第32回定期演奏会
3月28日に「北とぴあ さくらホール」にて、第32回定期演奏会を開催します。
入場無料で、一般の方もご入場いただけます。皆様のご来場をお待ちしております。
日時 2024年3月28日(木) 18:00開演 (17:30開場)
場所 北とぴあ さくらホール(JR王子駅北口より徒歩2分)
3月28日に「北とぴあ さくらホール」にて、第32回定期演奏会を開催します。
入場無料で、一般の方もご入場いただけます。皆様のご来場をお待ちしております。
日時 2024年3月28日(木) 18:00開演 (17:30開場)
場所 北とぴあ さくらホール(JR王子駅北口より徒歩2分)
「みんなのデジタル教室」とは、人々がオンラインで批判的に考え、思いやりをもって情報を共有できるようにするためのリソースを提供したり、学校でデジタルリテラシー・デジタルシチズンシップに関する授業を展開する教育プログラム。ソーシャルメタバース企業「Meta (旧称Facebook社)」と企業と連携した授業づくりを専門とする「NPO法人企業教育研究会」が協働して開発されたプログラムです。
中学一年生が、数学統計の時間を利用して、「フェイクニュースの見分け方」という出張授業に参加しました。
授業では、「フェイクニュース」が発信される動機や、情報を受け取る側の視点を考えました。
誰かをだましたり、冗談のつもりで投稿されたりした情報は、あっという間に拡散され、多くの人に影響を与えています。
「フェイクニュース」を見分けるための様々なポイントについて、アクティビティを通じて授業が展開されました。
ひとつの記事が示されました。記事のどこに「フェイク」が仕込まれているのでしょう?自分なりに考え、周りの友だちと相談して、自分たちなりに根拠を持って発表しました。
フェイクニュースを見つけるポイントを学びました。
インターネットは適切に賢く利用しましょう。
スキル、批判的思考、共感力、デジタル上の対話力を身につけていくことが必要ですね。
毎年、本校国語科では「伊藤園 お~い お茶 新人俳句大賞」へ生徒たちの俳句を応募しています。
株式会社伊藤園主催「第三十四回伊藤園お~いお茶新俳句大賞」の入賞作品が、昨年10月に発表されました。2022年11月から2023年2月までの間に国内をはじめ世界65カ国510,688名より集まった作品は、1,921,404句。その中から、文部科学大臣賞をはじめ、入賞2,000作品が決定しました。
本校からは、中学2年生の2作品が佳作特別賞と都道府県賞(埼玉県)に、高校1年生の4作品が佳作特別賞に選ばれました。入賞作品は、今春発売される「お~いお茶」シリーズの製品パッケージに順次掲載されます。
また、団体応募学校の中で同一部門に5名以上が入賞した学校に授与される『優秀学校賞』を受賞しました。
※株式会社伊藤園「伊藤園お~いお茶新俳句大賞」、過去の作品「第三十四回」受賞作品はこちらからご覧になれます。
第三学期の始業式は、文京シビックセンター大ホールにて行いました。学校ではなく、ホールで行ったのは全校生徒にある方の話を聞いてもらおうと考えたためです。
今回、ご講演いただいたのは、本校卒業生の佐藤可士和さんでした。
佐藤可士和さんは、クリエイティブディレクターとして活躍されていて、「UNIQLO」や「くら寿司」「セブンイレブン」などのブランディングを手がけてきたことで知られています。常に、何件もの案件を担当されている中、本校の講演を依頼するのは少し臆するところもありましたが、思い切ってメールを出してみました。すると、メールを出した翌週に、快く講演を受けていただけるという返事が来て、嬉しく思うとともに、一歩を踏み出すことの大事さを実感しました。
講演前の年末に、佐藤可士和さんの職場「SAMURAI」のオフィスで打合せをさせていただきました。事前のメールで、「どんなことを話して欲しいですか」と聞かれていたことに対して、「これを話して欲しい」という具体的な考えがまとまらず、内心ドキドキしていました。事前に、生徒たちが聞いてみたいことについて、アンケートを取り、話の内容を決めようと準備していましたが、うまくストーリーを作ることができず、色々突っ込んで聞かれたら、どうしようと思いながら、オフィスに行ってしまいました。
