はっくしょん。と誰かがくしゃみをする。それに対して私がブレスユーと誰かに言う。誰かは私にセンキューと言う。逆もまた然り。はっくしょん。と私がくしゃみをすると誰かが私にブレスユーと言ってくれる。そうして私は誰かにセンキューと言う。

ブレスユーとは”Bless you”、つまり簡単に訳せば「(あなたに)神のご加護がありますように」、だ。欧米やキリスト教が浸透しているところで使われている言葉で、このような場合は、くしゃみをした反動で飛び出てしまう魂を神の助けで呼びもどすために言うのだそうだ。
立教英国学院に来てもうすぐ丸2年。私はこの2年の間でくしゃみを聞くと言い、くしゃみをすると言われるブレスユーまみれの生活を送ってきた。風邪シーズンなんかはもっぱらブレスユーと言うし、たまにまたか、と思ってしまうけれど、それでもやっぱり言ってもらうとなんだか心が温かくなる気がする。
私は日本住みで休みの時は日本に帰るのだが、日本ではくしゃみをすると何か言うという慣習をあまり聞かない。このあいだ、日本にいる友人と遊んだ時、彼女がくしゃみをした。思わず今までの習慣でブレスユーと言ったのだが、彼女はわからなかったようで困ったように笑った。なんだか少し寂しくなると同時にイギリスや立教英国学院の温かさを知った気がした。
いいじゃないかブレスユー。いい言葉じゃないかブレスユー。ここに来て本当にいい言葉に出会ったと思う。立教英国学院に来て本当に良かった(ブルゾンちえみ風)

2月17日より学校のメールサーバーがダウンしており、お問い合わせページや代表メール(eikoku@rikkyo.w-sussex.sch.uk)は機能しておりません。

本校に連絡をしようとしている方々には大変ご迷惑をお掛けしておりますが、ご理解の程宜しくお願い致します。

週明けに復旧の見込みですが、それまでにお問い合わせの必要がありましたら、こちらまでご連絡ください。

冬休み中の12月。今年もフランスのクリスマスマーケットを屋台で買ったチュロスを片手にぶらついていた。フランスに中学1年生から約5年間住んでいるけれど、この間、次の春に日本に帰ることが決まった。

来たときはフランスのことが嫌いだった。
フランス人は礼儀正しくないように思えたし、言葉が通じないから嫌いだった。特に何かをされたわけではなかったけれど嫌いだった。けれど、フランスに住んだ期間が長くなるにつれて、自分が勝手に日本の常識を押し付けていて、いつも見ていた日本はこの世界と比べたら狭いということに気づいた。それらのことに気づいてからフランスのことが嫌いではなくなり、フランスは第2の地元だと思えるくらいになった。
フランスに来て様々な場所に旅行して、この世界にたくさんの新しい経験を与えてもらった。クリスマスマーケットだったり、アルプス山脈でスキーをしたことだったり、サハラ砂漠を歩いたことだったり・・・。けれど、楽しめることだけではなくて、大規模なデモに出くわしたり、テロに遭いそうになった時もあった。もし自分がフランスに来てなかったらどうなっていただろうか。きっとクリスマスマーケットには行ったことがなく、日本アルプスでスキーをして満足して、当たり前の様に舗装された幅の広い道を歩いて、チュロスと呼ばれる食べ物がスペイン発祥であるということも知らず、そして、ごく身近に自分の生死に関わる危険があふれていることも分からなかっただろう。というか、日本以外にも国が存在するという事実をおとぎ話のように思っていたと思う。
日本に帰ってから、戻らない日常を夢見て後悔はしたくないから、帰るまでの短い時間に、自分の中で一番大事だと思っている「経験」という形のない土産をできるだけたくさん見つけたいと強く思っているが、帰国の時間は刻一刻と迫っている。何からすべきだろうか。

1年ぶりに訪問させて頂きました。(多分)最短で卒業しました40期生の鈴木です。人生で一番濃い時間を過ごした立教生活を懐かしく思い出しました。戻ってこれて本当に良かったです。ありがとうございました。

(鈴木さん)

一年ぶりの訪問しました。40期生の新名です。

ちょくちょくアウティングとか顔を出しているので、あまり久しぶり感はないのですが、皆元気そうで、知っている顔ぶれがまだ多く、少し帰ってきた安心感がありました。

ここに来ると、懐かしい思い出も、ついこの間のように思い出されて楽しかったです。また戻ってきます。お邪魔しました。

32年振りの立教訪問。今回は家族を連れてやってきました。中学時代の思い出がいくつもよみがえってきて大変懐かしく、自分がどれだけ恵まれた素晴らしい生活を送っていたか、改めて感じさせられました。(同期の可児家、今時と一緒にに来れたのも一生の思い出です。)

高橋先生、建物の中までご案内頂き有難うございました。是非また訪れたいと思います。

(酒入さん)

又立教に来ました。

今回は中学の時の悪友とで、いい思い出が又できました。いつ来ても立教の空気を吸うと落ち着きます。

(今時さん)

家族で訪問することができました。当時の仲間とともに!

