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こんにちは!MANNABASEチューターの田切です!

今回は、以前ブログで取り上げた、タイ研修旅行へ行ってきた生徒が自分の関心事をレポート形式でまとめ上げる「3000字レポート」の続報です。

学期末が終わり、3月頭から生徒たちのレポート執筆も本格的に動き出しました。まず、彼らは関心事をレポートにするために、「マインドマップ」を書きながら情報の関連づけをしたり、関心ごとを見つけたりします。マインドマップの作成に、チューターも一緒に入ってサポートしました。

例えば、私が担当した生徒の1人は「なぜタイでは教育のレベルに差が生じるのか」という疑問を持っていて、その生徒のマインドマップからは、「国籍の有無、貧富の差、地域差」などの情報がたくさん出てきます。下の写真がその生徒が作ったマインドマップです。

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次は、「3000字対策シート」というワークシートを使って、マインドマップで発散させた情報を整理させていきます。生徒は、教育のレベルの差の要因を、「教育を受けさせる側」と「教育を受ける側」に分けて情報を整理しました。

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簡単な作業のようにも見えますが、ほとんどの生徒はレポートを書いた経験がないので結構四苦八苦します。メンターの私たちは、そんな生徒をメールや直接の指導でサポートです!

この3000字対策シートを全員が書き上げる段階が終わればいよいよ執筆へと移ります。このレポートは後日一冊の本になる予定なので、生徒たちがどんなレポートを書いてくるのか、是非楽しみにしていてください。(MANNABASEより♪/文章・チューター 田切)

※タイ研修旅行とは:12月に実施される、中3~高Ⅲ生の希望者を対象とした10日間の研修旅行です。タイ北部チェンライ県にある「メ―コックファーム」という孤児院を訪れ、現地の少数民族の子どもたちとの交流や社会福祉活動を行います。(https://www.seig-boys.org/education/international/)

日に日に春が近づいています。

3月も後半、今日のMANNABASEは次年度に向けて一年の振返りをしました。「4月と比べて変化したことは何か?」というお題で自分たちの活動やコミュニティとして発揮した価値について見直していきます。

ふと、たくさんの付箋に書き出された意見の中で「MANNABASEに笑顔が増えた!」という一つを見つけ、何よりもうれしい成果なのではないかと思った次第です。来年度もますます楽しく!深化したMANNABASEを在校生のみなさんに届けていきたいと思います。(MANNABASEより♪ 文章:小畑)

★ご報告★

先日、インターエデュ・ドットコムの金子さんより取材をいただきました。MANNABASEの様子を、とってもわかりやすくまとめていただいた記事はこちらです↓

【スタッフ訪問記】https://www.inter-edu.com/blog/visit/school-visit/?p=2924

【エデュログアルバム】https://www.edulog.jp/seig-boys/archives/4599

 

こんにちは、MANNABASEチューターの靍岡です。

MANNABASEでは、高校一年生の理系選択生徒が二年生になってから行う理科課題研究に向けて実験テーマを決め、実験の見通しを立てるためのサポートを行っています。その名も「理科課題研究サポート」です。

今回は、3月7日に実施した理科課題研究サポートに参加したチューターへインタビューをしてきたのでその内容をお伝えしていきます!

①MANNABASEチューター小淵くんにインタビュー♪

——理科課題研究サポートはどのような形式で行ったのですか?

理科課題研究サポートでは実験テーマを決め、実験の見通しを立てるためにワークシートを使用しながら、個人ワーク、グループワークを行いました。

ワークシートの構成はプリントA・Bに分かれていて、最初は個人ワークで実験テーマについて書き、その後に班内で発表、一人一つ以上の質問をする形式で行っていました。チューターは一人につき1〜2班を担当して、ガッツリグループワークに参加しましたよ。質問やアドバイスもしました。

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この写真は生徒達がグループワークしている様子です。

ーーワークシートの内容について詳しく教えてください。

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ワークシートAでは、実験レポートを書く上で必須になる導入→仮説→実験(用具、方法)の他、現状知っていることや足りないもの(知識、調べる必要あり)について。

Bは、Aのワークにプラスして5W1Hやポイント4つを踏まえて、改善点を書き出すワークを行いました。

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②つづいて、MANNABASEチューター河野くん(以下:河野)、小川くん(以下:小川)にもインタビュー♪

——理科課題研究サポートをするにあたり生徒へどのようなサポートやアドバイスをしましたか?

