この体験(訓練)は登下校中大規模地震に見舞われた時、まずは自らの身を守った後、学校へ戻ることを判断したという想定で行われました。
一度大地震が起これば、交通機関がマヒし、徒歩で移動せざるを得ません。
今回は学校が設定した11ケ所(学校から5km内外)の内、それぞれが選んだスタート地点から徒歩で学校に帰着する体験をしました。
いつも見慣れている都会の風景の中に潜む危険。大地震が起きたら町の風景はどのようになるのか?街中で見かける『吊看板』は大丈夫か?
ガラス張りのビルは大丈夫か?帰宅困難者支援ステーションはどこにあるのか?一時避難場所はどこにあるのか?などを各自がイメージ、確認して歩きました。
机上で考えるだけでなく、実際に体験する。これが聖学院の体験教育です。
学校帰着後は講堂にて防災学習を行い今回の体験(訓練)を振り返り、その後のホームルームでは徒歩行動訓練報告書を各自がまとめ、再度振り返りを行いました。
こうした振り返りによって、今日の体験(訓練)がさらに深められ、万が一の時の『生きる防災』のために役立ててもらいたいと思います。