小学校は、卒業式シーズン。

校舎内の花が、子どもたちの門出を祝っているような・・・。

 

6年生の卒業文集を取りまとめていた森山先生が、「この作文、良いんですよねー。」と言って、みせてくれました。

・・・たしかに、じわりとくる文章です。

ですから、皆さんにも紹介しますね。

 

 

私とさとえの六年間

作者:T,Rさん

 

 私は入学したての頃は、ブランコもこげない、鉄棒もできない、なわとびもできない、できないことだらけの一年生でした。そして、さとえ小で生活していくうちに、みんなと比べてできないことがありすぎることに気付きました。その時私は、「頑張ること」と「努力すること」を覚えました。この二つの言葉は六年間さとえ小で生活する間とても役に立ちました。

 私が一年間の中で一番楽しみにしていた行事は、運動会です。六回の中で三回優勝することができました。また、玉入れ・棒引き・ジグザグ隊・サットリ君・いしんぜんしん・騎馬戦では、みんなで作戦をたて一位を目指して練習したのが楽しかったです。一年生の時の「いちご」のダンスを六年生でおどった時、少しはずかしかったけれど、六年間の運動会の思い出が一度によみがえりました。

 私が学校を好きになったのは、困った時にお話を聞いてくれてたくさんほめてくれた先生や、「リス」と呼んでくれてグラウンドで思いっきり遊んだ友達に出会えたからだと思います。また、私は複合バレエを六年間続けました。続けられた大きな理由は、一緒に頑張る友達がいたことだと思います。このバレエの仲間はずっと大切にしたい友達です。中学校に行っても、ずっと打ちこめる何かが見つかると良いなと思うし、そこでまた良い友達ができるといいなと思います。

私のこれからの目標は、

「何事も本気で頑張り、自分に負けない人になる」

ことです。これからは、この強い気持ちを忘れずに、進んでいきたいです。

 

 

どうでしょう。子どもの素直な想いが伝わるとともに、こんな風に成長してくれたことが、読んでいて、なんだか嬉しくなる作文です。ちょっと、自慢したい気分にもなります。ヽ(^o^)丿

 

 

3月は、嬉しいこと、さびしいこと、悲しいこと・・・いろいろな想いの重なる季節ですね。

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