今日はケンブリッジ研修初日でした。ホームステイに参加する人達と同じ2時半ごろ立教英国学院を出発して、渋滞の中バスに揺られながら約3時間するとケンブリッジのMurray Edwards College に到着しました。

僕たちが宿泊する嘉悦センターと呼ばれるところはこの敷地の一角にあります。スーツケースを運ぶとまずこのセンターのマネージャーであるピーターさんに出迎えられ、ウェルカムドリンクをいただき、ひとしきり宿泊の注意事項をつたえてもらいました。ピーターさんによると、このセンターは日本の大企業や学生たちが最先端の研究を行っているので警備は厳重で、さらに質の高いインターネットが必要とされるためWi-Fiはかなり速いそうです。(そのためにここに宿泊しているわけではありませんが、、、)

荷物を部屋に運び終わるとすぐ夕食の食堂に向かいました。今日僕たちが夕食を食べた場所の壁には無数のLANのコンセントが設置されており、これは機密の高い研究を行うときWi-Fiでは安全性が確保できないからだそうです。様々なところに普段との違いを感じました。ピーターさんによると、この部屋はつい最近バーチャルリアリティーを使った模擬手術が行われたそうです。

ほかにこのセンターで面白いと思ったところは、掃除機や扇風機、最近ではヘアドライヤーにも進出してきた有名なダイソンという会社の本社がケンブリッジにあるということで、センター内の扇風機はすべて同社でそろえられているということです。

夕食は日本の研究センターということもあり、日本食でした。メニューはエビフライ、カリフォルニアロール、みそ汁、そしてデザートにイチゴといったものでどれも頬が落ちてしまいそうなほどおいしかったです。

一日目の感想は、とにかく普段とは違うメンバー、環境から流れ込んでくる新鮮味をただただ味わうだけとなってしまったが、それはとてもおいしく、これからの滞在に向けての活力が沸きました。

今週は連日気持ちの良い晴天が続いた1週間でしたが、待ちに待ったアウティングの日、金曜日の天気予報は朝から「雨」。

折角ストーンヘンジの見える丘でピクニックをして、バースストーンの映える青空のもと中世の町を散策しようと思ったのに…

でも、当日は何とか雨もふらず、4,000年以上も前にその地に作られた神秘的な巨大遺跡は、少し曇った空とその前に広がるバターカップの黄色い絨毯が織りなす雰囲気で古代の神秘へと子どもたちを誘ってくれているようでした。
予想外の渋滞に遭ってストーンヘンジへの到着は遅れてしまいましたが、予定通り駐車場から巨石群までの道のりをてくてくと歩き始めることにしました。
「お腹が空いたーーー!」
元気に歩き始めた総勢42人の子どもたちでしたが、1時を過ぎた頃になるとさすがにお腹が空いてきました。折しも、前方の丘にストーンヘンジの巨石群が見えてきたので、ここでシートを敷いてお昼ごはんを食べることにしました。来る途中のスーパーで買った思い思いのランチバターカップの花畑の中で遠くにストーンヘンジを眺めながらを頬張りました。友達とワイワイ食べるお昼ごはんは格別に美味しかったようです。くつろぎすぎたので肝心のストーンヘンジ間近での鑑賞時間は少々短くなってしまいましたが、巨石の前での記念撮影もしっかり出来て大満足の見学でした。

この日、2つ目の目的地、バースの町に着いたのは午後3時すぎ。予定より1時間ほど遅れて到着したため、買い物の時間が短くなってしまいましたが、ローマ浴場の見学は予定通り。館内はそれぞれ音声案内のディバイスを持ってまわり、自分のペースでしっかりと説明を聞くことが出来ました。自分の世界に入ってあれこれと考えながら歩く姿は、小中学生ながら、なかなか知的な感じでした。今も湧き出る源泉からの湯に触り、古代浴場の遺跡を実際にその目で見て、音声案内の説明を聞きながら皆が思い描いたローマ時代、それぞれの頭の中でどんな風に描かれていたのか見ることができればさぞ面白かったことでしょう。

バースの町は中世の町並みがとても美しいのですが、ローマン浴場を出るとバスの出発時間まで約20分!ゆっくり町を見学することは叶わず、「お家にお土産買わなきゃ!」と各グループに分かれてショッピング。新入生達にとってはこれが最初のイギリス土産ということもあり、限られた時間ではありましたが、今日の思い出を込めてささやかなお土産を買っていたようです。