正に立教で今の自分があります。感謝です。

「幸せだから笑うんじゃない。笑うから幸せなんだ。」

「わあ。」

中央ホールに入ったとたん、ほとんどの生徒の視線は上の方向に釘付けになりました。

ロンドンにある自然史博物館を訪れると、”Hope”という名の全長25.2mもある巨大なシロナガスクジラの骨格標本が出迎えてくれます。博物館にあるものは、すでにいないもの、過去のものというイメージがあるかと思いますが、この骨格標本は、まだ絶滅はしていない種の保護を呼びかけることを目的として展示されています。

ロンドンにある自然史博物館は、もともと大英博物館の一部門として始まったものだそうです。大英博物館に収蔵する標本や資料が膨大な量となり、そうしたものを展示、保管するために、万国博覧会が行われた後に建てられました。現在ではもちろん、研究のためにも使われています。

博物館の中は全部で5つのゾーンに分かれていますが、中でも、恐竜やほ乳類などが展示されているブルーゾーンが人気でした。多くの生徒たちは、はく製や骨格標本が所狭しと並んでいる中、音と光に合わせて動くティラノサウルスの実物大模型に注目していました。映画で見たような、人を襲う勢いを期待したのでしょうか、「思っていたより動かないね。」と、残念がる生徒もいました。

どのゾーンでも、実際に触れたり体験したりできる展示に、積極的に関わっている姿が多く見られました。さらに、英語の説明文を読み、意味の分かる英単語を繋げながら、どんなことが書いてあるのか意見を交換する生徒、ホルマリン漬けの標本に興味をもち、真剣な眼差しで、英語で書かれている学術名を調べ、どんな動物かを考えている生徒もいました。

想像をはるかに超える、世界トップクラスを誇る規模のロンドン自然史博物館、終始圧倒された時間はあっという間に過ぎていきました。

見学のあとは、300以上もの店舗をもつ大規模なブルーウォーターショッピングセンターでの、買い物と夕食となりました。買いたいもの、見たいものは一人一人それぞれ違ったと思いますが、グループでしっかり話し合い、効率的にショッピングをし、食事をすませた上で、時間通り集合できる姿にも成長を感じました。みんなが満足そうな様子で、帰路に着くことができました。

前回までのアウティングでは、いざ英語を使うとなると思うように言葉が出ず、もどかしさを感じていた生徒も多かったのですが、今回は「自分の力で、買いたいものや食べたいものが伝えられたよ。」と笑顔で報告してくれる子がたくさんいました。頑張って手に入れた分、それは大切な思い出となり、また食べたものの味は格別だったことでしょう。

「積極的に話しかけたい。」「もっと上手く伝えたい。」

英語の学習に進んで取り組むことについての目標がまた増えました。

楽しいだけでなく、一人一人が自分自身の成長を実感することができたアウティングとなりました。

高等部1年生は、ナショナルギャラリーを訪れて世界の名画に触れた後、ミュージカル「ウィキッド」を鑑賞するという芸術一色のアウティングとなりました。

2月初旬、霧雨のロンドンの街は少し寒く、それでも雨にはすっかり慣れっこのロンドンの人々は傘もささずに歩いています。そして、生徒たちも小雨をものともせず、髪の毛や制服を少し濡らしながらとっても嬉しそうです。

さて、まずはナショナルギャラリー。初めて訪れる生徒も多かったため、アウティングのしおりには、ゴッホやモネ、ルノアール、そしてターナーなどの必ず観ておきたい作品を中心に掲載しました。

あとで話を聞くと、「ザリガニの絵が観たいの」というメンバーのために絵を探し回ったグループ、絵画に詳しい男の子の説明に圧倒されたというグループ。そして、しおりに掲載されていた絵画以外にお気に入りの作品を見つけた、と得意気に話すグループ。各グループがそれぞれのナショナルギャラリーを楽しんだようです。

そして、夕食を取ったあとはアポロヴィクトリアシアターに移動をし、ミュージカル「ウィキッド」の鑑賞です。『オズの魔法使い』の「その前」を描くこの作品。緑を基調とした華やかな舞台美術や美しい照明、二人の主演女優の力強い歌声、アンサンブルの迫力あるコーラスやダンスに、生徒たちはすっかり心を奪われ、観劇後も興奮冷めやらぬ様子でストーリーや音楽について、わいわいと話をしていました。「またミュージカルを観にきたい」、「『オズの魔法使い』も読んでみたい」という声も多数聞かれました。(これには少し驚きました。生徒たちは、「ウィキッド」の「その後」のストーリーとして『オズの魔法使い』を経験するのかもしれません。)

