2月8日、クッキング部でたこ焼きを作りました。まさかイギリスでたこ焼きを作って食べるなんてことをすると思っていませんでした。

今回は、クッキング部に入って初めての活動でした。私はたこ焼き器を使って、たこ焼きを自分で作るのが初めてだったので、クルッと回すのが楽しかったです。それに何より作るのが簡単だったので、みんなで80個くらい作りました。中に入っている具はタコではなくエビだったのですが…笑

エビ焼きはほとんどたこ焼きと同じ味でした。仕上げにたっぷりのソースにマヨネーズ、青のりをのせて最後にかつお節をどっさりと盛り付けて完成。見栄えよく作れました。

久しぶりのたこ焼き。美味しく作れたのでみんなでペロっと食べてしまいました。

イギリスにいるからこそ、材料関係で作れるものが限られてくるけれど、もっともっとクッキング部の活動があったらいいなと思いました。image

おかげさまでRGSとの合同演劇企画「From Alice to Arisu」は公演を終えることができました。

2月12日、13日の両日を使い、ギルフォードにあるRGSのオーディトリウムで行われた今回の公演。生徒たちは立派にやりきることができ、大成功を収めることができました。

10月の本校オープンデイ後にチームを作り、11月からは基本的には毎週末を使ってRGSの生徒たちと合同の練習を行ってきました。この4カ月におよぶ準備、劇本番を通じて、生徒たちは大きく成長することができました。

今回の企画は、RGSにおいても、ウェブサイト、Facebook、twitter等を用いて、大きく広報されております。
以下のリンクよりRGSのホームページ記事をご覧下さい。

https://www.rgs-guildford.co.uk/news/2020-02-13/Alice-to-ARISUimage

小中学部・高等部生徒会の選挙が行われました。
通常は3学期のブレイク最終日に行われる催しである生徒会選挙ですが、
今年度は異例の2回に分けての選挙となりました。

選挙において重視されるのが立会演説会です。立候補者による演説、本校をどのように良くしていきたいか、抱負を堂々と語ってくれます。具体例を示し、みんなに分かるよう、訴えます。
各立候補者には応援演説者がいて、彼らは、候補者の優れた点、長所を披露します。
どれも共通するのは、私たちの学校をより良いものにしていこう、という意気込みです。理想は高く、決意は固く、素晴らしい演説が続きます。
それにしても、皆話が上手です。知性と、熱意と、ユーモア。引き込まれるように、演説に耳を傾けます。

続く質疑応答では、聞き手側から率直な質問が出ます。清々しいやりとりが展開されました。素晴らしいのは、発言の際には誰も、他人を揶揄するとか傷つけるとか、そういうことを言わないことです。言葉は、使い方を誤ると、人を傷つける凶器になりますが、本校の生徒が良く弁えていて、互いに正々堂々と質疑応答をこなしたことは、誇るべきことでしょう。
また、このような立会演説会が進行できた背景には、選挙管理委員による啓発、準備、支えがありました。

さて、演説会が終わると投票です。選挙管理委員から各クラスに適切な指示が出され、滞りなく投票が行われました。
大多数の生徒はその後はリラックスして過ごしますが、選挙管理委員は、開票作業で忙しくします。

夕食後のアナウンスの時間に、選挙管理委員から、投票の結果が出たと発表がありました。今年度の選挙管理員はとても仕事が早く、すでにダイニングホール入り口に選挙結果を掲示したとのこと。皆、関心を持って掲示を見ます。一人一人が考えて票を投じた選挙の結果です。

次期、新生徒会の執行部員が選出されました。
携わった生徒諸君、関係する生徒の一人一人、お疲れさまでした。

高校1年生の行き先はロンドンです。前回ロンドンに来た際はマダムタッソーを訪れましたが、今回の訪問先は大英博物館とUCLという、日ごろの勉強や進路に直結する題材です。

大英博物館では、古代エジプトの文字であるヒエログリフの解読により、エジプト文明の研究に大きく貢献することになった「ロゼッタストーン」を始め、世界史に関連する様々な展示を、グループで観てまわりました。自由行動としましたが、1時間半という限られた時間を最後まで有効に使っていました。教科書で見たことのある史料を見つけたり、世界史の小坂先生や宗教の授業も担当している與賀田チャプレンについて行って解説を求めたり、英語科の関口先生に英文を翻訳してもらったりして、自ら知識を深めている様子がありました。

大英博物館見学終了後、その裏にあるUCL(University College London)を訪れました。UCLには眼の最先端の研究に携わっている大沼教授がいらっしゃいます。大沼教授は講堂まで案内してくだささり、UCLやUCLと日本との関わり、立教英国学院との関わりについて話してくださいました。
UCLは世界的に有名でとても優秀な大学ですが、日本での知名度はそれほど高くありません。しかし「多くの人々に開かれた大学」という方針のもと、歴史的に多くの日本人を受け入れ、その日本人たちが明治維新後の日本の近代化に貢献してきたという事実があります。留学意欲の低下、学問のガラパゴス化が指摘されている現在の日本ですが、立教英国学院の皆には、国際意識を強く持って進路を考えて欲しいと思っています。大沼教授の「どんなことでもいいから、好きなものを見つけてとことん追究しなさい。そうすれば、進路は必ず開ますよ」というアドバイスは、進路について真剣に考え始めた高校1年生にとって大きな後押しとなったことでしょう。