そんな状態で打合せが始まり、私がイマイチな返答をしていると、「生徒の質問を見せてください」と言うことで、佐藤可士和さんが生徒の質問に答えてもらう形で話が進んでいきました。どのようにして、進路を決めることになったのか、剣道部のこと、マラソン大会のこと、高校時代のことを振り返って、様々なことをお話しいただきました。一通り話していただいたところで直感的に、「今、話していただいたことを、そのまま生徒に話してください」とお願いしてしまいました。
話の中で、特に印象に残ったことは「好きな感じ」というキーワードでした。最初に聞いたときは、一瞬「好きな漢字」と聞き間違え、???マークだらけでしたが、さらに聞いていくと、その感覚が理解できるようになりました。「好きなもの」ではなくて、「なぜそれが好きなのか」という感覚が大切だということでした。例えば、ゲームが「好き」ということは、ゲームをやって「人と集まること」が好きなのか、ゲームをするときの「高揚感」が好きなのかなどを意識していくと、「ゲーム」のところは別の「もの」に置き換えることができて、自分がやりたいことが深まっていくということでした。生徒に話してもらいたいことは、「正にそれです」とお伝えして、話の方向性が決まっていったのです。
最後に、佐藤可士和さんから、「最近の講演は話を短くするケースが増えてきていて、後半は対談形式ではどうですか」と提案がありました。「それはいいですね」となり、「ところで、誰と対談しましょう」と聞き返したところ「それは、校長でしょ」と言われてしまいました。私は、「えー!私ですか」と答えつつ、「例えば高校2年生の代表ではどうですか」と逃げてしまいました。この流れから、当日は生徒会長と副会長の2名と対談する形で、生徒からの質問に答えつつ、エッセンスを盛り込んでいくことになったのでした。
当日は、生徒会長と副会長の二人とも、緊張していたようでしたが、楽屋で可士和さんから声をかけていただき、だいぶリラックスした状況で本番に臨むことができたようでした。
一番の驚きは、講演の前の始業式で、佐藤可士和さんがの私のつたないパワーポイントを、袖から見ていらしたということでした。後から、そのことを聞いて、だいぶ恥ずかしくなってしまいました。
今回の講演は、かなりイレギュラーな形で実施しましたが、聞いていた生徒たちに何らかのことが引っかかってくれることを願っています。
令和6年2月11日
校長 岩本 正
受験生と保護者のみなさまへ
明日からの入試に備えて、生徒をはじめ教職員一同で準備を行いました。
受験生の皆さんは、朝早くからになりますので、暖かくしてお越しください。
なお、当日何か困ったことがあれば、教員もしくは白い腕章をつけた補助生徒に声を
おかけください。
〇中学1年生より -受験生に向けての応援メッセージ-
「緊張していると思いますが、成城での楽しい生活を目指して全力を尽くしてください。応援しています」(K.K君)
「さあ、この時がやってきた。あとは自分の力を信じて挑むのみ。全力でがんばってください!」(R.Y君)
「君の努力は必ず報われます。今までの努力を信じて頑張ってください。」(S.S君)
入試広報室
中学1年、L.H.Rの時間にタイピング大会が開催されました。
出場者以外の生徒は、各クラスのモニターで応援しました。
クラス代表選手への応援にも力が入り盛り上がりました。
今後の教育において、鍵となってくるSTEAM教育を意識して、校内を回ってみました。生徒たちは、様々なことを学んでいます。数学の部分は、時間切れで回りきれませんでした。ごめんなさい。
ちなみに、1月15日は本校の創立記念日です。創立139年となりました。
東京大学の森林圏生態社会学研究室が行っている研究「森林環境教育におけるVR ゲーム教材の利用可能性」に、中学2年生約20名が協力しました。
この研究は、VRを活用する教育の効果と可能性を検討するもので、ゲームを通して日本の森林を荒廃させている原因を学ぶ内容です。
調査は12月25日(月)、1月4日(木)、1月11日(木)の3回に分けて行われ、参加した生徒たちはVR空間に拡がる森林の中を楽しく散策していました。
調査の間、他学年の生徒たちも、「何をやっているんですか?」と色々と質問をしてくれました。生徒の中には、コンピューターグラフィックスに関心がある子もいるので、思わぬ形で世界が広がった生徒もいたようです。
関係の皆様、ありがとうございました。
国連のアントニオ・グテーレス事務総長は、2023年7月、「地球温暖化の時代は終わり、地球沸騰の時代(the era of global boiling)が来た」と述べました。「地球沸騰化」という言葉が強く印象に残っています。この問題を解決していくためにどのようなことを学んでいけばよいでしょうか?
