2020年  年頭のご挨拶

 

2020校長新年挨拶

 

新年あけましておめでとうございます。皆様におかれましてはつつがなく新しい年をお迎えのこととお慶び申し上げます。

2020年(令和二年)、東京オリンピック・パラリンピックイヤーの幕開けです。どんな一年になるのか、わくわくしながらお過ごしのことと思います。

さて、「一年の計は元旦にあり」と言われます。よく言われる言葉ですがどんな由来があるのでしょう。中国の伝統的な年中行事・儀式・しきたりなどを解説した本の一説「四計」にある「日の計は晨(あした)にあり、一年の計は春にあり」との言葉に基づいているのだそうです。晨とは朝のこと、春とは正月のことを表しているので、文字のごとく一日の計画は晨(朝)のうちに立て、一年の計画は年の初めの元日に立てるべきであるという意味です。物事を始めるにあたっては、最初にきちんとした計画を立てるのが大切です。一日一日しっかり計画を立てて過ごすとともに、新しい年を迎えるときを大きな節目として捉え、この日から新たな一年が始まるのだから一年を見通した計画を立てよという教えですね。何事も最初の計画や準備が大切であり、初めの計画ができていないと物事はうまくいかないという意味でもあります。「四計」には次の言葉が続きます。「一生の計は謹にあり、一家の計は身にあり」これは、毎日こつこつとまじめに努力することで人生が決まり、身の振り方や生き方で一家の将来が決まるという意味です。「四計」とは、一日や一年だけのことではなく人の一生についての教えだったのです。

この教えはまさに、校訓「今日学べ」に相通ずる考えではないでしょうか。

「明日に甘えず、今日のことは今日やる。

勉強も仕事も明日に残さない。

物事の全てに、けじめのつけられる心を育てる。

一日二十四時間を有効に使い、意義ある人生を送り、二度ない青春を大切にし、

感謝する心で、日々努力する知能を養う。」

新年を迎え「初めの計画と一日一日の積み重ね」の大切さを改めて認識しながら本年の教育活動に取り組んでまいる所存です。

皆様にとりまして、2020年が飛躍の年となりますようお祈り申し上げ、新年の挨拶とさせていただきます。

2020年 元旦

 

さとえ学園小学校

校長 小野田正範

 

 

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