本年度の大学入試結果を振り返って

国公立大学

大阪大1 筑波大3 埼玉大2 千葉大1 電気通信大1 東京外国語大1 東京農工大1  横浜国立大1 山梨大1 静岡大1 首都大学東京2 埼玉県立大1 防衛大学校3  その他国立大11 その他公立大3  合計33

私立大学

早稲田13 慶應義塾4 上智7 東京理科15 明治20 青山学院9 立教22 中央40   法政40 学習院6  早慶上理 合計 39 GMARCH 合計 137

卒業生総数は317名と少なかったが、今年の大学進学実績は、必ずしも充分なものではな い。特に、すれすれの線を越えていながら、東大に合格できなかった生徒については残念でならない。捲土重来、それが来年に賭ける我々の合い言葉であろうか。

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親元を離れる決意と大学進学について

最近、いつまで経っても親元を離れない若者の話を聞くことが多い。中には、五十歳を過 ぎても親の世話になっている「若者」もいる。

あるニュースでは、五十を過ぎた男が、親に「働け」と言われたのが面白くなくて、親を 刺し殺したという事があった。

「引きこもり」は、社会に出て行けないから親の世話になっているだけでなく、働かず に、親に世話を要求し、父や母を奴隷のごとくに使いまくっているケースが少なくないので ある。

「働かざる者食うべからず」という諺がある。このように、生涯、高齢の親を、使用人の ごとく使いまくる行いこそ、人生最大の罪悪ではないのか。

男も女も、ある一定の年齢を過ぎたら、温かい親のもとを離れて、独り立ちすべきであ る。親も、少し淋しいかも知れぬが、子供を独り立ちさせる努力をしなくてはならぬ。

国立大学に進学させると言っても、東京に国立がそんなに沢山あるわけではない。

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しかし、私の故郷の北海道のことを考えても、札幌には北大という世界的な大学がある。 入学試験は難しいが、東大、京大、一橋大、東京工大ほどではない。今から真剣に努力すれ ば確実に合格できる。

関西にも優れた大学は多い。親元を離れることは、若者に新しい逞しさを育てる。

中学 高校に進むに当たって、将来は独り立ちするのだとの覚悟の元に、日々の学問に専 念して頂きたいのである。

(平成29年4月15日 狭山ヶ丘通信 狭山ヶ丘学園 第149号)

 

 

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