午後5時にバースを出発、最後の目的地はGuildfordでした。学校の近くにある大きな町ですが、この日はここで夕食。お昼ごはんがピクニックだったので、夕食はそれぞれのクラスに分かれてレストランでのお食事でした。小学生はハンバーガー専門店、中1は世界料理レストラン、中2はお洒落なピッツァレストラン、そして中3はイタリアン・レストランでのディナーでした。それぞれ9時の集合時間ギリギリまで夕食を楽しんでいたようです。

心配していた雨もほとんど降らず、古代と中世と現代のイギリスを一日で巡ったアウティング。新入生の子どもたちにとってはもちろん、アウティングが2回目、3回目の子どもたちにも、新しい仲間と行った最初のアウティングはとても充実したものだったと思います。また一つ、立教での思い出が増えた一日でした。

ケンブリッジ研修、本日は2日目です。

今日は日曜日ということもあり、ケンブリッジの街中での活動が中心となりました。
朝食をとって、準備を済ませたらさっそく街の中心まで徒歩で移動です。
ニュートンが万有引力の仮説を閃いたというリンゴの木の前で、皆で記念撮影をしました。
このように、ケンブリッジは科学の発展に関するエピソードに事欠きません。

昼食をグループで自由にとった後は、制服に着替えてKing’s Collegeの夕方礼拝に参加しました。
King’s Collegeの聖歌隊は世界的にも有名です。礼拝の方法も独特で、式文を歌いながら読んでいきます。
今回の研修には本校の聖歌隊のメンバーも多く参加しています。
礼拝の中で一緒に聖歌を歌いながら、その凄さをとても感じたようで、「帰ったら頑張ります」と言っていました。

一日中歩き回ったので生徒たちは体力を使い果たしたようです。
夜に施設に帰ってきてからは、ウォーキングに参加した一部の男子たちを除き、のんびり過ごしました。

休日を終え、明日からいよいよ研修プログラムは本番です。

6月9日(日)に名古屋、大阪で単独説明会を実施致します。

6月9日(日)

10:00 – 12:00 名古屋(名古屋会議室 名古屋プライムセントラルタワー13階)
15:00 – 17:00 大阪(梅田センタービル JK会議室)
また、6月23日(日)には東京でも単独説明会を実施致します。

6月23日(日)

15:00 – 17:00 東京池袋(立教大学太刀川記念館)

日曜日の午後、軽音楽部のコンサートがニューホールで開かれました。

2時半にホールの扉が開かれると、小学生から高校3年生まで、待ってましたとばかりにたくさんの観客がワイワイと入ってきます。
直前までリハーサルをしていたバンドメンバーと軽音楽部の他のメンバーが「みんな前に来てー!!」と盛り上げ、早速1曲目。
出だしから好調に盛り上がって、2曲目、3曲目…とテンポよく進んでいきました。

今回参加のバンドは全部で3つ。しかもギターとベースは全てのバンドに登場、初めから終わりまで休みなしの連続演奏でした。
ボーカルとドラムもそれに近い状態… 1時間程のミニ・コンサート… そして今回は練習中にもハプニングが…
いつも練習に使っていた部屋が雨漏りのため使用不可となり、練習場所の制約から練習時間が半分になってしまいました。
しかも顧問からは「出来るだけ音量を絞って練習してくれ。」と更に辛い注文。
一体どうなってしまうのか?と思われたコンサートだったのですが…

うまい!
正確なリズムを刻みながらも乗りのいい演奏。ステージ前の観客を総立ちで盛り上がらせるボーカルのナイスボイス!
あんなに短い練習時間で、こんなに少ないメンバーなのに、いつもと同じ、いや、いつも以上の素晴らしいパフォーマンスを披露してくれました。
もちろん最後の曲が終わっても熱いアンコールリクエストがやみません。
最後の曲をもう一度演奏するのかと思いきや、なにやらステージの上でバンドメンバーが打ち合わせ…
何と!その場で選んだ曲を2曲も追加演奏してくれました。
聞きに来てくれた皆も大満足のコンサートだったようです。

バンドメンバーの皆さんお疲れ様、とても素敵な「小さなBIGコンサート」でした。

本校に入学して本格的に英語を習い始めた中学一年生。まだ1ヶ月も経っていないのに、学校には100名を超すイギリス人の方々が訪れて、いきなり日本文化紹介に加わりました。おぼつかない英語を使って先輩たちから教えてもらったやり方でとにかくチャレンジ!彼らの奮戦日記からその一部をご紹介します。

