5月17日、強風が吹く中、私はアウティングに向かうコーチに乗り込みました。今回の行き先は、前から行ってみたいと思っていたストーンヘンジと、古代ローマ人が作ったとされるローマン・バスだったので、聞いた時からとても楽しみにしていました。

まず初めに行ったのは、ストーンヘンジです。駐車場からストーンヘンジまでの道を歩き、途中でピクニックをしました。風が吹いていたので少し肌寒かったですが、空腹の中みんなで食べたサンドウィッチはとても美味しかったです。ストーンヘンジに着くと、とても巨大な石を目の前に見ました。私の身長の3倍ほどもある石の上にさらに大きな石が置いてありとてもビックリしました。今から何世紀も前に、とても大きく重い石をどのような方法であの場所に運び、あのような形に並べたのかとても不思議に思いました。
次に行ったのは、ローマン・バスです。ローマン・バスでは、温泉の源水を飲めるコーナーがあったり、床が透明になっていたので流れる温水が見れたりしてとても面白かったです。特にすごいなぁと思ったのは、空が見える大浴場です。今は使用できなくなっているのですが、とても広くて綺麗でした。自由時間には、ローマン・バスの近くを散歩しました。自由時間が少なかったですが、好きなものを買えたのでとても嬉しかったです。
今回のアウティングで、私は去年よりも自分の英語力が上達したと思いました。買い物をする時や、案内を聞く時などに、自分の話す・聞く能力がとても上がったと実感しました。
これからはもっと英語を勉強して、より上手に英語を話せるようになりたいです。

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ホーシャムという町の一角で午後7時からアマチュアによるミュージカルが行われた。「Singing in the rain」というミュージカルでアメリカでも行われている有名なミュージカルである。

自分は最初、本音を言ってしまうと、ミュージカル鑑賞の希望を取った時、皆んなが手を挙げていたのでその雰囲気に押し流されてしまった。ちゃんと考えてみると、英語をしっかり勉強してまだ2ヶ月でまだ未熟なのに、ミュージカルは普通の英語が使われる。そんなのに行っても意味はあるのだろうか?と、とても不安になった。
幕が上がった。最初は知っている単語を聞いてよく考えて、その意味をちゃんと理解しようとしていた。だが、ある役のダンスと歌で英語がよく分からないのだが、なぜか自然に笑ってしまう。僕はそこでやっと気が付いた。必死に理解する必要なんてこれっぽっちもない。まだそんなに分からないんだから、今は気を抜いて英語を聞いて楽しめばいいんだ。そうすると、とてもミュージカルが楽しく、切なく、笑えて、……… 一部が終わってしまった。
その後の休憩では、5ポンドのお金でおやつと飲み物を買う時に、英語でなんとか通じ、スタッフの人に、「このミュージカルは面白いですね。」と言ったら、「そうですか、ありがとう。」と言われて嬉しかった。
第二部が始まってだんだん終わりの空気が流れてくる。フィナーレは全員の息ぴったりのダンスでとても感動して、最後には観客の全員が立って拍手をしていた。
ちょっぴりしか英語は分からなかったが、少しでも英国人と話せ、良いミュージカルだった。 (1)

ハーフターム明けのイベントとして、ギルフォードショッピングが今学期も行われました。

ギルフォードショッピングは、生徒会企画の外出プランで、地元の大きな街ギルフォードに出かけてショッピングを楽しみます。ギルフォードはホームステイ先も多く、立教生には馴染み深い街です。

日曜日、礼拝と全校清掃が終わるとすぐに出発です。コーチのなかでは、昨年から在学している生徒におすすめのお店を聞いたり、班の仲間とプランを立てたりと会話が絶えません。

到着し、早速班に分かれてお昼ご飯です。
日本食、マクドナルド、タイ料理、バーガーキング、ケンタッキーなど、普段外で食事を摂らない児童生徒たちはお昼ご飯選びだけでも一苦労。
美味しいご飯を食べた後は服や小物・アクセサリー、お菓子などを求め、ギルフォードの色々なお店を巡りました。

上級生の多くは人気のスイーツやアフタヌーンティーを楽しんだりと「食」を満喫。下級生はグループでお揃いの品物を買ったりと各々が充実した時間を過ごしました。
アウティングを終え、イギリスの硬貨に慣れたのか、小銭を減らすスマートな支払いをしている生徒も見受けられました。

