今回は水族館の館長である住友先生です!

さとえ小では、保護者の方から「どなたが水族館を管理しているのですか?」という質問をいただきます。今回は、住友先生が普段どんな仕事しているのかについてもばっちり質問をしていますので、是非ご覧ください。

 

Q「水族館の館長としての1日の仕事を教えてください。」

A「まず朝一番に魚たちの健康状態のチェックをします。死んだ魚がいないか、水槽の水温は正常かなども確認をします。トラブルが無ければ30分くらいで終わります。魚のエサやりは順番に行いますが、全ての魚にあげるには4時間ぐらいかかります。全ての生き物がエサを食べられているか、チェックをしながらあげるからです。水槽に汚れたところがあれば、その都度掃除をしていますが、一番大きな水槽はメンテナンスの方が潜って掃除をしています。調子が悪い水槽があれば、薬を入れたり水替えをしたりします。休み時間に遊びに来た子どもたちの質問に答えることや、生物部(※)の子どもたちと放課後に活動もしています。」※3~6年生の希望制で活動している課外活動

 

Q「さとえ水族館のこだわりはどこですか。」

A「本物に近い、自然の状態に近いレイアウトにしています。例えば『温かい海の魚の水槽』では、本物の石を使って実際の海底に近い石の組み方をしています。ときには、石の間に隠れていることもあるので生き物がいない!?なんてこともあります。」

 

Q「一番愛着のある生き物はなんですか。」

A「すべてです。(笑)」

Q「それでは、強いて言うならばオススメの生き物を教えてください。」

A「オススメというか、是非見て欲しいのは『ムサシトミヨ』です。埼玉県の魚で、ある一部にしか生息していないと言われている絶滅危惧種です。さとえ水族館には、今6匹います。実は年魚(※)なので、子どもたちに見せるためにムサシトミヨ保護センターさんから譲り受けています。」※寿命がおよそ1年

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Q「水族館の中で一番戦ったら強いと思うのはなんですか。」

A「う~ん、やっぱりサメ(ツマグロ)か…いやニセゴイシウツボやドクウツボもいるし、ミノカサゴも毒がありますね。あとは世界で一番大きいタカアシガニのハサミも強力ですね。実はあまり言いたくないんですが、昔エサをあげているときにタカアシガニのハサミに挟まれたことがあるんです。あのときは右手の中指に穴が開いたかと思ったぐらいめちゃくちゃ痛かったです。(>_<)」

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Q「最後に、水族館へ来る子どもたちにお願いはありますか。」

A「水族館の中では走らない、生き物がビックリしてしまうので水槽を叩かない、今はコロナ禍なので水族館の中ではお話をせずに距離をとって魚を見てください。そして、1匹でもいいのでお気に入りの生き物を見つけて欲しいです!」

 

寝ても覚めても魚のことが大好きな水族館館長ですので、次はオススメの魚料理なんかも聞いてみたいです。

 

インタビュアー:進路・入試センター 山口

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