修学旅行4日目
朝から小雨が降る中で平和学習がスタートしました。
最初に向かったのはひめゆり平和堂祈念資料館。
ここでは沖縄戦末期に日本軍の看護要員として負傷兵の治療に奮闘した「ひめゆり学徒隊」について、生存者の貴重な証言や資料から戦地の凄惨な様子を知ることができました。
また、資料館に入る前にはひめゆりの塔の前で全員で黙とうを捧げました。
真剣な眼差しで、なかには目に涙を浮かべながらも一生懸命に資料を見ている子どももいました。
次に向かったのは沖縄平和祈念公園。
ここには国籍や軍人、民間人の区別なく、沖縄戦などで亡くなられたすべての人々のお名前を刻んだ祈念碑「平和の礎(いしじ)」や平和祈念資料館があります。
強風と雨のため、時間をかけて見ることはできませんでしたが、24万人を超える亡くなられた方々の刻まれた祈念碑はとても印象に残りました。
平和学習の後は、国際通りへ移動しての昼食。ステーキを目の前で調理してくれるパフォーマンスが有名なお店です。
アクロバティックな動きで、ステーキが焼きあがる様子に子どもたちも歓声をあげていました。
昼食の後は国際通りでのグループ行動。ホテル以外では最後のお土産タイムということもあり、グループの仲間たちと協力しながらいろいろなお店を回っていました。
バスで移動して最後の見学地は首里城公園。二千円札にも使われた守礼門での記念撮影から始まり、復元された首里城のなかを熱心に見学していました。子どもたちのなかには一般的な日本の城とは異なる点を多く見つけられたと満足している子もいました。
ホテルに帰ってからは夕食のあとにビンゴ大会をしました。
先生たちがこっそりと用意していた景品を見つめる子どもたちは真剣な表情そのもの!残念ながら当たらなかった人には、沖縄銘菓のちんすこうが配られました。
この日は沖縄で過ごす最後の夜。
早く寝なくてはという気持ちと名残惜し気持ちが交錯するなか、子どもたちは眠りにつきました。
さとえ学園小学校
進路入試センター
田村敬明