夕食を食べた後はミュージカル「Everybody’s talking about Jamie」を鑑賞しました。「Jamie」は、セクシャルマイノリティの16歳の高校生が、友人関係や親子関係の困難を乗り越えながら成長していく物語です。英語力がまちまちな高校1年生ですが、ストーリーがわかりやすく、コミカルでいて深く考えさせられる内容で、とても良い劇でした。劇は、高校の教室で先生が「皆さんの夢はなんでしょう?」と皆に問いかけるシーンから始まります。大英博物館で高校生としての勉強のあり方を学び、UCLで大沼教授から「やりたいことを見つけなさい」とアドバイスを受けた高校1年生。ミュージカルもまた、主人公Jamieと同じ年齢である高校1年生たちに、「自分らしさ」「自分の考え」を大切にするよう投げかけます。様々な困難を親友や家族とともに乗り越え、「自分らしさ」を貫くJamieを見て、きっと勇気づけられたことと思います。

非常にタイトなスケジュールとなりましたが、彼らがこれから人間として成長して行く糧になるアウティングとなりました。

高校1年生の行き先はロンドンです。前回ロンドンに来た際はマダムタッソーを訪れましたが、今回の訪問先は大英博物館とUCLという、日ごろの勉強や進路に直結する題材です。

大英博物館では、古代エジプトの文字であるヒエログリフの解読により、エジプト文明の研究に大きく貢献することになった「ロゼッタストーン」を始め、世界史に関連する様々な展示を、グループで観てまわりました。自由行動としましたが、1時間半という限られた時間を最後まで有効に使っていました。教科書で見たことのある史料を見つけたり、世界史の小坂先生や宗教の授業も担当している與賀田チャプレンについて行って解説を求めたり、英語科の関口先生に英文を翻訳してもらったりして、自ら知識を深めている様子がありました。

大英博物館見学終了後、その裏にあるUCL(University College London)を訪れました。UCLには眼の最先端の研究に携わっている大沼教授がいらっしゃいます。大沼教授は講堂まで案内してくだささり、UCLやUCLと日本との関わり、立教英国学院との関わりについて話してくださいました。
UCLは世界的に有名でとても優秀な大学ですが、日本での知名度はそれほど高くありません。しかし「多くの人々に開かれた大学」という方針のもと、歴史的に多くの日本人を受け入れ、その日本人たちが明治維新後の日本の近代化に貢献してきたという事実があります。留学意欲の低下、学問のガラパゴス化が指摘されている現在の日本ですが、立教英国学院の皆には、国際意識を強く持って進路を考えて欲しいと思っています。大沼教授の「どんなことでもいいから、好きなものを見つけてとことん追究しなさい。そうすれば、進路は必ず開ますよ」というアドバイスは、進路について真剣に考え始めた高校1年生にとって大きな後押しとなったことでしょう。

夕食を食べた後はミュージカル「Everybody’s talking about Jamie」を鑑賞しました。「Jamie」は、セクシャルマイノリティの16歳の高校生が、友人関係や親子関係の困難を乗り越えながら成長していく物語です。英語力がまちまちな高校1年生ですが、ストーリーがわかりやすく、コミカルでいて深く考えさせられる内容で、とても良い劇でした。劇は、高校の教室で先生が「皆さんの夢はなんでしょう?」と皆に問いかけるシーンから始まります。大英博物館で高校生としての勉強のあり方を学び、UCLで大沼教授から「やりたいことを見つけなさい」とアドバイスを受けた高校1年生。ミュージカルもまた、主人公Jamieと同じ年齢である高校1年生たちに、「自分らしさ」「自分の考え」を大切にするよう投げかけます。様々な困難を親友や家族とともに乗り越え、「自分らしさ」を貫くJamieを見て、きっと勇気づけられたことと思います。

非常にタイトなスケジュールとなりましたが、彼らがこれから人間として成長して行く糧になるアウティングとなりました。

3学期に入り、最初の学校行事である「新春かるた大会」が開催されました。

「百人一首を全て覚えてくる」という課題を、冬休みに出していましたが、各学年ともしっかりと覚えてきている生徒がたくさんいる様子で、本番はどの戦いも熱い戦いが繰り広げられていました。

海外で生活をしている期間が長いと、その国の文化や慣習にばかり目が行きがちですが、こうして日本の文化や伝統に触れる機会を設けることで、日本人として日本特有の文化を再確認し、国際交流に生かせるきっかけにもつながります。今では日本で生活していても、このような遊びや日本の文化に触れる機会が少なくなってきています。そのため、生徒たちにとって、このかるた大会はとても貴重な時間となっているはずです。