また、イギリスはエコバッグ文化です。お会計の際「袋いりますか?」と英語で聞かれますが「No. l have a bag.」と、小学生も しっかり英語で会話できていました。お会計後の「Thank you♪ 」も慣れたものです。

学校に戻るとそれぞれ、買ったものを見せ合ったり、着てみたり、写真を撮ったり…。その日は夕ご飯もショッピングの話で持ちきりでした。
期末テストまであと2週間。ショッピングが良いリフレッシュになったのではないでしょうか。

毎年恒例の漢字コンクールが、今年度も開催されました。生徒たちはほぼ毎日、漢字の小テストに励んでおり、今回はその成果を試すことができる最初の機会です。テキストから出題される基本的な問題から「ウルトラC」という高難易度のものまで、小学部から高等部、教員までも一丸となって取り組んでいます。
今年は、平成から令和に改元されたことや新天皇の即位が大きな話題となりました。そのため、「日本の元号」、「皇位継承に関するもの」がウルトラCのテーマとして発表されました。生徒たちは毎回、ウルトラCのテーマが発表されてから予想問題を考えます。ネットのニュースや新聞を読んでみたり、教科書や資料から探してみたりと自分たちなりに考え、対策をしていました。
いざ本番となり生徒たちの様子を見てみると、日常生活でよく目にする漢字でも意外と書けないことに気づくようです。インターネットやスマートフォンが普及し、実際に手を使って文字を書く機会が減ってきています。このことを最も課題として感じている生徒が大多数ではないでしょうか。それでも一生懸命に勉強し、高得点をたたき出す生徒が多くいます。自分なりに目標をもって、楽しんで学んでいってほしいと思います。

漢字コンクールは、ただ楽しむための行事ではなく、漢字には一字一字しっかりと意味があることやそれを考えながら書く力、実際に運用できる能力を身につけてほしいという思いがあり行なっている行事です。このような漢字や意味があったのかという新たな発見をすることで、少しでも漢字に興味を持ち、身につけてほしいと思っています。そして、更に表現の幅を広げてほしいと思います。今後の生徒たちの成長が楽しみです。

6月11日、立教大学総長室の酒井翔平さんが来校し、立教大学についてプレゼンテーション形式で説明してくださいました。

お話は、立教大学の歴史に始まり、学部、英語教育、留学、寮についてなど、本校の生徒たちが進学することを想定した内容にアレンジしてくださいました。

また、就職に関することや、この立教英国学院で感じたことなど、サラリーマン出身の酒井さんらしく、実体験をもとに話してくださいました。

生徒たちは、立教大学に関することだけでなく、「大学てなんだろう」「大学生、大人になるってどういうことだろう」という素朴な疑問に対しても考えを深めることができたと思います。

酒井さん、ありがとうございました。

数多くの拍手で始まった僕の海外初のミュージカル。「Singing in the rain〈雨に唄えば〉」というミュージカルでした。

ホーシャムのアートセンターという場所でやっていて、中に入ってみると、映画館みたいで、ポップコーンやアイス、ジュース、お酒などが売っている店もあり、少しビックリしました。ミュージカルが行われる場所では、他の人たちは座っていて、音楽が流れていて、僕は最初は正直、「面白くなさそうだなぁ」と思いました。

少しの間待っていると、演奏と共にいろいろな人が出て来て、劇が始まりました。僕は英語が分からないので、最初の方は楽しくなくて、帰りたいなぁと思っていましたが、気持ちは逆になり、ずっと笑うようになりました。英語が分からないのになぜ笑うようになったかというと、やっている人のダンスやジェスチャーなどが面白かったからです。
ミュージカルの前半は、1時間30分ほどで終わり、下の階にある店に行きました。僕は「チョコレートアイス」が食べたかったので、注文をしたら、なかなか「チョコレート」が通じなくて、「やっぱり英語は難しいなぁ〜」と改めて思いました。
休憩時間が終わると、ミュージカルの後半が始まりました。やはり英語は分からないけれど、ダンスなどで楽しめました。ミュージカルの最後に近ずいてくると、ダンスが多くなり、出演していた人達が全員で出て来て、僕達観客にお礼をしている時に、外国では観客全員が立って、拍手をしていて、僕も真似をして立って拍手をしました。
ミュージカルが終った時は、来る時と正反対の気持ちになっていて、
「また来たいなぁ。」
と思いました。
この日は僕の一生の思い出となりました。

