進路指導の難しさと大切さ
進路選択は成人にとっても永遠の課題(5)

 

このように「選択できるときには判断できず、
判断できるときには選択できない 」。

こ こに進路指導の難しさと大切さがある。
若者は自負心が極めて強い。内容は
未成熟だが信念は極めて強い。

それを若者の「生意気」とでも言おうか
「生意気」なのが若者なのである。

そこには、若者の持つ特殊な事情が
介在している。

高校生は、これから7、8年の間に
配偶者を獲得しなくてはならない 。

だから目立たなくてはならないし、
自らの強さを試してみなくてはなら
ない。

若者は、こ れから数年の間に、
親や教師を踏み越え乗り越えて、
揺らぐことのない自我を確立しなく
てはならないのである。

若者特有の「生意気さ」は、この
あたりに胚胎しているのかもしれない。

 

その6につづく…

 

ページ
TOP