0519朝日先生早くも梅雨のようなお天気が続いていましたが、ごきげんいかがでしょうか。

高2の古典講読では、『古今和歌集』を学んでいます。

和歌では、涙に喩えられることの多い雨ですが、今日はその『古今和歌集』から、ちょっと明るい気分にしてくれる雨の一首をご紹介しましょう!

 

雨により田蓑の島をけふ行けど名にはかくれぬものにぞありける

 

この歌は、『古今和歌集』の編者、紀貫之の作です。

 

「蓑」と名の付く田蓑の島に行ったけれど、雨から身を隠してくれなかったよ~!

 

と詠んでいます。

「蓑」は現代の雨がっぱのようなものです。

島は、「蓑」とあっても名ばかりで、ずぶ濡れになっちゃったのかな!?

遊び心の感じられる一首です。

皆さんは、風邪をひかないように、傘やレインコートでしっかり雨対策してくださいね!

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