7月17日(木)・18日(金)の2日間、5・6年生を対象に「着衣泳」の講習が行われました。
着衣泳という言葉に「?」が浮かんだ方も多いと思います。
これから始まる長い夏休み。海や川に遊びに行くこともきっとあるでしょう。
その時、何らかのアクシデントで水に転落したら・・・
救助が来るまでの間、沈んで溺れることなく、浮いて待つ。 それが「着衣泳」です。
講師を務めていただいたのは水難学会からお越しいただいた10名の着衣泳指導員の方々。
消防士として活躍されている方がほとんどということもあり、屈強な皆さんでした。
まずはじめに、室内で着衣泳の目的、必要性、効果を知るために紙芝居を用いて説明をしていただきました。
紙芝居を見つめる子どもたちの顔つきも真剣です。
知識が身についたところで、さぁやってみよう!
バディー点呼の練習をしてからプールへ移動となりました。
入水の仕方も習って・・・
ちょっと冷たいけど我慢して顔もつけて・・・
子どもたちが頑張る隣では、参加された保護者の方にも指導員の方から説明がありました。
水慣れが終わるといよいよメインの「背浮き」の練習。
まずは指導員の方の見本・・
きれいに浮いています。
さとえの子どもたちはというと・・・
なんと!浮いている・・・
この子たちは指導員の方からも親しみを込めて「プロ」と呼ばれていました。
どの子どもも5分ほどの練習でだいぶ浮くことができるようになりました。
うまく浮けない子は2Lのペットボトルを抱いて浮いています。
ラッコがたくさんいるみたいですね。
6年生は最後に救助の手順も勉強しました。
おぼれている人の近くに2Lのペットボトルを投げる練習です。
全ての講習が終了して、「着衣泳修了証」をもらいました。
そして代表児童によるお礼の言葉。
最後には感謝の気持ちを全員で伝えました。
この講習で子どもたちは「ういてまつ」ことの重要性やその方法を学びました。
水難事故に遭わないことが一番ですが、もし遭ってしまった場合には今日学んだことを生かしてほしいと思います。
水難学会のみなさま、本当にありがとうございました。
最後に、水難学会の非公式テーマソングを教えていただいたのでここにご紹介します。
「アナと着衣泳の女王」 ←あの大ヒット映画のテーマソングのサビをイメージしてください。
“浮いた~ままの~姿勢でいいの~ 、 泳ぐ~ことは~必要~な~いの~よ~”
この日の下校時間に昇降口でこの曲を口ずさむ子どもの姿も見られました。
きっと今日の着衣泳は子どもたちの中にずっと残るのでしょう。
あのメロディーとともに・・・
さとえ学園小学校
体育科
田村 敬明