気候のメカニズムを紐解いていくのは自然科学、実際に行動を起こすためには政治や経済の力が不可欠でしょう。理系・文系といったくくりではなく、広くつなげて深く考察することが必要になってきますね。
先日、冬期講習の一環で福島県浜通りの震災地での野外調査へ同行しました。
(※校長だより 福島県浜通りでの野外調査 )
復旧・復興が進んでいるにも関わらず、いまだ居住者がほとんど帰還していない町もありました。一方でホテルには復興作業に携わる方々が多く滞在されていました。復興庁の設置期限が延長されたものの8年後には作業撤退が決定しています。
以降は、それぞれの力で事業を存続させていく必要があります。これらのことも、現地に行って実際に見て、様々な人から話を聴いて分かったことでした。話を聴き、知見を広げる、考えるきっかけともなっていきますね。外へ出て、人の話を聴くことは大切です。
「学習せる知識技能は常に之を日常生活に応用することを力むべし。深淳なる知識技能は、蓋し応用醇熟の結果なり。」
学校で勉強したことを社会に出て生かしたときに、それが本当の知識や技能となっていくのです。
今年も残り10日余りになりました。感染症も流行っています。注意しましょう。元気に、来年の始業式で会いましょう。
岩本校長の挨拶より
12月の期末考査が終わった週末、高校1・2年生希望者対象に、福島県浜通りの震災地での野外調査が1泊2日で実施されました。福島県の熊野町、双葉町、浪江町で震災の状況を見学したり、復興途中の現場を見学してきました。個人的なことになりますが、私は福島県浪江町で生まれで、母親の実家があることから、今回の調査見学に一部同行させてもらいました。避難指示が解除されてから、何度か浪江町を訪れていますが、行く度に少しずつ風景が変わっていって、復興が進んでいる様子がわかりました。
初日は東京から常磐道を経由して、浪江町にある「震災遺構 浪江町立請戸小学校」を見学しました。請戸小学校は、海から300mの位置にあり、地震後に津波の被害を受けたのですが、当時在校していた生徒・教職員全員が無事に避難することができました。その後、津波の被害などを後世に伝えるために、震災後の状態で学校を残しています。
2日目は、双葉町にある「東日本大震災・原子力災害伝承館」を見学したのちに、東京大学の開沼博先生によるワークショップに参加しました。話を聞くだけではなく、オンラインによるフォームで震災や原子力発電に関する問いに答え、さらに回答を共有することで見学したことの振り返りが行われました。最後に、防災すごろくを使って、実際に災害が起こる前に何をすべきかについて、学びを深めました。
東京から200km以上離れた地にやってきて、決して楽しいことではないことを学びに来てくれた生徒たちに敬意を表します。自分たちの意思で、学ぼうとする姿勢は立派であり、きっと何らかの形で心に残り続けることと思います。ここから、何か課題を見つけて、チャレンジして言ってくれることを願っています。
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