2019年 新年 年頭ご挨拶

IMGP8830

みなさま 新年 明けましておめでとうございます。恙なく新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。

昨年は、恒例の「今年の漢字」が「災」という字になるほど自然の威力を再認識せざるを得ない年でした。今年は年末にどのような漢字になるのか?

個人的な見解を申し上げれば、今年の大きな出来事は5月1日をもって平成から新しい元号に変わる、すなわち皇太子殿下が天皇に即位されることでしょう。したがって少々安易ではありますが、「新」とか「代」などという字にでもなるのでしょうか?今から楽しみです。

昭和から平成になった時の私は、駆け出しの銀行営業部隊として新設店の開設をなし終えた直後でした。学生時代に経済学説史の講義をいただいていた先生のお宅に集まり、先生秘蔵のワインを先輩や友人たちと勝手に酌み交わしながら、どんな元号になるのかなどと話しに花を咲かせておりました。その最中に、新元号の発表があり穏やかな感じがするその響きに「平和でのどかな日本の姿」を思い描きました。

しかし、実際の平成の30年間にはさまざまな事件や大きな災害があり、バブル崩壊とともに始まった「平成」の御代は、その音の響きとはかけ離れた時代だったという印象を持っています。

みなさんにとってはどんな「平成」の御代だったのでしょうか。

さて、今年は十二支でいう「亥年」ということですから、「亥」という字について調べてみました。

そもそも、この字は、「草木が枯れ落ちて、種の内部に草木の生命力がこもっている状態」を示すようです。まさに、「発芽に備えてエネルギーを蓄える時期」ということなのでしょう。亥年は、翌年から始まる次の段階の成長に備えて、個人は「知識を増やす、精神を育てる」、組織は「人材育成や設備投資、財務基盤を固める」など、外に向けての活動よりは内部の充実を心がけると良い年ということになります。

本校も教職員の研修をより充実させてさらに進化した組織づくりに努めたいと思います。

私自身も、より知識を蓄え組織の発展に耐えられる能力を持った人材をめざしたいと思います。

おかげさまで本校も17年目を迎えます。成熟した学校へさらに一歩なりとも近付けるように、教職員一同、励んでまいります。

今年も、どうぞよろしくお願い申し上げます。

2019年 元旦

 

さとえ学園小学校

校長 下平孝富

ページ
TOP