*   *   *

ジャパニーズイブニングでは、自分の英語が英国人に少しでも伝わったのがとても嬉しかった。意外と英国人の方のほうが(箸を使ったゲームの)”hard” のタイムアタックでも上位に入ってきていたのでとても驚いた。
(中学部1年生女子)

昨日は僕にとって初めてでとても大切なJapanese Eveningでした。僕は英語が好きで、英語を話せるようになりたくて立教英国学院に入学しました。昨日はいきなりイギリス人の人達や中国人の人達と英語で話さなければならなかったのでとても大変でした。なんとか自分の言葉を伝えようと必死に英語を話しました。そしたら通じることが出来てとてもうれしかったです。しかし、まだ自分の英語能力が低いことを改めて実感しました。もっと英語を勉強し、英語を話せるようになりたいです。
(中学部1年生 男子)

今日はJapanese Eveningがありました。ぼくは「昔遊び」で射的をやりました。いつもは日本語で話をしているけど、今日は英語で話をしなければなりませんでした。お客さんが続々と来て、その中に男の子がいました。その子は僕に話しかけてきました。最初は戸惑ったけど、自分のできる英語で片言でも頑張りました。最後には「あっちで盆踊りがあるから見に行かない?」と誘うことが出来ました。こういう機会でも英語を頑張っていきたいです。 1

前夜祭の盛り上がりについていけない。用事が重なって、練習に行きたくても行けない。そもそも運動が苦手。

入学して間もなく、2週間後に球技大会が開催されるとの知らせを受け、当日まで不安しか抱いていなかった。周りがどれだけ熱心でも、どこか他人事のようで、自分が存在する意義などないと思っていた。本格的に競技練習が始まってからも、なかなか上手にいかず、チームの足を引っ張ってばかりの自分が悔しくて、負けそうで、憤りさえ覚えた。それでも仲間の声援と、沢山の思いが詰まったミント色のTシャツと、ほんの少しの期待を胸に、当日を迎えた。
全体競技は朱色がリード。朱色の声援は熱い。団結力がある。種目ごとに相手の朱色チームに圧倒され、いよいよ迎えた出場種目、女子ソフトボール。
ドンマイ。落ち着いて。ボールをよく見て。何度失敗しても、そうやって励ましてくれる仲間がいた。そして鮮明に記憶に残る自分の攻めの番。ホームまで走って帰ってきた時の先輩からの
「お帰り。」
これほど嬉しい言葉はない。胸がいっぱいになった。あの時、自分がここにいて本当に良かったのだと思った。
これまで幾度となく迷惑をかけたが、共に戦ってくれた最高の仲間たちに心から感謝したい。
Tシャツの色は違っても、きっと気持ちは一緒だったんだ。

ハーフターム が始まった5月25日(土)の午後、高校1年生、高校2年生の生徒、22名と一緒にケンブリッジにやってきました。
このケンブリッジ研修は、今年度より始まった新たな取り組みで、ハーフタームや学期末の補講期間を利用し、年度中複数回行われる予定で、今回はその第1回目にあたります。
Bank holiday weekend のため、渋滞に巻き込まれて到着までに3時間かかりましたが、無事に到着しました。初めて訪れた研修施設はとても綺麗で、美味しい夕食もいただき、生徒たちはとてもハイテンションでした。この日は施設の使い方などのオリエンテーションのみで終了し、翌日に備えて施設内でゆっくり過ごしました。
明日は生徒達の楽しみのひとつ、フリータイム。ケンブリッジの街を散策し、King’s Collegeの礼拝に参加してきます!

(写真はオリエンテーションと嘉悦センターでの夕食、宿泊している部屋の様子です。)

朝晩の冷え込みがあるものの日中は温かさを感じてきました。しかし、そう思っていると急に雨が。天気の変化が激しいイギリスの気候に児童生徒たちも慣れた頃ではないでしょうか。日本のニュースが見られるテレビを見ながら「サンダルと半袖の人がいる!」と驚く生徒がいる5月です。

球技大会から2週間後、Japanese Eveningが行われました。立教では10年以上行われている恒例行事です。Japanese Eveningとは、地元の学校の児童生徒や近隣の方々を学校に招待して、お手玉やけん玉・ヨーヨーなどの昔遊び、折り紙やあやとり・箸の使い方、そろばんや盆踊りなど日本文化を様々な形で紹介するイベントです。学校では1週間以上前から、練習・準備を始めます。生徒たちの中には、学期が始まる前に、日本で材料・道具を調達してこの行事に臨む者もいます。