河野:生徒の実験内容を見て、個人的に少し疑問に思った箇所を聞いて足りない所を自分の力で見つけ出せるようアドバイスしました。

小川:ぼくはテーマの実現性や、実験をやるだけで終わらない進め方を中心にアドバイスをしました。

——生徒と関わる上で気をつけたこと、工夫したことは?

河野:「こうしたほうがいいよー」と指導せずに、生徒が自分自身で考える時間を大切にしましたね。

小川:会話をリードできない子には言い換えのサポートをしたり、質問の仕方がわからない子には、お手本として自分が質問したりしました。

——理科課題研究サポートを終え、ひとこと感想などお願いします!

 河野:多くの生徒が真剣に自分の実験課題に取り組んでいて、生徒がこれから課題に取り組む上での良いスタートがきれたのではないかと思います!!

小川:高校生の考えることはすごいなぁと思います。自分の発想を超える面白い視点があってとても楽しかったです。やりたいことがあっても、その先を見据えて動けない生徒も多かったので、そこのサポートするのが僕たちの仕事かなと思いました。
——以上、チューター3名にインタビューをさせていただきました。先生と生徒間の関係や生徒同士の関係とは違うMANNABASEのチューターとしての立ち位置で、これからも多くの生徒をサポートしていけたらなと思います!

(MANNABASEより♪ 文章:チューター・靍岡)

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数学の一次関数、理科の水溶液濃度の問題を解くために、放課後の教室に集まった中学1年生の生徒たちが15名。今年度最後の”出張MANNABASE”(放課後の期末試験前学習サポート)が、2月26日(月)より始まりました。

 

今日の学習サポートに参加したチューターは、大学3年生の小淵君と、大学1年生の河野君のお二人です。どんな学習サポートになったのか、お二人にお話を伺いました。

 

――どんなサポートをされたのか教えてください!

小淵:数学の問題について、生徒たちと一緒に問題を解きましたね。一次関数の応用問題は、生徒たちにとってはなかなかの難題だったんじゃないかな。一人の生徒が数学の質問をしてきたら、そこに他の生徒たちも便乗して、みんな寄って来たので、みんなで解く時間もありました。

河野:ぼくは生活指導役に徹した…というか、その場にいるみんなが勉強に集中できるように、「まずは席に着いて、勉強しよう!」と、声をかけました。集中力を保てるように、ちょっと注意散漫になっていたら、「ほら、君のやることは何だい?」「今やらなくていいの?」みたいな感じです。かたや、一人で黙々と課題に取り組む生徒に対しては、静かに見守る感じですね。

 

――お二人からは、生徒たちの様子はどう見えましたか?

河野:集中するとそれが長続きしますね。賑やかだった教室も、いつの間にか静かになっていたり。彼らの、やる気スイッチはどこにあるのかよくわからないけれど…とにかく集中すると強いです。

小淵:うん、うん。(同意)

 

――今日のサポートがうまくいくために気をつけていたことや、工夫したことがあれば教えてください!

小淵:河野が環境を作ってくれたので、それを最大限活用して、ぼくは教えること・問題を生徒と解くことに集中しました。

河野:ぼくは、生徒たちの学びの環境を作ることですね。注意するというよりは、生徒たちに「やらなくていいの?」「どこ進める?」と、聞いていくんですよ。そうすると、自然と彼らも課題を始めますね。せっかく放課後に残って来ているんだから、課題は少しでも進んだ方がお互い嬉しいと思います。

 

――最後に、今日の出張MANNABASEを終えて、感想を一言ずつお願いします。

河野:サポートに入りながら、「日頃の先生たちの苦労がわかるというか、大変なんだな…当時はぼくも迷惑をかけた時期があったんだな。」と、振り返る機会になりました。当時を思い出したうえで、いまの中1の生徒に対しては、叱るとか注意するよりは、聞いていく方が良いだろうなと思っています。あとは、オンとオフをきちんとつけながら一緒にやろう!ということですかね。

小淵:今日は、ずっと生徒たちからの数学の質問に答え続けるような時間でした。手が空く暇もなく、ずっと教えるような時間も楽しいですね!是非、中1のみんなには、積極的に!この出張MANNABASEの活用をしてもらいたいです。あるものは全部使っていこう!

