4月中旬は、新年度の授業がスタートし、生徒たちは球技大会を間近に控えて練習に励んでいます。学習や行事の準備などで忙しい日々が続いている頃ですが、今年も毎年恒例のブルーベルを見るため、学校の裏側にある森まで散策しに行きました。

イギリスでは珍しく、このところ数日間は天気が良く、晴れの日が続いております。久しぶりのブルーベル見学も天気に恵まれ、今年も例年になく美しい景色が見られることを期待し、楽しみにしていました。

学年ごとに学校の中庭を出発し、生徒たちは目的地まで友人や先生たちと楽しく話しながら歩いていました。道中では、さまざまな植物や晴れ渡った空、遠くまで見える自然など、普段の生活の中にあふれている光景に改めて感動していました。

学内の道にも咲いているブルーベルですが、森に入った途端、まるで絨毯のように辺り一面に広がり、美しく咲いていました。紫がかった青色をしたブルーベルは、濃淡がはっきりとわかるほど広範囲に咲いており、思わず足を止めて見入ってしまうほどでした。

森の中にはたくさんのフォトスポットがあります。生徒たちもカメラを片手に真剣な表情で写真を撮っていました。自然に囲まれた環境で生活をすることが、自慢したくなる瞬間です。

毎日の生活の中でちょっとしたアクセントになるこの行事は、生徒たちにとって良い刺激になっているでしょう。今の環境を思いきり楽しみ、これからも頑張っていこうと思わせてくれる、そんなひと時です。

この6年間、いつも支えになってくれた、お父さん、お母さん。よく、叱ってくれたり励ましてくれたり。でも、そんな優しい家族は、もう近くにはいてくれたりしません。イギリスに行く前、家族全員でご飯を食べました。その時行ったお店は、12年間よく食べに行ったイタリア料理でした。最後、お母さん達がサプライズでケーキを頼んでいました。その時はお母さんの誕生日でした。

その次の日、空港ではたくさんお母さんとお話しました。もう、甘えられないのか・・・と思い悲しみました。ホテルに着いたら、みんな疲れていて、お母さんは寝てしまいました。お父さんと僕は、食料を買いに行きました。まだ明るかったのでちょっとだけ周りを散歩しました。お父さんからは、イギリスの文化、テーブルマナーなどたくさん教えてもらいました。頼っていたお父さんとも離れなくてはいけないと思いました。
これから、6年間ずっと、親に頼らず、団体生活でやっていきます。お母さん達と離れるのは寂しいですが、それ以上に得ることは多いと思います。
また、先輩たちと一緒に、スポーツや球技大会があります。そこで関係を築いたりして良い生活が送れると思います。
家族が恋しい時は、先輩や友達、先生に相談します。これから頑張ります。

僕がイギリスに来て思ったことは2つあります。

1つ目は、テーブルマナーです。イギリスに来て食事をすると、周りの人が、ナイフとフォークを上手に使って、上品に食べています。日本では、ナイフを使って食べる人と、ナイフを使わないで食べる人がいるので、全員ナイフを使い、上品にしていて驚きました。
2つ目は、人の対応や態度です。僕が買い物をしていると、店員さんが積極的に話しかけてくれたり、面白いことをしてくれたりしました。日本では店員さんから話しかけてくることは滅多にないので、すごくめずらしいなと思いました。
僕が立教英国学院で思ったことは、まず、初めて他人と一緒に暮らすので初めは緊張したけれど、一緒に生活するうちに仲良くなって、今では生活がすごく楽しいです。
勉強面では、英語は難しいけれど、単語を覚えたり、与えられたプリントを解くのを一生懸命して、いつも4教科教えてくれる兄に英語では勝ちたいです。
ご飯を食べる時は、色々なルールがあって、大変ですが、先輩が教えてくださって、なんとか覚えています。他にも、移動場所などを教えてくださったりして、とても嬉しいです。
立教英国学院に来て、人と接するのが多くなって、思いやりなどをたくさん学べていいなと思いました。