お客様は事前に把握しているだけで80人程いましたが、イベントが始まると100人近いお客様が来ていました。学校近くに住んでいる方だけではなく、日頃お世話になっているEC(English Communication)の先生やそのご家族、ホームステイや短期留学で知り合ったお友達も来ており、プログラムに参加した生徒には驚きと嬉しさが感じられました。

オープニングでは地域交流委員会が『Japanese people with nature』『Waka from Manyoshu』『As the flowers are in the field』『Wabi Sabi』の4つをテーマに日本の文化・歴史を流暢な英語で紹介しました。桜・花見・和菓子・生け花など、私たちの生活に当たり前に存在しているために深く考えたことがないことがらの説明にお客様だけではなく児童生徒たちも真剣に発表を聞いていました。普段仲良くしてくれている先輩の英語を聞いて何か感じる部分もあったのかもしれません。

その後は各企画に分かれて体験やデモンストレーションが行われました。その一部をご紹介します。

『剣道企画』と、今年初めての『弓道企画』では、実際に道着を着て作法や形の実演・稽古の様子が道場で行われました。こちらの説明ももちろん英語です。剣道は、かけ声や切り返しの迫力に驚き、後ろに身を引いてしまうお客様もいました。弓道は、美しい射術の様子にカメラのシャッターを切る音が響き、息をすることを忘れてしまうような凛とした空間でした。

『茶道企画』は茶室のある教室で行われましたが、教室の外までお客様が溢れ、超満員となっていました。茶道部の生徒が亭主、放課後も使って連日練習をした新入生がお客さんとなり、茶席での一連の流れを実演しました。デモンストレーションが終了した後も質問があるお客様と会話をしている生徒もいました。

『日本語企画』ではお客様の名前を聞き、その当て字を考え、半紙に墨と筆を用いてその漢字を書き、意味を紹介したり、お客様の要望の言葉を漢字で書いたりしていました。児童生徒たちは電子辞書を片手に「どうやって言えばいいんだろう…?」と悩みながら、なんとかして伝えようと一生懸命努力していました。伝わった時のホッとした様子と達成感はとても印象的でした。

こうしてあっという間に2時間のイベントが終了しました。お客様とたくさん話せたという子もいれば、全く話せなかったという子もいました。児童生徒たちは今回のJapanese Eveningで感じた様々な思いを糧に明日からの勉学や部活動に勤しんでいくことでしょう。日本ではなかなか経験できない生きた英語を学べるこの機会を大切に…。もうまもなくするとイギリス各地に赴くアウティングがあります。自分が学んでいる英語を使ってたくさんの人とコミュニケーションをとってほしいものです。英国にいることを十分に生かし、異文化を理解するだけでなく、自国の文化も発信できる国際人に成長してくれることを願っています。

本校では「習った英語を近くの町で実際に使ってみる!」ことを目的に、中学部1、2年の英語の授業で定期的にフィールドワークに出かけます。今年度も第1回は入学2週間後にすぐ近くの村で30分程度、そして昨日第2回はもう少し大きな町で1時間程度のアクティビティーをしてきました。生徒達の感想をご紹介します。

*   *   *

今日はホーシャムに行きました。ホーシャムは町がきれいで広場などがあって、日本とはまた違う景色が見れていいなと思いました。英語で質問をして、”Good English!” と言われた時は、とても嬉しかったです。
(中学部1年生 男子)

今日はフィールドワークでホーシャムに行きました。自分から積極的に話しかけるということの大切さや難しさを学ぶことが出来ました。次のフィールドワークではもっと積極的に話しかけられるようにしたいです。
(中学部1年生 男子)

ホーシャムから帰る時に空にたくさんの飛行機雲がありました。たくさんの人が行き帰りしている空なんだなぁと思いました。
(中学部1年生 男子)

今日のフィールドワークで英国人のおじさんに話しかけられました。何を言っていたのかはよく分からなかったけど、私達が何をしているのか、と聞かれました。よくわからなかったので “I don’t know.” と答えておきました。あと、私達を中国人だと思って、「お店の名前をコピーしているの?」と言われました。日本人だということや、”I’m from Rikkyo School in Rudgwick!”と言ったけど、伝わったかどうかはよく分からないです。
(中学部1年生 女子)

今日は5,6時間目に中1と中2でホーシャムに行きました。店員さんに短い文章で聞くことが出来たので、もっと長い文章でも聞いてみたいです。

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