このかるた大会は、全てクラス対抗で行います。小学5年生から高校2年生までが、同じ札を囲みながら真剣勝負です。これでは高校生が有利ではないかと思わるかもしれませんが、実はそうとは限りません。小学生や中学生は、国語の授業やHRの時間を使って、たくさん練習をし、入念に準備をしてきています。

百人一首は、よまれた札を取っていくという簡単なルールですが、句を覚えたり、自分なりに作戦を立てて臨んだりすることで結果は大きく変わります。勝負を重ねていくうちに多くの歌を覚え、成長していく様子は低学年ほど著しいように感じます。

本番の大会は3回戦、各ブースに分かれての勝負です。クラスのエースをどこで出場させるかも、クラスで話し合うべき重要な戦略です。

生徒たちが思い入れのある歌では、特に白熱した勝負が見られました。一番人気は、「ちはやぶる神代もきかず竜田川 からくれなゐに水くくるとは」という在原業平の歌です。とある漫画で有名な歌です。「ちは」の時点で勝負が決定していました。取ることができなかった生徒たちはとても悔しそうで、真剣勝負ならではの面白い一幕でした。

こうして今年も、日本の文化に触れて楽しくクラスの親睦を深めることができた、かるた大会となりました。今回、良い結果を出すことができた生徒や悔しい思いをした生徒たちが、それぞれ来年はどのような活躍を見せてくれるのか、今から楽しみです。

新たな年を迎えた2020年1月12日、3学期始業礼拝を執り行いました。今学期は新入生2名を迎え、小学生から高校2年生までの142名の児童生徒でスタートしました。

在校生にとって、3学期は1年間の締め括りであると共に、次の学年に進むための準備の期間でもあります。特に、高校2年生にとっては、何をするにも最高学年としての資質が求められる学期となります。尊敬する先輩たちのように、生活や勉強に関して努力する姿勢を見せることはもちろん、学校を支え、下級生を牽引する存在とならなければなりません。また、アコライト、聖歌指導、テーブルマスターなどの責任ある職務も任されます。どれも重要な仕事であり、今まで経験したことのないプレッシャーを感じたり、上手くいかずに悩んだりすることもあるでしょう。それでも挫けずに、最上級生らしくしっかりと責任を全うしてくれることを期待しています。

この3学期は、アウティングや生徒会選挙があり、短い学期でありながらも良い刺激を受ける機会があります。各学年とも、今までの学びを生かし、新たな年度に向けて少しずつ動き出していかなければならない学期でもあります。各行事を通して、友人たちとの関係をより深め、勉強や学校生活でさらなる成長がみられることを願っています。彼らがさらに、どれだけ成長する姿を見せてくれるのか、とても楽しみです。

1月の最後の週末に本校とロンドンの本会場で英語検定試験がありました。
土曜日はロンドンの本会場で1級と準1級の受験があり、バスを手配して午前7時に学校を出発。現在学校にいる生徒の3分の1近くがチャレンジしました。準1級は今回が初めての中学生もいましたが、高校生の先輩たちと一緒だったせいもあり、落ち着いた様子で受験会場に入っていきました。
ちょうど正午を過ぎたころにバスに戻って来た生徒たちの顔は気のせいか皆晴れ晴れ。出題された問題についてあれやこれやと話しながら一瞬のロンドンの雰囲気を味わいつつ帰路につきました。

翌日日曜日は準会場に指定されている本校で2級までの試験がありました。こちらは小学生から高校生まで、全部で60名近くが受験しました。今学期はケンブリッジ英語検定がないので、この英検が唯一の力試し。帰寮後まもなくという試験日程だったので、冬休み中にしっかり勉強して来た生徒たちもいたようです。

短い3学期が終わると、春休みがきて、4月からはそれぞれが新学年に進みます。今回の受験がその前の大切なワンステップになり、それぞれの受験ロードマップに従って更に英語力を伸ばしていってくれればと思います。

RGSにおける演劇教育は大変有名で歴史あるものです。英語だけでなく、ラテン語やフランス語、ロシア語など、多くの言語で行なわれています。今回のような日本語劇はRGS創立以来初めての試みとなります。

演劇の導入になるプレゼンテーションは劇と同様に重要です。不思議の国のアリスをキーとして、日本と英国、ギルフォードを文化的に結びつける内容です。先日亡くなったテリー・ジョーンズもRGSの卒業生であり、このプレゼンテーションでも紹介されています。

今日の演劇練習は、RGSのオーディトリウムを使って行ないました。
Part2の日本語劇「不思議の国のアリス」では、よく知られている物語を日本風に脚色したユニークな場面設定になっています。

日本語の微妙なニュアンスや実際の動きなどを、RGSと立教の生徒達で互いに確かめ合っていました。全員で協力してより良い劇を作れるよう願っています。

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