聖学院に在学していた時、私は記念祭が大好きでした。
私だけではありません。「みんな」と言っても良いほど誰しもが記念祭が好きでした。
当時は体育祭もこの時期にありました。一週間がまるまる記念祭。その準備もありますから中間試験が終わればお祭り気分です。
体育祭では各クラスが看板をグランドのネットに貼り付けます。自軍の名乗りのようなものです。畳サイズのものを最低でも4枚は貼り合わせたベニヤ板にペンキでクラス毎の絵を書きます。大きさ、絵柄、勝負はすでに始まっています。
体育祭の準備をするもの、記念祭の準備をするもの、下校時間まで教室にも廊下にも人が溢れていました。
記念祭は年に一回、女子聖学院との交流ができる日です。「この時」に仲良くなろうとするもの、「この時までに」「この時から」、記念祭への妄想は加速していきます。

もちろん個人差はありますが、私たちはお祭りが好きです。そのお祭りとは一体なんなのでしょうか。なぜ人はお祭りが好きなのでしょうか。

【伊藤校長ブログ】創立115周年記念祭によせて⇒コチラから

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