
成城の敷地の中には、シダ植物が繁茂している所があります。
ここは校舎で陰になっているので、
耐陰性の強いシダ植物や、
ヤツデなどの陰性植物が多く見られます。
シダは種子ではなく、コケのように胞子で子孫を増やします。
森林の下層を緑で覆い、豊かな森を作る大切な役割を持っています。
また、昔から人間はゼンマイやワラビを食物としたり、
ヒカゲノカズラを薬用としたり、様々な形で利用してきました。
実はここのシダは成城の大切な財産。
胞子をつくる時期に、理科の実験材料として利用しています。
胞子のうがどのように胞子を飛ばすのかを、顕微鏡を使って観察しているのです。
この校舎裏に、最近、シュロの幼木が生えてきました。
シュロはヤシ科の常緑樹で、鳥が種を運ぶので、色々な所に生えてきます。
南国風の外見は愛らしさを感じますが、
繁殖力がとても強いので、庭園の管理者の悩みの種でもあります。
身近な自然を観察し続けていると、時に不思議なことを発見できます。
このような発見は新たな知識を得るチャンス。
是非、調べてみて下さい。
<参考>
・成城中学校・高等学校ホームページ
<外部主催説明会情報>
・8月20日(土)・21日(日) 2011 東京都私立学校展 進学相談会
・9月11日(日) 第32回全協私立中高進学相談会