7月29日から6日間、27名の子どもたちと一緒に、アオウミガメの『げんき』と『えがお』を連れて、小笠原へ行ってきました。

 

 

さとえ学園小学校では、今年度からさとえ生物部が発足し、生き物委員会から引き継いだ、アオウミガメの『げんき』と『えがお』を育ててきました。

 

なぜ、さとえ学園小学校でアオウミガメの赤ちゃんを育てているのかというと、海洋環境を保全しているNPO法人ELNAとのプロジェクトに参加しているからです。

卵からかえったばかりの仔ガメはとても弱く、海に辿り着く前に鳥に食べられてしまう、砂浜にある大きな溝に落ちてしまう、海に出ても魚に食べられてしまう等、多くの危険があり、ほとんどの仔ガメは命を落としてしまいます。

学校で仔ガメを育て、少し大きくなってから海にかえすことによって、大人になる確率があがるのではないか・・・という考えのもと、小笠原にかえすプロジェクトを行っているのです。
このプロジェクトも今回で3回目となり、『げんき』と『えがお』は3代目です。

子どもたちと一緒に小笠原へ行くのは、今回が初めて。

 

集合場所は小笠原の父島へ向かう船、『おがさわら丸』が出る竹芝桟橋です。
テンションの高い子どもたち・・・
ケガや事故がないか、心配です(>_<)

保護者の方からお見送りされ、元気に「いってきま~~~す!!!」

 

 

 

父島へ着くのは、25時間半後!

船の中は、レストランもあり、シャワールームもあり、充実しています。

子どもたちはというと・・・
トランプをしたり、荷物の整理をしたり、思い思いに過ごしています。

 

 

 

子どもたちと一緒に、『げんき』と『えがお』の様子を見にいきました。

「元気そうだね」  「よかった!」

 

 

さぁ、就寝ですよ!

歯磨きも、しっかりね。

 

子どもたちにとって、25時間半はどうだったのかな!?

 

 

2日目

 
25時間半かけて、父島に到着~!

到着と同時に、激しいスコールがっ(+_+)

でも、すぐにやみ、強い日差しとなりました!

 

 

荷物を置いて、まずは散策です。

強い日差しなので、帽子と水筒は忘れずに!

 

散策中、小笠原固有種の植物を数多く観察することができました。

「先生、この植物なんだろう・・・写真、撮ってください」

と、子どもたちも興味津々。

 

眺めは最高!

 

自分たちの乗ってきた『おがさわら丸』が、竹芝桟橋に向けて出港するのを見送りました。

「いってらっしゃーーーいっ」

 

 

絶景ポイントで、ハイチーズ!

 

次は小笠原水産センターの水族館を見学です。

 

イタチザメの大きな口の中から、パチリ!

歯も鋭いです (>_<)

 

 

更に、イセエビのオスとメスの見分け方について勉強しました。

実際に脱皮した後の殻を持って、観察です。

 

 

水族館を後にし、海辺でちょっと休憩(^-^)

こちらの浜は『大村海岸』といって、今までさとえに来たアオウミガメたちが産卵された場所です。
とてもきれいな浜ですね。

 

 

 

次は小笠原の自然を中心に、歴史や文化を学ぶことができる、小笠原ビジターセンターの見学です。

子どもたちも真剣。

小笠原の固有種や外来種、クジラやイルカ、ウミガメについて多くのことを学びました。

 

 

夜も散策へGO!

 

まず始めに、国立天文台の大きな電波望遠鏡の見学です。
大きくて、圧巻!

 

次に、オガサワラオオコウモリを探しに行きました。
まずは、生態について学びます。

オガサワラオオコウモリは草食のため、私たちは果物の木へと向かいました。

驚いてしまうと逃げてしまうため、静かに、静かに・・・

なんと、10匹近くのオガサワラオオコウモリに出会うことができ、鳴き声もしっかりと聞くことができました。

 

次に海岸へ行き、ムラサキオカヤドカリの観察です。

こちらは小笠原の固有種ではありませんが、天然記念物だそうです。

 

今日はたくさん歩いて、たくさん学びました!

ちょっと疲れた様子の子どもたち・・・
ゆっくり休んで、明日に備えてくださいね!

 

 

さとえ学園小学校

さとえ水族館 >°)))彡

住友 幸子

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