高校2年生の女子生徒が朝食の時に6枚ほどのカードを持ってきて、「みんな、これに書いてね。」と声をかけると、綺麗に分けられた枠の中にそれぞれ英語と日本語の小さな文字でギッシリとメッセージを埋めていきました。嘉悦センターの方々へのThank youカードです。

「夜は、”ミニ・コンサート”を開いて、嘉悦センターの皆さんにお礼をするというのはどうでしょう?」
引率の先生からの突然の提案でしたが、前日にたまたまステージのピアノを借りて練習をしていた男子生徒2人もこの提案を快諾。
「コンサートの後、カードを渡してくれる人、いますかー?」
カードを回していた女子生徒が声をかけると、ささっと数名の手が上がり、これもすぐに決定。
「挨拶は私がやりますね。全部英語でいいですか?」
司会係もすぐに決まりました。
こうして最終日の夜の企画はあっという間に準備万端、嘉悦センターの方々に心から感謝の気持ちを伝えたい、そんな皆の思いが伝わってくる、とても嬉しい朝でした。

午後から出かけたケンブリッジの街ではワトソンとクリックがDNAの二重らせん構造について議論を交わしていたというパブで食事。そしてその後は班毎に街を散策してから夕食に戻り、すぐに「ミニ・コンサート」が始まりました。練習する時間は殆どありませんでしたが、日頃学校で練習している成果を存分に発揮して、二人のピアニストの演奏は嘉悦の皆さんにとても喜んでもらえました。そして演奏後は用意していたThank youカードを一人一人に手渡して大きな拍手で感謝の気持ちを伝えました。
…すると所長のピーターさんからも最後に再びサプライズ!
「コンサートの後にはレセプションが付きものですからね。外に飲み物とスナックを用意してあります。そちらに移動してゆっくりご歓談ください!」
感謝してもしきれない程の気遣いに生徒たちはまたしても感動… そしてさらに…
「今日は欧州CL決勝が8時からありますが、男子諸君は大画面で観戦したいかな?」
ピーターさんのこの嬉しい提案には男子生徒たちも皆大喜び!
最後の夜は大きなホールで大歓声をあげながらライブのサッカー試合を観戦することができました。

こうして第1回目のケンブリッジ研修は1週間とは思えないほどの充実ぶりで大成功のうちに幕を閉じました。
初めての試みに前向きに取り組んだ生徒たちと、嘉悦センターの方々をはじめ生徒たちを暖かく応援し協力してくださった方々の気持ちが通じて、このようなとても素晴らしい研修になったのだと思います。

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この日は最後のレッスン。ギリシャ語やラテン語の紹介から始まり、午後に訪れる「Museum of Classical Archaiology」の準備、そして最後は1月から12月まで、イギリス各地のお祭りやイベントなどを、映像と興味深いお話を交えて解説して頂きました。
自分の名前をギリシャ語で書いたり、普段使われている英語が実はラテン語やギリシャ語から来ていることを知ったり、ギリシャで始まったオリンピックの様子を事細かに説明してくれたり… 英国紳士然とした大柄で優しそうな先生はユーモアたっぷりに午前の時間をフルに使って最後のレッスンを締めくくってくれました。

午後はその先生が話してくださった古代の彫刻を実際に見に行きました。この「Museum of Classical Archaiology」はこじんまりとしたワンフロアの博物館なのですが、高い天井はグラスルーフでたくさんの光を取り込み、その下に広がる空間には所狭しと古代の大小様々な彫刻が並んでいました。ポイントは、その全てが「レプリカ」であること。素人の私たちには、彫刻の細部にわたるヒビや欠けた跡までとてもリアルに見えるのですが、その全てが「本物」ではないわけです。でも逆に考えれば、これだけ有名で素晴らしい彫刻が、世界各地からこの空間に全て集められている事自体が、とても感動的な体験でした。
一体一体の彫刻が、すぐ近くで何かを語りかけてくれるような不思議な感覚は、ここ以外では味わえないのかも知れません。取り憑かれたように?いきなり紙を広げて彫刻のデッサンを始める生徒、古代衣装が用意されたコーナーから選んだ可愛い服を着て楽しそうに写真を取り合う生徒、高い天井まで届くような大きな大きな美体を見上げながらその筋肉美に感動する生徒。。。それぞれの感動の仕方で、このこじんまりとした空間でとても不思議な時間を過ごすことが出来ました。

