新年あけましておめでとうございます。皆様方におかれましては、ご家族お揃いでお健やかに初春をお迎えのこととお慶び申し上げます。
 2022年を表す漢字は「戦」でした。ロシアのウクライナ侵攻による「戦」争の被害や恐ろしさを知った一年であり、円安そして物価高によって生活をしていく上での「戦」いがあり、スポーツでの熱「戦」や挑「戦」が注目されたことなどが選定された理由と言われています。では、本校のこの一年を漢字で表すとどうなるでしょうか。学期ごとに考えてみました。1月から3月にかけては、コロナ感染が複数の学年で拡がり学年閉鎖を余儀なくされた期間であり、「禍」ということになるでしょうか。4月からは全校児童が一か所に集まることができるようになり、1学期始業式を対面で行いました。2020年の1月以来のことでした。子どもたちは体育館の往復そして式の進行中、一言も発せず静粛の中で1学期が始まりました。4月から7月は、校外学習も行うことができました。集まるときには話さないことを徹底・継続した期間でしたので「黙」となりましょう。2学期は全校での大運動会、マラソン大会、音楽祭などを保護者の皆様にご来校いただいて実施することができました。創立20周年記念イベントも盛大に開催できましたので「実」といたしましょう。徐々にコロナ禍以前の状態に近い形で学校生活を送れるようになりましたが、油断はできません。最新の注意を払いながら毎日を過ごしてきました。
 さて、2023年は卯(兎)年です。「寅千里を走り、卯は跳ねる」との格言があるとおり、兎は跳ねることから景気が上向きに跳ねる、回復すると言われていて、株式市場にとっては縁起の良い年として知られています。今までの数年間から大きく飛躍し、日常生活が改善され大きく向上する年になってほしいと願わずにいられません。
 本校といたしましては、先行き不透明で予測が困難と言われる昨今、困難な状況でもそれを乗り越える力=さとえの突破力を発揮して、教職員一丸となって本年の教育活動に取り組んでまいる所存です。これまでの経験を活かし、この先どのような状況になっても「学びを止めない」「安心をお届けする」をモットーに、最善を尽くしてまいります。
 また、4月に本校は開校21年目を迎えます。保護者の皆様、関係の皆様とともに、新たな10年に向けての歩みを進めてまいりたいと存じます。
 皆様にとりまして、2023年が輝かしい一年となりますようお祈り申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。本年もよろしくお願いいたします。

校長

ページ
TOP