20年以上ぶりでしょうか、ここに戻ってきたのは。

素晴らしい環境の中で、高校3年間学ばせて頂いたことを再確認することが出来ました。

岡野先生、高橋先生、金子先生、倉品先生、小川先生、奥野先生、恩師が皆様ご健在でいらっしゃるご様子を拝見出来たことも何よりでした。

立教英国学院の益々のご発展をお祈り申し上げます。

本日は、ありがとうございました。

10年ぶりに立教英国学院を訪問させて頂きました。

新しく出来た女子寮や勉強部屋を見ることが出来、満足しています。

また、授業風景や先生方もお変わりなく、昔を思い出し、とても楽しかったです。

この思い出を大切にし、これからも仕事を頑張りたいと思います。

本当にありがとうございました。

「がんばってね!」

立教英国学院に入学するにあたって、たくさんの人からこの言葉をかけてもらった。まだ入学して間もないけれどこの言葉は私を勇気づけてくれる。
この「勇気」を毎日の活力にして、私は立教英国学院で将来の可能性を広げたい。家族も今までの友達もいない。でも、豊かな自然に囲まれて自分の好きなことにとことん取り組める恵まれた環境がある。新しい出会いもある。
私は本が好きで、将来翻訳家になりたい。私もそうだったように、子どもたちに海外文学の面白さを伝えたい。私が訳した本を読んで本を好きになってくれる子がいたら、と思う。
でも、もしかしたらこの6年間で他に好きなことが見つかって、夢が変わるかもしれない。気が変わることはあるから十分ありえる。それでも私は好きな分野が新しく見つかったことも、立教英国学院に来たかいがあったと思うだろう。
このように何事も前向きに捉えられる人になる事も私の目標だ。
家族や友達に会えないさみしさはあるけれど、皆が言ってくれた「がんばって!」の言葉を思い出しながら乗り越えていきたい。
自分の将来の可能性を広げるために、意味のある6年間にしたい。

私は、小学6年生からこの学院に通っています。昨年の学年の人数は、最大で4人しかいませんでした。そのため、今学期、学年の人数が13人にもなったことにとてもおどろいています。その内、11人が新入生です。元からいるメンバーとして、立教での生活を教えながら、楽しい日々を送りたいです。

楽しい日々を送るために、頑張りたいことが3つあります。
1つ目は、先輩や後輩に自分から話しかけることです。中1になって、私には初めて後輩ができました。私もそうでしたが、後輩の子は、先輩だらけの新しい環境でとても緊張していると思います。なので、私から声をかけて少しでも緊張をほぐせればいいです。また、後輩だけではなく、先輩にも自分から声をかけたいです。昨年は、先輩から話しかけてもらってばかりで、自分から話しかけることは少なかったので、今年は、自分から話しかけて、元からいた先輩とも、新しく来た先輩とも仲良くなりたいです。
2つ目は、バイオロジーの授業です。今までは、日本語でしか理科を学んでこなかったので、最初はとても難しいと思うので頑張りたいです。また、高校生の先輩たちは、バイオロジーの期末テストがありすごく大変そうなので期末テストのない中1の間は、バイオロジーの授業を楽しみたいです。
3つ目は、期末テストです。昨年は小学生だったので、単元ごとのカラーテストでした。なので、テストの前に少し勉強をすれば点は取れました。ですが、中学生から始まる期末テストでは、出題する問題や単元が多いのでテスト前の少しの勉強では間に合いません。なので、こつこつ勉強して、期末テストでかからないようにしたいです。
この3つのことを頑張って、みんなで楽しい日々を送りたいです。

