進路を定めて前進を(1)

 

私は、高校三年の時、広島文理大学を
卒業した担任に進路相談に行ったことが
あります。

大学に進学したいと言う私に、彼が言い
放った言葉はこうでした。

「君の家は経済的に苦しいようだ し、それ
に成績も良くないのだから、大学、大学など
と考えないで、就職したらどうですか。就職
してまじめに働くことも大切だと思うのですよ。」

広島文理大と言えば、当時は東京文理大に
次ぐ名門です。彼には教育界での栄達が
保障されていました。

それだけに、このような形式的、一般的指導が
彼の口をついて出たのでしょう。

その2につづく…

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