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長崎修学旅行3日目は、午前中は長崎市内班別自由研修です。各班で計画した見学地を予定通りにめぐり、昼食を済ませて時間までに集合場所に集まれるでしょうか。・・・引率教員としてはとても不安な日です。そして午後は「軍艦島」見学です。前日の夜の研修会で学んだことを実際に上陸して見学します。
上の写真はグラバー園です。ここから先は班行動となります。われわれ引率教員もこの日は一人一人別行動をとり、生徒がたちよる見学地を巡回します。運が良い班は、最後まで教員と出くわさずに集合場所に着くこともあります!?
次の写真は、主な見学地です。どこか分かりますか?正解は↓
(正解)
1段目:孔子廟
2段目:出島・眼鏡橋
3段目:諏訪神社・大浦天主堂・オランダ坂
集合場所は長崎港フェリーターミナルの近くの小さな桟橋(上の写真右)。ほとんど桟橋がある事に気付かない分かりづらい場所ですが、一班を除いてきっちりと集合しました。まあ、上出来でしょう。
高速船に乗船して出港です!途中、湾周辺に見られる様々な施設などの説明を受けながら20分ほどすると、いよいよ軍艦島が見えてきました。
軍艦土佐に似ている事から名づけられた軍艦島の島影が見えてくると、生徒達は身を乗り出してきました。島を半周してからいよいよ上陸です。
島の見学コースには途中3ヶ所の「見学所」があり、ガイドの方から説明を受けました。ガイドの方は昨夜の研修会で講義をしてくださった方です。
最初は少し冗談を交えながら、高校生が退屈しないように配慮して話して下さっていましたが、ここはご本人の故郷です。話が進むにつれ、様々な思いがあふれ出し、重たく静かな口調になって行きました。目の前の廃墟群とリアリティーあふれるお話に、生徒達もいつの間にか無口になり、真剣な表情で聞き入っていました。現代に生きる子供達にとって、それはあまりにも重たいお話だったのでしょう。
<日本で最初の高層鉄筋住宅が建設されるなど、かつては「近未来都市」とまでいわれたこの海底炭鉱の孤島が、いまは日本の近代化遺産として朽ちてゆくままにされている姿は、まさに人類が資源を食い尽くした後の地球の未来を物語っている>という言葉が、個人的には一番印象に残りました。帰りの船のデッキで遠ざかってゆく軍艦島を見つめ続ける生徒達は、何を思っていたのでしょうか...。
上の写真は、21時の室長会議の様子です。毎日夕食・入浴後にあつまり、諸注意を伝達します。室長は部屋に戻りメンバーに説明して、翌日の行動を確認しあいます。この室長会議こそ、団体行動の要かもしれません。
長崎修学旅行は3日目までは晴天に恵まれ、この夜も素敵な夜景を堪能できました。
なお、長崎1・2日目の様子はこちらをご覧下さい。
長崎① 長崎②
また「沖縄コース」の様子はこちらをご覧ください。
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