誠実〜神の助けによって〜

テモテへの手紙 二 2章13節
「わたしたちが誠実でなくとも、キリストは常に真実であられる。
キリストはご自身を否むことができないからである。」

みなさんは、後で振り返ってみて、もっと誠実に対応していればよかったな、と思う事柄や人間関係はありますか。
わたしは、高校時代に部活の係の仕事をおろそかにしてしまい、一緒に仕事をするはずだった友人と疎遠になってしまったことがあります。もっと誠実に対応していたら、その友人と今でも連絡を取り合っていたのではないか・・・と思うと少し胸が痛みます。

みなさんの中にも、はじめは誠実に取り組み続けて行きたいな、と思って始めた事や人間関係でも、自分のやる気が続かなかったり、難しいこと、面白くないことが起こって、誠実に続けることができなかったという体験を持つ人がいるかもしれません。
また、わたしたちが周囲や社会で見聞きすることの中にも誠実でないことがたくさんあることを、みなさんご存知だと思います。

自分の内側に誠実さがなくて、後悔していたり、自分の外側、周りの人や社会に誠実さがなくて、がっかりしたり、傷ついたり、怒ったりする時、ぜひ思い出してほしいことがあります。

それは、神は、私たちに対して誠実である。ということなのです。
キリストは、わたしたち一人一人を、損得勘定なしの誠実さで愛してくださっています。
イエスが十字架にかかって命を捨てたという話は有名ですが、それは命を捨てるほどの私たちへの神の愛の印だったのだよ、と言われているのです。
「わたしは、あなたを愛している。あなたに誠実を尽くす。例えあなたが立派でなくても、元気な時もボロボロになって疲れた時も、わたしはあなたと共にいる。そしてあなたがわたしを見上げ続けるのならば、あなたの内側に、誠実という実を結ばせ成長させるよ。神の助けと力によって、わたしが誠実であるようにあなたも誠実に生き続けなさい。」と語っているのが聖書です。
わたしたちの内側に時々湧き上がってくるごまかしたい気持ちを捨てて、共に成長させられていきましょう。

聖書科の教員より

 

聖望学園では中高とも週に1度、礼拝が行われます。キリスト教の精神を学び心を落ち着かせると共に、ことば(メッセージ)を聞くことができます。毎週のメッセージから、人生を歩むヒントや心の支えを見つけてもらえると考えています。

部活や授業、行事では学ぶことのできない、「生きる糧」となるメッセージをもらっています。

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