体罰「絶対」禁止への疑問(3)

 

無人の空を行く感のあったアジア、アフリカの一角に、
白人の心胆を 寒からしめるほどの抵抗力を示す国家が
「出現した。言うまでもなく我 が日本である。しかし、
その外交政策の拙劣さ、軍事戦略の拙さもあって 、
我が国 は 1945 年 8 月 1 5 日 、この戦争に敗れた 。

勝利した白人列強 、 特にアメリカが、この「極東の
危険民族」を軍事的にだけでなく精神的にも武装
解除したいと考えたとしても無理はない。

かくしてアメリカは、 我が国の歴史、文化、伝統の
すべてを侮蔑し、傷つけ、辱めた。それを 端的に
示したものが 、当時の「 進駐軍 」司令官マ ッ カ
ーサー元 帥 の 、

「日本人は 1 2 歳」

という言葉である。建国日も浅いアメリカ人に「 1 2 歳 」
と言われては、ただただもう「恐れ入る」のほかはないが、
白人列強は、 それほどに日本人を恐れていたのである。

彼らは、「軍国主義的傾向」の名の下に、 5,211 名の
教師を公職から 追放した。さらに 1 1 万 5,778 名の
人々は、アメリカ軍の手になる「教職 員適格審査」を
受けることすら拒否し、教育界から去っていった。

そのようにして、学校のアメリカ化をはかる動きは
急ピッチに進められた。 その中で、これまでの
我が国の教育が、「教師による威圧、生徒の畏怖
の下に進められてきた」という虚構がでっちあげら
れたのである。

その4につづく…..

 

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