第1団は8月20日から、第2団は22日からの2泊3日で1年生の箱根アクティブ・ラーニング(A.L.)が行われました。1年生にとっては入学後初めての宿泊をともなうA.L.。出発前から事前学習として、班ごとに研究テーマを設定し、インターネットや書籍を駆使し、現地のイメージをふくらませ臨みました。
同時に地理の授業では、地形図の学習も取り入れ、おおよその基礎を学んだ後、箱根の地形図を用いて段彩図を作成し、芦ノ湖周辺の山々を立体的にイメージできるように取り組みました。芦ノ湖の遊覧船に乗りながら、地形図を広げ自ら作成した断面図や段彩図と、二子山をはじめとした実際の山を見比べる姿が見られました。ロープウェイを利用して駒ケ岳山頂まで登る間も、地形図上の等高線と起伏の関係や地図記号と斜面の植生とを確認していました。
その他にも箱根園水族館、箱根関所跡、恩賜公園、生命の星・地球博物館などを訪れましたが、写真を撮ったり、インタビューをしたり、帰校後行われる研究発表のプレゼンテーションにむけた情報収集に余念がありませんでした。
夏休み明け、班ごとにクラス内で発表会を行いました。シートを用いて生徒同士で評価し合い、クラス代表を選出し、10月6日に学年発表を行いました。
代表班は約1週間で、今まで使ったこともないパワーポイントを使ってプレゼンテーション資料を作成し、クラス内での発表からさらに深化させたプレゼンテーションを披露していました。パワーポイントにも工夫が見られ、ときに笑いを織り込むなど、それぞれに個性的な研究発表でした。荒削りながらも、一生懸命発表する姿が見られ、中学1年生にもかかわらず堂々とした態度で行う班が多く、今後も続いていくA.L.にむけて充分期待の持てる内容でした。