 

――ありがとうございました!お二人ともお疲れさまでした。

(MANNABASE♪)

2月26日(月)『関東中学校ゴルフ選手権』が、千葉県茂原市の真名カントリークラブにて開催され、本校から楠 大峻君(中学2年生)が77のスコアを出し、見事全国大会出場を決めました!!

全国大会出場枠は、たったの20名、東京からは5名の狭き門でした。

全国大会は3月28日(水)に、滋賀県の『ダイヤモンド滋賀カントリークラブ』で開催されます。皆さん、ご声援をよろしくお願いいたします。

はじめまして、MANNABASEチューターの靍岡です。今回もチューターの視点から、ブログを発信していきます!

私は2年前に聖学院高校を卒業し、現在は立教大学に通っています。大学では文学部の史学科に在籍しています。史学科ではイスラーム文化学を専攻しており、イスラーム文化から見る服飾史について学んでいます。

先日、中学2年生に向けて、“中学2年の中弛みしやすい時期に、どのように過ごすと良いか”というテーマで、生徒にメッセージを伝えるという企画に参加してきました。そこで私が生徒にどんなメッセージを伝えたかを紹介します!

はじめに生徒たちに「勉強は好きですかー?」と質問をしたところ、元気よく手を挙げてくれる生徒は1人もいませんでした。私自身も、中学2年生の頃は勉強が嫌いで、いつも勉強から逃げていたように思います。高校、大学生となっていくうちに、「中学生の頃に、もっと真剣に勉強に取り組んでいたらよかった…」と、本当に後悔しました。そんな思いを生徒たちに伝えました。

中学生の勉強を見ていると、プリントや問題集を、一度解いて終わりにしてしまう人が多いように感じていたので、同じプリントや問題集でも、2回、3回と繰り返し解くことにより、新たに気づくことがあり、理解度の向上に繋がるということを伝えました。中学生の勉強は、今後の勉強の大きな土台となる非常に大切なものなので、繰り返しの勉強をするかしないかで、大きな差がでると私は思います。

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中学2年生の生徒達に繰り返しの勉強の大切さが少しでも伝わっていたらいいなと思います!(MANNABASEより♪ 文章:チューター・靍岡)

まもなく、巣立ちと出会いの季節

中学入試が終了し、2月12日には、新入生の入学準備会が行われました。

入試期間中は、多くの受験生や保護者の方に、待合室として図書館に足を運んでいただき感謝しています。図書館で出会ったすべての方々、保護者の方も受験生も、みなさまに、心の底から春にまたお目にかかりたいと思いました。受験が終わって帰っていく背中は、大きくないはずなのに、誇らしげで、とても大きく見えました。

大学受験を控えた高校3年生も、私立大学の入試が山場を迎え、図書館で勉強する生徒は減りました。あとは、卒業を待つばかり、という生徒も増えています。

そして、若鳥が巣立ったあとは、小さなひよこさんたちがたくさん図書館にやってくる季節です。この学び舎は、111年の年月、巣立っていく若鳥と学びに来るひよこさんを見つめてきました。図書館の建物は、40年近く、それを見守っています。

春に向けて、念入りにお掃除をし、設備を見直します。先日、カーテンをロールスクリーンに付け替えました。

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作業をしていると、ボランティアで手伝う生徒の輪が広がりました。偶然、居合わせた卒業生(元図書委員です)まで参加してくれました。

「今後、何十年という単位で、このロールスクリーンはここについているよ、卒業しても見に来てね」と、生徒たちに声をかけました。手伝ってくれた生徒たちもまた、立派な若鳥として巣立っていく日が来るでしょう。

初めまして!MANNABASEチューターの田切です。

今回はチューター視点からブログを発信していきます。リアルなチューターの活動をお届けできたら、と思います。

 

私は2年前に聖学院高校を卒業して、現在は早稲田大学に通っています。大学では教育学部の英語英文学科に在籍していて、受験期も英語と現代文が大の得意科目だったので、その科目を中心に教えています!

