
私たち動物は「客観的現実」と「主観的現実」という二つの現実認識を持っています。しかし、人類を動物と分けるものは、その間に「共同主観的現実」というもうひとつの現実認識を持ったことです。
国家や貨幣、宗教と同じように、学校もまた「共同主観的現実」です。そこでは、人々が同じ「物語」を共有し、その物語に参加することで、同じ夢を見る共同体となります。
学校にも学校の物語があります。聖学院が聖学院の物語を持っていなければ、一般的な学校の物語に吸収されてしまうでしょう。ここにはここの物語があり、「聖学院ならば、これが流儀」というものがあります。
建学の精神やスクールモットー、主体性などは、その物語のひとつのパーツにすぎません。パーツに固執して部品の寄せ集めになるのではなく、物語が成立してこそ共同体となります。共に見る夢や物語が、共同体を作っていくのです。
聖学院の物語を紡いでいきたいと思います。
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