4月14日(日)午後3時から本校チャペルで2019年度入学始業礼拝を執り行いました。

今年度は小・中・高合わせて56名と、例年以上に多くの新入生が加わり、
立教英国学院生は169名となりました。

礼拝では、校長先生から新入生一人一人にブレザーにつける校章が手渡されます。
名前を呼ばれると、とても元気よく、「はい」と返事をしていたのが印象的でした。

立教英国学院ももうじき創立50年の節目の年を迎えます。
歴史的にも重みのある校章を受け取り、立教英国学院生の一員となった彼ら、
また彼らを大家族の一員として受け入れた在校生たち一人ひとりが、
この礼拝を通じて気持ちを新たにし、新年度をスタートさせます。

以下に岡野透校長先生からの祝辞を載せます。

ーー
新入生の皆さん、入学おめでとうございます。そして在校生の諸君には、進級おめ でとう。そして私にとっては、今ここで校長就任式があったように、この 4 月は校 長としての第一歩を踏み出す新たな挑戦の始まりとなります。君たち新入生が緊張 と不安と期待の中で今いる気持ちと同じ気持ちを私はここで味わっています。

ここ南英の地に、初代校長であり創立者である縣康先生が本校を設立したのははる か 47 年前の昔、1972 年 4 月 5 日です。その当時日本人学校の多くはまだ設立され ていませんでした。英国に日本の学校をそれも全寮制の学校をつくるという世界で 初めての斬新的で、画期的な縣先生のお考え、発想には今でも頭を下げざるを得ま せん。学校をつくる目的は二つあったと聞いています。一つは日本の次世代を担う 若者に国際的な素養を身に付けさせること、もう一つは外国で暮らす日本人駐在員 子弟のために日本のカリキュラムに沿った教育を施すために、キリスト教に基づい た教育をすることです。縣先生は日本の立教高校で校長先生をなさっていました。 この立教という学校は 160 年前に英国国教会の流れを組むアメリカ聖公会から派遣 されたチャニング M ウィリアムズ主教によって、東京築地の地に設立されました。そ の英国国教会の流れを組む立教という学校が 1972 年に再びここ英国の地に戻ってき たことに大きな意味と運命を感じざるを得ません。

この 47 年間、立教英国学院は 3000 名を超える卒業生を世界に輩出をしてきまし た。1期生の年齢は 50 代後半となり、多くの卒業生が会社、組織の中心として世界 の中で、そして日本の中で、正に国際社会の先駆者として活躍をしています。この 頃多くの卒業生が学校を訪問してくれます。これから就職を前に、転職を機に、結 婚を機に自分のパートナーに自分の母校を見せに来たり、自分の息子娘に自分が育 った学校を見せに来たり、出張の折に、そういう人生の折り目折り目の時に、多く の卒業生が本校を訪れてくれます。自分がこの学校で何を学んだのか、若い時に何 を考え何を悩んだのか、母校を訪れることで、自分の原点がどこにあったのかを確 認しに来るのではないかと思います。そしてそんな学校に自分の心の故郷を感じる のではないかと思います。

そんな立教の魅力は何なのか。はっきり言って立教には何もありません。最新の コンピューター設備もないし、日本の友達と結びつけるラインの WIFI もありません。 寮に行けば、ベッドがあるだけで、勉強机も自分のプライベイトな場所もありませ ん。でも、外を見まわして下さい、立教は豊かな自然に囲まれています。四季折々 の姿を疲れた君たちに見せてくれます。もっと大切なことは君たちは多くの仲間に 囲まれて過ごしています。古くからいる生徒は、自分が苦しい時に、悩んでいる時 に、多くの言葉をかけてもらったり、にっこりと笑いかけてもらえる仲間の存在に どれほど救われてきたかを感じていると思います。携帯もラインも使えないこの場 所で、人と人との本当の接し方を学んでほしいと思います。この立教では、ライン でスマイルマークを友達に送る代わりに、目の前の友人に直接ありがとうと言って にっこりと笑ってあげることに何十倍の価値があることを体験して下さい。