先日、高校2年生からどう英語を勉強するべきかわからない!と言われたので、約束していたプリント(私が受験期に使っていたもの)を渡しに行きました。これと単語を勉強すれば偏差値60は切らないよ、と実際に渡したプリントが次の写真のものです。

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渡した時は、これで英語完璧になれるじゃん!と生徒はやる気を出していました。ただし、課題の投げっぱなしでは意味がないと思い、生徒とその次にあった時には、今までやった分の振り返りとこれからのやり方の相談をしました。課題の量が多かったので、生徒には、知っている範囲と知らない範囲の仕分けをしてもらい、生徒が分からない部分を私が適宜教えることにしました。

その時の様子です。

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最近は、現高校2年生もMANNABASEに来てくれることが増えたのですが、当時の私と同様に大学受験に対して言葉にならない不安を抱えているようで、生徒と接していると、その感覚がひしひしと伝わってくるのです。そんな時期、チューターという、先生よりも身近な存在が生徒に与えるアドバイスは、先生方のアドバイスとはまた違ったベクトルから生徒を支えられているのかな感じています!

 

年上でありながらも、上下の関係ではなく、横の関係に近くて、よりリアルな話をしてあげられる存在は、今の彼らにとって必要なものの一つなのかなと思います。

(MANNABASEより♪ 文章:チューター・田切)

 

12月に行われたタイ研修旅行*から帰国した32名の生徒たちは、今、旅行中の出来事について、あれこれ思いを巡らしています。

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・コーヒー栽培とビジネスの関係は、タイの経済はどうなっているのだろう?

・無国籍問題の現状を知って、その上で何を考えよう?

・現地の人と仲良くなったし、もっと生活や文化について考えてみたいなあ

生徒たちは、今、思いと経験を持ち寄りレポート執筆にチャレンジをし始めました。一人ひとりが疑問や強い興味に感じるテーマは、この3学期から6月に向けて「3,000字のレポート」になり、最後一冊の本にまとめられるそうです。そこに、今回8名のMANNABASEチューターたちが、レポートメンターとして寄り添うことになりました^ ^

▲写真は、タイ研修旅行の担当である伊藤先生と、チューター小川くんの打ち合わせの様子と、昨年度のレポートまとめ本です

今年の生徒たちからは、どんなストーリーが出来上がるか、レポートの完成が今から待ち遠しいですね!(MANNABASEより♪/文章・小畑)

*タイ研修旅行とは:12月に実施される、中3〜高Ⅲ生の希望者を対象とした10日間の研修旅行です。タイ北部チェンライ県にある「メーコックファーム」という孤児院を訪れ、現地の少数民族の子供たちとの交流や社会奉仕活動を行います。https://www.seig-boys.org/education/international/

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受験シーズン真っただ中、大学の過去問題を解くひとりの生徒が、生田先生(写真右側)のもとを訪れました。

生田先生は、MANNABASEの生みの親的存在で、MANNABASE立上げ当初から3年間、生徒とチューターを見守り続けている先生です。

「わたしも解いてみるから、ちょっと待ってね。」

と、生田先生は生徒と一緒に問題を解き始めます。なにやら難解な化学の試験問題のようです。

「ここの解き方はどうやったのかな」

「ああ、なるほど、なぜこの式になるかというとね…」

18時を過ぎ、放課後の学校が静けさを増す中、二人は解答プロセスの一つひとつをしっかりと確認し、熱心な話し合いが進んでいきました。

 

今回見た生田先生の生徒へのサポート姿は、まさにMANNABASEのチューターたちが在校生に寄り添う姿のようでした。

”子どもは親の背中を見て育つ”ではないですが、チューターたちが生徒たちのためにサポートに取り組む姿は、聖学院の先生たちから学び、吸収してきたものなのかもしれません ^^

(MANNABASEより♪)

 

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