も日本との自由度の違いに驚いた事がありました。

生徒は日本で言う大学生と同じような扱いになります。私服で髪の色も自由、もちろんメイクだって、ネイルだってするもしないも自由です。授業中にガムを噛んでいる生徒もいればパンを食べている生徒も、電話が鳴ってそのまま外に出て行く生徒もいました。こんなこと日本の学校でやったら一瞬で校長室行きだ…と驚きつつも文化の違いに興味が湧いて見ていて面白かったです笑

このように生徒に対して驚いた事もありましたが、食堂スタッフに対しても日本との違いを感じました。1番驚いたのは仕事中にコーラを飲んでいる事です。お客さんのお会計に対応しながらコーラを一口、ご飯を作ってひと段落したらまたコーラ。すごいなと思いました。笑 あとは、衛生面をよく気にする日本人だからこそ目についたのかもしれませんが海外の方は基本的にもうマスクはしていません。だからご飯を作る時もマスク無しで手袋も無いです。これはやはり今の日本では絶対に見ることのない光景なので驚きました。でも学食は安く、とても美味しかったので毎日の楽しみになっていました。

4つ目はセキュリティです。日本の学校では当たり前ですが教室に鍵をかける事がありません。だから休み時間になっても教室に残ってしゃべったり課題の続きをやったりしていますがコリアでは休み時間になるとみんな強制的に外に出されます。そして一度教室から出ると自動的にロックがかかり鍵を持っている先生が来るまで中に入る事ができません。これもやはり安全面を考慮して考えられているのだと思いますが、日本がどれほど安全な国なのかを実感した事でもありました。

コリアでは休み時間になるとみんな外に出てみんなで楽しそうにおしゃべりをします。立教ではほとんどの生徒がブレイク中にlaptopを見て教室で静かに過ごしているのでコリアは活気があってすごいなと驚きました。

最後の5つ目は特に立教との違いです。立教では1人1台ずつパソコンを持つ事になっているので休み時間や授業中もほとんどのひとの机の上にはパソコンやその他の電子機器が置いてあります。それが普通だと思っていましたが、コリアの授業に参加してみてパソコンや電子媒体上でノートを取る生徒は1人もいませんでした。みんなノートにペンで記入していて、服装やルールは緩いのに意外だなと思いました。私は普段、立教の授業でiPad上でノートを取っていますが、彼らのノートの取り方や書き方を見てやはり紙の方がいいなと実感し来学期からはノートにしようと思いました。電子媒体やパソコンでの授業も良いですが、人と人との繋がりを感じるのはやはり電子機器では無いと感じたからです。みんながノートとペンを使っている姿やみんなで集まって外で楽しそうに話しているのを見て私たち子供の学校での過ごし方はこれが本当に有るべき姿なのだと気付きました。

今回1週間というとても短い間でしたが、こんなにもたくさんのことに気づく事ができて、吸収する事ができて凄く嬉しいです。どんどん書きたい事が増えていってとても長くなってしまいましたがここに書いたものよりももっと沢山のことを学ぶ事ができて、また知る事ができてこの短期留学に参加して本当に良かったと思いました。1週間で去るのが勿体無いくらいもっと長く居たいと思うほど毎日が私にとってとても刺激的で知らない世界に飛び込む事ができて幸せでした。1週間前の土曜日には早く日本に帰りたいと嘆いていた私ですが、あの時少しの勇気を振り絞って留学参加を希望した事に後悔は全くないしとても良い選択をしたなと思います。逆にそのまま帰って家でだらだらしていたら今までの自分から何も変わらずにこんなにも素敵な世界に出会えていなかったので本当に今良かったなと思います。平塚先生も仰っていましたが、この環境にいる事が当たり前ではないなと思います。行きたいと言ったら行かせてくれる両親やこの留学の経験の機会を与えてくださった先生方に感謝をしなければと思いました。1週間前の自分より成長できたと思うのでこれからももっと沢山のことに積極的に参加して自分の知識を増やしていきたいです。

1週間ありがとうございました!

立教英国学院に入学して3週間。すっかり新緑のまぶしい季節となりました。中学1年生の国語の時間では「朝のリレー(谷川俊太郎)」を読み、朝と夜の対比表現について学習しました。
立教の「朝」といえば、とにかく慌ただしい。眠い目をこすりがなら短い時間で身支度を整え、起床の20分後には中庭でのラジオ体操がはじまります。天気の良い日が続く今日このごろですが、朝晩は冷え込み、日本の家族を、布団のぬくもりを、恋しく思う生徒は多いようです。

今回は3回に続けて「朝のリレー」に関する生徒作品と生徒の視点からみた「立教の朝」をご紹介します。

************************************

ギルフォードの少年が 宿題をしているとき
静岡の少女は 学校に行っている(M1・男子)

ロンドンの学生が 勉強して寝ちゃったとき
シドニーのボーイはココアを飲みながら まぶしい朝日を浴びている(M1・男子)

バンクーバーのビジネスマンが お酒を飲みすぎて寝てしまったとき
ホーチミンのハッピーな人は 観光客にベトナムコーヒーを売っている(M1・男子)

ケープタウンの少女が 海で泳ぐ夢を見ているとき
スパの少年は 朝風呂に入っている(M1・女子)

日本のお母さんが息子のお弁当を作っている時
ドイツのお父さんは娘にベットで本を読み聞かせている(M1・女子)

「この地球では
いつもどこかで朝がはじまっている

ぼくらは朝をリレーするのだ
経度から経度へと
そうしていわば交替で地球を守る
眠る前のひととき耳をすますと
どこか遠くで目覚時計のベルが鳴ってる
それはあなたの送った朝を
誰かがしっかりと受けとめた証拠なのだ(原文引用)」a

ようやく立教生活に慣れてきた日だが、
仲良くしてもらってる先輩に、「森って行った?」
それから、毎日、森のことが気になっていた。
なぜすぐに行けないのかというと、広すぎるので3人で行くという
「ルール」があるからだ。

まだ、日が浅いのに誘える友達がいないと思っていたが、
寮に入ってきてすぐに友達ができ、仲良くなり、ついに森へ行くことができた。
森の中は、とても神秘的だった。きれいだった。
たしかに素晴らしい光景が広がっていた。

だが、
それ以上にびっくりしたのは、自分自身がリラックスできていることだった。
ありがたいことに、毎日忙しい生活を送っている私ですが、
少なからず、ストレスだったり、疲れが残っている。
どこかで一人になっても、疲れが取れなかったりするが、
ここにきて、落ち着ける場所が見つかったと、あらためて
自然のありがたさを感じた。

イギリスのcountrysideで、自然に恵まれながらの生活をし、
充実した日々を送っています。
まだ、本当に日が浅いと思うが、一日を大切にしようと思った。

最後に、僕の quiet room は森です!!

ページ
TOP