今年度は国際交流に重点を置きたいと考えています。英国にある本校が生き残る ためには英国の現地校との交流を通して諸君の英語力を高めていく道しかありませ ん。Weald School, Forest School, Royal Grammar School, George Abbot School への現地校 への短期留学、ケンブリッジ大学、京都大学、東北大学でのサイエンスワークショ ップ、UCL ロンドン大学での英国大学体験プログラム、1 月 17 日に教育連携を結ん
だ Collyers College とのスポーツ交流、文化交流、教員交流、タンザニア女性自立支 援のための Tanzania Project、ミラー先生によるリサーチプロジェクト、立教と
Collyers College ジョイントベンチャーとして、9 月 27 日には日本の大学を招待して の大学フェアの開催も企画されています。英国大学進学コースも、UCL ロンドン大 学、サリー大学との進学協定に始まり、今年度からはキングスカレッジ、レディン グ大学、サセックス大学との進学協定の締結も目指しています。年 4 回のケンブリ ッジ大学研修では、英語語学研修、ケンブリッジ大学体験、フェローと呼ばれる大 学教授が集まる部屋でのテーブルマナー教室、日本文化のルーツを学ぶ書道、華道、 茶道、三味線教室、日本文化紹介も企画されています。これらの活動、体験が求め ていることは、君たちの未知の領域への挑戦です。自分ができることの枠の中での 活動ではなく、自分ができないことへ積極的に挑戦をしていく君たちの姿を期待し ています。挑戦して、失敗して、ボロボロになって立教に帰ってくる君たちの姿を 期待しています。そこから本当の意味での勉強、学ぶということが始まると私は確 信しています。

後 3 年すると、この立教は記念すべき 50 年の誕生日を迎えます。その新たな 50 周 年を見据えての歩みがこれから始まると考えています。次の 50 年への新たな発展の ために君たちと一緒にここ立教で過ごしていきたいと考えています。

今日は英語、数学、歴史、media studiesの授業を受けました。英語の授業では先生が今扱っている脚本のあらすじが書いてある紙を下さったので、それを和訳しました。
昨日よりは緊張せずに過ごす事が出来ましたが、まだまだ分からない事だらけで不安です。今日こそはちゃんと話そうと思っていましたが、実際に話すのってすごく難しいんだな、と実感しました。

中学3年生Aさん

*   *   *   *

昨日、学校の様子が分かったからなのか、今日は心穏やかに、まるで普段からウィールドスクールに通っているかのように慣れた動作で登校した。しかし、今日も昨日と同じ、という訳にはいかなかったようだ。レセプションで昨日のBuddyと合流しようと待ち構えていても一向に昨日のBuddyが現れないのだ。色々と昨日の記憶を辿って手がかりを探していると、あることを思い出した。
聞き取ることで精一杯だったために有耶無耶に流していたある会話だ。「明日は別のBuddyと授業を受けてね!」と言う昨日のIzzyの一言。私はその時、軽く受け流してしまったが、あれはどういう意味だったのかと考え直してみる。そうしていると昨日の見慣れたウィールドスクールのBuddy達の中に見慣れない女子生徒がいた。彼女が私の名を呼んだ。その時に昨日のIzzyの一言の意味を悟った。
私の名を呼んだ彼女が今日からの私のBuddyだという。新たな不安が込み上げてくるのが感じられる。果たして今日も無事に終わるだろうか。
とは心配したものの、生活は昨日とさほど変わらず、Buddyもよく話しかけてくれたのでダブルの授業までも楽しむことができた。印象的であった授業は6限に受けたメディアで、主流的な物語とマイナーな物語の展開をする2つの映画を見比べて、何が違っているのかを見出す授業であったので、とても興味の湧く話題であった。
ウィールドスクールのカリキュラムは人それぞれ違っていて、日本人からすると大学のような印象を受けるが、それは個人の興味と好奇心を尊重した上で成り立つ制度であるから普段の決められた授業をこなす立教とは違った、新しい授業への取り組むたのしさを見出すことの出来た1日であった。
少しずつの生活、文化の違いの発見が興味深く、面白く感じられる一日であった。

高校1年生Mさん

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