午後6時、嘉悦センターの食堂に集合。本日のメニューは手作りハンバーグ。生徒たちはここ嘉悦センターでの食事が大のお気に入り。エレベーターを降りるとすぐにいい匂いがして来て、今日のご馳走はなんだろう?! いつも楽しみにしてニコニコ顔で集まって来ます。そして期待を裏切らないご馳走。毎日の研修が気持ちよくスムースに進んでいる大きな要因の一つが実はここにあるのかも知れません。嘉悦のキッチンの皆さん、本当にどうもありがとうございます。

この日の夕食後は、ケンブリッジ大学を卒業して、現在ケンブリッジのコンサルティング会社で働いている日本人女性の方がセンターを訪れて大学生活や仕事のことなどについて生徒達にお話をしてくれました。実は立教で働いている先生のお子さんだったので、身近な方の実体験を聞くことができてとても刺激になったかも知れません。お話が終わってからも何人かの生徒たちが直接質問をしに集まって歓談をしていました。

ケンブリッジの地で、語学の研修だけでなく、イギリスの文化や歴史に触れ、様々な方々から刺激的な話をたくさん聞いた1週間はあっという間に終わりそうです。明日は最後の一日。お昼はDNAの二重らせん構造を発見したワトソンとクリックが議論を重ねていたというパブ、「The Eagle」で食事をし、その後はJesus Greenの広場で開かれている音楽フェスティバルを見学予定です。最後まで充実した1週間になりそうです。

11年ぶりの訪問になります。来られるのもこれが最後かもしれません。

(池谷さん)

私も11年ぶりです。いつもと変わらず生徒さんも、先生、職員の方々、皆様暖かい雰囲気で、立教の良さを感じました。私も今回の訪問が最後と思いますが、皆様のご健康とご活躍を日本よりお祈りしています。ありがとうございました。

(奥様)

1期生である父からずっと立教英国学院のお話を聞いており、いつか家族で訪れたいと思っていました! 数年前に大病を患いましたが、無事に完治し、そのタイミングで来ることが出来てとても嬉しいです!! 素敵なところでとても感動しました。奥野先生、ご案内してくださってありがとうございました!!!

高等部1年生の初めてのロンドン外出は、マダム・タッソーを訪れました。

マダム・タッソーは観光地としても有名ですが、とても歴史ある蝋人形館で、フランス人蝋人形作家のマリー・タッソーさんが自分の作品を常時展示できる館をロンドンに設立したことが由来になっています。
ハリウッドスターやスポーツ選手、ミュージシャンと、生徒達が親しむ有名人ばかりでなく、ロイヤルファミリーや世界の中心的な政治家、イギリスの歴史上の偉人などの作品もあります。また、”Spirit of London”という、タクシー型の乗り物に乗ってロンドンの歴史を垣間見るアトラクションもありました。生徒達は、ワークシートにそって、楽しみながらイギリスやロンドンに対する知識を深めることができました。

また、もう1つのイベントは「ロンドンウォーク」。国会議事堂からレスタースクエアにかけて、約40分くらいかけて皆で歩きました。首相官邸やトラファルガー広場といった名所を観ることもひとつの目的ですが、もうひとつの目的は、これから何度も訪れることになるロンドンなので、自分たちだけでも迷うことのないように、という勉強です。
その甲斐があったかどうかはわかりませんが、その後の自由行動の後の集合場所には、みな時間通りに到着することができました。

生徒達は、マダム・タッソーも含め、観光名所で写真を撮ったり、自由時間にお買い物をしたり、皆で食事をとったりしながら、ロンドン外出を満喫したようでした。以前からイギリスにいる生徒たちが、新入生にロンドンの案内をしたり、英会話の手伝いをしていたのも良い光景でした。
クラスの仲も深まったので、これからの寮生活や勉強を一緒に頑張っていってほしいと思います。

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