0204城之下先生春節

 

今年の節分は2/3。ちょうど高校一年生の古典の授業があったので聞いてみたら、生徒たちからは「恵方巻を食べる!」と元気な声が返ってきました。

元は関西中心の風習だったという恵方巻がすっかりメジャーになったのは、年の数だけ豆を食べるのが年を重ねるほど大変になってくるからでしょうか……。

それはさておき、恵方巻といえばその年の「恵方」を向いて食べるもの。

今年は「北北西やや北」でした。どうやって恵方が決まっているのかというと、今年が「壬寅」年だから「壬の方位」なのだそうです。

ね・うし・とら……のいわゆる「十二支」は聞いたことがある人も多いのですが、年だけではなく方位や時間を表しているというのは普段あまり意識していなかったようです。

「正午(うま)」や「丑の刻参り(うし)」という言い方に残っていると気付いて驚いていました。

また、辰(たつ)と巳(み)の間=南東の方角を「巽(たつみ)」、戌(いぬ)と亥(い)の間=北西を「乾(いぬい)」と言いますが、人の名前にもなっているからでしょうか、「これでもう漢字も忘れない!」と言っている生徒もいました。

これを機に言葉の成り立ちや由来にも興味を持ってもらえると、国語科教員としては嬉しい限りです。

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