ミュージカルの余韻に包まれながら、私たちは雨に光る夜のロンドンをあとにしました。

他愛ないおしゃべりに夢中になって笑い合うことの、お気に入りの絵画一枚を心の中に持つことの、あるいは、ある音楽を美しいと感じ、その旋律について話をすることの豊かさに気づくのは、年齢を重ねたその先のことかもしれません。

それでも、今日友人たちとコーチに揺られた時間を、今日出会った魅力的な絵画を、そして今日味わった劇場の雰囲気を(幕間に食べたアイスクリームの味も!)、「あの日」のものとして振り返るとき、「今日」という一日はきっと、人生を美しく飾る彩りの一部となっていることでしょう。

4年ぶりにここを訪れました。

アップルクランブルの味は変わってしまいましたが、生徒の雰囲気やのどかな校風は何一つ変わっていませんでした。

立教英国学院で過ごした2年間は、大学生活4年間よりもずっと濃く忘れられない一生の思い出になると思います。

また来ることが出来れば大変嬉しいです。

橋川先生、倉品先生、岡野先生ありがとうございました。

(伊藤さん)

2年間しか在学しませんでしたが、皆さん優しく温かく迎えてくださってとっても懐かしい気持ちになりました。

またいつか、色んな人と一緒に訪れたいです。

ありがとうございました!

Following a series of collaborative activities, including student exchanges, sports fixtures and teacher visits, Collyer’s is delighted to now formalise a close relationship with Rikkyo School in England. Principal, Sally Bromley, and Headmaster, Tadahiro Sato, signed a memorandum of agreement, underlining their commitment to organising future events that help cultural and educational exchange, and allowing both institutions to learn from each other, enriching the student experience.
Dan Lodge, Vice Principal (Quality and Curriculum), has helped cement the collaborative relationship. He explained: “It’s been a pleasure working with our friends at Rikkyo School over the last few years. Many of our staff and students are interested in Japanese language and culture and to have a top Japanese independent school so close is a fantastic opportunity.
“We have learnt a lot from one another through the various visits, activities and discussions that have already been organised and this signing of a commitment to future collaboration gives us a great opportunity to take that joint work further in the future.”
Tadahiro Sato, Headmaster at Rikkyo School, said: “This is an exciting opportunity for our students to develop close, cultural ties with Collyer’s students, and we look forward to the continuing exchange of our two cultures over the coming years.
“Through this collaboration, our students have been given the opportunity to experience a communicative teaching approach which is key to the British educational system. This can only serve to enrich and enhance the educational experience of our students, for which we would like to thank the students and staff at Collyer’s.”
Recent activities have included teachers from Rikkyo spending time in Collyer’s Humanities faculty watching lessons and discussing teaching with staff, Rikkyo and Collyer’s students spending time on both campuses learning about the different approaches to study and a sporting event including football, table tennis and badminton competitions.
Sally Bromley was delighted: “Staff and students at Collyer’s are looking forward to working with our colleagues and friends at Rikkyo School more closely over the coming years.”

今回のアウティングでは、最初にヴィクトリアアンドアルバートミュージアムに行って、次にアルバートメモリアルを見て、ケンジントンパレスに行きました。そしてオックスフォードサーカスからピカデリーサーカスまで歩きながら、夜ご飯を食べたり、お店をみたりしてとても楽しい1日でした。

最初に行ったヴィクトリアアンドアルバートミュージアムでは、世界のいろいろなものが展示してありました。私が特に気に入ったのは、韓国の展示物と大きなレプリカの塔のような物です。
韓国の展示コーナーには、すてきで少し不思議なドレスや、作るのがとても大変だけどすごくきれいな重箱のような物が展示してありました。ドレスを着てみたいなと思いました。
レプリカの物が展示されているコーナーでは、たくさんの大きな作り物が展示されていましたが、中に入ることができる塔が、一番大きくて、デザインがとても細かくてすてきでした。
ケンジントンパレスで気に入ったところは、ダイアナ妃が着ていたドレスと、ティアラが展示してあるところです。
ダイアナ妃は、すてきなドレスを着てすてきなティアラをつけている、ただのきれいな人などではなく、自ら地雷原に行って地雷を探したり、当時多くの人が会おうとしなかった、エイズに感染している人に会って励ましてあげたり、いろいろな所でチャリティーをする本当にすてきな人だということを知りました。ダイアナ妃みたいに、すべての人を受け入れて、すべての人を思える人に私もなりたいと思いました。
今回のアウティングで、ダイアナ妃のことや世界の物を楽しく知ることができてとても良かったです。

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